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バレーボール部

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2022.11.24

【連載】全日本大学選手権直前特集『Fly farthest』 第1回 秋間直人×中島明良×芳賀雄治

 初回を飾るのは、4年生としてチームビルディングに貢献してきた3人。秋季関東大学リーグ戦(秋季リーグ戦)からスタメン出場果たし、声を出して雰囲気を盛り上げるMB秋間直人(スポ4=愛知・桜台)、ポイントブロッカーとして出場するだけでなく、タイムアウトでは出場選手へのケアも欠かさないOP中島明良(法4=京都・洛南)、主務としてマネジメントの面からもチームを支えてきたOH芳賀雄治(商4=山形南)だ。それぞれ違ったかたちではあるが、「チームのため」に役割を果たしてきた3人に、迫る全日本大学選手権(全日本インカレ)への思いを伺った。

 

※この取材は11月16日に行われたものです。

 

お互いの紹介

 お互いを紹介する3人(左から中島、芳賀、秋間)

――はじめに他己紹介をお願いします!

芳賀 中島からいこうか。本人も自覚しているとは思のですが、「変わってる」っていうことが一番に挙がります。4年間一緒にやってきて、すごく良いやつだと思います。思うんですけど、出会って2週間だったら僕は彼とは縁を切ってたってくらい、いろんなところで変わってるなと思います(笑)。

中島 アハハ(笑)。

芳賀 変わってはいるのですが、熱いものを持っていて、バレー以外でも料理したりだとかダンスしたりだとか(笑)。多趣味で見ていて面白い人なのかなと思いますね。バレーに関しても僕たちって主観的にいろんなことを見てしまうことが多いのですが、中島は客観的なことを見たりだとか、チーム全体を見まわしたりだとかしてチーム作りに貢献してくれているので、彼なしでは今の僕たちはいないのではないかなと思っています。

秋間 自分の軸がしっかりしているなって思っています。ぶれないって言うのが印象にありますね。この3人で昔スマブラとかを一緒にやっていて…(笑)。

芳賀 (笑)。

秋間 スマブラをやっていた時が、ちょうど明良(中島)がTOEFLのテストを控えている時期でした。(中島が)英語の勉強をしなければいけない状況にも関わらず、僕らが「来いよ」って誘ったんですけど、「俺は行かない」って頑なに言ってましたね(笑)。

一同 (笑)。

秋間 自分の最優先事項をあらかじめ決めておいて、その軸がしっかりしているなっていうのを4年間通してしみじみと感じていますね。結果もついてきているはずなので、すごいなというか、「やっぱ洛南カルテットちゃうな」って思うところはありますね(笑)。

芳賀 それで言うと行動と言動が論理立っているので、そこをすごく尊敬していますね。僕はパッションで動いてしまうのですが、そういうのに左右されないので、そういう人がチームにいると助かるなって思いますね!

 

――変わっている、というのはどういうところが変わっているのですか

芳賀 なんだろうな(笑)。

秋間 なんかこだわりが強い感じじゃない?

芳賀 確かに。

秋間 明良(中島)の中で結構譲れないものがあるから、それをもう徹底的に通すので(笑)。

芳賀 アハハ(笑)。

秋間 日本人の周りに合わせるっていうっていう性格とは合わないのかなっていう(笑)。

芳賀 彼のトリガーがどこにあるかがわからないので、いつもは来ないような集まりにたまに来たりするんですよ(笑)。僕たちよくカラオケ行くんですけど、1回だけ来てくれたことがあって、なんで来てくれたのかわからないのですが…(笑)。たまに来てくれるとかわいいなって思いますね。

中島 (笑)。行ったことあるっけ?

芳賀 行ったよ(笑)。2年生の時(笑)。

 

――では次に芳賀選手の紹介をお願いします!

中島 芳賀雄治はご存じの通り「熱男」と呼ばれていて、パッションがある方です。

一同 (笑)。

中島 彼のパッションでチームを賄っているといっても過言ではないくらい、「熱さ」をもたらしてくれる存在です。プラス人間味があって、人の心を思いやれて、後輩からの支持も厚いですね。例えば後輩の就活とかにも親身に向き合っていて、人のために動ける素晴らしい人間性を兼ね備えた同期です!

