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2021.10.30

“稲穂祭・早慶戦直前特集『つなぐ』【第一回】薗田将直代表委員主将兼応援企画責任者×三宅風雅代表委員主務×明石慶希副将兼連盟常任委員兼リーダー練習責任者×嶋ノ内源旗手兼広報責任者×太田圭彦新人監督兼記録編集責任者×渡辺来夢学生誘導対策責任者兼稲穂祭実行委員長”

応援部を先頭で引っ張るリーダー4年生。4年間を振り返り、集大成となる稲穂祭に向けた思いを語った。 ※この取材は10月24日に行われたものです。

センターリーダーを務める明石。(写真:応援部提供)

――この一年を振り返っていかがですか

渡辺 春リーグの事なんですけど、自分の担当した応援の攻撃回で得点ができていなくて、それに気づいたんですよ。土曜日に。それで学生注目の時に「点が取れていない男が来たぞ!」と呼びかけて、自分の中でも何ができるか考えて。「泥臭く1点を取ろう」と心に決めて、早慶戦の2日目は初回から全力で応援しました。けっか、野球部が得点してくれて、いまでもすごく心に残っています。いい経験だったなって。

薗田 意外だよな。点取れてるイメージだった。点取れてなかったんだっけ?(笑)渡辺の担当回は、大事な場面で回ってくることが多かったんですよ。明るいキャラクターなので面白いことをやる場面が多いんすけど、応援席を引き締めてくれる場面も多くて、頼りにしてます。

渡辺 応援の引き締めっていえば、明石だよね。

三宅 明治戦の逆転の話ね。

明石 指名されてる(笑)。そうですね、秋リーグの明治戦の2回戦でセンターリーダーをつとめていて、9回の2アウトまで2点差で負けていたんですね、そこでエンドレス紺碧の空をしていたら逆転できたんですよ。実は、秋リーグの明治戦が印象的なのは今年が初めてではなくて。3年前の新人のとき、小川さん(平成30年・教育)がセンターリーダーを務めるときに盛り上げようと頑張ったんですよ。

嶋ノ内 懐かしいなぁ、新人の頃。

太田 新歓を頑張りました。コロナの状況を見つつ、対面で新歓を実施する予定だったんですけど、直前で対面ができなくなってしまって。オンラインでどうしていくかを考えました。補佐の3年生がオンラインでの生配信などを頑張ってくれた。スケジュールも厳しかったんですけど、準備から当日まで下級生をまとめて新入生を入れる為に尽くしてくれた。蓋を開けてみると(部全体で)70人も入ってくれて。すごくよかったです。

薗田 新歓のステージは、リハとかはすごくバタバタしてたんですけど、本番はしっかりと決まって。

三宅 最近は録画による配信が増えてる中で、久しぶりの生配信ステージだったので、すごく印象分かかったです。

――野球のリーグ戦では、昨年に続いて外野席での応援でしたがいかがでしたか

薗田 私は応援企画部門の責任者を務めさせていただきました。これまでの観客の人の声を引き出して届けるという応援から、自分たちの声を選手に届けるという形になりました。自分たちが声をしっかりと出すことはもちろんなんですけど、選手に見てもらうことができるようにパネルを増やすなどの工夫をしました。

渡辺 「リーダー」という名前の通り、本来ならリードして応援を届ける役割があるんですけど、いまの1・2年生は人に声を出してもらうにはどうしたらいいかを経験できていないんで、難しいですよね。評価や経験が部内のみになってしまうので。下級生に内野での応援の様子をどの様に伝えるかは工夫したつもりです。

太田 今年の応援企画部門を見てきて、色々な工夫をしながら応援を考えている様子をすごく感じて。斬新なメドレーの組み合わせとかもしていて、今年ならではなのかなと。薗田のパワーかなと思います(笑)

薗田 それは、応援企画部門の補佐の3年生たちがアクティブな子ばかりで、頑張ってるからだよ。とにかく応援を楽しもうとしている子たちで、4年生の応援が沈んでしまう時に盛り上げてくれていて、本当に助かりました。

