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バレーボール部

2022.03.26

【特集】新体制対談

 岩本大吾主将(スポ4=兵庫・市立尼崎)と大塚達宣副将(スポ4=京都・洛南)の下、新たなスタートを切った早大男子バレーボール部。これからチームをけん引していくお二人に、新体制についてのお話を伺った。

※この取材は3月2日に行われたものです。

 

プライベートの話

――オフの日は何をされていますか

大塚 オフの日は、今はコロナのこともあるのであまり外に出ることは無いです。家の中でのんびり過ごすか、少し外の空気を吸いに行くかぐらいで、そんなに買い物とかも行かないので。本当になんかすみません、内容の無いオフで(笑)。

岩本 僕は結構遊びに行ったりします。(相手は)部活の子がほとんどで、後輩とどこかに遊びに行ったり、ご飯に行ったりとかしますね。今年になってからはオフが少なかったというのもあってあまり遊べていないので、自分の体のケアにあてるとか、ゆっくりする時間の方が多いかなと思います。

 

――体づくりのために普段から気をつけていることはありますか

岩本 男子バレーボール部は春リーグが始まるまでの期間は、筋肥大のシーズンということで、ウエイトトレーニングの強度とかに力を入れてやっています。だからそれを無駄にはしたくないと思っていて。それはやっぱり競技につなげていくというところでも、大学に入ってからは食事に気を遣っています。でもやっぱり自分のストレスになったらだめだなと思っているので、自分の範囲内というか、ストレスにならない程度で気を遣っています。

大塚 僕も岩本くんと被ってしまうところがありますが、せっかく質の高い練習をやっているなかで、それ以外の食事だったり睡眠だったり生活リズムというところを疎かにしてしまうと、練習したものが無駄になってしまうと思います。だから普段の生活でバレーボールを中心に置いて生活するということは心がけています。

 

――自分なりのリフレッシュ法などはありますか

岩本 最近はYoutubeとかを見ています。それこそたつ(大塚)とは、お互い見ているドラマがあって。それを毎週楽しみにしているみたいな連絡を取っていました。

 

――ちなみに何のドラマですか

岩本 『DCU』という日曜の阿部寛さんのドラマを見ています。たつは『真犯人フラグ』。僕らは毎週日曜を楽しみにしていますね。

大塚 そうですね。もちろん自分の感情で一週間頑張ろうと思っていますが、プラスで「あ、今日頑張ったら夜ドラマあるわ」とかがあるといつも以上に頑張ろうと思えるので。そういった意味ではリフレッシュになります。ドラマの話とかが岩本くんとできると言いましたが、お互い違うドラマを見ているので(笑)。

岩本 アレ、アレ見たやん! 『テセウスの船』!

大塚 『テセウスの船』はだいぶ前だね(笑)。また共通のドラマが見られたらいいかなって。

 

――チームメートのなかで特に面白いだとかキャラが濃いだとか思う人はいますか

岩本 たつ、どう? 

大塚 みんなそうやけどね。みんな濃いと思う、それぞれ。

岩本 なんか、個人的にハマっている人とか? 

大塚 誰って絞るのも難しいくらいもうみんなそれぞれ個性は豊かなチームです。特にピンとこないですかね、一人だと。逆に大吾は? 

岩本 ハマっているというのは言い方が悪いですが、最近ハマっているのは新2年の馬渕(純、スポ2=岐阜商)と、新3年の布台(駿、社3=東京・早実)です。基本的に僕がダル絡みをするタイプで、一生ダル絡みをしていますが、それにちゃんと返してくれるので楽しくさせてもらっています。

 

 

 

笑顔でプレーする姿が印象的な岩本主将

 

 

新体制のこと

――4年生が卒業した今のチームの雰囲気はいかがですか

岩本 達宣がVリーグに在籍していて、全然早稲田の練習には来れていないです。コロナの影響もあって練習が思うようにできず、年間のシーズンを通して考えた時に、スタートを失敗した感じにはなってます。それを取り返すっていう部分で、もちろんこの時期は量をこなすというか、量にフォーカスを当てた時期ではあるのですが、それに加えて高い質で練習ができているのかなと思います。練習ができていなかった分、全体でできるトレーニングやボール練習の強度はあまり高いものはできていないのですが、ちょっとずつ元に戻せているかなと。チームとしては良い状態で進めているのかなと思います。

 

――大塚選手が早稲田の練習に参加されていないというお話が出ていましたが、そのことに対する不安などありますか

岩本 基本的に去年とかもたつがいて、(日本)代表などを通していろんなことを彼なりに学んで、いろんなことをチームに還元してくれていました。また(大塚は)引っ張っていってくれる立場の一人ではあったので、そういう同期が一人いないということで、残った僕たちがその役割をやらなければいけないと思っています。上手く同期で引っ張りながら、チームの進むべきところに進めているのかなというところはあります。達宣が帰ってきた時にこのチームは成長してるなって思ってもらえるように頑張っています。

