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2013.04.19

東大戦展望

 東京六大学野球にも球春到来だ――。13日に開幕を迎えた東京六大学春季リーグ戦(リーグ戦)。創部史上初の四冠を達成したい早大は、現在48連敗中で、悲願の1勝を今季こそ手にしたい東大との初陣を迎える。

>第1戦先発が予想される有原

 昨秋、三冠王に輝いた杉山翔大(平25スポ卒=現プロ野球・中日)が抜け、得点力の低下が危惧される。だが、打線の主軸を任されるであろう中村奨吾(スポ3=奈良・天理)、小野田俊介(社3=東京・早実)、茂木栄五郎(文構2=神奈川・桐蔭学園)は春季オープン戦(オープン戦)でも好成績を残し、不安を払拭(ふっしょく)する。ルーキーの石井一成(スポ1=栃木・作新学院)、中澤彰太(スポ1=静岡)らも随所で存在感を見せつけることができれば、攻撃に厚みが生まれそうだ。守備面では扇の要を務めた地引雄貴(平25スポ卒=現東京ガス)の穴を埋めるべく、土屋遼太(教3=東京・早実)と道端俊輔(スポ2=智弁和歌山)が名乗りを上げた。両者による激しい正捕手争いはチームに刺激をもたらすであろう。攻守の主力が抜けた中での、東條航主将(文構4=神奈川・桐光学園)のキャプテンシーも試されることになりそうだ。

 一方の投手陣はオープン戦を通じて安定した仕上がりを見せた。第1戦で先発が予想される有原航平(スポ3=広島・広陵)は、オフシーズンで体力面を重点的に強化。9回まで投げ抜く能力は十分か。本人も「最後まで投げたい」と完投への意欲を見せる。副将として投手陣をまとめあげる横山貴明(スポ4=福島・聖光学院)、鮮烈なデビューを果たした吉永健太朗(スポ2=東京・日大三)も好調をキープ。横山は4年間の集大成を、吉永はさらなる成長を見せたい。この他にも昨年5勝を挙げた高梨雄平(スポ3=埼玉・川越東)、8試合連続無失点を記録した内田聖人(教2=東京・早実)も控えており、充実した戦力は大崩れすることはなさそうだ。

4番として期待がかかる有井

 先週の開幕戦で法大に2連敗した東大は、浜田一志新監督を迎えてのシーズン。これまで指導を行ってきた谷沢健一特別コーチ(昭45年二文卒=元プロ野球・中日)に加え、プロ野球・読売巨人などで活躍した桑田真澄氏を特別コーチとして新たに招聘(しょうへい)するなど、1勝への改革は確実に進んでいる。投のキーマンである初馬眞人、関正嗣ともに粘り強い投球を見せ、主砲・有井祐人の前に走者を溜めることができれば勝機は見える。そのためには不用意な四球を与えない、しっかりと犠打で走者を進めるといった堅実な野球を見せることが大きなカギとなる。昨秋の慶大1回戦で善戦し、引き分けに持ち込めたことは大きな自信へとつながった。同時に、観客が、ファンがおおいに沸いたのは記憶に新しい。悲願の1勝は快進撃だけでなく、東京六大学野球を盛り上げる大いなる起爆剤になるのは間違いない。

 早大は優勝した昨春から3季連続で東大との開幕戦を迎えることとなった。互いに見据える先は違えど、是が非でも取りたい一戦。決戦後の神宮の観客席からグラウンドに送られるのは、『四冠』への一歩を歩みだした早大への拍手か、それとも5季ぶりの勝ち星獲得という『悲願』を果たした東大への喝采か。

(記事 阿部有起、写真 廣瀬元宣、盛岡信太郎)

東京六大学春季リーグ戦星取表
  法大 早大 慶大 明大 立大 東大 勝ち点 勝率
法大 5/18 5/19  4/27 4/28  5/25 5/26   5/4 5/5 ○10-1
○9-3
1.000
早大 5/18 5/19   6/1 6/2 4/27 4/28  5/11 5/12  4/20 4/21 
慶大 4/27 4/28   6/1 6/2 5/18 5/19  ●0-8 ○7-1 ●4-5   5/4 5/5 .333
明大 5/25 5/26  4/27 4/28  5/18 5/19  4/20 4/21  5/11 5/12 
立大  5/4 5/5 5/11 5/12  ○8-0 ●1-7 ○5-4  4/20 4/21  5/25 5/26  .667
東大 ●1-10
●3-9
4/20 4/21   5/4 5/5 5/11 5/12  5/25 5/26  .000

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