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2021.09.10

【連載】2021年度インカレ直前特集『大成』 第4回 澤優輝×佐藤慶弥×稲垣拓朗

 最後に登場するのはチームの核として活躍する澤優輝主将(人4=東京・国学院久我山)、佐藤慶弥(スポ2=静岡・飛龍)、稲垣拓朗(スポ1=群馬・新島学園)のバッテリー3人だ。今年からバッテリーを組み、一から関係を築いてきた3人だが、どのような苦労や困難があったのだろうか。大きな活躍が期待される全日本大学選手権(インカレ)についてもお話を伺った。

※この取材は8月31日に行われたものです。

「早稲田っぽい」(稲垣)

チームの印象を語る稲垣

――はじめにソフトボールとは直接関係ないのですが、五輪はご覧になられていましたか。また特に見ていた競技はありますか

佐藤 やっぱり基本見ていたのはソフトボールですね。ピッチャーの上野投手(由岐子)がいい投球をしていましたよね。 

――何か印象に残ったプレーはありましたか

佐藤 一番印象に残っているのは上野選手がランナーが三塁に行った際に暴投してしまって、そのあとにカバーに入ってアウトにしたシーンですね。 

――澤選手はいかかですか

 僕も結局野球、ソフト(ボール)ばっかり見ていたんですが、その他の競技は家に帰ってたまに見るくらいでした。僕的に印象に残ったのは試合終了のシーンで、最後キャッチャーフライで終わるんですが、もう少し違う終わり方が良かったなと思いました。北京(五輪)の時は最後サードゴロで終わって、優勝した感が強いシーンでしたが、(今回は)あっけなくインコースどんずまってキャッチャーフライかっていう(笑)。たぶんこの先何十年もこのシーン流れると思うんですが、その時になんかキャッチャーフライかってなってしまうと思うので、僕らはもう少しいい優勝の締めくくり方ができればなと見ていて思いました。

稲垣 やっぱりオリンピックは小さい頃から見ていて好きだったので、自国で開催されることがすごいうれしくてテレビで見ていました。東京に住んでいるとスタッフの人とかボランティアの人がそこら辺を歩いていて、今東京でやっているんだな、と感じていました。ソフトボール、野球はもちろん見ていたんですが、柔道の阿部兄弟(一二三、詩)も結構見ていました。練習時間にかぶっていたり、家に帰っている途中で試合が終わっていることが多かったので、夜中の2時とかにハイライトでやっていたのを起きて見ていました。

――ここからはソフトボールの話題に移ります。はじめに東京都大学連盟春季リーグ戦(春季リーグ戦)とそのあとの練習試合を振り返るといかがですか。課題や収穫があれば教えてください

稲垣 今年から大学生になって、やっぱりパワーとかレベルの高校生との違いを感じたり、試合の中での余裕の違いを感じながら投げられたのは収穫だと思います。出た課題としてはまだ大学生には通じない球やテクニックが見えてきました。そこを改善するように、バッテリーで話し合いながら進めてきました。

 僕は個人というより主将としてなんですが、去年のインカレ代替大会(全国大学選抜選手権)が11月に終わって、そこから秋リーグ(東京都大学連盟秋季リーグ戦)、関カレ(関東大学選手権)という普段ある大会が自分たちの代ではなくなってしまって初めて臨んだリーグ戦でした。また去年控え選手だった人たちが初めてレギュラーとして出た公式戦ということで、率直にどこまで戦えるのか不安だったのですが、それが明確に分かったというのが一番の収穫ですね。結果としてはページシステム(特別ページシステム)含め2位で終わって、リーグ戦の時に日体大は0-3で稲垣が抑えて、インカレの出場権も無事得ることができたということで、そこまで悪いスタートではなかったのかなと思います。課題としては顕著に出たのはバッティングの面で、攻撃力不足というのが大きかったと思います。二人のピッチャー陣の出来はかなり元からよかったので、あとは打撃が春以降伸びてくれれば夏に間に合うチームになるんじゃないかなということで、春以降は打撃に一番フォーカスしてきました。

佐藤 初めての公式戦だったので不安とかいろいろありました。収穫としては自分の練習してきたボールで相手のバッターを抑えることができたことですね。課題としてはもうちょっとコントロールとか細かいところが残ったなと思います。

――澤選手と佐藤選手にお聞きします。昨年主力だった4年生が抜けられて大きく変わったことはありますか。また今年のチームをどのようなチームだと思われていますか

 大きく変化したというよりも、そもそも打順の役割が明確ではなかったので、役割が固定化されていた去年に比べて点数が取りにくかったのかなと思います。早稲田は小技と長打を打つバッターにタイプが分かれるんですが、個人が悩む時期が多かったと思います。