芳賀 さっき始まる前に話したんですが、(中島は)受け答えを完璧にするって言ってました(笑)。

一同 (笑)。

秋間 やっぱり明良が言ったように「熱いな」っていうのがあります。大学入学前に入寮したときが初対面だったのですが、その時に「芳賀雄治です! よろしくお願いします!」みたいな感じで、握手求められましたね(笑)。

中島 しかもかなり食い気味に。

秋間 「おお熱いな」って感じましたね。あとは…大学4年間で大人になったなっていうのは感じますね。

中島 うんうん。非常に!

秋間 僕と芳賀は1年生の時は、仕事を回す上で毎日のようにケンカをしてました(笑)。4年間を通してほんとにすごく人を思いやれるようになったなと思いますね! やっぱり良いやつなので、僕が就活をしていた時も相談に乗ってくれたりしました。

 

――最後に秋間選手についてお願いします!

芳賀 秋間は高校からバレーボールを始めて、秋間がバレーボールをしている姿を初めて見た時、「あんまり上手くない人もいるんだ」って申し訳ないんですが思ってしまって。ですが今、スタメンを勝ち取っている秋間を見て、同期としてもすごく感動します。やっぱり秋間なりに、トレーニングだったり、スパイクのフォームだったりいろんなところで愚直に努力して、結果を残してきていて。そういうまっすぐな部分だとか、愚直に努力できる部分だとかが僕はすごく尊敬できる部分だと思っています。昔はぶつかってしまうこともあったのですが(笑)。結局ケンカするほど仲が良いというか、今でもいろんなことを話しますし、4年間秋間と同期で良かったなって思います! 誰目線だって話にはなるのですが(笑)、何よりもこんなにバレーボールがうまくなっていて感動してます! 

中島 秋間さんは非常に優しい人間です。おそらく誰にも嫌われないんだろうなって性格をしています。

一同 (笑)。

中島 ちょっとプライベートになるのですが(笑)、マーベルの映画を一緒に見に行ってくれてありがとうございますって感じです(笑)。

秋間 (笑)。

芳賀 僕も1年生のときに秋間とアラジンの映画を見に行きました。

秋間 アハハ(笑)。

芳賀 アラジンってカップルで見る人が多いと思うんですけど、なぜか僕たち共鳴して「見に行こう!」ってなって見に行ったんですね。友達で見るときでも2つ席並んでみるじゃないですか、なぜかぼくたち空いていたのに4つぐらい離れている席を選んで(笑)。アラジンを4つ離れた席で見たっていう思い出がありますね。

中島 (秋間は)同期にクセが強いメンバーがそろっている中で、高校からバレーボールを始めていて、友人関係もバレーボールに偏っていないっていう一般的な視点をもたらしてくれる点で有難い存在だったなと感じます。あと、高校からバレーボールを始めたのに、この高いレベルの環境にぶちこまれても必死についていく姿勢と、トレーニングリーダーとしてケガをしていてもトレーニングを続けるっていう、愚直さというか一生懸命にやることを体現しているなって。言葉で言うことはないのですが、それを体現してくれるので、チーム全体にとてもプラスになってると思います。

 

プライベートについて

 プライベートの話で盛り上がる3人(左から中島、芳賀、秋間)

――3人で遊びに行ったことはありますか

芳賀 あったっけ? 

秋間 あ! 早慶戦を観に行きました!

芳賀 あ~! 早慶ラクロスと早慶バスケをはしごしました(笑)

中島 早慶戦ダブルヘッダーしました(笑)。

 

――3人で行かれたんですか

一同 そうですね。

芳賀 2人ずつで出かけることはあるんですけど、3人ってなかなか…。

秋間 出かけるはないかもですが、さっきのスマブラの話のように、結構一緒にいる機会は同期の中でも多かったのかなと思いますね。

芳賀 確かに。

 

――この前の1週間オフは何をされましたか

中島 僕はひたすら図書館にこもっていました。大学院の準備と卒論をやっていましたね。

芳賀 僕は簿記の勉強を家でして、近くの吉野屋に行くっていうことをしていましたね。

秋間 僕はケガをしてしまったので、体育館に来てリハビリをして、なるべくコンディションを落とさないようにしていました。あとは祖父母の家が近いので遊びに行ってリラックスしました!

