相撲部

2013.09.02

第40回東日本学生相撲個人体重別選手権 8月31日 東京・靖国神社相撲場

個人体重別で塚本主将と前川が3位

 ことしも靖国神社相撲場で開催された東日本学生個人体重別選手権。夏合宿を終えてたくましくなった早大相撲部の選手たちが挑んだ。部員にとって3ヶ月ぶりの公式戦であったこの大会。ひと夏を越え、一回り大きくなった姿が見られた。6人の選手が出場し、主将の塚本直紀(スポ4=鳥取城北)、前川晋作(社1=東京・早実)、同好会所属の中田敦志(社1=埼玉・大宮)の3人が全国学生個人体重別選手権(全国)への切符をつかんだ。さらに塚本主将と前川は3位入賞という輝かしい成績を残した。室伏渉監督(平7人卒=東京・明大中野)も「6人出場して3人が全国に出場が決まったことは非常に大きい」と、この結果には満足しているようだ。

立ち合いで相手に鋭い視線を送る前川

 塚本主将、前川ともに、順調に予選トーナメントを通過し、決勝トーナメントへ駒を進めた。迎えた決勝トーナメント。まず登場したのは75kg未満級の前川だった。準々決勝では、立ち会いから積極的に攻めていく。「夏合宿の練習の成果が出せた」(前川)という言葉通り、そのまま粘り、寄り切りで勝利を収めた。勢いそのまま臨んだ準決勝では、相手のまわしを取ったのは良かったが、激しい争いの末に背後を取られてしまった。決まり手は相手の上手投げ。惜しくも決勝には進めなかったが、1年生ながら3位入賞と、今後の活躍が楽しみだ。

 一方85kg未満級に出場した塚本主将の準々決勝では、両者一歩も譲らず、膠着(こうちゃく)状態が続いた。緊張感が張り詰める中、虎視眈々(たんたん)と狙った塚本主将の冷静な判断と素早い動きで、相手を寄り倒した。しかし、決勝戦進出をかけた準決勝では、立ち会いから相手の素早い当たりに押され、土俵際に追い詰められる。そのまま上手出し投げで敗れてしまった。それでも主将としての威厳のある堂々とした試合で、3位に輝いた。

得意の組相撲を狙う塚本

 優勝を狙っていたという塚本主将は「一応3位にはなったんですけど、嬉しくはない」と悔しさを噛み締めた。全国の舞台では、前川は入賞、塚本主将はきょうの試合のリベンジで優勝を目指すと、笑顔で意気込みを語ってくれた。早大相撲部は、主将の塚本自身が積極的に練習をして、後輩たちに背中を見せることで、自主的に練習をさせている。今月行われるリーグ戦、そして体重別の全国大会では、自らやる練習で、肉体的にも精神的にも強くなった相撲を見せてくれることだろう。

(記事 田々楽智咲、写真 加藤万理子)

表彰状を手にする前川(左)と塚本

結果

▽65kg未満級

中田敦志

予選1回戦

対池田(東大) 押し出し○

準々決勝

対横澤(新潟大) 寄り切り●

▽75kg未満級

前川初段

予選2回戦

対平尾初段(日体大) 寄り切り○

準々決勝

対柳井(国学院大) 寄り切り○

準決勝

対白井参段(日体大) 上手投げ●

第3位

▽85kg未満級

塚本参段

予選1回戦

対羽鳥(東北大) 引き落とし○

予選2回戦

対柴岡初段(日体大) 寄り切り○

準々決勝

対堀田参段(東洋大) 寄り倒し○

準決勝

対杉山参段(日大) 上手出し投げ●

第3位

▽100kg未満級

上坂拓矢

予選2回戦

対岡田初段(法大) 寄り切り●

▽115kg未満級

小山弐段

予選1回戦

対小賀坂弐段(法大) 寄り切り●

135kg以上級

榊原参段

予選2回戦

狩俣参段(国士舘大) 寄り切り○

予選3回戦

対中村参段(日体大) 押し出し●

コメント

塚本直紀主将(スポ4=鳥取城北)

――3位入賞おめでとうございます。いまのお気持ちを聞かせてください

一応3位にはなったんですけど、嬉しくはないですね。やっぱり優勝したかったので、3位というのはちょっと悔しいです。

――きょうの取り組みを振り返っていかがでしたか

負けた試合以外は自分でも良かったと思います。いつも相手に合わせて結構長い時間になってしまうのですが、きょうは早く回しを取って早く相撲を取れたので、そこが良かったかなと思います。準決勝では、あまり冷静でなかったと思います。勢いでいってしまった感じがありますね。

――4年生として相撲部を引っ張っていく上で、普段の練習で工夫していることはありますか

皆ができるだけ自主的にやってくれるような感じにしているんですけど、なかなかそれも上手くはいかないんですけど。言ってやるというよりは、自分がやって、皆がそれを見てちょっとでもやってくれれば良いかなと思っています。

――9月22に行われる全国学生個人体重別選手権(全国)に向けて意気込みをお願いします

では、優勝!と言っておきます(笑)。

 

前川晋作(社1=東京・早実)

――いまのお気持ちをお聞かせください

団体の東日本学生選手権で負けてしまって悔しかったので、結果が残せて良かったです。

――きょうは初戦から相手のまわしをとり、粘る試合からの勝利という形が多かったように見えましたが、いかがですか

練習通りできたので良かったと思います。

――合宿はとても厳しいトレーニングだったと伺いましたが、練習の成果は出せたということでしょうか

地力は少しずつついているかなと思います。

――準決勝での一番の敗因は何だと思いますか

立ち会いで少し当たりがずれてしまって、自分が先でちょっと早くて、待ったかなと思って横を向いてしまったことです。

――日頃の体重の管理などはどのようにしているのですか

合宿でとにかくたくさん食べて、ある程度まで体重を持っていって、そこから減らさないように自分で調整しています。

――全国へむけて、意識していきたいこと、意気込みを教えてください

入賞できるようにしたいので、日々練習して行きたいです。