卓球部

2013.10.03

第68回国民体育大会 1次リーグ 女子 10月1、2日 東京・郷土の森総合体育館

大舞台で躍動

 大舞台で、一回り成長した姿を見せた。福岡県代表の飛永亜希(スポ4=福岡・中村学園女)は、平野容子(東京富士大)と対戦。序盤から、同じモーションから繰り出される多彩なサーブで試合の主導権を握る。「自分のペースで試合ができた」(飛永)と、流れを渡すことなく、ゲームカウント3−1で勝利。今年度のユニバーシアード代表に選ばれた強敵を下した。また、岡山県代表の佐藤風薫(スポ1=岡山・就実)も出場した3戦を全て勝利で飾り、好調さをアピールした。

力強いフォアハンド攻撃をする飛永

 格上相手にも冷静だった。2番手の飛永と対するは、岐阜県代表の平野。関東学生リーグ戦で何度も顔を合わせている東京富士大のエースだ。厳しい戦いが予想される中、1ゲーム目から飛永はサーブで相手のペースを崩す。同じような体勢から、回転に変化をつけたサーブを出して惑わせた。また、サーブからの攻撃の展開も、気持ちに余裕を持たせることでミスを減らし、得点に結びつける。第3ゲームをジュースで落としても、集中力を切らさす、ゲームカウント3−1と快勝した。この試合で一貫していたのは、冷静な試合運び。実績で上回る相手にも、勝ち急ぐことなく落ち着いてプレーできたことが、勝利へとつながった。

カットで粘る佐藤風

 プレッシャーのかかる場面で、実力を発揮した。これに勝てば準々決勝進出が決まる大事な一戦。団体戦スコア0−2とチームが追い込まれる状況の中、3番手の佐藤風へ望みが託される。「流れを変えたい」(佐藤風)と、気迫を押し出した。1ゲーム目を11−3で奪うと、その後も相手の強打でのミスを誘い、ゲームカウント3−1で勝利。前日の試合では強打で得点を重ねる場面が見られたが、この日はカット打ちが苦手な相手にカットで粘った。また、小道野結(スポ2=神奈川・横浜隼人)は神奈川県代表として出場。早大OGの中島未早希(平25スポ卒=現・サンリツ)と共に1次リーグに挑んだが、1勝2敗と苦戦した。

 ワセダ勢が所属する代表チームが準々決勝に進むことはなかったが、個人として収穫の多かった今大会。「今後につながるものになった」(飛永)と、新しい技を試せる良いきっかけになったようだ。今季、個人戦の集大成となる全日本大学総合選手権個人の部までに、さらに磨きをかけたい。

(記事 栗坂美祐、写真 栗坂美祐、加藤万理子)

コメント

<1日目>

飛永亜希(スポ4=福岡・中村学園女)

——強豪の平野(容子、東京富士大)選手相手に勝利しました

強い人とやるとき、自分が決めなきゃ決めなきゃって卓球が速くなるんですけど、きょうは落ち着いてやれました。ゆっくりゆっくりできたので、自分のペースで試合ができたかなと思います。

——特にサーブが効いていました

同じように見えても少し回転を変えたりとか、長いサーブが分からないように速く出すとか、そういうのを少しずつ工夫するだけでだいぶ効き具合が変わってきたのではないかなと思います。そこは今後につながるものになったのではないかなと思います。

——サーブからの攻撃の展開も非常に良かったように思えます

それも3球目を焦って打つのではなくて余裕を持って、決めなくていいという思いがあったのでいけるときにいけて良かったなと思います。

——あしたに向けて

他力本願になってしまって、試合があるか分からないんですけど、あったらきょうみたいに頑張りたいと思います。

佐藤風薫(スポ1=岡山・就実)

——国体に臨んでみていかがでしたか

自分は3番なので、周りの2人が強いのでけっこう気軽に試合ができて、のびのびとプレーができている感じがします。

——緊張などはなかったですか

緊張は全然していないです。

——左利きの選手との対戦でしたが、特にやりにくさなどはなかったですか

1セット目に(相手の)回転に対応できていなかったんですけど、2セット目以降対応できて、攻撃もけっこう入っていたのでそこが良かったと思います。

——自身の攻撃はうまくいきましたか

はい、いつもより攻撃が全部入っていたので良かったです。

——次の試合への意気込みをお願いします

大阪戦がリーグ戦の中で一番勝負な試合なので、そこはきっちり3番で勝って、チーム全体が勝てるようにしたいと思います。

<2日目>

佐藤風薫(スポ1=岡山・就実)

——きょうを振り返って

相手があまりカット打ちのうまい選手ではなかったので、自分の展開で、試合運びができたかなと思います。

——はやい段階から攻撃に入ってくる相手でしたが

いつもはドライブでねばられて、そこから攻撃に入ってくる人が多いのですが、いまの選手は、突っつきからそのままスマッシュとか、ループを一回いれてスマッシュだったので、そこはやりにくかったです。でも1セット目でそういう選手なんだな、と分かったので、そこから切り替えていけました。

——チームとしてあとがない状況のなか回ってきましたが、試合前の心境は

結構プレッシャーはかかっていたのですが、ここで自分が一本とって、流れを変えたいな、と思って臨みました。

——国体全体を振り返って

自分の中ではいい卓球ができたかな、と思います。チームは負けてしまったけれど、いい試合だったんじゃないかな、と思います。