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2014.06.04

早大らしさで東海大に勝利

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
早大 BIG BEARS 14 14 14 14 56
東海大 TRITONS 14

 先週、専大に完勝した早大BIG BEARS。今週は、東海大とのオープン戦が行われた。夏日となったこの日、容赦ない日差しが選手たちの体力を奪うなか、RB須貝和弘(創理2=東京・早大学院)の左方向へのTDランで先制するとその後も得点を重ねていく。中盤、ディフェンスがずるずると東海大にドライブを許すシーンもあったが、下級生が奮闘。56-14で勝利を収めた。

 前半は早大のキックオフリターンで試合開始。先発QBは笹木雄太(法2=東京・早大学院)。ゲームの主導権を握りたい第一シリーズだったが、一度もファーストダウンを更新できずに終了する。嫌な流れになるかと思われた矢先、一気にモメンタムを早大に引き寄せたのは須貝だった。第二シリーズの1プレー目、得意プレーのオンサイドゾーンで一気にエンドゾーンへ駆け込む。TFPもK佐藤敏基(社3=東京・早大学院)がきっちりと決めて、7-0と先制する。続く第三シリーズでは、笹木がフリーの選手にパスを投げ分け、ゴール前に迫っていく。このシリーズでは笹木が最も大事にしているオフェンスのテンポの良さが実現。立て続けに三回ファーストダウンを更新すると、またしても須貝がゴール前2ヤードからエンドゾーンに体をねじ込み見事なTDドライブを完成させた。2Q終盤にDBのパスカバーの隙を突かれ東海大に得点を許すも28-7とリードして前半終了。上級生がチャンスボールを落球するなどやや精彩を欠いた前半となったが、光ったのは二年生の活躍だ。高校時代からのチームメイトである笹木がリズムのあるオフェンスを作り出せば、須貝も力強さが持ち味のRBながらキレのあるカットバックを生かし、強さとテクニックを見せつけた。さらに、WR西川大地(商2=東京・早大学院)も今やレシーバーユニットに無くてはならない存在に成長している。

力強いランで2TDをマークした須貝

 さらに得点を重ねたい後半だったが、後半開始直後にディフェンスが安定感を失う。キックカバーで敵陣20ヤードと上々のフィールドポジションを獲得したが、東海大のサイズのあるOLを生かした中央へのランを止められない。ファーストダウンを四回更新され、自陣10ヤード付近まで進攻される。ここからLB加藤樹(商2=東京・早大学院)の思い切りの良いラッシュなどで相手のパス攻撃を三回止めるなど決死の守備を見せる。しかし、フォースダウンギャンブルでDBが後ろを取られ、TDを献上した。ディフェンスは、試合全体でDBが相手WRとの一対一で競り負けるシーンが目立った。DBは抜かれたらTDというリスクを背負った上で思い切りプレーすることが求められる重要なポジションであるだけに、改善が待たれる。ディフェンスの好材料は、既に大学レベルのパワーとスピードを兼備するDL武上雅将史(社1=神奈川・法政二)やLB田口凌(社1=東京・早大学院)ら一年生が順調に伸びていることだ。上級生と下級生が力を合わせてこそ、良いユニットが生まれる。彼らの存在はチームの起爆剤だ。一方、オフェンスは疲れの見えてきた相手ディフェンスを攻略。56-14で試合終了となった。

笹木もオフェンスを引っ張り首脳陣にアピール

 「上級生に目立ったミスが多く、不満の残る内容」と総括した濱部昇監督(昭62教卒=東京・早大学院)。一週間後に行われる関大戦は厳しい展開を覚悟の上、上級生の奮起無くしては勝てない相手だ。笹木も「スローやキャッチといった基礎からもう一度見直したい」と厳しい表情を見せた。それでも、タイプの異なるRBを擁しテンポよくショートパスをヒットさせる早大らしいオフェンスは成果が出始めている。次戦以降の戦いが、また楽しみになってきた。

(記事 和泉智也、写真 巖千咲)

得点経過
TEAM PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER G/NG スコア
早大 RUN #25須貝 #16佐藤 7-0
早大 RUN #25須貝 #16佐藤 14-0
早大 RUN #28井上広 #16佐藤 21-0
早大 PASS #10政本→#80金澤 #31藤原 28-0
東海大 PASS #8→7 28-7
東海大 PASS #8→7 28-14
早大 RUN #98藤井 #16佐藤 35-14
早大 PASS #18内村→#81吉田 #16佐藤 42-14
早大 RUN #32浜崎 #34渡邉卓 49-14
早大 PASS #18内村→#8廣瀬竜 #31藤原 56-14
コメント

濱部昇監督(昭62教卒=東京・早大学院)

