弓道部

2013.10.14

平成26年度東京都学生連盟リーグ戦 10月13日 東京・日本大学弓道場

粘りの弓道で貴重な1勝を挙げる

 平成26年度東京都学生連盟リーグ戦も終盤に差し掛かり、残すは2試合。この日は2部校の中でも実力を擁する中大と対戦した。試合は160射では決着がつかず、競射までもつれる大熱戦に。早大は2回目の一本競射で7−6と1本上回り、勝利。粘り強さで貴重な1勝を手にした。

 立ち上がりに不安を残した。序盤から確実に的中していきたい早大だったが、「硬い部分があったのかな」と河本悠輔(商3=広島・修道)。1立目は初立、弐ノ立共に12中と的中を伸ばせない。対する中大は2立目で32射29中と徐々に調子を上げていく。早大は2立目を終え、52−55とリードを許した。3立目は早大が28中を出すも、中大が29中と対抗。差を広げられてしまう。食い下がりたい4立目。初立が14中と結果を残す。続く弐ノ立も的中を重ねていくが、大前・中村浩太郎(創理1=東京・芝浦工大高)がまさかの筈こぼれ。貴重な1射を失い、12中と逆に的中を落としてしまう。106−109と3本差のまま迎えた最終立。両校の初立が共に13中を出し、差は3本のまま。早大は続く弐ノ立が15中と勝利への執念を見せる。すると、中大が12中と的中を落とし134−134の同中に。両校の一戦は2年連続で競射によって決着をつけることになった。

鋭い離れで矢を放つ手塚

 苦しんでいた主将が意地を見せた。同中のため行われた一手(2射)競射。先攻の中大は16射13中で終える。早大は初立が8射7中とし、弐ノ立の7中以上で勝利が確定する。迎えた弐ノ立は大落・遠山雄人主将(スポ4=奈良・橿原)の留め矢を残して6中。だが、この日の遠山は本調子とはいえず、苦しんでいた。プレッシャーのかかる1射。遠山の放った矢は的の下をかすめ、勝負を決することはできず。引き続いて一本競射が行われた。1回目は両校1人ずつが抜き、7−7。そして迎えた2回目。中大の8射6中に対し、早大の初立は4射皆中で流れを引き寄せる。弐ノ立の最後の1射を残して2中とし、勝負の行方は再び主将へ。中てれば勝利という場面。道場は緊張感に包まれる。遠山が力強く離れると、放たれた矢は吸い寄せられるように的へ。5時間を超える大熱戦に終止符が打たれた。

19中と抜群の安定感を見せた河本

 粘りの射で競射へと持ち込んだこの試合。だが、きょうの的中では入れ替え戦は苦しい試合になることも予想される。それでも「自分たちが詰めていれば負けることはない」と河本が話すように、普段の実力を出せれば勝利が見えてくる。まずは最終戦に快勝し、入れ替え戦へと弾みをつけたい。

(記事、写真 市川祐樹)

※平成26年度リーグ戦は平成25年秋に行われます。

結果

134−134 13−13 7−7 ○早大7−6中大
初立
大前 河本悠輔(商3=広島・修道)   20射19中
弐的 大久保侑(スポ2=岩手・福岡)  20射18中
落前 高間光司(スポ3=奈良・橿原)  20射17中
大落 平山雄大(創理4=東京・早実)   12射8中
   永山豪朋(文構3=東京・早実)    8射6中
弐ノ立
大前 中村浩太郎(創理1=東京・芝浦工大高)19射15中
弐的 手塚達也(政経2=東京・早大学院) 20射18中
落前 橋本和久(先理3=東京・早実)  20射17中
大落 遠山雄人(スポ4=奈良・橿原)  20射16中

    一手競射  一本競射
河本  ○○    ○○
大久保 ○○    ○○
高間  ○×    ○○
永山  ○○    ○○
中村  ○○    ○○
手塚  ○○    ○○
橋本  ○○    ××
遠山  ××    ○○

コメント

河本悠輔(商3=広島・修道)

——まずきょうの試合の勝因を挙げるとすればどこでしょう

やっぱりみんな中大戦に向けて頑張ってきていたので。負ける的中が出ていたとしても最後まで粘り切れたというのが勝因かなと思います。

——中大戦は昨年も同中での競射になりました。ことしは一本競射2回目までもつれましたが、中大戦は特別なものがあるのでしょうか

そうですね。2部の中で一番強い中大というのはみんな意識していると思うので。その意識がやっぱり自分の弱さになったのだと思います。

——試合の入りは緊張感が程よく抜けていて良かったように感じたのですが的中としてはあまり伸びませんでした。その辺りはいかがですか

中大が何中出してくるかわからない状態で自分たちも何中出せるんだろうっていう疑問がある中で引いていたので。緊張感がなかったにしてもみんなちょっと硬い部分があったのかなと。それで的中が下がったのかなという感じがします。

——河本選手自身は20射19中で競射も全て中てていらっしゃいましたがきょうのご自身の的中というのはいかがですか

あまり良くはなかったのですが、最後まで監督(米田文彦監督、昭41政経卒)に言われた事をちゃんと意識して、粘り強く引けて中てられたと思いますね。

——的中としては負けそうかなというところで最終立は勝利への執念を感じました

自分たちが詰めていれば負けることはないので。負けていた状態だと他力本願になってしまうのですが、自分たちが詰めれば勝つ可能性が一つでも増えると思うので。その気持ちで頑張れたのだと思います。

——全体の的中は134中ですが、これは練習通りの的中が出ているという感じでしょうか

練習よりやっぱり5、6本少ないなという感じがするんですけれど、試合の緊張感というのがあるのかなと思います。

——個人の強みと弱みがはっきりと出た試合のようにも感じました

的中が出ていない選手出ている選手というのはあると思うのですが、練習ではちゃんと(的中が)出ているので。練習通りのことをちゃんと試合でも出来るというかたちでどんどん自信をつけていければ、1部校ともちゃんと戦っていけるような戦力にはあるので。そんなに心配はしてないです。

——次週、そして全勝での入れ替え戦に向けて意気込みを聞かせてください

自分個人としては皆中を狙っていきたいのですが、チームが勝てればそれでいいので。チームとして最後まで粘ってやっていきたいと思います。