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2014.04.11

し烈な代表争い!初日に2人が表彰台

 『日本一』の称号を懸けて競われる日本選手権がいよいよ開幕した。今夏行われるパンパシフィック選手権、アジア大会の代表選考を兼ねる今大会は、春の最大のヤマ場。大会初日はワセダから瀬戸大也(スポ2=埼玉栄)が男子400メートル個人メドレーで2位、中村克(スポ3=東京・武蔵野)が男子100メートル自由形で3位となり、表彰台入りを果たした。

男子400メートル個人メドレーで代表内定を決めた瀬戸

 注目を集めた男子400メートル個人メドレーに昨年の世界王者・瀬戸が満を持して登場。萩野公介(東洋大)との一騎打ちが予想された決勝の舞台では、序盤から積極的なレースが展開される。徐々にレースを支配していった萩野により世界記録ペースで進んだ前半。瀬戸はライバルに先行を許しても焦ることはなかったものの、「そこまで上がらずに終わってしまった」と後半も伸びを欠いてしまった。大差をつけられての2位。「キレが出ていない」とまだまだ調整不足を口にした。それでもアジア大会の代表内定を決め、安堵(あんど)の表情をのぞかせる。今大会でエントリーした種目数は5。残り4種目では「チャレンジしながら、貪欲にやっていきたい」と意気込んだ。第一目標であった代表内定を決めたことでリラックスし、夏に向けて収穫を得られるレースに期待したい。

 一方、2月の日本選手権(25メートル)で初の栄冠を手にした中村。好調を維持する中で「大きく楽に泳ぐことができた」(中村)と予選を4位で通過した。余力を残したかたちで決勝のレースを迎えるが、目標の代表入りを目の前に力みが出てしまう。50メートルを4位でターンすると、得意の後半に向け追い上げ態勢に入る。しかし「(前半の)力みが後半響いてしまって、いつも通りの粘りができなかった」と、あと一歩及ばず3位でフィニッシュ。2位以内を目標に掲げていただけにレース後には肩を落とす姿も見られたが、大会最終日の男子50メートル自由形へと気持ちを切り替え、「自分のレースに徹することだけ考えて泳ぎたい」と雪辱を誓った。

目標の2位以内まであと一歩届かず、悔しさをにじませる中村

 ワセダを背負ってきた実力者たちが繰り広げる熱戦だけでなく、新年度最初の試合として新戦力からも目が離せない。この日は寺崎拓海(スポ1=茨城・並木中教校)がデビューを飾り、2日目以降も期待のルーキーたちが出場予定。新たに加入したフレッシュな顔ぶれにも注目だ。

(記事 荒巻美奈、写真 建部沙紀)

結果

決勝
▽男子400メートル個人メドレー
瀬戸 4分12秒30【2位】
▽男子100メートル自由形
中村 49秒25【3位】

B決勝
▽女子100メートル平泳ぎ
杉山沙侑南(スポ4=静岡・日大三島) 1分10秒03【7位】

予選
▽女子50メートルバタフライ
田村美紅(スポ2=埼玉栄) 28秒32【31位】
▽男子400メートル個人メドレー
瀬戸 4分14秒79【2位】
▽男子100メートル自由形
中村 49秒49【4位】
▽女子100メートル平泳ぎ
杉山 1分09秒78【14位】
▽男子100メートル平泳ぎ
林和希(スポ4=愛知・豊川) 1分01秒93【20位】
加納雅也(スポ3=県岐阜商) 1分02秒14【26位】
▽男子1500メートル自由形
寺崎 15分54秒54【21位】

コメント

中村克(スポ3=東京・武蔵野)

――レースを振り返って

4月にアジア大会を内定させたかったので、残念…というか、良くない結果でした。

――泳いでいるときの感触は

予選もいい感じで泳げて、とても調子は良かったんですけど、『代表を狙う』という力みが前半生じてしまいました。その力みが後半響いてしまって、いつも通りの粘りができなかったです。

――次のレースに向けての反省点は

今回力んでしまったので、次は力みがないように、落ち着いて、自分のレースに徹することだけ考えて泳ぎたいと思います。

――今後の意気込みは

この試合でもまだ50メートル自由形があるので、まずは50メートル自由形でベストを更新して、また6月パンパシ(パンパシフィック選手権)、アジア大会を狙っていきたいと思います。

瀬戸大也(スポ2=埼玉栄)

