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2014.05.30

早慶戦展望

 こんな展開を待っていた。ワセダにとって4季ぶり、ケイオーにとっては6季ぶりの賜杯奪還が近づいている。勝ち点を挙げた方が春季リーグ戦を制する注目度満点の早慶戦。両軍が持てる全てをぶつけ、雌雄を決する。激闘の末、満員の神宮にこだまするのは覇者の『紺碧の空』か、王者の『若き血』か。絶対に負けられない大一番がいよいよ幕を明ける。

 アマチュア球界ナンバーワンの呼び声高い、ワセダの絶対的エース有原航平(スポ4=広島・広陵)は第1戦での先発が濃厚。ここまで、リーグ最多の5勝を挙げ、防御率もトップの1.23と抜群の成績を残している。さらに明大3回戦ではこれまで勝ち星のなかった第3戦の先発でも勝利を挙げ、死角はなくなった。正捕手・土屋遼太(教4=東京・早実)との息もぴったり。完全無欠のエースで第1戦は確実に勝利を収めたい。勝負の第2戦の先発が予想されるのは、今季、急成長を遂げた左腕・竹内諒(スポ2=三重・松阪)だ。投球回数こそわずかに規定には届いていないものの防御率1.40は圧巻の数字。さらに奪三振率では有原を上回っており、キレのある直球で三振の山を築ければ、勝ち点奪取が見えてくる。この二人の後を継ぐ守護神は内田聖人(教3=東京・早実)。ここまで失点はわずか1点と、勢いに乗っている。昨春の早慶戦でも抑えとして活躍しており、実績は申し分ない。内田がケイオー打線をねじ伏せたとき、歓喜の瞬間が訪れるに違いない。

現在リーグ二冠の武藤

 あと一本が出なかった昨季は春、秋通して決定打を欠く場面が目立った。しかし、今季の打線は得点力不足を克服。勝負強い打撃で難敵を打ち崩してきた。その立役者となってきたのは、一般入試でワセダの門を叩いた苦労人・武藤風行(スポ4=石川・金沢泉丘)だ。負けが許されなかった明大戦では、10打数7安打と大当たり。さらに第3戦では勝負を決定付ける2点本塁打を放って見せた。現在打率、本塁打でリーグトップに立つ4番の武藤。チームのための一撃で優勝も三冠王も引き寄せたい。他にも茂木栄五郎(文構3=神奈川・桐蔭学園)や小野田俊介(社4=東京・早実)が好機で価値ある当たりを見せている。特に小野田は昨季の早慶戦では3本塁打10打点。今回も相性の良さを発揮したい。1番打者の悩める主将・中村奨吾(スポ4=奈良・天理)が不振脱却となれば打線の破壊力は倍増。強力打線が完成する。

 対する好敵手ケイオーは開幕6連勝と順調に勝ち進んできた。立大戦で勝ち点を落とし、完全優勝の可能性こそなくなったが、投打にそれぞれ強力な3人のキーマンがおり、侮れない。投手陣では先発の加嶋宏毅(3年)と加藤拓也(2年)そして、中継ぎの三宮舜(3年)。春季リーグはこの3人でほぼすべて投げ抜いており、早慶戦でも3人のフル回転が予想される。打撃陣では今季、急成長した竹内惇(4年)と1年時から主力で活躍する横尾俊建(3年)、谷田成吾(3年)だ。それぞれ3割を超える好打率を誇り、一発の可能生もある。3人を抑えること。これが、勝利の絶対条件となる。

第1戦の先発が予想される加嶋

 昨季、味わった悔しさも、冬の厳しい鍛錬も、全てを糧にして挑む永遠のライバルとの一戦。最高の舞台は整った。長きにわたる早慶戦の歴史に、新たな栄光を刻むのはどっちだ。

(記事 石丸諒、写真 谷田部友香、中澤佑輔)

東京六大学春季リーグ戦星取表
早 大 慶 大 明 大 立 大 法 大 東 大 勝ち点 勝率
早 大 5/31、6/1 ○2-0
●1-8
○8-3
○5-3
●1-3
○4-3
○3-0
○9-5
○11-0
○14-0
.800
慶 大 5/31、6/1 ○4-3
△5-5
○5-3
●2-3
○6-4
●0-1
○3-2
○5-0
○7-0
○13-2
.778
明 大 ●0-2
○8-1
●3-8
●3-4
△5-5
●3-5

○7-1

●0-7

○4-0

●1-2

○5-3

○4-3

○7-0
○10-0
.538
立 大 ●3-5
○3-1
●3-4
○3-2
●4-6
○1-0

●1-7

○7-0

●0-4

●1-3

●3-4

○7-0

○14-2

.462
法 大 ●0-3
●5-9
●2-3
●0-5

○2-1

●3-5

●3-4

○3-1

○4-3

○6-0

○9-3

.455
東 大 ●0-11
●0-14
●0-7
●2-13

●0-7

●0-10

●0-7

●2-14

●0-6

●3-9

10 .000

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