芳賀 僕も上井草に来てウエイトしていましたね。体を動かさないと落ち着かなくなってしまって(笑)。

 

――最近ハマっていることはありますか

中島 『ONE PIECE』ですね。

芳賀 それずっとじゃん(笑)。

中島 唯一の息抜きが『ONE PIECE』を見ることです!

芳賀 僕は留学から帰ってきて英語から遠ざかりすぎて英語ができなくなってしまったので、毎日ちょっとずつYouTubeで英語系ユーチューバーの動画を見ることを自然とやっていますね。

 

――ちなみに留学にいって英語は喋れるようになりましたか

芳賀 なりました。けど半年喋っていないので、僕は結構怪しいですね。(中島は)ずっと勉強しているので、できるんじゃないかなって思います。

中島 ペラペラのレベルのよるのですが、日常会話はできますね。

 

――秋間選手はいかがですか

秋間 散歩にハマっています。自然豊かなところにいって、日々の疲れやストレスを発散するというか、自然に立ち返るというか、自然豊かなところにいって歩くのにハマっていますね。

芳賀 確かに。バレーボールばっかりだとね(笑)。

秋間 ちょっと疲れちゃった時期があって、やっぱそれを忘れようとなったときに自然豊かなところに行きましたね。

芳賀 ハイキング行ってなかった?

秋間 結構行ってる(笑)。ハイキングに行ったり、家族旅行で自然豊かな場所に行ったりしていますね。

芳賀 2メートルの成りして、自然豊かな場所に行ってるんですよ(笑)。

秋間 東京に来てから人込みにだいぶ疲れてきちゃって(笑)。

芳賀 そうだよな(笑)。俺ら全員地方組だしね(笑)。

中島 そうじゃん。

秋間 人少ない方が落ち着くな~っていうのが最近はありますね。

 

これまでを振り返って

 秋季リーグ戦でスタメンとなった秋間

――1年生以来の1年間フルで試合が行われたシーズンになりました。ここまで終えてみてやはり体力的にも辛い部分がありましたか

芳賀 体力的にもきついのですが、結構精神的にもきつい部分があるのかなと思っています。毎日試合して、試合試合練習と続きますし、トーナメントであればそれこそ毎日試合が続きます。そこでフィードバックをして次に生かすっていうサイクルが、精神的に来るものがありました。うまくいったらうれしい部分もあるかもしれないのですが、毎日同じことの連続であったりだとか、うまくいかなかったときに監督に指導していただいたりだとか。そういうのが続く中で、さらに最高学年としての責任もあり、きつい部分があったのかなと思っていますね。

秋間 1年生の時は正直任されたことをただひたすらやるだけというか、本当にひたすら上に付いていくだけでした。コロナで2、3年の試合が減った中でしか全体を見ていくことができなかったので、4年生になって急にぶっ通しのスケジュールになって、全体を見るという役割になったときに、大変だったなっていうのはありましたね。「どうやったらチームが良い方向に向くのだろう」とかもですし、大吾(岩本大吾主将、スポ4=兵庫・市尼崎)とかトビアス(重藤トビアス赳、スポ4=神奈川・荏田)とかは試合に出ていて、すごく大変そうだったなって思っていました。僕も秋リーグで試合に出させてもらうようになったのですが、その時は4年生としてというよりかは、とにかく任されたことをやるところを頑張っていました。スケジュールもですが、チームの中での役割が変わって大変な部分はありましたね。

中島 スケジュールというよりかは、4年生としてチームをまとめるということが、どれだけ大変かということを初めて感じた1年だったなと思っています。到達したいゴールがあって、そこにどうやってチームを持っていくかと考えた時に、いろんな個人がいる中で全員の思い通りにはいかないです。そこでどうやって理想に近づけるか、という議論を何度も繰り返すのですが、簡単にうまくいくはずもなく。かと思っていたら、急にスイッチが入って上手くいったりだとか。予測できない部分が多くて、「思い通りにいかないな」っていうのが率直な感想です。チームとしても、僕が留学から帰ってきた時よりかは、チームとしても個人としても技術面、組織面、精神面で明らかに違うチームになっているなと感じました。全カレが近づいて、また大塚(大塚達宣副将、スポ4=京都・洛南)がチームに戻ってきて、全員そろって「このチームでやっていくんだ」という意識がみんなに芽生えたのかはわからないのですが。チームとしてやっているなということを最近は感じます。下級生に多く要求してしまうこともあるかもしれないのですが、きついながらも付いてきてくれて、それが良い感じにまとまってきているなというのは感じます。

