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2014.05.04

猛烈に追い上げ引き分けに持ち込む

 関東学生春季リーグも後半戦。ここまで4連敗の早大は国士館大と対戦した。今季から1部に昇格した相手だったが、まさかの苦戦を強いられる。序盤からミスが目立った早大。敵の攻撃も止められず前半は7点のリードを許した。後半はその反省を生かし、守りからリズムをつくる。着実に得点を重ねると、20分に追いついた。そこからは白熱した展開になり1点ビハインドの終了間際、岡田紗代子副将(スポ4=愛知・名経大市邨)が同点シュートを放ち17-17とした。

 この日の早大は何かがかみ合わない。兒玉菜夏(スポ3=富山・高岡向陵)が先制点を奪ったものの、ディフェンスで流れがつくれなかった。簡単に崩されてしまい5連続失点を喫する。一方の攻撃ではパスの息が合わず、シュートを打つところまで持ち込めない。また、自身のファウルの影響で短時間に退場者を2人出してしまう。このような悪循環のまま試合が進んでいってしまった。森本方乃香(スポ3=愛知商)が相手の上から豪快に決めたが、その差は縮まらない。6-13。早大は今季最大の7点差を追い掛けることになってしまった。

攻守にわたって活躍を見せた兒玉

 「とにかく後半で追いつこう」(千葉絵里子、社3=東京・文大杉並)。ハーフタイムでの長い話し合いを経て、前半の苦しい雰囲気を一新した早大。反撃ののろしが上がったのは後半開始直後の岡田の得点だった。守っては積極的に圧力をかけ、相手にシュートを打たせない。そこからの速攻がさえ、9分間で6得点。一気に1点差まで詰め寄った。その後は一進一退の攻防に。国士舘大にリードを広げられることもあったが、森本、中田知江(スポ4=東京・佼成学園女)、千葉の3連続得点で同点に追いついた。しかし国士舘大も譲らず、残り1分で16-17とされてしまう。またも敗れてしまうのか。会場に漂うその空気を打ち破ったのは岡田だった。中央付近から狙いすましたシュートは、見事ネットに突き刺さる同点ゴール。副将の起死回生となる得点で何とか引き分けに持ち込んだ。

思い切ったプレーでチームを引っ張る中村光代(スポ4=東京・文大杉並)

 初白星はまたもお預けとなってしまった早大。「一から見直さなきゃいけない」(岡田)。「序盤からがむしゃらに勝つ気が無かった」(兒玉)。選手の口々からは重い言葉が発せられた。チームにとって痛いドローになってしまったことは事実。それだけに残り2試合は何としてでも勝利をつかみにいく。後半から見せた『強気』を次戦では序盤から出し、この苦境を打開できるか。

(記事 御船祥平、写真 東哲也)

関東学生春季リーグ
早大 17 6−13
11−4
17 国士舘大
スタメン
GK 渡邊江里子(スポ4=東京・文大杉並)
CP 岡田紗代子(スポ4=愛知・名経大市邨)
CP 中田知江(スポ4=東京・佼成学園女)
CP 宮本夏澄(スポ4=熊本・松橋)
CP 森本方乃香(スポ3=愛知商)
CP 兒玉菜夏(スポ3=富山・高岡向陵)
CP 千葉絵里子(社3=東京・文大杉並)
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コメント

岡田紗代子副将(スポ4=愛知・名経大市邨)

――同点で終わりました。いまの率直な感想は

もう一度、一から見直さなきゃいけないなと思いました。

――オフェンスがかみ合っていなかったという印象ですが

自分たちが攻められないディフェンスは似ていて、きょうの国士舘大もですが東海大 と戦ったときもうまく攻められませんでした。ワセダというチームの原点に立って、みんなできょうの試合のビデオを見直して、また考え直したいです。

――最後、同点に追いついたシュートはどういった気持ちで打ちにいきましたか

負けるわけにはいかないと思って打ちました。でも、あのステップシュートが決まったらなんでもっと早くから打たなかったんだろうっていう反省が残りました。

――後半のディフェンスについて

いつも通りというか、ああいうディフェンスが60分間できないところがワセダの弱いところだと思います。

――あすの日女体大戦への意気込みをお願いします

きょうは自分たちが弱いことも、格下の相手なんていないということも実感しました。まずはコートに立っている選手が声出して盛り上げて、試合に出ているという責任感を持って、気持ち切り替えて臨みます。

兒玉菜夏(スポ3=富山・高岡向陵)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

今まで4戦戦ってきて、結構僅差だったんですけど全て試合に負けてしまって、下位に決まった後で今回格下の相手と戦って、いざ試合になったらコートの中の人が序盤からがむしゃらに勝つ気が無かったかなと思います。

――前半の入りが悪かった点についてはいかがですか

序盤にやられたミスに対してすぐに修正できなくて、同じところで連続して失点してしまって、それが最初に7点開いた原因かなと思います。

――前半のオフェンスについてはいかがですか

全員が必死に打ちにいこうという感じで単発だったと思います。単発ですぐに無理やりなところでも打ちにいってしまってミスが続いて、逆に振ったりみんなを生かすプレーが無かったなと思います。

――後半追い上げましたが、よかった点は

後半は7点差開いたということで一気に点数を取るんじゃなくて、1点ずつ集中して取って、ディフェンスで守ってオフェンス1本1本大切にしていこうかなという気持ちでみんなで臨みました。

――引き分けになりましたが、勝ち切れなかった要因は

やっぱり勝負所でシュートを決め切れないところだと思います。

――あしたに向けて抱負をお願いします

難しい試合になると思うんですけど、1点でも多く取れば勝ちなので1点1点大切にしていきたいと思います。

千葉絵里子(社3=東京・文大杉並)

――試合を終えての感想をお願いします

後半にようやく追いついたときみたいに前半からもっと攻撃的なディフェンスができたら良かったと思います。

――前半大きく点差が開いてしまった要因として挙げられることはありますか

前半は相手のポストプレーを同じように何度もやられてしまって、試合の中で修正できなかったことが原因かと思います。

――ミスも目立った印象ですがそこについてはいかがでしたか

ディフェンスでうまく波に乗れないままリズムができなかったです。それがオフェンスにも影響してしまったのではないかと思います。

――一方の後半はディフェンスから流れができていましたね

前半であれだけ差が開いたのでハーフタイムの時に大差で勝たなくても良いから、1点差でも良いからとにかく後半で追いつこうという話でした。前半の反省を生かして自分たちのリズムをつくってから逆速攻などをしていこうということになっていました。

――一時は同点に追いつくシュートを放ったり、気迫のこもった守備も見せていましたね

前半に自分がフリーのシュートを3本も外してしまって、そこで決めていたら前半の流れも違っていたと思います。自分のミスが目立ってしまったので、後半はシュートを強気で打ち込んでいくのと、ディフェンスではサイドから声を出して(スペースを)締めるというのと、一番初めに速攻へ走ることを意識していました。

――試合後のミーティングでは何を話されましたか

いままで全ての試合で負けてしまっていたので同点にしたのは大きいことでしたけど、どうしても勝ちきれないというところでワセダの弱さが出たのではないかという話でした。

――もう負けられない試合になりますが残りの試合に向けて一言お願いします

残りは桐蔭横浜大と日女体大との試合ですが、この試合のような感じだと絶対に勝ち切れないと思うので、出だしからコートの中の人間がもっと盛り上げて強気でやっていけたらと思います。

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