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2013.06.25

松平・丹羽組、2位に終わる

 ここまで順調に駒を進め決勝の舞台へと勝ち上がってきた松平健太(人4=青森山田)・丹羽孝希(明大)組。その前に大きく立ちはだかったのは、今大会好調を維持している上田仁(青森大)・吉村真晴(愛工大)組だった。1ゲーム目こそ奪ったもののその後は上田・吉村組の勢いを止められずゲームカウント1-3で敗戦。2年前の同大会でも優勝まであと一歩のところで敗れているだけに進化した姿を見せたかったが、今回もまた頂点に立つことはかなわなかった。

序盤のペースは良かった松平(右)・丹羽組

 多くの観衆が見守るなか始まった第1ゲーム。ミスは目立つものの丹羽のレシーブや松平のドライブが光り、二人は徐々にペースをつかんでいく。終盤には7ポイントを連取し11-7で先取。良いスタートを切ったかに思われたが、続く第2ゲームでは次第に上田・吉村組のレシーブに圧倒され始める。厳しいコースにリターンを決められ、なかなか攻めに転じることができない。8-11でこのゲームを落とし、試合はふりだしへと戻った。

試合中はいつもより話し合う場面が見られた

 流れを取り戻したい松平・丹羽組だったが、積極的に攻撃をしかける相手の前に受け身に回ってしまう。速い展開で決められ、得意のラリーに持ち込むことができないまま試合は進んでいった。「やっていてすごく苦しかった」(丹羽)と最後まで突破口を見出せず、立て続けに2ゲームを失い敗戦。組んで間もないペアとは感じさせない上田・吉村組の息の合ったプレーに、頂点への道を阻まれる結果となった。

 世界選手権パリ大会(個人戦)でシングルスベスト8入りを果たし、その名を広く知らしめた松平。今大会でも結果を残したかったところだが、単複ともに日本人選手に敗れることとなった。今後ますます競争が激しくなっていくことが予想される日本男子勢。最前線で戦っていくにはさらなるレベルアップが求められる。まずはこの後に控えるアジア選手権釜山大会で上位に食い込みたい。

(記事 山田祥子、写真 加藤万理子)

★塩野真人(平21卒=現・東京アート)がプロツアー初優勝!

 次々と並み居る強豪を倒し、念願のタイトルを手にした。世界ランキング6位の荘智淵、松平健、丹羽と国内外の実力者たちを撃破。男子では珍しいカットマンの粘り強さを十分に発揮し、見事初優勝を飾った。うれしさより驚きの大きい優勝となったようだが、それまでは苦難の道だった。国際大会で結果を残せないだけではなく、日本リーグで登録メンバーから外されることも。それでも「気持ちは切れなかった」と、前だけを向いて必死に歩んできた。遅咲きの27歳、今後の活躍が楽しみだ。

粘り強いカット攻撃で、相手を苦しめた塩野

結果

▽男子シングルス

準決勝

○塩野4-1陳建安(チャイニーズ・タイペイ)(11-5、11-5、11-5、7-11、14-12)

決勝

○塩野4-0徐晨皓(中国)(11-3、11-8、11-6、11-4)

▽男子ダブルス

決勝

●松平・丹羽組1-3上田・吉村組(11-7、8-11、6-11、8-11)

コメント

松平健太(人4=青森山田)・丹羽孝希(明大)組

――今の率直なお気持ちを

丹羽 僕らも優勝を狙っていたのですごく悔しいですし、相手から常に押された展開だったので、やっていてすごく苦しかったです。

松平 僕も悔しいですね、本当に。

――敗因を挙げるとしたら

丹羽 僕らのプレーはそこまで悪くなかったんですけど、やっぱり相手に思いきられてどんどん先手を取られる展開になったので、それがやっていてすごく苦しかったです。僕らのプレーはそんなに悪くなかったと思います。

――先手を取れなかった一番の原因は

丹羽 レシーブから攻められたので、僕たちのサーブがちょっと単調だったかなと思いますし、僕らもレシーブの時にもっと思い切っていければ良かったなと思います。

松平 サーブレシーブで点を取られたのが一つと、僕が打ったクロスのボールを回り込まれたり、バックハンドで広角に打たれていたので、それが守りになった原因だと思います。

――シングルス、ダブルス共に日本選手に敗れたことについては

丹羽 塩野選手にも普段の合宿で1回も勝ったことがないですし、日本の選手はすごく層が厚くて、普段ワールドツアーに出られない選手でもすごい強いので、その中で勝ち抜けるようにしたいです。

松平 ジャパンオープンなので、日本人の出場人数が多いと思いますし、レベルが高いので、その中で僕が勝てなかったというだけだと思います。

塩野真人(平21卒=現・東京アート)

――今の心境を

うれしい気持ちもありますけど、少しびっくりしている気持ちの方が強いです。

――驚いた気持ちの方が強いというのは

僕は日本代表というか、自費参加でこの大会に出させていただいてて、やっぱり優勝を目標にはしていましたが、一試合一試合積み重ねていった結果なので、ここまで来れるとはという感じです。

――今大会特に良かったところは

前の週から日本リーグがありまして、それでいい形で優勝させていただいて。技術的というか精神面で落ち着いていました。2-2ラストの試合とかを思いだしながら、それに比べたら緊張が少し和らいだので、そういうのがちょっとあったと思います。

――苦しい時期を乗り越えての優勝になったと思いますが

日本リーグの団体戦にも出られず、苦しい時期もありましたが、それでも気持ちが切れなかったところが良かったと思います。切れそうになっても、次の1本という意識がありました。

※共同会見より、一部を抜粋しました。

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