 

――秋季リーグ戦を振り返っていただけますか

芳賀 たくさん収穫があったリーグ戦だと思っています。最後の2試合だけ、達宣(大塚)が帰ってきて山田(大貴、スポ3=静岡・清水桜が丘)と代わったので、全く違うチームになってしまうのかなと思っていたのですが、意外とまとまっていました。早稲田らしいハツラツとしたプレーも見られたのですが、その中でもやっぱりまとまりきれていない部分もあったので、まだまだ全カレに向けて改善すべき部分が見つかった、いろんなところで収穫があったリーグになったのかなと思います。また強みも見つかったリーグだったのかなと。優勝は逃してしまいましたが、マイナスにはとらえていなくて。優勝を逃したからこそ、全日本インカレでまたチーム全員で優勝を目指していこうという気持ちになったと思うので、そこに関しては負けを生かしていきたいと思っています。

 

――中大に負けた後、チームの雰囲気も落ちることはなかったですか

芳賀 僕自身としては結構落ち込んでしまいました。その日の夜に何回もその日の試合をみて「なんで負けたんだろうな」って。でもチームの雰囲気としてはどんよりという雰囲気ではなかったですね。また次頑張ろうという感じでした。達宣が一人一人に声をかけてくれていて、「ナイスゲーム」だとか「ここが良かったよ」だとか。本人も悔しいとは思うのですが、いろんなところで声をかけてくれたので、チーム内でも「また次頑張ろうよ」という雰囲気になりましたね。

 

――では秋間選手、秋季リーグ戦を振り返っていかがですか

秋間 チームとしても個人としても収穫の多いリーグでした。4年間通してスタートで出る機会がなかった中で、秋リーグで初めてコンスタントにスタートで試合に出させていただきました。毎週、毎週試合が続くので、気持ちの部分でも今までと違った秋リーグになりました。最後の中大戦も4セット目に早大がリードしている中で、ひっくり返されてしまいました。中大との力の差はそこまで大きなものではないと思うので、課題を改善していけば、充分にリベンジすることが可能だなという手応えはあったのかなと。個人的にも最後ケガをしてしまって、不安は残ったのですが無事ケガも治すことができたので、良かったなと思っています。

 

――スタメン出場をするようになって、実戦経験が増えたと思います。その中で成長や手応えを感じた部分はありましたか

秋間 プレーというより、試合経験を積めたこと自体が自分の中では大きかったです。インカレでスタメン出場したいと思った時に、試合経験的に難しいのかなってことを春は思っていて。だからこそ秋リーグで経験を積まなければいけないと思っていました。春(春季リーグ戦、春季関東大学リーグ戦)はずっとベンチだったのですが、中島明良とかに練習に付き合ってもらってきたので、その成果が出てうれしいです。

中島 (笑)。

 

――中島選手、秋季リーグ戦を振り返っていかがですか

中島 秋リーグの立ち位置というのが「東日本の借りを返そう」じゃないですけど、「チームとして頑張っていこう」という雰囲気がありました。4年生が教育実習や体調不良で抜けて、さらに大塚もいないという状況で、その中でも4年生で頑張ろうという意志がかなり強くなったリーグでした。大塚がいない分、大貴が頑張ってくれて、他の3年生も主軸として、プレー面でもチーム面でも責任を持ってやってくれているのを感じました。そういう面では全体としては良かったのかなと思っています。ただ、結果的には負けてしまっているのと、「大塚が帰ってきたから大丈夫だ」という感じではなくて。まだまだ調整が必要で、チームとしてまとまっていないなってことがわかりました。ここから全カレに向けて、何が足りないのかがわかったという点では充実した秋リーグだったのかなと思います。