――きょうの試合はいかがでしたか

内容は上級生に目立ったミスが多かったですね。非常に満足のいかない、不満の残る内容となってしまいました。オフェンスは投げ手のQBと捕り手のWRがうまくいってませんでしたね。QBのスローチョイスミスもありましたし、キャッチミスも目立ちました。ディフェンスでいうと、簡単にパスを決められてしまったり、ショートヤーデージの場面でミスタックルなどで止めることができなかったりした場面です。やるべきプレーヤーがしっかりとプレーして、若手にチャンスを与えるという展開ではなかったので、いまいち締まってなかったですね。

――下級生が多く出場していたと思いますが、収穫はありましたか

逆に下級生はみんなよく頑張ってくれたと思います。WRもRBも良いプレーがありましたし、オフェンス、ディフェンスともにそれは収穫だったと思います。

――次戦は大きな山場である関大戦となりますが

春季オープン戦の終盤の試合で、ある程度チームの総合力を測るいい相手だと思うので、しっかり準備して臨みたいと思います。秋季リーグに向けてつぶしきれていない課題を明確に見つけられるような試合にしていきたいです。

QB笹木雄太(法2=東京・早大学院)

――きょうの試合を振り返って

第一シリーズのオフェンスは必ず得点するという目標を持っていましたが、自分のミスでいいボールを投げられなかったことが悔しいです。そこから派生してオフェンスをまとめきれなかったことがきょうの反省点です。

――きょうのゲームプランは

とにかく自分達のオフェンスをしようということです。

――WRとのコミュニケーションに関しては

QB内では色々と話していたのですが、WRとのコミュニケーションという点では欠けていました 。

――今後の抱負

とにかく今は関大戦に向けてしっかりと勝負することです。オフェンスとしては、QBのスローミスだったり、WRのキャッチミスだったりという基本的な部分をもう一度見直したいです。その基本的な部分が今週の練習で出来ていなくて、それが試合で象徴されてしまったので、簡単なミスは絶対に起きないように今週の練習から締めていきたいです。

RB須貝和弘(創理2=東京・早大学院)

――オフェンス全体の出来はどうでしたか

暑さの影響もあったと思うんですけど、1本目のメンバーのミスが目立っていて、それをずるずると引きずってディフェンスのリズムも悪くなっていってしまったので、まだ課題の残る試合だったなと思います。後半からは回しを落として下級生メインのチームで戦ったんですけど、その時にはミスなく良いテンポでできていたところもあったので、そういう面についてはよかったんじゃないかなと思います。

――その課題とは具体的に何ですか

コンスタントにキャッチを取ることができなくて、オフェンスのドライブを続けられなかったので、そこが問題点だと思っています。

――2TDの場面を振り返って

きょうは1列目での判断と縦上がりのスピードを意識して思い切りやることだけを心がけていたんですけど、そういう意味では2つのTDでいままでの反省を生かせていたと思うので、取り組みが結果としてTDにつながって良かったと思います。

――1年生も入ってきて、いまのBIG BEARSの雰囲気は

QB坂梨陽木(政経1=東京・早大学院)が活躍していますし、学院卒だけではなくて未経験者の選手もどんどん練習に参加してデップスも深くなってきていて、僕自身も彼らから刺激をもらっているので、この夏に向けてまだ2、3試合ありますけど、徐々に彼らがチームにとって良い効果をもたらしてくれるんじゃないかなと思います。

――きょうはランプレーが好調だった印象でした

そうですね。後半のRB浜崎さん(祥之、人3=東京・本郷)のTDランとか、RB向山さん(優士、先理3=東京・早大学院)のランの縦上がりが良かったですね。自分も見習いたいです。

――RBユニットは実力者が揃っていますね

そうですね。広大さん(RB井上広大、教4=東京・早大学院)はもちろんですし、その下の選手も成長してきていて激しい争いができていると思うので、僕も気を抜かないで1本目に入れるように頑張りたいと思います。

――2年目のシーズンに入りましたが、ことしはどんな年にしていきたいですか

来週の関大戦に出ることをこの春の目標にしていて、そのための準備はしてきたので、思い切りやりたいですね。いまRBは広大さんと北條(淳士、社2=東京・佼成学園)と吉原さん(猛、社4=東京・日大三)の三枚看板が固定されつつあるので、そこからレギュラーをとるのは相当の努力が必要だと思いますが、最大の目標としてはその3人から1枠を奪い取ることです。ことしからリーグ編成が変わって戦いが厳しくなったんですけど、秋にはハードな試合が続いてケガ人が出ることが予想されるので、三枚看板のうちの一人がケガでアウトしてしまって次に誰が走るのかというときに一番に自分が走りたいと思っています。ケガなく着実に成長していけたらなと思います。

――来週の関大戦の抱負をお願いします

試合に出るチャンスがあったら、自分としては初めて強豪校との試合に出るので、シンプルに思い切りの良さを大事にして戦いたいと思います。

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