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2005年度卒業記念特集
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卒業記念特集(14) 高橋周大
貫き通した気持ち
『夢追い人』。今季ア式蹴球部の9年ぶりの関東大学リーグ1部昇格に大きな貢献を果たした高橋周大(人)にはまさに『夢追い人』という表現が似つかわしい。
「サッカーバカにはなりたくない、文武両道を」。その気持ちが高橋を早大入学へと決心させた。しかし、その一方で、より高いレベル、プロの世界に大きな関心と憧れを抱いていたのも事実。大学で活躍して、いずれはプロで――。早大入学前はそう考えていた。
しかし、現状は違った。当時はサッカーに集中できる環境が整っておらず、一時は「プロを目指すことなど考えなくなった」。高橋はくすぶっていた。
変革期は大榎克己氏(昭63教卒)の監督就任とともに訪れる。それまでの環境から一転、サッカーに集中できる環境が整い、チームの実力も確実に上がっていった。これによって高橋の夢も再び現実味を帯びていく。だが同時に、チーム内競争が激しくなり、選手層に厚みが生まれたア式蹴球部のなかで、高橋は絶対的な存在とは言えなかった。それでも高橋は「競争意識が高まって、本気でやれたからこそ楽しめた」という。上昇気流に乗るチームの中でも声を出してチームを引っ張り、後輩たちとの距離も意識的に縮めていった。最終学年としての責任感を持った高橋がそこにはいた。
4年間の集大成として、1部リーグ昇格という目標を見事に達成した高橋だが、高橋の挑戦はそれで終わりではなかった。「サッカーを続けたい」。その一心で、高橋はJリーグクラブの多くのセレクションを受ける。が、その度に「今回は残念ながら…」と言い渡されてきた。それでも高橋は諦めなかった。「JFLのチームでプレーを続け、プロを目指す」。そう思っていた矢先に、水戸ホーリホック(J2リーグ)からの練習生としてのオファーがあった。高橋はそこで高いパフォーマンスを見せると念願のプロ契約までこぎつける。
あこがれ続けたプロになる夢を実現させ、3月4日に行われた開幕戦では、自らのデビュー戦を祝うゴールを挙げた高橋。『夢追い人』はプロとして、ファンからの期待を背負う立場になり、人々の『夢負い人』として新たな道を歩み始めた。
(内田 樹)
【“W”発“J”行きの選手・第2弾 高橋周大へ】
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