弓道部

2013.10.02

平成26年度東京都学生連盟リーグ戦 9月29日 東京・国学院大学弓道場

5年ぶりの1部復帰へ、初戦を勝利で飾る

 1敗も許されない戦い。ことしも平成26年度東京都学生連盟リーグ戦(リーグ戦)の季節がやってきた。08年以来の1部復帰を至上命題とする男子部は東大と対峙(たいじ)した。ワセダにとってはリーグ戦の初戦。そのせいか序盤は硬さが見え、思うような的中を出せない。それでも徐々に緊張はほぐれていき、本来の力を出し始める。ワセダは最終的中を135−125とし、快勝。5立目では8人中6人が4射皆中を出し、追う東大を突き放した。

 「力まずに大きく引こう」。リーグ戦独特の雰囲気、負けられないというプレッシャー。それを感じていたからこそ遠山雄人主将(スポ4=奈良・橿原)は最初の円陣でこう声をかけた。序盤から的中を出し、スタートダッシュを切りたいワセダだったが、思うようにはいかない。2立目を終え64射52中。東大は53中と1本のリードを許してしまう。徐々に緊張もほぐれてくる一方、中だるみの可能性もあるため大切にしたい3立目。この立でワセダは32射27中と安定した的中を出す。東大が23中と的中を落としたこともありトータルで79−76と東大を逆転することに成功。いいかたちで前半を終える。

主将としてチームの勝利に貢献した遠山主将

 疲れが見え始め調子を落とす東大に対し、ワセダはしっかりとした射で的中を重ねた。4立目を終えて105−97とその差は少しずつ開いていく。圧巻は5立目。初立の4人がリズム良く的中を重ねていき、全員が皆中。残る4人も14中と最後まで的中を落とすことなく試合を終えた。数字を見れば135ー125と僅差にも見えるが、随所で地力の差を感じさせる一戦だった。初スタメンの手塚達也(政経2=東京・早大学院)を含め4人が18中とその実力を発揮。また、リーグ戦初出場となった中村浩太郎(創理1=東京・芝浦工大高)も新人らしからぬ思い切りのよい射で16中と今後に期待の持てる射を見せてくれた。

ルーキーながら堂々の射を披露した中村

 この試合、特筆すべきは初矢の的中率だ。リーグ戦では全員が毎回3中以上を出していくことが重要である。そのため各回の1射目をいかに詰めていくかということが勝利につながる。この日、初矢の的中率は72.5%。抜群に高い数字ではないが、いかにこれを維持していくかが今後のカギとなってくるだろう。また、入れ替え戦の勝利に向けては140中以上の的中が求められる。あと5本を誰がどの局面で伸ばしていけるか。その点に注目していきたい。実りの秋に向け、ワセダという若葉は少しずつエンジに色付き始める。

(記事、写真 市川祐樹)

※平成26年度リーグ戦は平成25年秋に行われます。

結果

○早大135−125東大
初立
大前 河本悠輔(商3=広島・修道)  20射18中
弐的 手塚達也(政経2=東京・早大学院)  20射18中
落前 高間光司(スポ3=奈良・橿原)  20射18中
大落 梅原丈博(社3=神奈川・川和)  8射5中
    平山雄大(創理4=東京・早実)  4射2中
    永山豪朋(文構3=東京・早実)   8射7中
弐ノ立
大前 中村浩太郎(創理1=東京・芝浦工大高)  20射16中
弐的 大久保侑(スポ2=岩手・福岡) 20射17中
落前 橋本和久(先理3=東京・早実)  16射12中
    川島大和(法4=東京・早大学院)  4射皆中
大落 遠山雄人(スポ4=奈良・橿原)  20射18中 

コメント

遠山雄人主将(スポ4=奈良・橿原)

——初戦を勝利で飾りました。まずは一言感想を

きのうの練習の時点ではもうちょっと的中が出ていたので、きょうはみんなやっぱり最初は力みがちだったなというところは反省点ですね。勝てたので良かったですけれど今後は最初からスタートダッシュをしっかり切っていくというところが必要だと感じます。

——初矢を抜いていないなという印象があったのですが

そうですね。みんなにはもう初矢をしっかり詰めていくように指示していたのですけれど、逆にみんなちょっとまだ留め矢が弱かったので。良かったところはもちろん褒めていくのですけれどもやっぱり反省点をしっかり見直していかないと、ここから先勝って行くのは難しいので。そういうところを課題にしていきたいなと思います。

——スタメンを見ると昨季のリーグ戦(東京都学生連盟リーグ戦)ではスタメンでなかった選手や1年生も起用されていました。以前仰っていたチームの底上げがうまくできつつあるということでしょうか

練習の時点からメンバーを絞ることなく、練習で中っていればどんどん新人でも1年生でも試合で出していくというスタンスでいたので、そこに関してはうまくいったのかなと思っています。

——緊張感が少しほぐれてくる3立目が重要だったと思います。そこで的中をしっかり残せたというのがきょうの勝因かと思うのですが、いかがですか

そうですね。3立目からやはり緊張もほぐれてきて的中も出せているのですけれど、ワセダとしてはやっぱり1回目2回目から的中を出していかないと。1部校で戦っていく前提で今まで引いてきているのでそこがちょっと反省点だなと思っています。

——ここから連戦が続きます。コンディションの部分で難しいところもあると思うのですがそれに関してはいかがですか

そこに関してはシーズンが始まったころから常日頃からコンディション調整はしっかりやるようにと言っているので。多少疲れてくるとは思うんですけれど、もうみんなならしっかりやってくれると思います。

——最後に次週に向けて意気込みを

今回は1回目2回目がさっきも言ったんですけれど的中がなかなか伸びずに東大と競っていくところがあったので。今度は1回目から5回目まできっちり的中を出していくというところを課題にしてやっていきたいなと思います。