庭球部

2013.08.11

関東学生選手権 8月9日 埼玉・秩父ミューズパーク

シングルスを制し、決勝へつなぐ

 関東学生選手権(夏関)も大会6日目を迎えた。灼熱(しゃくねつ)の太陽の下、準決勝では熱戦が繰り広げられた。早大からは、宮地真知香(社2=愛知・折尾愛真)と吉冨愛子(スポ2=愛知・椙山女学園)がシングルスに出場し決勝進出を決めた。ダブルスでは間中早紀(スポ3=東京・早実)・宮地組が激戦を展開するも準々決勝で敗退した。

鋭いリターンからブレークを重ねた吉冨

 吉冨は集中力を発揮し、粘り強いテニスを見せた。順調な滑り出しを切ったものの、ブレークバックを許す。ゲームカウント3-3に詰め寄られるが、徐々にリズムをつかみ主導権を握ると、6-3で第1セットを制す。第2セットも調子を崩すことなく、着実にポイントをつかむ。第3ゲームではジュースの続く場面があったが、スマッシュを決めるなど冷静にポイントを重ね、6-0で勝利を収めた。一方、宮地は第1セットから波乱の幕開けとなる。思うように試合を運ぶことができず、タイブレークの末にこのセットを落とす。続く第2セットでは宮地が奮起する。「勝負にこだわらないでしっかり振っていこう」(宮地)と、粘りを見せる。準決勝という場で両者の力が拮抗(きっこう)する中でも宮地が強さを見せ、6-0でこのセットを奪う。最終セットでは集中力が途切れる場面もあったが、ゲームカウント6-4とし、決勝進出を果たした。

 シングルスで決勝進出を果たした宮地は間中とダブルスを組み、準々決勝に挑む。第1ゲームでブレークを奪い、幸先の良いスタートを切る。第4ゲームから第6ゲームでは、早大が相手の隙を狙うボレーを決め、相手を翻弄(ほんろう)する。さらに、サービスポイントを得て6-3で第1セットをつかむと、続く第2セットで間中のジャンピングボレーが炸裂し3-0となり、早大有利かに見えた。だが、第4ゲームから徐々にリズムを崩し始める。接戦の末、タイブレークで落とす。体力が途切れたためか、最終セットは力尽き、敗戦。悔しい結果となった。

第2セットを奪われ悔しがる間中・宮地組

 女子は準々決勝で全てのペアが敗退したが、シングルスの決勝には吉冨と宮地が残った。勝利への執着心と冷静さ見せ、全試合をストレート勝ちしてきた吉富。一方、宮地は単複共にフルセットの試合が続く中、粘り強い底力を発揮してきた。決勝を制するのはどちらか――。ワセダの同士討ちが見られる、シングルス決勝に注目が集まる。

(記事 久良佳菜子、写真 松下優)

結果

▽女子シングルス

準決勝
○吉冨6-3、6-0久次米夏海(山学大)
○宮地6-7(4)、6-0、6-4山下ちなみ(青学大)

▽女子ダブルス

準々決勝
●間中・宮地組6-3、6-7(1)、2-6金子真理子・入江真子組(ともに専大)

コメント

宮地真知香(社2=福岡・折尾愛真)

――シングルスの試合から振り返っていただきたいのですが、第1セットをタイブレークの末に落としてしまったときの心境はどうでしたか

ちょっと力んでしまっていてラケットを振れていなかったので、タイブレークを落としてしまったときは自分が弱気になってしまっていたので、もうしょうがないかなと思って、第2セットからはミスしてもいいと思って(ラケットを)振っていきました。

――第2セット以降何かよかった点はありますか

勝負にこだわらないでしっかり振っていこうと思って、開き直っていったらよかったです。

――何か対策や作戦はありましたか

もう自分次第だったので、弱気にならないでしっかり振っていこうと思っていました。

――ダブルスの試合を振り返っていただきたいのですが、シングルスもダブルスもフルセットとかなりきつい試合になったと思いますが

そうですね。変に力んで痛いところとかは色々あったんですけど、体力的には普段の練習の方がきついんで、それは大丈夫です(笑)。

――今大会のダブルス全体を振り返っていかがでしたか

そんなにそこまで悪くもなかったのでこのままインカレ(全日本学生選手権)までもうちょっと期間があるので、調整とかしたいなと思います。

――全日本学生選手権(インカレ)までの課題などはありましたか

大事なところとかでお互い力むところとかがあるので、そこら辺をどうやってポイントを取るかっていうのを話し合っていきたいです。

――シングルスの決勝は吉冨選手との対戦となりましたが、いままで公式戦での対戦はありますか

いままでは1勝1敗ですね。

――吉冨選手にはどういった印象がありますか

クレーコートは強いだろうなという感じですね。

――最後に意気込みをお願いします

あっちはまだ元気びんびんなんで、しっかりついていきたいと思います。

吉冨愛子(スポ2=愛知・椙山女学園)

――きょうの試合相手を迎えるに当たり、気を付けたいと考えていたことは何でしたか

久次米選手は低いボールでパンパンと打ってくる選手なので、そのリズムを崩せるように横だけではなく前後の動きをつけ、ショートクロスとかスピンボールで高い軌道のボールを使ったりすることを心掛けていました。

――試合展開は納得のいくものでしたか

そうですね。最初は2-0になったところは取り切れなかったのですが、その後はしっかりとプレーできたかなと思います。

――序盤にブレークをされることが多かった試合でしたが、そこから巻き返せた要因は何だと思いますか

ちょっと自分ではわからないのですが、3-3と競った時に自分が(ポイントを)取れたところから連続で行けたので、そこのゲームが良かったのだと思います。

――今大会で準決勝まで駒を進めてきた中で成長したと実感する点はどこですか

クレーは久しぶりだったので、最初は動きにくかったのですけど、試合を重ねるごとに足も合ってきて滑れるようになり、コートに慣れてきた点だと思います。

――明日はインカレ前の最後の試合に加え、同士討ちとなる決勝ですが、意気込みと改善していきたい点を教えてください

宮地は強いので、一生懸命食らいついて勝てたらいいなと思います。とにかく、あしたは最終日なので、自分の良いところを引き出してインカレにつなげていけるようないいプレーができたら良いと思います。