バスケットボール部
2021.06.25
【特集】早慶戦直前 女子バスケットボール 選手紹介
新型コロナウイルス流行により多くの公式戦が中止となった昨年度。なかなか実践の感覚を掴めず、リーグ戦では勝ちきれない試合が続いた。そんな中で挑んだインカレは2回戦敗退。結果を出せなかった悔しさをかみしめた。
惜敗し悔しがる選手たち(vs筑波大)
「全て来年に繋げます。必ず結果を残します。」そう誓って始まった今年度。早稲田は「日本一のつながりと勝ちへのこだわりで関わる全ての人たちが楽しめるチーム」というビジョンを掲げ、日本一を目指す。新チーム初めての大会である春のトーナメントでは、勝負強さを見せた。準々決勝で日体大との接戦を制し、ベスト4入り。筑波大に準決勝で惜敗するも、今後に期待が持てる戦いとなった。昨年度から活躍する選手に新戦力を加え、日本一に向かって日々進化を続ける早稲田から目が離せない。
今年度チームを牽引する5人の4年生を紹介する。主将としてチームをまとめるのは神山夢来(No.11)。力強いドライブで果敢に切り込んで得点を量産し、流れを作り出す。プレーと声で、どんな状況でも仲間を鼓舞し続ける姿からは、主将としての覚悟を感じられる。
外からのシュートでチームを救う今井美沙樹(No.34)。センターとマッチアップすることが多いものの、オフェンスではクイックリリースのスリーポイントやそれを囮にしたドライブインで相手を苦しめる。我慢の時間帯での彼女のスリーに注目だ。
神山主将(vs江戸川大)
チーム1の長身を生かしたリバウンドが持ち味の大原咲織(No.7)。けがをして試合に出られない間もベンチから仲間を鼓舞し、チームに貢献し続けた。復帰後はゴール下で躍動し、高さのあるプレーで相手を圧倒するだろう。
勢いのあるドライブとルーズボールに対する粘り強さで見せ場を作る河村くるみ(No.17)。どんなに苦しい場面でも彼女のガッツあるプレーが、チームに勢いをもたらすだろう。
ルーズボールやオフェンスリバウンドなど、体を張った泥臭いプレーが持ち味の栗田有子(No.6)。類まれなるボールへの執着心で、短いプレータイムでも存在感を示す彼女のプレーに注目だ。
河村(vs筑波大)
4年生を支える2,3年生は4人。長い手足を生かしたオールラウンドなプレーが持ち味の桂蘭(No.18)。広いシュートレンジを持ち、スピードのあるドライブからくり出す、打点の高いシュートは見る人を魅了する。
スリーポイントを得意とする境美潮(No.35)。先輩である4年生にも物怖じしない彼女は、チームの雰囲気を盛り上げる。小柄な体に強い闘志を隠し持つ、彼女のプレーに注目したい。
桂(vs白鴎大)
スピードのあるドライブでディフェンスを引きつけパスを出し、仲間の得点を演出するフェスターガードヤヤ(No.3)。1年生の頃から主力として活躍し、安定感のあるプレーは4年生からも絶賛される。
パワーのあるドライブが持ち味の中山桂(No.21)。喜怒哀楽がすぐ顔に出るという彼女の、シュートを決めた瞬間の楽しそうな表情を見逃すな!
中山(第78回早慶定期戦)
この春から、4年生が「1年生とは思えない」と言う、新戦力も加入した。点が取れるポイントガードとして入学早々活躍する江村優有(No.23)。春のトーナメントでは新人賞を獲得した。巧みなハンドリングでゲームをコントロールしながら、自らゴールを狙う気持ちも忘れない。
スピードのあるドライブで得点を重ねる江頭璃梨(No.32)。目にも留まらぬ速さで相手を抜き、シュートを決める。こちらも、ルーキーらしからぬ堂々としたプレーに注目だ。
貴重な高身長の選手、中野雛菜(No.22)。春のトーナメントでは外国人選手とのマッチアップで活躍した。「まずはチームに貢献できる体づくりから」と意気込む彼女の成長に期待したい。
江村(vs江戸川大)
4年生へのインタビューの中で何度も出てきた「つながり」という言葉。どれだけ能力があっても一人では戦えない。チーム全員で「つながって」、日本一を獲りに行く。そう決意した彼女たちの挑戦はまだ始まったばかりだ。
(vs白鴎大)
(記事 冷水睦実)