ーー秋の野球リーグ戦では昔の応援曲を復活されてましたね

嶋ノ内 応援部が2020年で80周年で、それを記念して大きな式典を開催する予定だったんですよ。その準備で、過去の応援歌の一部を復活して演奏できるように準備を進めていました。コロナの影響で式典はなくなってしまったんですが、秋の野球リーグ戦では演奏してみました。

対談は下級生時代の話題へ

新人時代の陸トレに取り組む太田。(写真:応援部提供)

 

ーーどうして応援部に入部したのですか

太田 僕は高校で応援部に所属していて、早稲田大学の応援歌をまねしていました。YouTubeなどで早稲田の応援を見ていて、気づいたら早稲田の応援が大好きになっていました。高校の応援部で参加した野球応援では、1回戦で負けてしまって不完全燃焼で終わってしまったので、大学で応援を使用と決めてました。どうしても早稲田に入りたくて、浪人して13学部受験して何とか合格して入部しました。

三宅 太田は初めて会った時から応援部の学ランを既に来ていて。僕たちは私服で見学とか言ってたんですけど。最初は中学生かと思った(笑)

薗田 YouTubeで早稲田の応援を見ていて、曲を知っていたっていう割には覚えるのが遅かったというかわいいところもあります(笑)

三宅 習ってないフェスタコールは知ってたりしたよね(笑)

太田 そんなことあったっけ。

明石 入学して入るところ迷ってたんですよね。新歓で、人の多さに人酔いしていたら「人が少ないところに行ってみない?」と声をかけられて、藁にもすがる思いでその人についていきました。気が付いたら応援部の説明ブースに座っていて、話をする中で気が付いたら入部していました(笑)

対談は応援部の未来についての話題へ

3年生の合宿にて、思い出の一枚。一番左が渡辺。(写真:応援部提供)

 

ーー後輩たちに期待することはなんですか

太田 新人監督を務めていて、今年の新人は元々できる子たちが多くて。それ自体はすごくいいことなんです。でも、周りと比べてどうかではなくて、自分がしたいこと、頑張りたいことを軸にして相対的ではなく絶対的に自分の中の価値にかなうような人になってほしいです。あとは、楽しめるかどうかが自分次第なので、楽しもうとしているかが大事だと思います。楽しいことにアンテナを張って頑張ってほしいです。

薗田 ほんとにこのまま新人に伝えてるんですよ

太田 (新人が)かわいくて仕方ないなぁ

明石 2年生や、練習では全体を見る立場でした。器用にやろうとしないで、愚直に思いをかけてやってほしいです。応援や練習を成功させることに主眼を置くのはもちろん大事なことなんですけど、それよりも自分がどうしていきたいかを全面に出した拍手や声を一人一人に意識してほしいです。その取り組む姿からにじみ出るもので人を変えることをしていってほしいです。

三宅 1年生の時には、自分の強みがわからなくて悩んでしました。目が悪くて、練習のサインが見えずに、一人練習から取り残されてしまっていました。同期がどんどんと成長していく中で焦りを感じていました。その時に上級生に「目の前のことに全力でぶつかってみろ」と言われ、いまでも自分の心の根底にあります。テクでも、旗でも太鼓でもなんでもいいので自分が全力でぶつかるものを見つけてほしいです。当時の自分は、ごみ捨てに目を付けました。毎週火曜日に誰かがゴミを捨てに行かないといけなかったんですけど、みんなが嫌がる仕事だったんですけど、まずは自分が全力でやってみようと思いました。それから、いわゆる雑務と言われるような仕事であっても、楽しめるようになってきて、いまの役職の主務につながりました。人が嫌がることでも泥臭くやることが大事だと思います。

薗田 センターリーダーはみんなの前に立つポジションで、いまは外野席での応援なのでみんなが注目するポジションなのですが、本来の応援では、観客の方を見ているので部員が応援の途中ではセンターリーダーの方を見ないんですよね。だからこそ、センターリーダーは台に上がる時に「この人が盛り上げるんだ」という空気感を作り出せる4年生になってほしいです。