――春季リーグが終わってからはある程度決まっていたという感じでしょうか

 そうですね。特に右打者4人くらい、西村(悠太郎、人4=福岡・筑紫丘)、白石(健祐、スポ3=東京・小平)、竹村(侑大、スポ4=埼玉・早大本庄)、安孫子(徹、スポ3=東京・昭和)がバスターを取り入れて、小技も挑戦しながら内野の間を抜くという攻撃ができるようになってきて、打線がつながるようになったと思います。

――佐藤選手はいかがしょうか

佐藤 そうですね。今年のチームは去年に比べると、打線になっていなかったように思います。そのために点が取れていなかったと思います。

――稲垣選手にお聞きします。今年のチームの印象はいかかでしょうか

澤・佐藤 正直に言っていいよ(笑)。

稲垣 4年生が4人というのはびっくりしました。去年はインカレ代替大会やソフトボールマガジンを見ていても4年生が多くて、4年生チームなんだなと思っていて、それがごっそり抜けるからどうなるんだろうと期待して楽しみに思っていました。入ってから思ったのは、自分はスポーツ推薦で入ったんですけど、早稲田っぽいというか、すごい頭を使っているチームだなと思いました(笑)。練習のメニューの合間にミーティングして反省点や課題を話し合って改善してくというのが、今まで高校の頃はなかったので、そこは早稲田っぽいなと思いました。

――佐藤選手にお聞きします。今年からレギュラーになられましたが、昨年までと今年とで意識の面や試合の入り方で違いはありますか

佐藤 高校までとの違いになるんですが、前は試合に入る前のピッティングで結構球数を投げて、完全に作ってから試合に入ることが多かったんですが、今はそこまで意識せずに軽くできたら試合に臨むという感じで、気楽な気持ちで入っています。

――それは試合中の疲労を考慮してということでしょうか

佐藤 そうですね。それもありますし、気持ちが入りすぎてしまうと、逆に力んでしまうことが多いのでそこまで考えずに今できることをやろうという感じでやっています。

――一つ下で入ってきた稲垣問手についてはどう思われますか

佐藤 本当にいい投手ですね。自分とタイプが違うので、力を合わせて二人で継投しながら投げていけたらなと思います。高校時代も知っていますが本当にいいピッチャーですね。

稲垣 またまた(笑)。

佐藤 普通にいいやん(笑)。

――続いて稲垣投手から見て佐藤投手についてはどう思われますか

稲垣 僕も高校時代から知っているんですが、自分とは全くタイプが違うピッチャ―なので、見ていてすごい収穫があるというか参考になるものが多いですね。あとは見た目のとおり感じ愛されキャラという感じで、あんまり言っても怒らない優しい先輩ですね。

――引き続き稲垣選手にお聞きします。デビュー戦からいきなり日体大戦でしたが、緊張されましたか

稲垣 いやあ、本当に緊張しました。大学のトップレベルの選手が集まっている大学なので、そんなすごいチームにデビュー戦で投げられたのは光栄です。

――試合に入るにあたって意識したことはありますか

稲垣 とりあえず自分がどこまで通用するかということを確認したかったので、全部出し切ってみるとういのは試合前から決めていました。そこはよくできたんではないかと思います。

――先ほど高校と大学のソフトボールの違いについてお話がありましたが、一番大きな違いはどこにあると感じていますか

稲垣 やっぱりパワーも違いますし、体格も違いますね。高校ソフトボールってレベルがバラバラで、全国大会でも弱いところと強いところで差があるんですが、大学はどこもいい体をしていたり、パワーがあったり、いい球投げるピッチャーがいたりして、バランスがいいというのが高校とは違うなと思います。

――ここからは澤選手にお聞きしていきます。投手のお二人の特徴はどのように考えていますか

 佐藤は高校のときはライズ系でガンガン押してくるスタイルだった思うんですが、大学に入ってからは吉村先生(吉村正総監督、昭44年教卒=京都・平安)に教えてもらいながらドロップっていう新しい球種に挑戦して、今となっては武器となるボールで、相手の芯をずらして省エネピッチングというか、一球で打ち取れるような球になってきて武器が増えたというの率直にはいいところだなと思います。あとはもともとコントロールが本当によかったので、キャッチャーとしては楽しいところですし、一番配球も考えやすいなと思います。稲垣に関しては、入部する前から世界大会で投げている動画とかも見ていて、率直に来てくれるのがずっと楽しみでした。彼も高校の時に体験で早稲田に来ていて、2回とも僕が球を受けているんですが、早くこの球を送りたいなと思わせてくれたピッチャーでした。なので入った段階から信頼していましたし、実際に試合でも結果を出してくれているので、インカレでバンバン投げてくれることを4年生としてもキャプテンとしてもお願いしたいところです。うちの二枚看板は本当にいいピッチャーなので、受けているのが楽しい最後の1年間だったなと思います。

