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2007年度卒業記念特集
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卒業記念特集(5) 宮村美紀
粉骨砕身
宮村美紀(スポ)。大学テニス界でこの名を知らない者はいないだろう。「女王」として頂点に立ち続けた実力者だ。全日本学生選手権(インカレ)2連覇を筆頭に大学4年間で獲得したタイトルは数々。大会に出場するごとに、その栄冠に己の名を刻み込んでいった。
そんな宮村も高校までは特筆すべき実績を残しておらず、高校3年時に行われた全日本ジュニアでシングルスベスト8が最高だった。それでも土橋登志久監督(平元教卒)に声をかけられ、叩いた名門・ワセダの門。先輩には波形純理(平17社卒)をはじめ、高校時代から名を馳せていた選手がずらりと並び、「最初は練習についていくのが精一杯だった」という。だが、そのような状況下でも宮村は決して士気を失わなかった。心には常に「厳しい環境でやっていこうという気持ち」があったから。そして、いずれは「一番になりたい」という高い志を持ち続けていたからだ。
厳しくもあるが、充実した環境は宮村を日々成長させていった。その努力が実を結び、2年時の関東学生新進選手権(新進)で初タイトルを獲得。「一番になりたい」という気持ちはここで初めて形になって表れた。だが、宮村の心の中ではそれとは裏腹の気持ちが宿っていたという。「なぜ、こんなテニスで優勝できたのだろう」。そこには、頂点を極めてもさらなる高みを目指す宮村の姿があった。
そして、選んだ海外遠征という道。単身でインドに乗り込んだ。それまで確固たる自信を得ることのできなかった宮村にとって、一万ドルレベルの大会は自分の力を測る上で恰好の大会。そこで準優勝し、WTAランキングを持ったことが「大きな自信につながった」。
帰国した宮村の前には常勝ロードが切り拓かれていた。関東学生トーナメント(春関)、インカレ、全日本大学対抗王座決定試合(王座)と、主要な大会でタイトルを総なめ。さらに主将に任命された4年時には、冬場に起こしたケガが影響して万全な体調ではなかったものの、春関、インカレで連覇を達成した。学生最後の大会として臨んだ王座でも主将として、エースとして、チームをけん引。見事、2年連続で日本一を勝ち取った。
卒業後はプロとして活動する宮村。プロの世界は結果がすべてだ。今よりさらに厳しい環境に置かれることは間違いない。だが、この悩みも杞憂に終わるだろう。なぜなら、厳しい環境に置けば、より成長し続ける。それが宮村の真骨頂なのだから。
(宮沢直樹)
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