――レースを終えての感想は

(アジア大会の)代表が決まったということで、最低限の目標はクリアできた点ではよかったです。でも、やっぱり勝負ができていないというところがまだまだ甘いところなので、今後の課題になりますね。今大会で代表が決めることができたので、あしたから始まる2フリ(200メートル自由形)、2バタ(200メートルバタフライ)、2個メ(200メートル個人メドレー)などはチャレンジしながら、貪欲にやっていきたいです。

――予選後には「バタフライから飛ばしていきたい」というお話がありましたが、レースの内容を振り返っていかがですか

前半はベストタイムより速いタイムでは入れていました。やっぱり公介(萩野、東洋大)が速かったので。それに惑わされず焦らずと思って泳いでいましたが、後半もそこまで上がらずに終わってしまったという感じでした。本当に代表あんばいで決めているレースでしたね。でも代表が決まってホッとしています。

――いま課題の泳法などはありますか

今回の試合はキレが本当に出ていないので、もうちょっと日を重ねるごとにキレが出てくるといいなと思います。平泳ぎもワールドカップより(キックが)引っかかっているので、調整は悪くないのかなと。キレがあればという感じですね。どんな試合になるか分かりませんが、3日目の2バタ、2個メで頑張りたいです。

――肩の痛みはいつ頃から

先週の木曜日くらいから良い練習はできていなかったんですが、そのなかでもきょねんと同じくらいのタイムでは泳げているので、夏は得意ですし、これからしっかりと上げていきたいと思います。

――3月に行われたメキシコでのトレーニングについて

あんまり自分が思っていたようなトレーニングはできなかったですね。初めてのことだったということもあるかもしれませんが、次に行く時はもう少し頑張れたらいいなと思います。

――あす出場する200メートル自由形ではどんなレースをしたいですか

この種目ではまだリレー要員などでしか代表に選ばれたことがないので、自己ベストを目指して、リレーの代表にちゃんと決まるように泳ぎたいです。

杉山沙侑南(スポ4=静岡・日大三島)

――レースを振り返っていかがでしたか

自分の理想とする泳ぎが全くできなかったです。

――予選を終えてB決勝までに改善された点などはありますか

私自身はスピードが持ち味なので、前半のタイムを上げようと積極的に行ったのですが、あまりタイムに結びつかなかったです。

――予選の方がタイムは良かったですが、課題とする点などは

予選は0コースだったこともあり、周りに惑わされずに泳げましたが、B決勝はやはり同じようなタイムの選手が多かったので、そういった選手が視界に入ってきて焦った泳ぎになってしまい、詰まってしまう部分もあったかなと思います。

――日本短水路を終えてから1カ月半、取り組まれたことは

あまり練習回数を確保できなかったので、その分一回一回の練習を大事にして泳いできたつもりです。

――新年度となり1年生も入部してきましたが、女子部主将としてこの1年間どのような目標をもって臨まれますか

女子の目標としては、絶対にインカレでシード権を獲得して後輩に託したいという思いがあります。その点では、4年生の結果での引っ張りが大事になってくると思います。加えて、きょねんの4年生もインカレで活躍していた人が多いので、自分はまだまだですが、自分もそうなりたいという思いがあります。

――あすは得意とする50メートル平泳ぎのレースがありますが、どのような泳ぎをしたいですか

50メートルは絶対決勝に残り、日本のトップレベルの選手と同じ舞台で泳げるように頑張りたいです。

寺崎拓海(スポ1=茨城・並木中教校)

――レースを終えての感想はいかがですか

からだが全然動かなかったです。

――今大会において掲げていた目標は

とりあえず自己ベストは出したいと思っていたのですが、全然ダメでした。

――ワセダとしての初レースとなりました

まだ慣れない環境ではあるんですが、先輩方がいろいろと教えてくださったので緊張は全然しなかったです。その恩返しのようなレースにしたかったですが、それができず残念です。

――日本選手権に向けての調整面を振り返って

地元でやっていた時より練習量が増えて、いままでやったことがなかった陸上トレーニングなどもやっているので、そういう面で慣れていない環境での調整になったかなと思います。言い訳になってしまうかもしれませんね。

――ワセダに加わってチームの雰囲気はいかがですか

インカレ4位のチームだけあって、いままで自分は全国大会に一人でしか行ったことがなかったので、すごく良い環境だと思います。

――800メートル自由形ではどんなレースをしたいですか

800(メートル)は泳いだことがないのですが、きょうみたいにはならないように、間2日間あるのでしっかりと調整していきたいです。

――あらためて意気込みをお願いします

800は初めて出るので特に目標などはないのですが、とにかく頑張ります!

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