――どちらかというと本格派の稲垣投手と技巧派の佐藤投手という感じでしょうか

 そうですね、ざっくり言うとそうなると思いますね。でも稲垣もいろんなボールを投げますし、慶弥も力で押すところは押すので、本当に完成度の高い二人ですね。スタイル変えられるところも武器ですね。

稲垣・佐藤 またまた(笑)。

――引き続き澤選手に伺います。現状のバッティングの状態はいかかでしょうか

 もう一番調子がいい状態ですね。練習でもこの二人からバコバコホームランを打って、調子を上げてくれています。まあ気を使って投げてくれているのかもしれないですけど(笑)。でも冗談抜きで今は本当に4年間の中でもかなり調子のいい方ですし、インカレを迎えるのが楽しみだなというのが率直なところです。

――今年は主将として迎えたシーズンですが、大変なことはありましたか

 チーム運営の面で大変なことももちろんあったんですが、一番はコロナが大変でした。そういった例年にない難しい状況の中主将をやったという経験は今となっては大きかったなと思いますが、シンプルにきつかったなと思います。

――試合が急になくなることも多かったと思いますがどのようにチームの士気を保っていましたか

 春以降全日本総合(全日本総合選手権)も東日本(東日本大学選手権)も両方辞退して、個人的にみんな国体(国民大会)も行かなかったりして、(辞退することも)本当に直前に決まることが多かったんです。でもその中でも言い続けていたのは、あくまで僕らが目指しているのはインカレ優勝だからそこに向けて気持ちを切り替えて、見据えている目標はぶらさずに戦っていくということです。長期的な目線でチームを運営していくというのを意識していました。

――バッテリー間で気を付けていることはありますか

佐藤 毎回試合前に話し合って確認していますね。 

稲垣 試合の前とか間とかに確認をしたり、練習の中でもそれを習慣づけるようにしています。あとはプライベートの話とかもするようにしています。一方的ですけど(笑)。僕が一方的に「~しました」「~行きました」とか言っている感じなんですがそういう話もしています。

――プライベートでも仲がいいんですね

稲垣 僕はそう思ってます(笑)。

 僕もシンプルに仲がいいと思っています。僕は4年で稲垣は1年なんですがそういう感じではないので、本当にいろんな話もして楽しくやっています。(球を)受けていたら合う呼吸とかもあると思うんですが、今年1年新しくバッテリーを組む二人で、そういうのを一から作らなくてはいけない二人だったので、いろいろ話ながら進めてきました。

佐藤選手は欲が深い?

にこやかな笑顔で質問に応じる佐藤

――ここからはプライベートについてお聞きします。まずはお互いの他己紹介をお願いします。でははじめに稲垣選手の紹介を澤選手にお願いしたいと思います。

 稲垣はなんでもできるっていうのが一番すごいところです。なんでも知っているし、特技山ほどあるし、モノマネギャグ何個でもあるし、一家に一台稲垣を置いておきたいという感じですね。ソフトボール部一の陽キャですね。本当にいい意味で1年らしくなくてチームに対して意見を言ったり、ミーティングしましょうとか言ってくれたり、すごいなと思います。自分の1年生の時と比べたらこうはできないと思います。本当に趣味も多いし、話せることも多いし、すごいと思います。

――では続いて佐藤選手から澤選手の紹介をお願いします

佐藤 稲垣と一緒で本当に何でもできる人だなと思います。本当にいつも話しやすいので、何でも相談できるいい先輩ですね。

 温泉の話もしとけよ(笑)。

佐藤 そうですね。温泉に行く仲でもあります(笑)。

――では稲垣選手から佐藤選手の紹介をお願いします

稲垣 後輩から見てもかわいいですね。あといい匂いしますし、あんま汗かかないし(笑)。

佐藤 俺めっちゃかくよ(笑)。

稲垣 本当ですか(笑)。全然気づいていませんでした。というか他己紹介になってないな、これ(笑)。あとはこう見えて欲が強くて、あれ欲しいなこれ欲しいなと言っていることが多いです。あとはやっぱりアニメが好きで、夜まで見て寝不足らしいです。あとは食べ過ぎるとすぐ太ってしまうところが心配ですね。

