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2014.05.13

ミス少なく、4人が本選の舞台へ

 7月に開催される全日本種目別選手権の予選にあたる今大会。今季初戦となる早大からは6人の選手が出場した。この試合で光ったのはミスの少なさだ。多くの選手が実力を発揮すると、上位24人が進むことのできる本選へと4人の選手が駒を進めた。

 浅野佑樹(スポ2=東京・明星)は床と鉄棒の2種目で本選出場を果たした。まず1種目目として挑んだ鉄棒。3つの離れ技を容易に決めると着地も一歩で止め、14.750と得意種目で力を見せる。床では「Eスコアを高めていった」(浅野)と語るように、出来栄えを重視。美しさが評価され高得点に結びついた。佐藤紘翔主将(スポ4=岡山・関西)は高難度の技を用意していた床を含む2種目でまさかの予選落ち。しかし、鉄棒では落ち着いた運びで一瞬力を使いこらえる場面があったものの、技術点で得点を稼いだ。

快心の実施でガッツポーズを見せる浅野

 全日本現跳馬チャンピオン・小倉佳祐(スポ3=千葉・習志野)は予選からの登場となった。確実に本選出場を決めたい小倉だったが、渾身のロペスは大きく傾きラインオーバーとなってしまう。予選通過はしたものの課題の残る跳躍となった。最上級生として迎えた嶋津尚弥(スポ4=和歌山・田辺工)は3種目に出場。「あん馬は狙っていた」(嶋津)。流れある実施を披露すると、大きなミスなくまとめ上げ、15位で本選進出を決める。2種目で涙をのんだ嶋津だが、自信を胸に臨んだあん馬で力を発揮した。鉄棒での本選出場を狙った松田祐太(スポ3=埼玉栄)と岸本邦秀(スポ2=兵庫・市尼崎)。しかし、松田は26位と惜しくも2位届かず。岸本も「序盤から疲れがあり、それが最後に出た」と膝をついての着地になってしまう。目標はかなわず、悔しい結果となった。

予選通過もラインオーバーとなった小倉

 各種目のプロフェッショナルが集う全日本種目別選手権。その大舞台で4人の選手が技術を磨きさらなる高みに挑む。中でも小倉には全日本跳馬2連覇の期待がかかる。「足を痛めていた中では、うまく合わせられた」と語った小倉。7月にコンディションを整え連覇を狙う。早大の躍進が待たれるばかりだ。

(記事 三上雄大、写真 巌千咲)

結果

鉄棒
選手名 結果(順位)
浅野佑樹(スポ2) 14.750(18位)
佐藤紘翔(スポ4) 14.700(20位)
松田祐太(スポ3) 14.400(26位)
岸本邦秀(スポ2) 13.550(64位)
平行棒
選手名 結果(順位)
嶋津尚弥(スポ4) 13.500(82位)
跳馬
選手名 結果(順位)
小倉佳祐(スポ3) 14.650(13位)
浅野佑樹(スポ2) 14.300(31位)
つり輪
選手名 結果(順位)
嶋津尚弥(スポ4) 14.150(34位)
あん馬
選手名 結果(順位)
嶋津尚弥(スポ4) 14.300(15位)
佐藤紘翔(スポ4) 14.050(26位)
選手名 結果(順位)
浅野佑樹(スポ2) 14.900(20位)
佐藤紘翔(スポ4) 14.800(29位)
コメント

佐藤紘翔主将(スポ4=岡山・関西)

――きょうの試合を振り返って

きょうの演技で良かったことは、まずは3種目すべてを大きなミスなく終えることができたことです。もう1点は鉄棒で予選通過できたことが良かったです。床で一番予選通過を狙っていたのですが、それができなかったのが悔しいです。

――全種目ミスなく演技を終えられましたが、得点はいかがでしたか

あん馬の点数が他の2種目に比べて点数が低かったのですが、それは内容も良くなかったのでしょうがないと思っています。ただ床ではもっと点数が取れたのでは、と後悔があります。

Dスコアを今季上げた種目はありますか

床と鉄棒と平行棒を上げました。

――冬のオフシーズンはどのようにトレーニングされましたか

冬は試合がないので通し練習をあまりしないのですが、積極的に通し練習をして試合を意識した練習をすることで、早めに準備することができ初戦から力を出すことができることができました。

――主将として今季体操部をチームとしてどのようにしていきたいですか

全日本学生選手権(インカレ)で団体3位を目指して頑張っていきたいです。みんなで互いに刺激し合い、仲良く毎日練習できればいいと思っています。

――東日本学生選手権(東日本インカレ)での個人としての抱負を聞かせてください

個人としては、肩を痛めていて昨年のインカレからつり輪を練習していないのですが、残り1週間でしっかりと調整して、6種目やり遂げたいと思っています。

――チームとしての抱負もよろしくお願いします

藤原(昇平、スポ3=埼玉栄)の演技を見てもかなり仕上がってきているので、東インカレでは団体3位を狙っていきますが、もしならずとも、インカレに向け良い兆しを見せられるようにしたいです。

嶋津尚弥(スポ4=和歌山・田辺工)

――きょうの試合振り返って

3種目に出場して、すべての種目で全日本種目別選手権に進めるようにという心構えでやっていたのですが、ケガのこともあって本調子でつり輪が出来ないのではないかと心配していました。しかし1つ目のつり輪は失敗なくいけたので良かったかなと思います。2つ目のあん馬は狙っていましたが、1種目目が成功した勢いに乗って自分の思い通りの演技が出来たのではないかなと思います。最後の平行棒は序盤は良かったのですが、途中小さなミスをしてしまって、そこからリズムが崩れて立て直せずに最後まで行ってしまったのが失敗の原因かなと思います。

