柔道部

2013.09.04

東京学生体重別選手権 9月1日 日本武道館

蛯沢・井上、全日本への出場権を獲得

 厳しい残暑が続く中、日本武道館では東京学生体重別選手権が開催され、全国への切符をかけた熱い戦いが繰り広げられた。早大からは男子15人、女子8人の計23人が出場し、男子66kg級の蛯沢敏生(スポ2=埼玉・蕨)と男子90kg級の井上昂亮(社1=山形工業)が全日本学生体重別選手権(全日本)への出場を決めた。また、男子90kg級の林孝樹(スポ1=富山・小杉)と100kg級の圓山泰雄(社1=島根・作陽)も健闘を見せたがともに3回戦で惜敗した。一方の女子では57kg級の長山実樹(社2=国学院栃木)が3回戦に駒を進めるも全日本の舞台にはあと一歩及ばず、無念の敗退となった。

得意の内股で一本勝ちを収める蛯沢

 全日本出場を目標に掲げ大会に臨んだ蛯沢。得意の内股で2回戦を勝ち進み、順調な滑り出しを見せる。続く3回戦も内股での一本勝ちで突破。このまま勢いに乗るかに思われたが、準々決勝では中大の選手に苦戦を強いられ優勢負けを喫する。「まだまだ気持ちが足りなかった」と実感するも、周囲の期待に応えるため気合いを入れ直し臨んだ代表決定戦では見事な内股を決め、全日本出場権をもぎとった。

攻めの柔道で全日本出場権を獲得した井上

 一方、井上は腕ひしぎ十字固めで1回戦を突破したが、2回戦では相手にポイントを取られる苦しい展開となった。しかし、「意地でもポイントを取り返してやろう」と意気込み相手に食らいつき、見事3回戦へと駒を進める。「実力差のある相手」(井上)との対戦となった3回戦ではなすすべもなく敗退、また「気合いが空回りして、自滅に近い形となってしまった」と語る代表決定戦1回戦では体落としで敗北するも、背水の陣で臨んだ代表決定戦2回戦。のしかかるプレッシャーの中でも危なげなく自分の柔道を貫き、慶大の選手を下して全日本出場を決めた。

 全日本への役者は出揃った。来る9月28日にむけ、「内容としては、まだまだ未熟な部分がある」(蛯沢)「今回の大会でいろいろな課題が見えてきた」(井上)と語る両者はさらなる飛躍を目指す意気込みをみせた。さらに、今大会の結果からワセダは全日本学生体重別団体優勝への出場が決定し、惜しくも個人戦では全国への切符を逃した選手にも雪辱を果たす機会が与えられた。早大柔道部の今後の活躍から目が離せない。

(記事 山本葵、写真 野宮瑞希、平岡櫻子)

結果

男子
▽60kg級
古川、山田 一回戦敗退
▽66kg級
蛯沢 準々決勝敗退(代表決定戦に勝利し、全日本出場決定)
▽73kg級
吉原 一回戦敗退
小林、吉野 三回戦敗退
▽81kg級
浅賀 二回戦敗退
▽90kg級
井上 三回戦敗退(代表決定戦に勝利し、全日本出場決定)
林 三回戦敗退
▽100kg級
熊田 一回戦敗退
圓山 三回戦敗退
▽100kg超級
キアラシ、長谷川 一回戦敗退

女子
▽52kg級
佐藤 二回戦敗退
▽57kg級
五十嵐、市場 二回戦敗退
長山 三回戦敗退
▽63kg級
金子、山口 一回戦敗退
▽70kg級
佐々木 一回戦敗退
▽78kg級
小林 二回戦敗退

コメント

蛯沢敏生(スポ2=埼玉・蕨)

――きょうの試合を振り返って

目標だった全日本(全日本学生体重別選手権)への出場を決めることができて、よかったです。でも、内容としては、まだまだ未熟な部分があるので、これから精進していきたいと思います。

――3回戦までの手応えは

得意の内股が決まって全て一本勝ちできていたので、よかったですね。

――準々決勝での敗因は

まだまだ気持ちが足りなかったのかなと思うので、その部分だと思います。

――そこから代表決定戦へはどのように気持ちを切り替えて臨まれたのですか

サポートしてくれる人たちが、試合の合間にマッサージとかをしてくれて、そういう人たちのためにも勝たなきゃなという思いで、気合を入れて臨みました。

――全日本への意気込みをお願いします

全国でも自分の実力を発揮できるように、がんばります!

井上昂亮(社1=山形工業)

――全試合を振り返って

1回戦は自分の柔道をして勝てたのですけど、2回戦はポイントを取られてしまって。危ない試合をしていたと思いますが、意地でもポイントを取り返してやろうという気持ちで頑張りました。その後の試合で二回立て続けに負けてしまったのは自分の実力不足だったと思います。敗者復活戦の一番最後の試合は相手が慶応ということもありプレッシャーもあったのですけど、危なげなく勝つことができてよかったと思います。

――3回戦・敗者復活戦1回戦で負けてしまってからの敗者復活戦2回戦となりましたが

3回戦目は結構実力差があって何もできずに負けてしまったので、1回目の敗者復活戦はとってやろうと思っていたのですけど。その気合いが空回りしてしまって、自滅に近い形になってしまいました。自分の甘いところがでた結果だと思うので、もう少し試合経験を積んで落ち着いた試合運びができるようになりたいです。

――早稲田に入学してからの自分の成長を感じましたか?

成長したというよりは、自分の課題がたくさん見えてきたという感じです。今後も頑張っていきたいです。

――全日本への意気込みをどうぞ

今回の大会でいろいろな課題が見えてきたので、それを全日本までの期間に克服できるようにしっかり練習に取り組んでいきたいです。ルールもまた変わるようなので、そのルールに合った柔道を身につけて活躍できるよう頑張ります。