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2014.05.14

早大躍進! 5人が全国の舞台へ

 ことしも全日本学生選手権(インカレ)を目指す剣士たちの戦いが幕を開けた。早大からは7人の選手が出場。越智泰介(社4=愛媛・新田)がベスト16、嘉数卓(スポ3=神奈川・桐蔭学園)がベスト32入りを果たす。4回戦で敗れベスト32を逃した大浦彰一郎(スポ4=大阪・上宮)、勇佑多(スポ3=東福岡)、小林直道(スポ2=東京・高輪)も敗者復活戦である全日本出場決定戦で勝利を収め、8年ぶりに5人もの選手が大舞台への出場権をつかみ取った。

 ベスト32と全日本出場決定戦で勝利した計56人がインカレへ進む今大会。そのベスト32を決する4回戦へ挑んだ越智は、上段構えの選手と対峙した。互いに決め手を欠き決着は延長戦へ。そしてついに試合が動く。越智が相手のメンをかわし、すかさずツキを奪い1本勝ち。インカレへの切符を手にした。続く5回戦、相手にメンを取られ危機を迎えるも、冷静にコテ、メンを決め逆転の2本勝ちを収める。ベスト8を懸けた6回戦では惜しくも今大会の優勝選手に敗れたが堂々のベスト16入りを果たした。だがこの結果について越智は「満足していない」と語る。日本一を目指す剣士が現状に甘んじることはない。

ベスト16入りを果たした越智

 一方の嘉数も4回戦、積極的な攻めを見せるが有効打とはならず延長戦へもつれ込んだ。緊迫した展開の中、決着の時が訪れる。互いにメンを打ちに行くが、微妙なタイミングを制したのは嘉数。昨年早大から唯一インカレへ出場した嘉数が、2年連続で全国の舞台へ挑むこととなった。5回戦で敗退したものの、この日の試合を振り返り「自分の思い通りに技が出た」と手応えを感じている。

2年連続インカレ出場の嘉数

 全日本出場決定戦へ回った大浦、勇佑、小林。長い延長戦を終え、心身ともに疲れが見え始めていた。だが最後まで集中を切らさず、意地を見せる。大浦は強豪・国士舘大の選手と対戦。「しっかり決めていこう」という思いの通り、メンを先取し勝利をもぎ取った。敗者復活2試合目に臨んだ勇佑と小林は、「絶対に勝ってやる」(勇佑)、「体力のある限り思い切ってやろう」(小林)と負けられない戦いを前に気合が入る。勇佑がメンを奪い1本勝ちを収めると、小林も激しい打ち合いを制しメンをとって勝負あり。3人そろってインカレへの道を切り開いた。

 今大会では4回戦に進出した全員が延長戦へもつれ込むなど、長時間にわたる試合が目立った。名だたる強者がひしめく実力伯仲のインカレでは、さらなる混戦が予想される。その中でどれだけ体力、精神力を維持できるかが勝利の鍵となるだろう。決戦までの残された期間でいかに自分を高められるか。真夏の日本武道館での熱い戦いから目が離せない。

(記事 藤川友実子、写真 山本葵)

結果

越智 ベスト16

嘉数 ベスト32

大浦 4回戦敗退(全日本出場決定戦で勝ち抜き、出場決定)

勇佑 4回戦敗退(全日本出場決定戦で勝ち抜き、出場決定)

小林 4回戦敗退(全日本出場決定戦で勝ち抜き、出場決定)

西村慶士郎主将(スポ4=佐賀・龍谷) 2回戦敗退

勇大地(スポ1=東福岡) 2回戦敗退

コメント

大浦彰一郎(スポ4=大阪・上宮)

――きょうの試合を振り返って

過去に(関東学生選手権に)2回出場したのですが、どちらも1回戦で負けてしまっていて。まずは1回戦でしっかり勝てるよう気をつけていたのですが、動きが固くなってしまい、ぎりぎり勝てたという感じでした。2回戦からは落ち着いて自分の動きができたので、その点はよかったです。

――4回戦は長時間の戦いとなりましたが、敗因は

最後の方にはもう自分から打つところがなくなってきたので、思い切ってドウを狙い勝負を仕掛けたのですが、先に相手に打たれてしまいました。特に何かが原因で負けたというわけではなく、自分と相手との間に実力の差があり負けたという感じです。

――敗者復活戦にはどのような気持ちで臨みましたか

4回戦はとても長い試合だったので、最後で負けてしまったことが悔しくて。体力的にももう一度長時間の試合をするのは厳しかったので、しっかり決めていこうと思い試合に臨みました。

