漕艇部

2013.08.24

第40回全日本大学選手権 予選・敗者復活戦 8月23日 埼玉・戸田ボートコース

男女ペアが決勝進出!

 大会二日目は、予選に女子舵手なしペアと男子舵手付きペアが登場。2クルーともに目立ったミスもなく順当にあさっての決勝に駒を進める一方、準決勝進出をかけて5クルーが敗者復活戦に挑んだが接戦をものにできず相次いで敗退。そんな中、対校メンバーをそろえた男子エイトが本領を発揮し、悲願の優勝に望みとつないだ。

★序盤から大差で勝ち取る

 「女子舵手なしペアに出場した谷川早紀(スポ3=今治谷・愛媛)・坂内千紘(商3=日比谷・東京)クルー。「自分たちはスタートが得意」という谷川の言葉の通り、序盤から他艇を寄せ付けない見事な漕ぎを見せ、大差で準決勝へと駒を進めた。危なげないレース展開を繰り広げていたように見えたが、レース後の振り返りでは、中盤のタイムの落ち幅やリズムについてなど、好調の中でも厳しくかつ冷静に課題を分析。「優勝します!」(谷川)と力強く語ったその目は、女子部の目標である『全種目完全優勝』を早くも見据えている。

(記事 須藤絵莉、写真 栗坂美祐)

★危なげなく、決勝進出決める

 インカレ優勝に期待がかかる男子舵手つきペアが、危なげなく決勝進出を決めた。「練習の延長線上」(正垣)という言葉通り、序盤から冷静にレースを進める。スタートで他艇より頭一つ抜け出し、他の3艇の様子を伺いながら終始レースを展開。前半に5レーンの龍谷大がペースを上げ、差を詰められるものの並ばれることはなく、後半で力の差を見せつけた。ただ、あさっての決勝では、優勝候補の日大には予選で6秒の差をつけられており厳しいレースが予想される。「冷静に分析して決勝に臨みたい」と正垣も語るように、予選で見せた冷静さも一つ大きな優勝へのカギとなるだろう。

(記事 田島光一郎、写真 加藤千暁)

★後半に追い上げるも半艇身差で敗れる

 男子舵手付きフォアが敗者復活戦に登場。前日の予選にて3秒差で勝利していた同大との一騎打ちとなった。スタートから主導権を握りたかった早大だったが、逆に同大にリードを奪われる苦しい展開に。中盤の1000メートル地点ではその差は1艇身ほどに広がってしまう。ラストスパートで追い上げを見せて半艇身差まで詰め寄ったが、力漕及ばず2位に終わった。レース後、主務から選手へ再転向した2番・出町奉丈(スポ4=青森)は、「選手への復帰を認めてくれた他のマネージャーに対して勝たなければと思ったが、不甲斐ない結果に終わってしまった」と語った。チームメイトへの感謝を胸に、今後も挑戦を続けていく。

(記事 八木瑛莉佳、写真 田島光一郎)

★見事な追い上げみせるも悔しい敗戦

 準決勝進出をかけ敗者復活戦に挑んだ男子舵手なしクォドルプル。ここで勝てなければインカレ敗退が決まる大一番だ。スタートで飛び出しリードを奪ったのは東経大。早大は必死で食らいつくがレース中盤になってもその差はなかなか縮まらない。しかし、「絶対にこれで終わりたくない」(白濱勇輝、政経4=東京・早大学院)というクルー全員の強い気持ちが艇を加速させた。勝負の第4クオーター、早大は一気に速度を上げ、東経大とのし烈なデッドヒートに。だが気迫の追い上げもむなしく、わずか1秒の差で準決勝進出は叶わなかった。

(記事 末永響子、写真 加藤千暁)

結果

▽女子舵手なしペア(S:谷川、B:坂内)…1着【決勝進出】

▽男子シングルスカル(川田)…2着

▽男子舵手付きペア(C:中村、S:田崎、B:正垣)…1着【決勝進出】

▽男子ダブルスカル(S:丹下、B:菅原)…3着

▽男子舵手付きフォア(C:藤川、S:小坂、3:寺田、2:出町、B:武田)…2着

▽男子舵手なしクォドルプル(S:白濱、3:藤井、2:角南、B:杉山)…2着

▽男子対校エイト (S:長田、7:新藤、6:竹内、5:是澤、4:山下、3:和田、
2:鈴木、B:青松)…1着【準決勝進出】

コメント

丹下翼(スポ1=愛知・旭ヶ丘)

――きょうのレースを振り返ってどうでしたか

レースの距離が高校生は1000メートル、大学は2000メートルということで、後半の1000メートルで大学のレースというものを思い知りました。

――後半で差をつけられてしまいましたね

そうですね。やはり体力面、精神面、技術面で足りない部分が多くあったなと思います。

――全日本を終えて、よかったところや収穫を教えてください

お互い1年生で2人乗りに出させていただいて、大学のレースがどんなものかということがわかってきました。あと、自分の課題も見つかりました。それにやっぱり、レースは楽しくてわくわくします。その気持ちでこれからもがんばっていこうと思えました。

――課題という言葉が出ていましたが、具体的にどんなものですか

体力、精神力、それに技術です。特に精神面は、そのへんにいる大学生のクルーたちに比べるとまだまだだなと感じました。苦しくなった時に乱れたり、二人の息が合わなくなったり。あとはどこまで自分の限界が引き出せるかというところで差が出てしまいました。

――では最後に、今後の意気込みを教えてください

今回は1年生としてこういう大きなレースに出られたので、他の1年生たちを引っ張っていって、強いワセダを作り上げようと思います。

杉山史門(スポ4=静岡・沼津東)

――きょうのレースを振り返って

率直に残念という気持ちが大きいです。

――どのようなレースプランで臨んだのですか

スタートにそれほど自信がなかったので、スタートはとにかくついていって、第2クォーター、第3クォーターの中盤で相手からリードを奪おうっていうレースプランだったんですけど、中盤で相手に追いつくことができずに結局最初のリードを引きずられてしまったなっていうのがレースの内容だったと思います。

――きのう行われた予選のレースに関してはいかがでしたか

自分たちが練習してきたことを出せなかったかなと。ちょっと硬くなってしまって、ミスオールがでて、自分たちが思うようにレースができなかったというのがきのうの感想です。

――予選のレースを受けてきょう心掛けたことは

とにかくリラックスということと、練習でいつも通りやってきたことをやっていこうということだったんですけど、やっぱりちょっと硬くなってしまって、スタートで相手にリードを許す展開になってしまったのだと思います。

――今回のクルーはどのようなクルーでしたか

勢いは凄くあったと思っています。逆に勢いがあるときと、(勢いを)出せないときの波が激しくて、型にぴったりはまることができればこれ以上ないクルーだったと思うんですけど、そうじゃないときは粗削りなところが目立ちます。4年生と2年生のクルーなんで、ちょっとでこぼこ感があったかなという印象があります。

――今回が最後の全日本学生選手権(インカレ)でしたが、いまのお気持ちは

そうですね…。ちょっと整理に時間がかかりますね。

――全日本選手権に向けて

次が本当に有無を言わさず最後のレースになるので、そのクルーでやってきたことだけじゃなくて、4年間自分がここでやってきたことを全部出せるように、悔いの残らないレースをしたいと思います。