 

――ポイントで入ることが多かったと思うのですが、そこの部分でのプレーを振り返っていただけますか

中島 ポイントブロッカーで入ることが多かったのですが、ほぼボールに触ることがなかったという。

秋間・芳賀 (笑)。

秋間 山田大貴がサービスエースを決めて、ただブレイクして終わるっていう流れが非常に多くて(笑)。来たチャンスを確実にモノにする心意気で(コートに)入っているのですが、結果的に触らなくても点が取れているので良いのかなと思ってますね。

芳賀  ピンブロが入ると、1枚攻撃が減るのでそういう点でもありがたいですね。

中島 ラッキーでも1点取れればいいって思っています。

 

 チームの得点に笑顔を見せる中島

――この4年間、バレーボールをする上でこだわってきたことは

芳賀 「毎日100パーセント出す」ことです。高校の時から手を抜いていると怒られていたので、その価値観が自分の中で自然に根付いていました。声出しだったり、ボールひとつを追いかけるだったり…。今手を抜いたら、いつかそれがボロとして、どこかで出てしまうんじゃないのか、ということを感じて毎日やってきました。その結果、試合に少し出させてもらったり、いろんな人にいいことを言っていただけたりしていると思っているので、4年間を通してもちろん辛いこともあったのですが、毎日愚直にやり続けることを大事にしてきました。自分の中で100パーセントを出し続けることが4年間で自分が一番こだわってきたことですね。

秋間 僕がこだわってきたことは、「とにかくプライドを捨てて何でも吸収する」ことです。

中島・芳賀 (笑)。

秋間 やっぱり入ってきた段階で練習についていけるレベルじゃなかったので、全ての練習に命をかけてやろうという感じでした。僕は下手くそだったので、先輩だとか同期とかもアドバイスをしてくれて、それをできる範囲でコツコツやっていこうということをこだわってやってきました。あとは、大学2年生の頃からウエイトにハマり出して。

芳賀 アハハ(笑)。

秋間 地道にガッツリウエイトをやることと、プライドを捨てることですね。

芳賀 俺たちウエイト、めっちゃやったよね?

中島 僕たち「チームトレーニング」です!

芳賀 確かに(笑)。「チームスマブラ&トレーニング」です! 伸び幅が良かった3人です(笑)。

秋間 僕らの学年は全体的に、ウエイト頑張ってたよね?

中島 ストイックな人が多い。

秋間 見ていて妥協しがちな選手もいるのですが、僕らの学年はみんなストイック(笑)。

芳賀 自分で言うのもアレですけど(笑)。悪く言ってしまえば脳筋ですね(笑)。

 

――中島選手はこだわってきたことはありますか

中島 僕は、「ポイントを見極めて無駄な努力はしない、頑張るところは頑張る」をモットーにやっていました。聞こえは悪いかもしれないですが、限られた時間の中で結果を出すためには、無駄なことをしている時間はないです。正しいフォームで目的をもって、正しい考えで練習をこなすっていうところをずっと意識していました。そこで肉体的にすごく追い込みすぎなくても、結果がついてくるということが学べたのは良かったです。あとは人との関わり方を学ぶことができました。後輩、同期、先輩…特に同期ですね。人と協力して何かを成し遂げようとする時に、ある程度妥協は必要だということを学びました。学んだうえで譲れないこともあるのですが、そういうのが大事だなって思いました。

 

全日本インカレに向けて

 小田原アリーナで、サーブを打つ芳賀

――全日本インカレに向けて個人として力を入れていることは

中島 個人どうこうというよりかは、4年生としてチームをどうしていきたいかということを明確にするために必要な意見を出せるよう、努力しています。これは同期内のミーティングだけではなくて、チーム全体がなるべく良い方向に向いていけているかの確認と、良くするためにはどうすればいいかを考えて日々練習しています。