大塚 もっとたくさんの経験を積みたいっていう僕の意志でパナソニックさんでプレーさせてもらっているので、その分大学のチームに迷惑をかけているというのは感じています。でも不安とかはなくて。自分はチームにいないので、直接どうこうはできないし、良い意味でパナソニックでの試合に集中できるくらい、ここにいる岩本くんを中心として同期のみんなが頑張ってくれていて僕は不安はないです。むしろ皆が頑張ってくれているなって。大学での試合は今はないですが、意識を高く持って、春リーグ(春季関東大学リーグ戦)に向けて頑張ろうとしているのを感じているからこそ、パナソニックでプレーできていることのありがたみを感じながら、みんなが頑張っているから自分も頑張ろうと思えています。

 

――同期とよく繰り返されていましたが、4年生はどんな学年ですか

岩本 客観的にチームを離れているたつから意見を聞きたいな。

大塚 現段階だと4年生になって、みんながチームを引っ張らなければいけないという気持ちは心のどこかにあると思います。それを表に出して引っ張れる選手と、口にはあまり出さず気持ちで思ってる選手とかいろいろいると思います。みんなそれぞれの役割を持って頑張ってくれているのかなって思うので、自分は本当にこの同期で良かったなって思いますし、この同期だから安心してパナソニックでプレーできているので、僕は同期に恵まれているなって思っています。

岩本 僕も頼れる同期っていうことはすごく感じます。早稲田のバレー部ではストレングスとか、栄養とかメディカルとかそれぞれのユニットを学生とスタッフの中で作って、そのユニットで行動しています。その中でも僕たちの同期がそれぞれのユニットのトップで、そういうところを見ていても、意識がちょっとずつ変わってきたなというか。最上級生としての役割を果たすことやチームに何か残す、還元したいっていうことを動きを感じるようにはなりました。それはずっと意識していた代ではあったのですが、それがより同期に見られてきたなって思います。これから試合が始まる中で、どうなっていくかはすごく楽しみです。

 

――お二人はプレーや声掛けなど、どんな形で引っ張るタイプなのですか

岩本 お互いのことを言い合った方がいいかな。自分のこと言ってお互いにあとで答え合わせしよう(笑)。 

大塚 そうしよう、そうしよう! 

岩本 去年からキャプテンをやる機会があって、チームの中でも(主将は)そういう一番上の役割ってところはあるんですけど。ひとつは楽しんでやるというか、自分がムードメーカーとして声掛けとかいい雰囲気でバレーをしたいっていうことがやっぱりあるのでそれを率先してやろうとしているところはあります(笑)。もちろん、引っ張るというところもやらなければいけないところではあると思うのですが、そういうところよりかは、自分は自分として、普段のいつも通りの自分でいることで周りを引き立てることができればなって、自分ではそう思っています。

大塚 ほぼほぼ正解です(笑)。

一同 (笑)。

大塚 岩本くんの良さは、プレーももちろん質の高いププレーをするのですが、それだけじゃなくて。勝ち負けが重要になってくる試合とかになってくると、どうしても勝ちばかり意識してしまうことになると思うのですが、岩本くんはそれを跳ね返すような持ち前の明るさで自分たちを鼓舞してくれます。それが岩本の引っ張り方で、自分にないものだと思うのでそういうキャプテンいいよなって(笑)。思っているところはあります。

 

――大塚選手はご自身でどういう引っ張り方のスタイルだと思いますか

大塚 自分かあ。自分はやっぱり戦術的なところであったりとか、自分のプレーの姿で引っ張ったりっていうところもそうですけど、戦術的な部分での声かけで自分はリーダーシップを発揮したいなって思っています。コミュニケーションを良くとることが自分の持ち味というか、スタイルだと思っているので、そういったところでチームを引っ張るのに意識してやっています。

岩本 それこそサーブレシーブとかディグもそうですけど、高いレベルになるにつれて連携が必要になってくるところがあるので。(大塚は)それに加えて戦術の面でも、相手に対応した戦術だとかを取ってくれるとこはあると思います。やっぱりいろんなところで世代のトップで(大塚は)やってきていて、日本代表とか今のパナソニックもそうですけど。いろんなチームでプレーしていろんなことを吸収していることを、早稲田っていう大学の所属チームに合った形で、戦術的な声掛けとかをしてくれます。それは僕としても知らない部分はあるので、そういうところで勉強になるなって思うことが試合を通して多かったですね。

 

