卓球部

2013.09.19

第2回日本リーグ・日学連対抗ドリームマッチ シングルス 9月15、16日 新潟・新発田市カルチャーセンター

社会人相手に収穫

課題のバックハンドで得点を奪った大島

課題のバックハンドで得点を奪った大島

 最高峰の戦いで、大きな収穫を得た。昨年より、東日本大震災支援大会として始まった日本リーグ・日学連対抗ドリームマッチ。ことしも多くの卓球ファンの前で、日本卓球界を代表する選手たちがハイレベルな戦いを繰り広げた。早大からは男女合わせて3名が選出。いずれも予選突破はならなかったが、大島祐哉(スポ2=京都・東山)は世界選手権パリ大会個人戦(パリ大会)代表の張一博(東京アート)と接戦を演じるなど、強敵相手に互角の戦いぶりを見せた。

 世界を舞台にする相手に、確かな成長の証を見せた。予選グループC組の大島は、パリ大会代表の張一博と対戦。ここで勝った方が準決勝進出という一戦で、実力者相手に力を出し切った。何より良かったのは、課題とするバックハンドだ。以前までは振り切れずにミスが出ることも多かったが、今回は勢いよく振りに入った。無駄な失点を防ぐだけではなく、得点につなげることで相手を圧倒。また、張の固いブロックに打ち勝つ場面も見られ、会場は大いに沸いた。しかし、第2ゲームを奪いゲームカウント1-1にした後、流れをつかみ切れない。張から繰り出される質の高い一球一球を攻略できず、ゲームカウント1-4で敗戦。「相手の方が強いということ」(大島)と、手応えと同時に実力差も痛感した。

バックハンドで応戦する高橋

バックハンドで応戦する高橋

 一方、女子は社会人の壁の厚さを思い知らされた。予選グループC組の高橋と対するは、北京五輪代表の福岡春菜(中国電力)。回転量の分かりづらい相手のサーブに苦しめられ、攻撃で先手を奪うことができない。それでも福岡のバックの異質ラバーに対応し、何とか応戦したが、ゲームカウント1-3で敗れた。地元新潟開催ということで、出身高校の後輩も多く駆け付けた今大会。「自分のやることがなくなってしまった」(高橋)と、後輩たちの前で本来の力を発揮することができなかった。また、佐藤風薫(スポ1=岡山・就実)は大会を通して強打でのミスが目立ち、惨敗。課題の攻撃力が露呈した形になった。

 同じモーションから幾多のサーブを繰り出すなど、経験を積んだベテランならではのプレーの数々。早大勢の結果は予選敗退と奮わなかったが、学ぶことは多くあった。「自分の得意な技を増やしたい」(高橋)というように、今後は技のレーパートリーを増やし、いかに組み合わせていくかが課題となるだろう。11月の全日本大学総合選手権個人の部(全日学)までに、更なるレベルアップが期待される。

(記事、写真 栗坂美祐)

結果

▽男子
予選Cブロック 大島 2位
○3-1藤木祥二(中大)
○3-0濱川明史(日鉄住金物流)
●1-3張

▽女子
予選Cブロック 高橋 4位
●1-3鈴木李茄(専大)
●0-3狭間のぞみ(十六銀行)
●1-3福岡

予選Dブロック 佐藤風 4位
●0-3松澤茉里奈(淑大)
●0-3小野思保(日立化成)
●0-3阿部恵(サンリツ)

コメント

大島祐哉(スポ2=京都・東山)

――シングルス振り返って

色んなことを試すことができたので、個人的には良かったと思います。

――張(一博)選手との試合では、張選手の固いブロックに打ち勝つ場面も見られました

そうですね、別にやりにくい相手ではないので、やはりもう少し序盤からバックハンドを振っていかないと厳しかったかなと思いました。中盤からいい感じで入ってきたんですけど、少しそこからだと遅かったのかなと思います。

――2ゲーム目を接戦の末にものにして、そのまま流れをつかみたいところだったと思いますが

流れはきてたんですけど、相手の方が強いというところで流れをつかめなかったですね。実力は張選手の方が上ということですね。

――張選手のどんなところを強いと感じましたか

派手なプレーはないんですけど、しっかり入れるボールだったり、つなぐボールだったり、質の高いボールをどんどん打ってくるので、それに対応できなかったのかなという風に思います。

