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wasedasports.com >  2007年度卒業記念特集 >  若林勇太


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 卒業記念特集(17) 若林勇太 



 気持ちを一つに

魂の滑りを見せる若林  「やっとここまで来た」。若林は、インカレ総合優勝をこう振り返る。部員の個々の実力は高いが、これまで何かが足りなかった。それは、チームとしての「まとまり」。そこで最高学年、主将となった若林は、まとまって練習する時間を作っていく。スピードスケートの選手は、自己流の練習があり、集団で練習することは難しい。しかし、そのような状況でもまとまって練習することによって気持ちにも変化は現れた。

 迎えたインカレ。千メートルで2連覇を果たした若林。だが、「自分の優勝よりもよかった」と語るのが、由井拓実(スポ1)の五千メートル優勝だ。インカレ前、由井が調子を落として、心配をしていたからだ。昨年までの個を重視しての練習では、生まれない感情のはずだ。部員のバラバラだった気持ちは、一つの方向へと向かっていく。

 インカレ最終競技、チームパシュート。優勝条件は3位以内。若林は最後の一周、「離されそうになった」が、必至についていく。総合優勝のため、そして仲間のため――魂の滑りを見せ、2位を死守。ゴールした瞬間、67年ぶりのインカレ総合優勝は決まった。

 個の力だけでは、つかめない総合優勝という栄冠。これこそ、この1年間若林が主将としてチームをまとめあげた何よりの証しだ。



(本木秀明) 






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