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2004年度卒業記念特集
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卒業記念特集(12) 金山敦思
大学時代に培ったもの
向上心旺盛で誠実な男。金山敦思(人)は厚い選手層、他大にはほとんどないインドアのオムニコート、そして高校時代の主な先輩が入っていた法大のような高校の延長線上ではない新しい環境に魅力を感じて早大庭球部を選んだ。そこでの4年間は彼にとってきっと特別なものであったに違いない。
1、2年時、王座(全日本大学対坑王座決定試合)連覇に貢献するなど順調だった金山に訪れた転機は、宮尾祥慈(平16卒)とのコンビ。最初はシングルスが得意な選手同士だっただけに不安もあったという。しかし勝っていくうちにそれも薄れ、次第に自信をつけて、インカレダブルスの2冠を達成した。「春関は自分が緊張してまともなプレーできなかったから負けた。だからインカレではその分リベンジする、自分のプレーが出せればいけるんだと思っていた」と春関の決勝で苦汁を飲まされた落合・軸丸(日大)ペアを破った決勝を笑顔で振り返る。
主将としての最後の1年、彼の個人成績は思わしいものではなかった。「部を引っ張ることに気をつかいすぎて自分のプレーをおろそかにしてしまった」と言う。しかしリーダーシップという意味では「王座で準優勝できたのは嬉しかったし、特に近大に5-4で勝つのが決まった瞬間はみんなで本当に熱くなれた」と、自分のチームが一丸になっていることを実感できた。
仲間と応援の力も彼にとっては重要であった。「学部が人間科学部だったので、スポーツをしている人が周りに多かったから自然と話があった」と語るように、庭球部の部員たちだけでなくそれ以外の仲間にも恵まれた。また応援が自分をすごく盛り上げ、力強くプレーさせてくれることにも大学テニスを通じて気がついた。これらのことが自分のテニスにも人格形成にも生きていたのであろう。
これからは社会人プレーヤーとなるが、彼は第一に人間関係と信頼関係が大切であることを決して忘れない。何事にもしっかり向き合って対応しようとする人柄がにじみ出ている。練習時間の制約は、練習の質で補わなければならない状況で彼は、今までのストローカーから、ネットに出てボレーで攻める積極的なプレースタイルへの変更を試みている。
そんな金山のプレーを多くの人に見てもらいたい。
(佐久間博康)
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