――平行棒では着地の際に大きなミスが見られました。現段階で改善できる点があればお聞かせください。

きょねんの演技に比べてDスコアを上げて臨みましたが、まだ完全にまとめきれてない部分があるので、心配なところをなくしていけば失敗も無くなるのはないかなと思っています。

得意としているあん馬で見事本選へ進出されました。本選に向けて抱負は

きょうのあん馬の出来も完璧な演技とは言えないので、次回は完璧な演技をして決勝8人枠につながるように頑張りたいと思います。

――複数の種目に出場されていましたが、演技を重ねるにつれ疲れが出てくると思いますが

1種目が終わるとその種目のことは考えずに次の種目のことを考えて、そしてまた終わると次の種目のことだけを考えていました。疲れは演目が進むにつれ、どうしても少しずつは溜まってきますが、まあそこは気持ちでやり切るしかないですね。

――種目によって得意不得意があるとは思いますが、種目によって大事にされていることや気を付けていることはありますか

きょうの3種目は、自分の中では攻める種目。しっかり点数を取らなければいけない種目だと考えていたので、1つ1つを大切に、気を張り巡らせるというか、しっかりと考えながら演技をしていく感じですね。(今日演技のなかった)3種目に関しては、割と自分にしてはハードルの低いものなので、気楽にやっていますね。

――1週間後に大事な東日本インカレが控えていますが、個人として、また4年生の嶋津選手はチームのことも気にかける立場にあると思いますが、意気込みをお聞かせください

自分としては、言葉でどうこう後輩たちに伝えていくという立場ではないので、個人としてもチームとしても、演技で後輩たちに刺激を与えて盛り上げて引っ張っていけたらいいなと考えています。

小倉佳祐(スポ3=千葉・習志野)

――今季初戦、コンディションはいかがでしたか

2ヶ月前くらいに足を痛めていてあまり良くはなかったのですが、きょうの実施は悪くはなかったので、うまく合わせられたかなと思います。

――得点に関して、いつもより伸びなかった原因は

得点としてはそうだったのですけど、今回の試合はいつもより全体的に点数が抑えられる傾向にあったのであまり気にしていないです。でもラインオーバーがあって狙いきれていない部分があったので、そこは修正点です。

――次につながる収穫はありましたか

たくさんの選手がいる中でうまい部分を盗めたらいいと思っていましたし、全日本(選手権)の種目別決勝は2本できるので、着地までしっかりとできればいいかなと思いました。

――着地以外の課題はありますか

着地もそうですし、まだひねっているだけという感じなので、高さや距離を意識できたらと思います。

――全日本選手権種目別選手権決勝に向けて、抱負をお願いします

高3で優勝して、次が2位、きょねんが優勝、と来ているので、やはり連覇を狙っていきたいです。

――今季の目標は

毎回言ってるんですけど、個人で成績を残せるようにやっていきたいです。

松田祐太(スポ3=埼玉栄)

――今季初戦を振り返って

東日本インカレに向けてしっかりと練習をしていたので、調子は良かったと思います。

――得意の鉄棒での出場となりましたが、ご自身の得点に関して率直な感想は

練習してきたことをしっかりと出すことができたので、完璧ではなかったんですけど、次の東日本インカレに向けて良い試合ができたと思います。

――具体的に収穫はありましたか

この大きな会場でしっかりと練習してきたことを出すことができたので、ある程度自信にはつながりました。

――課題はありますか

きょうは鉄棒の1種目だけだったのですが、体操は6種目なので、その他の種目もしっかりできるようにしなければいけないと改めて思いました。

――決勝には進めませんでしたが、その結果を受けて

これがいまの自分の実力なので、また次に向けてしっかりと練習に取り組みたいと思います。

――東日本インカレに向けて抱負をお願いします

個人での出場になると思うので、ワセダには団体だけではなく個人でもしっかりと戦える強い選手がいるということを見せつけたいです。

――最後に今季の目標をお願いします

インカレで結果を残して、U―21日本代表に選出されることが目標です。

浅野佑樹(スポ2=東京・明星)

――きょうの試合振り返っていかがですか

とても調子が良かったです。

――演技種目ごとに感想をお聞かせください

鉄棒は演技構成がいつもと違って、臨機応変に対応できたのですが、その点に関しては東日本インカレの時にうまく対応できていればいいのかなと思います。
床は着地を狙いにいって、狙い通りに点数に繋がったので良かったと思います。

きょねんよりも床で点数を上げましたが、冬からDスコアを上げてきたのでしょうか

練習はしてたのですが、今回間に合わなかったので、6.0でEスコアを高めていきました。

――次週は東日本インカレですが、意気込みをお願いします
自分のできる限りを精一杯やり尽くして、団体に貢献できるように頑張ります。

岸本邦秀(スポ2=兵庫・市尼崎)

――きょうの試合を振り返って

きょうは鉄棒だけの演技で予選通過を狙っていたのですが、最後に力尽きてしまい着地でミスが出てしまいました。

――調子はいかがでしたか

調子は悪くなかったのですが、調子が良かったせいでいつもより体力を使ってしまいました。

――最後の着地のミスは体力が原因ですか

――そうだと思います。あとは試合前から腕が疲れている感じがあってそこは要因にあったと思います。

――鉄棒のDスコアが上がりましたね

はい。昨年から1つ離れ技を増やしました。

――オフシーズンのトレーニングは

床ではDスコアを上げずに安定性を求めましたが、他の種目ではDスコアを上げられるように取り組んでいました。

――個人として今季の抱負は

これから試合シーズンが始まりDスコアをあまり上げることはできないと思うので、きょうみたいなミスが出ないように、完璧な実施を心がけていきたいです。そのために、まずは最後まで油断せず試合に臨めるようにしたいと思います。

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