嶋ノ内 いまだに、自分がここにいていいのかなと思います。学年が上がるにつれて責任も重くなるので下級生にも頑張ってほしいです。最近は特に頑張っている下級生の姿が、自分が頑張る原動力になっています。コンバットが苦手なので、きついなと思ってしまうんですけど、後ろを振り返った時に見える下級生の姿を見ると次の突きに気合が入ったりしていました。4年生になっても悩むことはあると思うんですけど、後ろで拍手をしている下級生や自分たちのことを応援してくれる人の姿がある限り、自分の居場所はあるのだということを忘れないでいてほしいです。

渡辺 自分のやっていることに誇りを持ってほしいです。本当に、学年が上がれば上がるほど、下級生時代にやってきたことがすごいことだと気が付きます。下級生で乗り越えてくる子たちは当たり前だと思って乗り越えてきているのかもしれないんですけど、受け取る上級生としてはすごく価値のあることをしているなと思います。ただ、それに気づく機会は少ないと思います。応援部である以上は謙虚であることは大事だと思います。一方で、自分たちがしていることの素晴らしさに気づいてほしいです。また、魅力を自分自身で引き出せるようにしてほしいです。

ーー稲穂祭にむけての意気込みをお願いします

薗田 稲穂祭は感謝を伝える場だと思っています。応援部を応援してくれる皆さんはもちろんですが、一緒にステージに立ってくれる下級生や同級生に思いを馳せながらテクを振りたいと思います。

三宅 恩返しはもちろんですが、自分に対しても4年間やってきた意味を証明したいです。新人の時に初めて屏風から見た景色が忘れられずにここまでやってきた、思い入れのあるステージです。初めてステージの真ん中に立つので、短い時間ではありますが同期6人と一緒にすべての思いをコンバットの突きにぶつけたいと思います。

明石 野球の応援は外野で距離が離れているので、伝えることができる限界はどうしてもあると思います。自分たちの代としての集大成を画面越しではありますがしっかりと伝えたいです。色々な人に、成長した姿と集大成を見せたいです。

嶋ノ内 これまで指導していただいた上級生の方に、自分の姿を見せたいです。これまで続けてきた中で、何かを成し遂げた経験は少なくて。応援部に限らず、人生において逃げの姿勢で過ごすことが多かったので、今回こそは人の思いに応えることを意識して頑張りたいです。

太田 稲穂祭は、早慶戦2連勝に向けた空気をつくる舞台だと思います。応援部は、人を応援することが基本なのですが、ステージをつくる中で、沢山の人に応援されていることを実感しました。応援してくれている人に恩を返したいです。

渡辺 特別なことはなにもなくて、これまで自分が受け取ってきた思いをこの場所に置いていきたいです。これまでの活動で感じた様々な感情を今度は下級生につないでいき、今後の応援部がこれまで以上に飛躍するようになったらいいなと思います。下級生26人にとっても、ただの演技披露の一つではなく、心に残る特別なステージなってほしいです。

ーーありがとうございました

(取材・編集 鬼頭里歩)

早慶戦に向けた意気込みを書いていただきました。

◆薗田将直(そのだ・まさなお))

1999(平成11)年4月12日生まれ。東京・早大学院出身。法学部4年。役職は代表委員主将兼応援企画責任者。マイブームは三食ご飯を食べる。

◆三宅風雅(みやけ・ふうが))

1999(平成11)年11月3日生まれ。東京・桐朋出身。社会科学部4年。役職は代表委員主務。マイブームは自動車教習。

◆明石慶希(あかし・よしき))

1999(平成11)年8月9日生まれ。東京・都立白鴎出身。文学部4年。役職は副将兼連盟常任委員兼リーダー練習責任者。マイブームはキムチ鍋とゲーム実況視聴。

◆嶋ノ内源(しまのうち・みなと)

1998(平成10)年11月16日生まれ。東京・都立石神井出身。人間科学部4年。役職は旗手兼広報責任者。マイブームはドライブとサイクリングと饂飩札収集。

◆太田圭彦(おおた・よしひこ)

1999(平成11)年2月9日生まれ。福岡・県立東筑出身。スポーツ科学部4年。役職は新人監督兼記録編集責任者。マイブームは深夜にランニング。

◆渡辺来夢(わたなべ・れむ))

2000(平成12)年2月3日生まれ。埼玉・県立春日部出身。文化構想学部4年。役職は学生誘導対策責任者兼稲穂祭実行委員長。マイブームはサウナ。