――理想の主将像、副将像はありますか

岩本 昨年は自分も初めてのスタメンで、キャプテンもやりながらだったので、いっぱいいっぱいになってたところもありました。でも今年あともう一年あって、自分も主将を継続できる中で、昨年学んだことをさらにレベルアップしてチームを引っ張っていかなければなとは思っています。昨年優勝したことで、早稲田を倒しに来るチームは多いと思うので、そういうチームに負けないチーム作りをやっているんですが、それの中心になるのが主将のポジションだと思います。練習で出せないと試合では出せないと思うので、試合だからって試合を意識しすぎたプレーを自分がすると、周りに伝染してしまうので、基本的にいつも練習でやっていることをそのまま試合でやること、自分がそのままの自分を出し続けることを意識してやってるなって。それが理想の姿かなと思いますね。

大塚 僕は理想副将っていうのは人それぞれだと思います。それぞれの人にそれぞれの良さがあると思うので、それを武器に引っ張っていくっていうのが一番いいんじゃないかと思っていて。これは僕の考えなのですが、主将、副将の役割もそうですが、4年生全員が引っ張る意識をもって、やっていかなきゃなと思っているので。引っ張る意識っているのは、学年全体で、気持ちの統一とかも必要だと思うので、そういったところを1年間やり続けることができれば、自然とチームも良い方向に行くのではと思います。そういった雰囲気づくり、きっかけを作り続けるのが、主将の岩本君であったり、僕だったりだと思うので、そういった役割を考えながらやっていけたらいいなと考えています。 

 

――気持ちの統一をするために何かされてるのですか

岩本 基本的に学年のグループラインはすごく真面目な感じで動いているのかなと思いますね。

大塚 学年のグループラインでどういう話をしているかってとこでしか、(今はチームの状況が)見えないし、そこでしかみんなの気持ちを感じ取ることができないです。完全に一致しているかどうかはわからないんですけど、少なくとも今の段階ではみんなで頑張ってやってくれてるなって感じているので。そこまで(早大のチームに対する)不安とかはなく、過ごしています。

 

――チームを作っていく中で大事にしていることはありますか

岩本 コミュニケーションは一つ僕は大事にしていきたいと思っています。今話をしていた同期という横のつながりに加えて、縦のつながりも大事にしていきたいというのはありますね。バレーボールっていうチームスポーツをやっている限り、自分勝手なことがあるとそれはプレーにも影響してくるのかなと思っています。チームとしてのあるべき姿というか、早大バレーボール部が悪い方向に行かないように良い方向に持っていきたいなって思います。

大塚 コミュニケーションも大事だと思いますし、練習と(試合)のメリハリだったりとか、バレーボールをするために来てますが、バレーボールを通して人として成長するという考え方だったりとか。そういった話はシーズンが始まる前に松井監督から話をされることだとも思っているので、みんなある程度意識はしているとは思うのですが、その意識を持ち続けることは大変だと思いますし、その意識を持ち続けることができるチームが日本一になるチームだと思います。そういったところの雰囲気作りは4年生の仕事だと思うのでそういったところを大切にやっていけたらなと思います。

 

 

積極的に後輩とコミュニケーションをとることを心がけているという大塚副将

 

 

春季リーグ戦に向けて

――春季リーグ戦(春季関東大学リーグ戦)に向けて現在チームとしてどのような練習をしていますか

岩本 2月の途中くらいまで全体練習できない期間があったので、それ以降全体の練習が再開してからは、個人でのフィジカル(トレーニング)とか筋肥大やウエイト(トレーニング)で、体を大きくするという部分を一つ力を入れてやっています。あとは個人の基本的なプレーの質というのを高めてやってきていますね。4月の初旬から春のリーグが開催される予定ということもあって、そろそろチームとしてのバレーボール、連携とかコンビとかを少しずつやっていかないといけないなと考えています。まだどうなるか分からないですが、このままいけば春リーグまでには他大学との練習試合だったり合宿もできるということなので、春リーグに向けてそういう練習試合や対外試合でチームづくりというのをしていきたいと思っているところです。

――練習を通して現在チームの状態についてどう感じていますか

岩本 やはり去年の4年生が抜けて人数がかなり少ない中で、全体練習を通して一人一人がボールを触る回数は増えてきています。まずは、怪我が無くやるというのを一つ(軸に)置きながらも、質の高い練習を意識してやっています。とはいえきつい練習とかトレーニングというのはどうしても出てくるので。それをみんなで励まし合いながら、声をかけ合いながらいい雰囲気でできているのかなとは思いますね。

 

――春季リーグ戦に向けて個人の目標や強化したいポイントなど教えてください

岩本 個人的に言うと、サーブとブロックは強化していきたいです。松井監督(泰二、平3人卒=千葉・八千代)からも今年のチームはブロックが武器になるんじゃないかという話がありました。去年からブロックは強化すべきところではあったんですが、完全に(強化)できたかといわれるとそうではなかったので。今年は自分がミドルブロッカーのキャプテンということもあって、ブロックのできるチーム、それはブロックで得点を取るという意味ではなく、ブロックを武器にしたチームをつくっていければいいのかなと思っています。