――今佐藤選手は欲が深いという話がありましたが、今一番欲しいものはなんでしょうか

一同(笑)。

佐藤 そうですね。今はiPadが欲しいですね。携帯の画面が小さく感じていて。

稲垣 アニメ用ですか。

佐藤 自宅用。なんか勉強とか。

 勉強はしてないよね。

佐藤 まあしますよ(笑)。

――続いて澤選手にお聞きします。男子部のホームページの自己紹介で好きな場所に江の島を挙げられていましたが、何か想い出があるんでしょうか

 あれは1年生の時に書いていたので、江の島って書いていたんだなっていう感じですね。

――そうなんですね。では今同じ質問をされたらなんと答えますか

 富士急ハイランドですかね。今一番行きたいところなので。

稲垣 骨折しちゃいますよ(笑)。

  今はだめですね(笑)。1回だけ行ったことがあるんですが、その時が最高に楽しかったので、引退したらすぐに行きたいです。

――佐藤選手は好きな場所にTDS(東京ディズニーシー)と挙げられていましたが、好きなアトラクションはありますか

佐藤 今はないですけど、ストームライダーが好きで、無くなっちゃったのは残念でしたね。あとはシーの入ったところがベネチアのようで雰囲気が好きです。いられるだけでいいという感じです。

――続いて稲垣さんにお聞きします。趣味に映画鑑賞を挙げられていましたが、どんな映画を見られるんでしょうか

稲垣 絶対に見に行くのはマーベルとかスターウォーズシリーズ、クリストファーローランドとかですかね。テネットは見忘れちゃったんですけど(笑)。結構暗い映画を意外と見ます。『万引き家族』みたいに闇があって社会にメッセージ性があるような映画を見て、こういう世界もあるんだな、と勉強できます。あとはまんべんなく韓国の映画も邦画も洋画も見ます。

――おすすめの映画はありますか

稲垣 うわ~難しいな。『ショーシャンクの空に』(1994年公開)っていう映画ですかね。刑務所に冤罪で入ってしまった人の話で、一回失敗してしまったような人達にも希望はあるというようなメッセージがあって、勇気をもらえる映画です。

「自分のチームで優勝したい」(澤)

インカレに向けての意気込みを話す澤

――ではここからは今回の対談のテーマであるインカレについてお聞きします。まずは澤さんにお聞きしますが、初戦敗退に終わった去年のインカレ代替大会を振り返るといかがでしょうか

 去年は2年前に準優勝した時のメンバーが多くて、優勝を狙えるチームと思っていた中で初戦敗退してしまって、率直にとても悔しかったですが、もう一度気を引き締め直す機会になりました。当時の4年生は引退してもその話をして悔しがっている人ばかりなので、4年生の分まで頑張って先輩に恩返しをしたいと思います。

――続いて佐藤選手と稲垣選手にお聞きします。お二人ともインカレに主力として出るのは初めてだと思うのですが、インカレについてはどのような印象をもっていますか

佐藤 去年のインカレはコロナの影響で開会式がなかったので、あまり大きな大会という感じではなく、練習試合のような雰囲気でした。今年も去年と同じように重く考えずに望みたいと思います。

稲垣 去年は部活でリアルタイムでは試合は見れなかったんですが、家に帰って結果を見て本当にびっくりしました。内容も逆転負けという感じで。練習もできてないと聞いていたので、そのような影響もあるのかなと思っていました。

――インカレではやはり日体大が最大のライバルとなると思いますが、今年の日体大のチームをどのようにご覧になっていますか

 日体大も代替わりしてきて、若い選手が多く主力として活躍しているので、例年よりは弱いのかなと思います。でも僕らは春に負けているので、夏にしっかり勝てるように練習してきました。あとは日体大をもちろん意識していますが、その他の大学も意識ながら練習しています。

佐藤 日体大はやっぱり打撃が強いと思います。でも小技も使ってきているので、うまく自分たちがかわしていけば勝てるのではないかと思います。

稲垣 日体大も代が変わって、自分が高校時代に見ていたチームとは全く違う色のチームだなと思います。お二人もいっていたように下級生中心のチームだと思います。僕たちピッチャーの二人のレベルが上がれば勝てるのかなと思います。

――そんな日体大を倒すために必要なことは何だと思いますか。また警戒している選手はいますか

 結構シンプルなんですが、この二人を中心になるべく0に抑える。そして調子の良い打線がどこまで点数をとれるかというのがポイントだと思っています。相手のキーマンはショートの古敷谷(宗)選手と4番を打っている渋谷(卓)選手、キャプテンの倉見(育瑠)だと思います。そこを抑えられれば勝てるのではないかと思います。