芳賀 僕はプレーどうこうというよりかは、チームの雰囲気を意識しています。今「チームファースト」ということを掲げていて、チームのために個人が頑張るということなのですが。本当に一人一人がチームのことを考えて、行動できているのかっていうところで全体を見る役割や、不満が出ないように声掛けや練習を工夫しています。プレー以外の面で限られた時間の中、チームに遺せるものは何かと考えています。スキルだけではなくて、思いやりや人に厳しくできるマインドを遺せるような2週間にすることを頑張っています。パッションをもって雰囲気をつくることと、一人一人が伸び伸びプレーできて、もっとチームのことを考えられるような環境を作っていくことです。

秋間 プレーで引っ張ること他の人が、厳しい事を言う役割は芳賀とかが担っていて…僕はプレーと言動で引っ張ることが難しいです。だからとにかく声を出して盛り上げるっていうことです。とにかく声を出して盛り上げるというのがチームの中での役割だと思っています。あとは全日本インカレでいつ出場したとしても、最大限のプレーができるように、復帰明けなのでコンディションを戻していければなと思っています。

 

――4年生として全日本インカレ「6連覇」へのプレッシャーはありますか

中島 僕はないです。

芳賀 あります。

秋間 僕は…あります!

一同 (笑)。

 

――プレッシャーがないのですね

中島 ないですね。

芳賀 それこそ監督からプレッシャーを持つなとは言われています。「勝つためにやるな」とは教えられているのですが、やっぱり「勝ちたい」ですし、勝つために努力しているので。先輩方が血と涙を拭きながら作り上げてくださった「5連覇」のかたちを僕たちの代で途絶えさせるわけにはいかないなって、思ってしんどいこともありますね。ですがプレッシャーって裏を返せば、「期待されている」ことだと思うので、そこをうまく割り切りながらやっていきたいと思います。明良がプレッシャーないのはびっくりしましたね(笑)。

中島 ほんとにないです。

秋間 プレッシャーというよりかは、自分たちの代でも絶対優勝したいという気持ちがでかいのかもしれないです。

芳賀 本当にね。止めちゃいけないって思いも僕はありますね。

秋間 「6連覇」したいというよりかは「優勝して終わりたい」です!

 

――プレッシャーはないとおっしゃられていましたが、中島選手は「優勝したい」というお気持ちは…

中島 それはもちろんあります(笑)。

一同 (笑)。

中島 多分、プレッシャーを感じていないというよりかは、このチームで「負けるはずがない」という気持ちに近いのかもしれません。

芳賀 確かに。緊張はないかもしれないですね。

中島 勝つので!

 

――最後の全日本インカレにむけて、目標と意気込みをお願いします!

芳賀 チーム全員が最高の笑顔で金メダルを掲げられるように、残りの期間毎日120パーセントを出して頑張りたいと思います!

秋間 4年間やってきたことを全部出して、悔いのないように終わることができればいいなと思います!

中島 このチームが悔いなく終われるように、自分にできる精一杯を頑張りたいと思います!

――ありがとうございました!

 

(取材・編集・写真 山田彩愛)

 

全日本インカレへの意気込みを書いていただきました! 

◆秋間直人(あきま・なおと)(※写真右)

2000(平12)年9月19日生まれ。201センチ。最高到達点342センチ。愛知・桜台高出身。スポーツ科学部4年。2メートルを超える、恵まれた高さを生かし、鉄壁の壁を築きます。やっとの思いでつかみ取ったスタメンの座、これまで積み重ねた努力の成果を遺憾なく発揮し、最後の瞬間まで全力で『戦』い抜く姿に注目です!

◆中島明良(なかしま・あきら)(※写真左)

2000(平12)年8月11日生まれ。188センチ。最高到達点325センチ。京都・洛南高出身。法学部4年。どんな時でも冷静にプレーし、チームの得点に全力で喜ぶ中島選手。大学4年間の、そしてこれまでのバレーボール人生の『集大成』として、最後の大舞台に挑みます。中島選手の最後の勇姿を、目に焼き付けましょう!

◆芳賀雄治(はが・ゆうじ)

2000(平12)年6月29日生まれ。180センチ。最高到達点320センチ。山形南高出身。商学部4年。主務の仕事もこなしながら、プレーヤ-としてもひたむきに努力を続けてきた芳賀選手。どんな時でも全身全霊で戦い、チームに勢いと流れをもたらします。誰よりも負けない『熱さ』で雰囲気を盛り立てる姿は必見です!

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