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2014.02.15

飯田、3位入賞で笑顔の引退!

 オリンピック冬季競技大会でウィンタースポーツが注目を集める中、大学フィギュアスケート界も大きく盛り上がった。このバレンタインカップは関東の大学が参加する交流戦で、多くの4年生スケーターにとっての最後の試合。公式戦ではないものの、おのおのが持てる力を出し切り、また会場には互いの健闘を願って声援が鳴り響いた。早大からは熊田のぞみ(文構3=神奈川総合)、宮下真梨子(国教1=米国・ミルバーン高)、そして今大会で現役選手を退く飯田裕貴主将(社4=東京・豊島学院)が出場。飯田がミスのない滑りで3・4級女子3位入賞を果たした。

大きく動くことを心がけたという熊田

 動きを大きく見せることを意識したという1級女子の熊田は、上半身まで目いっぱい動かし、リンクを広く使った演技を披露。予定していた連続ジャンプが単独になってしまうなど反省も残る。しかし、関東学生秋季交流戦(交流戦)では「跳べないだろうなと思って跳んでしまって」(熊田)失敗に終わったフリップを、自信を持って跳ぶことで確実に着氷させるなど確かな手ごたえも得、来季以降につながる8位となった。宮下は5・6級女子に登場。エッジを深く倒した高いスケーティングスキルが光る。前半はダブルジャンプも次々と決めたが、終盤の連続ジャンプで転倒してしまう。きょうの出来を「あまり良くなかった」(宮下)と振り返り、結果は悔しさもある5位だが、宮下の滑らかなスケーティングは見る者を魅了しただろう。

飯田は終始笑顔で滑り切った

 演技開始前、飯田の名前がコールされると人一倍大きな歓声が沸き上がった。日ごろから関わりがあるというジャッジらも温かく見守る上、このシチズンプラザアイススケートリンクは普段練習しているホームリンク。飯田が花道を飾る舞台は出来上がっていた。演技内容も、飯田が「120点」と言うように素晴らしいもので、ジャンプはすべて成功。その中で、冒頭2回のダブルサルコウを含めほとんどが非常に質の高いジャンプだった。武器の表現力も言うまでもなく存分に発揮される。「ピンクパンサー」の曲がかかり始めてからジャッジ席の前で最後のポーズを決めるまで全力で踊り切り、3・4級女子で3位入賞。表彰式では明るい表情を浮かべた。

 いままで支えてくれた人たちに会心の演技を見せてメダルも手にし、最高の形で引退することができた飯田。大学卒業後は競技からは離れるが、大会運営等を通してスケートには携わると言う。「いままでお世話になったスケートに今度は恩返しできるかな」という飯田の言葉通り、今後も裏方としての活躍が期待される。飯田のスケート人生は、これからも続く――。

(記事 大水渚、写真 末永響子)

結果

▽1級女子

熊田のぞみ 8位

▽3・4級女子

飯田裕貴 3位

▽5・6級女子

宮下真梨子 5位

コメント

飯田裕貴主将(社4=東京・豊島学院)

――きょうの演技を振り返って

いままで支えてくれた人たちから温かい声援をもらって滑ることができて、ホームリンクということもあったので、より思い出深いというか忘れられない試合になったと思います。何よりノーミスの演技で終われたことが一番嬉しかったです。

――現役選手として最後の試合となりましたが、どのような気持ちで臨みましたか

(引退まで)毎日だんだん日にちが少なくなってくるにつれて、いままでのことを思い出したりしました。まだ実感は全然なくて、あしたもあさっても普通に練習に行くんだろうな、とか、来週朝練あるんだろうな、という感じがして仕方がないです。本当にいままでずっとスケートがあったのですごく寂しいという思いと、スケートに出会えて良かったなという思いと、いろんな感情があってのきょうになりました。

――ジャンプは全て成功、特に2回のダブルサルコウはとてもきれいでした。技術面に関してはいかがですか

良かったです、嬉しかったです。決まって良かったというか、練習してきて良かったとすごく思います。実って良かったです。

――表現面に関しても、ジャンプが決まったためにさらに乗ることができましたか

そうですね、それもありました。それと、ジャッジの方々がいつも大会のお手伝いなどでお世話になっている方々で、すごく温かかったというか笑顔で見守ってくださっていたので、それも嬉しかったです。いままでありがとうございましたという気持ちを込めて精一杯演技ができたかなと思います。すごく楽しかったです。

――きょうの演技を100点満点で表すと

120点…?(笑)すごく楽しかったので。後悔なく終われたというかやり切って終われたので、すごく嬉しくて気持ち良いです。

――今後はどのようにスケートに関わっていきますか

自分が滑るのはこれで最後なのですが、大会運営などのお手伝いの方でこれからもスケートに携われることになったので、それはすごく嬉しいしいままでお世話になったスケートに今度は恩返しできるかなと思います。小さい子たちを一緒に支えていけたら良いなと思います。

熊田のぞみ(文構3=神奈川総合)

――きょうの演技を振り返って

まず連続ジャンプが、練習から調子は悪かったのですが、本番でもやはり決まらなくて、それがとても悔しいです。苦手なジャンプだということは自分でも自覚していたので練習はしていたのですが、練習しても本番で決められないようでは意味がないので、そこは次への反省として生かしたいなと思います。最初のフリップも着地がすごく汚かったので、それも反省点です。

――11月の交流戦と比べて成長できた点はどこですか

フリップを降りられたということ、汚かったのですがとりあえず片足で降りられたということは、一つ成長かなと思います。この間は自分で跳べないだろうなと思って跳んでしまっていたのですが、今回は自信を持って跳べたので、そこもやはり一つ成長したのかなと思います。

――表現面に関しては、何を意識して踊りましたか

先生などには表現力は良いと言っていただけるのですが、「動きが小さい、小さくまとまっているからもっと大きくしなさい」とすごく言われたので、今回はそれを気を付けて大きく見せるということを心掛けました。

――いまの課題は、ジャンプを決めることということですか

そうですね。あとはこの間バッジテストに落ちてしまって、それでこの級(1級)で出ることになってしまったので、上の級に合格してもっともっと長い分数のプログラムを滑ることが目標です。

――来季への意気込みをお願いします

もう来年度で最後のシーズンなので、自分の悔いのない演技のできるように、毎日毎日少しずつ努力を重ねていきたいと思います。

宮下真梨子(国教1=米国・ミルバーン高)

――今季最後の試合でしたが、どのようなお気持ちで臨みましたか

あまりプログラムの練習ができなかったので、ちょっと不安でした。

――きょうの演技を振り返って

あまり良くなかったです。ジャンプができなかったです。コンビネーションジャンプを頑張ろうと思って臨んだのですが、できなくて。次は成功できるように練習したいです。

――来シーズンはどのようなところを伸ばしていきたいですか

スケーティングをもっときれいにして、あとジャンプが入れば良いと思います。

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