佐藤 澤さんもおっしゃられていた古敷谷は小技も混ぜてくるいやらしいバッターで先頭の方にいると思うので、そこをまず抑える。あとは4番の渋谷と倉見さんを抑えきれさえすれば勝てると思います。

稲垣 早稲田としては先制点を取ることだと思います。日体大は1点取り出すとどんどん乗っていくイメージなので、先に早稲田が点をとれば逆に沈んでいくのではないかと思います。あとは最小失点に抑えることが大事だと思っていて、具体的には2点以内に抑えれば勝てると思います。そのためには先ほどの3人の前にランナーを出さずチャンスメイクさせないことが大事だと思います。

――その他の大学や選手で警戒しているところはありますか

 もちろんトーナメントを意識して練習している中で、3回戦の福岡大の海邊(和也)は本当にいいピッチャ―なので相当意識しています。でも上を見すぎても意味がないので、1戦必勝という感じで目の前のチームに勝つことだけ考えていきたいです。

稲垣 僕が個人的に注目しているのは環太平洋大学の2年生投手の景山蓮さんですね。大学時代にものすごく伸びた選手で、まだ対戦したことがないんですが気になります。僕と同じライズボールを中心としたピッチャーで、これからも長く対戦することになると思うので意識しています。

――佐藤選手はいかがでしょうか

 「自分はいないです」っていいなよ(笑)。

佐藤 自分はいないです(笑)。

――インカレに向けての現在の状態はどうですか。また、克服したい課題はどういったところでしょうか

佐藤 そうですね。今得意球にしているフォークを磨くことと、緩急を使った組み立てをできるようにしたいですね

稲垣 今2週間前ではあるのですが、フォームを改造しています。ボール球の質も変えています。直近に迫っているのですがチャレンジをしているところです。そのチャレンジを整理していきたいですね。具体的には得意球のライズボールを生かすために他の球の使い方や質、正確性をあげるなどをしていきたいです。

 バッティングと守備に関しては自分の中で満足いくような状態です。この状態をキープしてインカレに臨みたいですね。残り2週間という短い期間なのでラストスパートをかけたいですね。状態のキーピングだけが問題ですかね。あとは主将としてチームを見ていると2週間で変えられるところ、変えられないところ、変えるべきでないところ、変えるべきところがあることがわかります。選手はそれぞれわからない中でトライをしている中で、迷いながらやっている部分が多いので、その部分をクリアにして自分が自信を持ってインカレに望めるような状態にチームをしていきたいです。そのために声かけや自分の経験を生かしたアドバイスをしていきたいですね。100%の状態でインカレに臨めたらと思っています。

――インカレの優勝に向けてのチームのキーマンは誰でしょうか

 本当にここですね(笑)。バッテリーですし、4番だし。

――最後の質問です。インカレに向けての意気込みをお願いします

稲垣 初めてのインカレなので、何事もトライかなと思っています。いろいろ調整した結果、迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。でも小さくなって実力を発揮できないのはもっと迷惑になると思うので、自分の持っている全てを出し切りたいですね。

佐藤 自分はとりあえず極力0に抑えることを意識して試合に臨みたいですね。

 言いたいことは一言だけです。優勝したい。キャプテンを任され1年過ごして、思うようにいかない部分もありました。その中でもキャプテンが決定できるチームであるので責任が大きいですが自分のチームを作ってきました。自分のチームで優勝したいという気持ちは強いので後悔のないように4年間の集大成として臨みます。

――ありがとうございました!

(取材・編集 玉置理沙子 写真 是津直子)

バッテリーの仲の良さ、絆が感じられる対談でした! /p>

◆稲垣拓朗(いながき・たくろう)(※写真左)

2002(平14)年6月12日生まれ。180センチ78キロ。群馬・新島学園高出身。スポーツ科学部1年。投手。右投左打。U18アジア大会で優勝経験もあるエース右腕。まだ1年生ながらも積極的な姿勢が印象的です。インカレではこの人の活躍なしに優勝はありません!

◆澤優輝(さわ・ゆうき)(※写真中央)

2000(平12)年1月20日生まれ。182センチ82キロ。東京・国学院久我山高出身。人間科学部4年。捕手。右打右投。1年生のころから活躍する主砲も今年でラストイヤー。初戦敗退に終わった昨年のインカレ代替大会の雪辱を晴らすべく、主将としてチームを優勝へ導きます!

◆佐藤慶弥(さとう・けいや)(※写真)

2001(平13)年6月13日生まれ。169センチ82キロ。静岡・飛龍高出身。スポーツ科学部2年。投手。右投右打。今年からレギュラーになった右腕は後輩からもかわいいと言われる愛されキャラ。インカレでは稲垣選手との二枚看板でチームをけん引します!

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