大塚 僕は今(早稲田の)練習に参加できていないですが、チームとしてこの時期にはこれくらいのことをしておこうといった年間の計画というのは、例年と変わらないと思います。練習ができていない期間とかもあって、それを踏まえて(練習の)量と質のバランスの関係だったり、そういったところは岩本君中心にみんなでよく話してやってくれていると思うので、チームとしては全然春リーグには間に合うと思っています。春リーグでは、インカレ(全日本大学選手権)を100パーセントにみた時に30パーセントなので、30パーセントやった? 違う? 

岩本 30パーセントやけど今年は全然全体練習できてないから、20パーとか15パーでもいいんじゃないとは言われてる。

大塚 一応そういうのがあって、それを僕は今できる全ての力を100パーセント出しきった力が、(インカレからみた時の)20パーセントだったり30パーセントというものにしてほしいなと思っています。もっとできるのに20パーセントとか30パーセントの出来でいいやと手を抜くということではなくて、その出来がインカレでみたら20パーセント、30パーセントの出来だったと(振り返った時に)思えるチームにできたらいいんじゃないかなと考えているんです。たぶん春リーグは、勝ち負けよりは今までやってきたことがどれだけできるかというのを試す場だと、チームとしても認識しているので、そういったところを意識しながら戦い抜くことができたらいいんじゃないかなと思っています。

 

――大塚選手は個人的に強化したい部分はありますか

大塚 プレーのことで言うとサーブだったりブロックというのは、同じ1点でもやはり流れを大きく引き寄せる1点だと思うので、そういった部分で点を取ることができる選手になりたいなと思って、今強化しています。あとは自分が崩れてしまうとチームが崩れるくらいに思っているので、自分自身のプレーの質を上げて安定感をさらに増していくっていうところが、自分が重点的に強化したいところです。

 

――春季リーグ戦でのチームの目標と、それを達成するためにチームで取り組んでいくべきだと思うところを聞かせてください

岩本 春リーグで優勝することを目標に今やっているわけではなくて、全日本インカレで優勝するためにチームをつくっていっているところがあります。結果にとらわれず、自分たちのプレーがどれだけ出せるかっていうところにフォーカスしてやっていきたいなとは思っています。その結果、他の大学と比べて一つ二つ上だったらいいのかなというだけなので。こうやって春リーグがちゃんと開催されるのも俺らが1年の時ぶりやな? 

大塚 うん。

岩本 結構久しぶりになるので、今まで春リーグを知らない後輩たちに雰囲気とかを伝えながらも、全日本インカレに向けてのチームの強化をできればいいのかなと思っています。

 

――ラストイヤーに向けての抱負をお願いします

岩本 早いもので最後の年なんだなと感じています。今まで先輩や後輩に教えてもらったり、スタッフやOBや関係者の方にお世話になったりしました。それら(の恩)を返すためには、今年一年の動きや結果を出すことが重要になってくるとは思っています。今までも一日一日を大事にやってきていますが、特に悔いのないようなラストイヤーにしたいなとは思っています。

大塚 僕も同じで、思い返せば本当に早いなと思うし、ここまでやれているのも、早稲田のバレーボール関係のみなさんだったりとか、いつも支えてくれる親だったりとか、そういった人たちのおかげだと思います。だからそういったところに感謝の気持ちをもって、結果で返すという気持ちがすごく強いです。勝ち負けよりも自分たちがやるべきことをという話をチームではよくしますが、やっぱり今年は結果にこだわってやりたいなという気持ちがすごく強いです。インカレ6連覇という挑戦は、今の自分たちとこのチームにしか出来ないことだと思うので、その目標に挑戦していくという気持ちでこれからもこの一年やっていけたら良いかなと思います。

 

――ありがとうございました!

(取材・編集 山田彩愛、新井沙奈、山田真由)

◆岩本大吾(いわもと・だいご)(※写真下)

2001(平13)年2月10日生まれ。191センチ。兵庫・市立尼崎出身。スポーツ科学部4年。チームが得点すると、笑顔で1番大きく喜びを表現している岩本選手。持ち前の明るさでチームを元気に導いてくれるでしょう! 

◆大塚達宣(おおつか・たつのり)

2000(平12)年11月5日生まれ。194センチ。京都・洛南出身。スポーツ科学部4年。パナソニックパンサーズでプレーし、さらなる経験値を得た大塚選手。どんな進化を見せてくれるのか楽しみです。今年もスパイクでチームを盛り上げます!