――最上級生となり、自身の中で変化した部分はありますか

自分は副主将として部をまとめる立場なので、自分自身が強くなることはもちろん、部員全員が強くなるにはどうすれば良いかということを考えるようになりました。また、剣道の技術に関することだけではなく、日頃の生活態度や部全体のまとまりをよくすることを心掛けています。

――インカレ開催までの期間に強化したい点はありますか

得意技の面に磨きがかかってきたので、この調子で(メンを)さらに伸ばしていきたいです。また、きょうのような長時間の試合でも相手に打ち勝てる精神力と体力をつけることが課題です。

――最後に、インカレへの意気込みをお願いします

インカレでは上位入賞を果たせるよう、頑張っていきたいと思います。

越智泰介(社4=愛媛・新田)

――きょうの試合を振り返って

久しぶりに結構上まで上がれたので、あと3回くらい勝てれば良かったなと思います。

――ベスト16という結果についてはどのようにお考えですか

満足はできないですね。やっぱり最後の筑波大の林田(匡平)選手は強かったですけど自分が勝てたら優勝できたのかなと思います。なのでベスト16満足はしちゃいけないです。

――きょうの試合の内容はどう評価されていますか

内容としてはまあまあですね。

――最上級生となって心境の変化は

4年生というのもあるのですが、ワセダの代表として個人戦に出ているので、下手な試合はできないし、みんなの思いを背負って勝ちたいという思いが強いです。

――インカレまでの期間で何を強化したいですか

1年の時からそうなんですけど、自分は体力に自信が全然なくて、最後の方は体力的にきつかったので、走りまくります。

――最後に、インカレへの意気込みをお願いします

日本一を目指して頑張ります。

勇佑多(社3=東福岡)

――きょうの試合を振り返って

きょうの試合は全体的に、自分から攻撃を仕掛けるというよりは守りに入ってしまったかなと思います。

――敗者復活戦は長時間の戦いとなりましたが

最後まで諦めずに集中して、絶対に勝ってやるぞという気持ちで戦いました。

――きょうの試合内容をご自身でどのように評価されていますか

全国の舞台で戦うにはまだまだ力不足だと感じました。しっかりとした剣道ができるよう、インカレに向け一生懸命鍛え直していきたいと思います。

――インカレ開催までの期間に強化していきたい点はありますか

自分は身長が低いので、相手の懐に入り間合いを利用した剣道ができるよう練習していきたいです。

――最後にインカレへの意気込みをお願いします

きょうの試合の反省を生かして、できるだけ上位に進出することを目指し頑張っていきたいと思います。

嘉数卓(スポ3=神奈川・桐蔭学園)

――きょうの試合を振り返って

結果的には全日本出場が決まったので、それに関しては良かったです。欲を言えば、もう1つ上に行けたかなと思います。負けた試合はそういう試合だったので。

――2年連続のインカレ出場です

きょねんは運良く出場することができました。きょねんの経験があるのでそのぶんことしも絶対出場しないとというプレッシャーはありました。

――試合の内容についてはいかがでしたか

僅差の試合が多かったんですけど、決めた技は自分の思い通りに技が出たと思います。取られてしまったところは自分の弱点なので、反省するところですね。

――インカレまでの期間、何を強化したいですか

きょねんの成績を上回れるように、また1から練習を頑張っていきます。

――最後にインカレへの意気込みをお願いします

上位進出を目指します!

小林直道(スポ2=東京・高輪)

――きょうの試合を振り返って

大学入って初めての個人戦で、自分の剣道をすることが出来たのでよかったと思います。

――シーズンに入って最初の公式戦ということで緊張はありましたか

そうですね、第1回戦はやはり緊張しました。

――第4回戦について伺います。相手選手の印象はいかがでしたか

実際に自分よりも格上なので。胸を借りるつもりで、負けても勝っても思い切ってやるという気持ちでした。

――長時間に及ぶ試合でした

最後まで諦めないで、粘って粘って取りたかったのですが、相手に取られてしまいました。

――敗者復活戦2戦目はどういった気持ちで臨みましたか

負けても勝っても最後の試合だったので、体力のある限り思い切ってやろうという気持ちでした。

――初めてのインカレ出場ですね

そうですね、素直に嬉しいです。

――シーズンに向けてどういった準備をされましたか

昨年度の試合などを見て、体力面が足りない場面があったので、そういった点を踏まえて稽古に取り組みました。

――学年が上がり先輩になられましたが、後輩の印象やご自身の意識の変化について

1年生の代が強いので、追いつかれないように頑張りたいです。良い刺激になっています。

――最後にインカレに向けて意気込みを

早大代表として出場するので、優勝目指して頑張ります。

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