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wasedasports.com >  2007年度卒業記念特集 >  畠山健介


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 卒業記念特集(20) 畠山健介 



 最強の証明

畠山  大学ラグビー界屈指のプロップ、畠山健介(スポ)。その恵まれた身体から繰り出されるフィールドプレーで、観客を大いに沸かせてきた。ボールを持ったら止められないスケールの大きいランニング、鍛えあげた腕力でボールを一瞬にして奪い取るジャッカル、どのプレーをとってもまさに規格外。そんな畠山が「自分のアイデンティティー」とまで言い切るプレーがある。それはプロップに求められる最大の役割、スクラムだ。

 仙台育英高校時代には主将としてチームを花園ベスト8まで導き、高校ジャパンやU19代表にも選出。将来を期待された逸材として入部した畠山に、大きなカベが立ちはだかった。それはスクラムの圧倒的な強さを武器に、1年次からレギュラーを張るプロップ伊藤雄大(当時4年生、平17人卒=現ヤマハ発動機)の存在だ。フィールドプレーでは持ち前のセンスを発揮するも、スクラムでは高校とルールが異なるため経験が不足。しかし、畠山は身近に伊藤というすばらしい目標、そしてライバルを得て、プロップとしての実力を着実に伸ばしていく。結果的には伊藤から先発の座は奪えなかったが、スクラムワークにおいて貴重な経験を積んだルーキーシーズンとなった。

 2年生になって不動のレギュラーとなった畠山は、史上最強FWの一員として大学選手権連覇を達成。歴史的勝利をおさめた日本選手権2回戦・トヨタ自動車戦では、日本代表を多数擁する相手にスクラムでも互角以上に渡り合った。だからこそ、翌年の大学選手権決勝・関東学院大戦でセットプレーの崩壊から3連覇を逃したことは大きな衝撃だった。

 覇権奪回が至上命題となった今季、チーム方針としてFWで勝負することを決めた。副将となった畠山は、自ら常に高い水準でプレーすることによって、FW全体の底上げを促した。

 2年ぶりの優勝を決めた直後、畠山は「自分たちがやってきたスクラムに自信があった」と胸を張った。その背景には、FWという絶対的な強みがあったからこそ、チームがブレることなく最後まで戦い抜くことができたという自負があった。

 来季からは、強力スクラムで名を馳せるトップリーグ王者・サントリーでプレーする。激しいポジション争いが予想されるが、畠山は「1年目からレギュラーとして出場したい。」と新たな決意を語った。憧れというジャパンに選ばれるために、そして自らが最強のプロップであることを証明するために、畠山の飽くなき挑戦は続く。

(亀本勇也) 






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