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第15回早慶定期戦
5月20日 神奈川・横浜みなとみらいスポーツパーク
勝てたのに…サドンデスの悲劇がワセダを襲う
早慶戦
1Q
2Q
3Q
4Q
延長
計
早 大
2
2
3
2
0
9
慶 大
2
0
2
5
1x
10
▽得点者
(1Q)松本、荻原
(2Q)加藤、松本
(3Q)高原、加藤2
(4Q)高原2
まさか――。中盤まで完全に早大ペースの試合展開だったが、4Qで同点に追いつかれ最後はサドンデスまでもつれ込み、9−10の逆転負け。「どう負けたかまだ分かっていない状態」(G小野大樹=スポ4)。
六大学交流戦・決勝で慶大に惨敗を喫してから早1ヵ月。リベンジを果たすため、この日に照準を合わせて練習を積み重ねてきた。特に慶大のディフェンスからわずか2点に抑えられたオフェンス陣。「今回はディフェンスの視点からこうやったらいいんじゃないかと話をした」(G小野)と、普段はオフェンス同士で話し合うミーティングに多方面からアドバイスを受けるなど、試行錯誤を繰り返した。
その甲斐あってか、この日はオフェンスが冴え渡った。1対1でも果敢に攻め込み、隙を見つけてはそこを逃さない判断力。MD松本真悟(一文4)、AT加藤憲一(政経4)が着実にゴールを決め、その差をどんどん広げる。そのオフェンス陣の奮闘にディフェンスも応えた。DF野口洋平主将(人4)のしつこいマークに相手ATにプレッシャーを与え、G小野も慶大のショットを難なくさばいていく。これで3Qが終了した時点で7−4。誰もが早大の勝利を信じて疑わなかった。
しかし、4Qに入り突如早大の守りが乱れ始める。3連続ゴールで追いつかれ、一時はMD高原敦彦(スポ3)の得点で突き放したものの試合終了20秒前、自陣での混沌とした状況で相手選手が放ったシュートが早大のゴールネットに突き刺さり同点。流れは完全に早大を離れ、サドンデスに入ると慶大の勢いを止めることができないまま決勝のVゴールを許してしまった。選手たちはフィールドにひざまずき、がっくり肩を落とすしかなかった。
「勝てた試合だった。残念だし悔しい」(DF野口主将)。それが正直な気持ちであろう。敗因を「気持ち」の部分だと選手たちは異口同音に語った。スポーツとは、時にメンタルが勝敗を左右するものである。その目に見えないものの克服が、夏から始まる学生ラクロス界本番とも言うべき関東学生リーグ戦の結果を左右することは必至だ。
(二敷晃成)
※優秀選手賞=
MD高原
※通算成績=
3勝12敗
◆コメント
DF野口主将
勝てた試合だった。残念だし悔しい。(六大戦から守備面において意識してきたことは)基本、変わったことは(相手の)ATを自由にさせて絞って中を開けないことです。でも1番は気持ち。いい状態で試合に臨めたんですが…(この日の自身のプレーについて)今年はラクロスに身を捧げると決めて練習してきました。最後の早慶戦ということで執念で勝ちにいったんですがね。(4Q大量得点を喫してしまったが気の緩みなどはあったか)気の緩みっていうのはなかったですね。ちょっとしたミスなんですよ。しょうがないところでもあるんですが、ミスが出て負けてしまいました。(OFは)きょうは良かった。つい1週間くらい前はボロボロだったんですけどね。この3日間で良くなりました。(課題)形はできてきました。慶応とも渡り合えるようになってきた。目標は社会人を倒しての日本一なのでOFはしっかり点を取って、DFはしっかり守る。全体的に1ランクレベルを上げないとダメですね。
MD松本
(個人としての出来は)きょうの慶応のMDは強くないので自分からどんどん仕掛けて活躍しようと思ってました。1対1でも果敢にいこうと思っていました。自分では2得点できましたが負けてしまったのは残念です。(僅差の勝負でしたが、その差はどこにあったのか)戦術や動きの問題はまたミーティングでチェックしないといけないのですが、延長で負けてしまったのはやはりメンタルの部分や決めるときに決められないところに敗因があったと思います。また気持ちで慶応に負けていたのかも知れません。
MD高原
(試合を振り返って)最初入り良くて、六大戦と違っていいペースだった。きょうはみんなで入りを良くしようという意思疎通が良かった。ファールが多かった気がして、こっちが一人いないと慶応は強いので流れを持っていかれてしまった。(課題は)メンタル面。全員が勝ちたい気持ちが足りなかった。入りはいいので継続できるようにしたい。(慶大対策は)DVD等で試合を見て攻め方を確認しました、1on1で強めにかけていってランニングシュートを意識しました。(3得点)3Qで2得点は、あそこがターニングポイントと思ってたし、先輩からも狙っていけと言われてた。(次に向けて)きょうはランニングシュートの成功率低かったので、それを上げてプラス20%にしたい。
DF池田龍則(スポ4)
(後半は守備中心になり立て続けに得点されたが)最初リードしていたので後半は守っていこうと思ったが、その気持ちで負けていた。(僅差の試合だったが勝敗を分けたものは)チームが変わりオフェンス陣が大きく変わった。経験値もなく力不足。また4年がチームを引っ張っていけなかった。(六大学戦の時との違いは)練習の入り方から違った。技術うんぬんでなく、自分が試合を決めるという強い気持ちが足りなかった。(これからの課題)とにかく試合で勝ち続けること。具体的にはボールを前へ運ぶ精度を上げる。メンタル面で4Q持続する強さを身につける。
G小野
(振り返って)悔しい。3Qまで勝っててオフェンスも9点とってくれてたのに自分もミスしてしまったしディフェンスが守りきれなかった。勝てる試合でしたが…どう負けたかまだ分かっていない状態。(敗因は)10点取られたってことは自分も含めてディフェンスの責任。ファールが重なってマンダウンの時コミュニケーションが取れなかったり、クリアーしたあとオフェンスが攻めきれなかったのもある。(サドンデスについて)初めてのこと。リーグ戦だと同点で終わるので。いい緊張感の中でやれたけど負けたらその意味も半減してしまう。(サドンデス前どんな確認を)戦術よりもここまできたら気持ちだということです。(今年の慶大の印象)慶大だけでなく学生全体的にレベルが下がってるというのがある。慶大にしても個人技術などで昨年より劣っているんで勝機はある。チームも六大戦から成長してるんでディフェンスも5〜7点に抑えられればいける。きょうも必死さは感じたが強さはあまり感じず恐くはなかった。(六大戦からどのような調整を)ディフェンスがあのとき結果を出してたけどオフェンスがなかなかだった。普段はオフェンスはオフェンスで話し合いをするが、今回はディフェンスの視点からこうやったらいいんじゃないかと話をした。荻原中心に建て直してオフェンスにとっては光が見えた。(次にむけて)負けたんですけど下を向く必要はないとコーチから言われたんで次(東大五月祭試合)は絶対勝ちます。
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