――課題であるバックハンドは今回良かったのかなと思いますが

そうですね、ずっと練習してきているので、大会を終えるごとに徐々にバックハンドも良くなってきて、成長してきているなという風に思っています。

――軽部(隆介、シチズン)選手に勝ち、松平賢二(協和発酵キリン)選手ともフルゲームまで競るなど、強敵にも互角の試合ができていることに関して、どう感じていますか

そうですね、自分の力も上がってきて、互角に戦えるようになってきました。でも、最後勝ちきれないというところがまだまだあって、そこの原因は1本2本のミスだと思うので、それを突き詰めていけば、そういった選手にも勝てるようになると思いました。

――1本、2本のミスというのは

サーブが台から出てしまったり、台上で1本フリックしなければいけないボールを、ストップして浮かせてしまったりだとか、そういう1本2本のミスがすごくもったいないので、もっともっと精度を上げていかなければいけないのかなと思います。

――今大会をどう全日学につなげていきたいですか

良かったところが、今回の試合で言えば多くて、特にバックハンドがすごく良かったので、それを継続して強化していけば、優勝できると思うので頑張っていきたいなと思います。

高橋結女(スポ2=新潟産大附)

――シングルス振り返って

日本のトップレベルの選手たちと試合をさせてもらって、サーブレシーブがすごくうまいなと感じたのと、引き出しがいっぱいあるというか。技の種類がたくさんあってそれをうまく組み合わせてこられて、自分のやることがなくなってしまうというのが結構あったなあと感じました。

――サーブレシーブはどういう点でうまいなと感じましたか

回転が分かりづらくて、同じモーションから違う回転がくるんです。しかも回転量の差が大きくて、対応しきれなかったという感じですね。

――逆に通用した部分は

福岡さんとの試合で言ったら、(福岡選手の)バックがかなり異質なので、ミドルからフォアの方に行くと、薄いラバーで飛ばないラバーを使っているので、少し浅く入ってきたのを、打って点数を取っていたなという感じがしました。

――地元の新潟開催ということで応援している方もたくさんいました

いやーちょっと期待に応えられなくて、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

――出身高校の後輩たちからの応援は心強かったですか

そうですね、高校に戻った感じがしました。

――試合の出来で言えば、もうすこしできたかなという感じですか

もうちょっとしなければいけなかったかなという感じですね。

――どこに対してそういう思いがありますか

ちょっと浅くなるとすぐに相手に打たれてしまうので、つなぐボールとかでも甘いボールにならないようにして、自分の攻撃にちゃんとつなげるところをしっかりやっていかないといけないなと思いました。

――これをどう全日学につなげていきますか

ビデオも撮ってあるので、サーブレシーブとかラリーになる段階でもうすこし自分の得意な技を増やして、ラリーになったらコースを突いていけるようにしたいなと思います。

佐藤風薫(スポ1=岡山・就実)

――シングルス全体を振り返って

みんな強くて、いい機会だったし、自分の課題も見つかってとてもいい勉強になったと思います。

――どこらへんが強いと感じましたか

社会人の人とかはサーブレシーブとかコース取りがうまくて、1本ほしいときにこれ出したら取れるというボールを持っていたので、そこがうまいと思いました。

――見つかった課題というのは

もっとサーブで点が取れるようにするのと、結構ボールを拾うことはできていたので、攻撃力かなと思いました。

――もっと早めに仕掛けるということですか

はい。

――今回は早めに仕掛けることはできましたか

結構打ちにいってみたりはしたんですけど、タイミングが合ってなくてミスも多かったので、そこが凡ミスになってもったいなかったなと思います。

――凡ミスをどう減らしていこうと思っていますか

帰って、チームの先輩や同期の子に色々なボールを出してもらって練習していきたいと思います。

――この大会をどう全日学につなげていきますか

強い人のボールとかを受けてみていい経験になったので、それを生かして、見つかった課題を練習につなげていきたいと思います。