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2014.04.28

タイトル獲得ならず 厳しい結果に

 2日間を通して行われたジュニアオリンピックカップ。早大からはジュニアの部(17〜20歳)に10名が出場した。女子は香山芳美(スポ1=東京・安部学院)と金子和(社3=群馬・大泉)がそれぞれ2位。一方、男子は多胡島伸佳(スポ2=秋田・明桜)の3位が最高成績となり、全体的に厳しい結果となった。

 香山は初戦となる準決勝でテクニカルフォール勝ち。駒を進めた決勝で、香山は積極的に攻撃を仕掛けていく。しかし第1ピリオド(P)開始20秒、タックルに入ったところを相手に切り返され先制を許す。だが、香山も黙ってはいない。2分20秒、投げ技が決まり逆転に成功すると、2点差優位で試合を折り返した。2P54秒、相手の攻撃を返しバックポイントに続けてローリングを決める。香山の優性が続くかと思われたが、ここから相手の追い上げが始まった。香山が攻めに入った動きをかわしカウンターでうまく得点を奪っていく。チャレンジにも失敗し、相手の勢いを抑え切れなかった香山。優勝を飾ることはできなかった。

攻撃も光ったが守りがあまかった香山

 1日目の予選を順当に勝ち進んだ金子。準決勝では1P、相手が2度の警告を受け攻め急いできたところを切り返し、バックポイントを奪う。その後も主導権を握り勝利を収めた。決勝では昨年の今大会で敗れた東洋大・宮原と対戦。金子は序盤から相手の素早い動きに対応できず、流れを持っていかれてしまった。1Pにバックポイントを決められ、4点差をつけられる。2Pでも反撃を試みたが、うまく封じ込められた。30秒、相手の投げ技が決まると連続失点となり、テクニカルフォール負け。金子は相手から1ポイントも奪うことはできなかった。

金子は脚をつかまれ不利な体勢に

 男女ともに優勝者が出ず、タイトル獲得までにあと一歩が届かなかった。出場したのは下級生が中心だが、悔しい結果となった早大レスリング部。選手たちは試合後、口々に基礎的な部分の見直しを課題に挙げた。次に控える大会は団体戦の東日本学生リーグ戦だ。個々の課題を見つめ直し、部の目標である団体三冠へ――。基礎からの修正が求められている。

(記事 高畑幸、写真 河野美樹、高畑幸)

結果

ジュニアの部

男子

フリースタイル

▽55キロ級

 青木祐聡(スポ2=岐阜・岐南工)  3回戦敗退

 藤川聖士(スポ2=埼玉栄)     4回戦敗退

▽60キロ級

 伊藤奨(スポ1=長崎・島原)    4回戦敗退

 吉川航平(社2=秋田商)      2回戦敗退

▽66キロ級

 多胡島               3位

グレコローマンスタイル

▽84キロ級

堀江一馬(社2=富山・高岡商)    1回戦敗退

女子

▽48キロ級

須崎麻衣(スポ1=千葉・鎌ヶ谷)   1回戦敗退

▽51キロ級

 金子                2位

▽59キロ級

 香山                2位

コメント

太田拓弥コーチ

――全体的に厳しい結果となりました

基本的なことができていなかったです。自分の得意な攻撃法を試合で出せなかったですね。

――金子和(社3=群馬・大泉)選手の決勝戦はどのような印象を持ちましたか

相手が実績のある選手だったので、前半は良い勝負ができたと思います。しかし後半は力の差が出たと思います。

――昨年の今大会でも宮原選手(東洋大)と勝負していますが

ちょっと良いところはなかったです。攻撃面で後ろに下がり気味でした。基礎体力的な部分、基本的な部分から見直してやっていかないとあの差を縮めることは今の段階では厳しいですね。そのようなところから積み上げていくしかないです。

――決勝戦で香山芳美(スポ1=東京・安部学院)選手は競り急いでいる印象がありました

香山は相手の上体を崩してからタックルに入るかたちができていませんでした。取られた15点のうち、10点くらいは自身の攻撃のかたちによるミスです。逆にその10点がなければ相手から11点奪う力はあるので、ディフェンス面を強化すれば追いつけると思います。

――藤川聖士(スポ2=埼玉栄)選手、多胡島伸佳(スポ2=秋田・明桜)選手は連覇には届きませんでした

藤川は階級が1つ上がり、見るからに体が小さかったです。3回戦くらいまでは藤川の距離感で試合を展開することができましたが、それに加えてのパワーが足りなかったです。相手に力で封じられ、彼の良さが出ませんでした。多胡島はフェイントをかけることも怖がっていました。そこは改善していくべきところだと思います。一から全て改善して、東日本学生リーグ戦で優勝できるようにやっていきたいと思います。

香山芳美(スポ1=東京・安部学院)

――ジュニアクイーンズカップから何か修正した部分はありましたか

主に組み手です。高校と大学ではレスリングが違うので自分の中では組み手を意識してやってきました。

――今回の結果についてはどうですか

優勝できるチャンスだったので悔しいです。

――決勝で良かった点はどこですか

悪いところがたくさん出てしまったので、反省点が多いです。

――では悪かった点というのは具体的にどのような点ですか

コーチからいつも言われているのですが、タックルのときに飛び込んでしまって、自分から相手に点数を与えてしまうところです。

――技をかけるときに急いでいるように見えましたが、焦る気持ちはありましたか

高校のときにも負けている相手だったのですが、自分が勝っているとき、負けているときの試合運びがうまくできなくて焦ってしまいました。

――早大を選んだ理由を教えてください

中学生のときに大学の人たちと練習する機会があり、また太田コーチと出会って、ワセダに入りたいと思いました。

――今後の目標を教えてください

ジュニアだけでなくシニアの全日本などでも活躍して、国際大会で金メダル取れるように頑張りたいです。

金子和(社3=群馬・大泉)

今大会を振り返ってどうですか

決勝はテクニカルフォールで負けてしまったのですが、基礎的な体力や力も足りていなくて、ほんと基礎的なところを一回修正して見直していかないといけないなということが今大会の収穫というか自分のペースに持っていけなかったのでそこが改善点です。

準決勝はどうでしたか

準決勝は3週間前にも一回やった相手で、やはり相手もそれなりに対策を練ってきてそういうのも伝わってきていたのですが、最後自分でしっかりタックルで決めたのでその点は良かったかなと思います。

決勝戦を振り返ってみてどうですか

決勝は準決勝でできた自分のその動きができなかったので、点に繋がらなくて結果的に点数も取れなかったのでちょっとダメなところばかりでした。

決勝は昨年のJOC杯でも戦った相手でしたが、何か意識されたことはありましたか

そこは特に意識していなかったのですが、もともと相手強いのは分かっていたので思い切りやろうと思っていました。それでもやはり相手に取られてしまって…。とりあえず全部足りないかなと感じました。

最後に今後に向けて一言お願いします

私は早生まれでこの大会も出られているのですが、来年はもちろんないので試合数も少なくなってきます。一つ一つの試合をしっかり勝ちにいきたいなと思います。また、上級生になったので下の後輩たちをしっかり見ながら自分もきちんと上位進出できるように、頑張っていきたいと思っています。

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