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バスケットボール部

2021.06.23

【特集】早慶戦直前 女子バスケットボール4年生対談

 第79回早慶バスケットボール定期戦(早慶戦)まであと4日。早大女子部4年生のG神山夢来主将(スポ4=埼玉栄)、C大原咲織(スポ4=東京成徳高)、G河村くるみ(教4=神奈川・座間)、F今井美沙樹(商4=山梨・富士学苑)、F栗田有子(スポ4=東京・明星学園)、マネージャー三浦咲樹(人4=東京・江戸川)、トレーナー黒井優衣(スポ4=新潟明訓)7人にお話を伺った。

※この取材は5月29日にオンラインで行われたものです。

「今年のチームは個々の色がはっきりしている」(神山)

ハーフタイムに話し合う選手たち

――印象に残っている試合を教えてください

河村 印象に残っている試合は2年生のときの新人戦で筑波大学と対戦した試合です。

――どんな試合でしたか

河村 大学に入って初めてしっかり試合にも出ることができて、1、2年生みんなけがなく、全員で戦えました。筑波との試合は最後まで良い形で運べてすごく競っていたのですが、もともと人数が少ないこともあって、けがやファールトラブルで自分が最後退場したときに、4対5で戦わなければならない状況になってしまいました。これも自分の経験の中で初めてだったので色んな意味で印象に残っている試合です。

栗田 私も同じで2年生のときの新人戦で筑波大学と対戦した試合です。(河村)くるみが退場したって言っていたのですが、まず一人目に退場したのが私でした。

一同 (笑)

栗田 同期5人で一緒に試合に出ることができた公式戦が今の所、この一回だけなので感慨深かったです。また5人で出られるように頑張ります!

黒井  みんな同じなのですが、筑波戦です。あのときスタッフも1、2年生主体で、初めてトレーナーとして試合の中でコーチとかに選手の状態やプレータイムの調整の話をしました。最後四人になってしまって、プレータイムに制限がある選手も出なくちゃいけなくなったという最初で最後の経験をしました。同期5人が一緒にコートに立ったのもとても嬉しかったです。

――他に印象に残っている試合はありますか

大原 みんな同じ試合が印象に残っているのでネタが尽きてきています。(笑)1年生の新人戦は出ていなかったので下級生での試合が初めてで、新鮮でした。最終的に4人になってしまったのも、なんだかんだ楽しんでできたかなと思います。結果としては1点差で負けてしまって悔しかったんですけど、2年生主体で人数少ない中で、人数が多い相手と1点差で戦えたのは自信に繋がりました。

神山 みんな思っていることは一緒です!今まで私達の新人戦以前から筑波には接戦で負けることが多くて、悔しい思いをしています。この前のトーナメントでも接戦で負けてしまったんですけど、これからは筑波だけじゃなくてどんな相手にも勝ちきれるようにやっていきたいです。これからやる試合全部がみんなの印象に残るようにしたいです!

栗田 記憶だけじゃだめじゃない?

河村 記録も記憶も残します!

――今年のチームの強みを教えてください

神山 今年のチームの強みはそれぞれ個々の色がはっきりしているっていうところです。その色がうまく混ざったらすごく強いチームだと思います。でもまだ若干全員の個性を出し切れていないというか、生かしきれていない部分もあるので強みをさらにもっと強くできるようにやっていきたいなと思います。

――ご自身のもっと出していきたい強みはありますか

神山 今以上にもっと声を出して鼓舞し続けるというのと、パワーでどんな相手も抜く、得点を常に貪欲に取りに行くということです。

――他にはどんなチームの強みがありますか

今井 早稲田は毎年上下関係があまりなくて、下級生でも主体となってできるというところがいいところだなと思うのですが、今年も入ってきてくれた1年生や下級生が練習や試合で発言してくれて、チーム内で全員で指摘しあえるいい関係で練習できています。互いに刺激しあえる関係や環境を練習中から作れているというのが今年のチームの強みかなと思います。

三浦 毎年、主体性が強みだよねという話をするのですが、今年もやっぱり(神山)夢来が言っていたとおり、個々の色が強いっていうのもあったりしてしっかり自分で考えて行動できるので、そこを自主練習に生かしていって、私達スタッフはそれをサポートしていきたいなと思っています。また、選手たちは頑張ってくれているので、それを結果に繋げられるようにしたいなって思っています。

――他の学年に対する印象を教えてください

一同 超ある!

栗田 言っちゃっていいですか。

神山 一言ずつ行こう!とりあえず一年生から!

栗田 一年生はとにかく個性が強い。ほんとに個性強いよね。ほんとに面白い人達で、バスケも個性的だし、性格も個性的な人たちが多くて、物怖じせず、って感じです。

大原 (小声で)まだ私にはかないませんって言って。

栗田 でもまだ面白さで言うと私にかなうひとはいないんじゃないかなって思います。

一同 (笑)

栗田 みんなが言わせたんでしょう!!

一同 (笑)

大原 一年生は一年生だけで話しているときは一年生ワールドが存在するんですよ。いつもみんなで話しているときには出ないテンションが出ているので、それが素になってくといいなと思います。

栗田 出しているひとは出しています。

神山 プレーのことで言うと、本当に一年生なのかというプレーをしています。最初に一緒に練習したときは驚きました。自分たちが一年生のときはここまで思いっきりできなかったかなって思うし、堂々としているのがすごいなと思います。

河村 私の癒やしはマネージャーの安父空(人1=日大二)です。いつもリバウンド拾ってくれたり色々してくれるんですけど、ボール追いかけるときにスキップしたりとかジャンプしたりとか、いちいち動きが可愛くてマスコットキャラクターみたいです。見ると癒やされて、今日も頑張ろうと思える存在です。

三浦 そんな感じなんですけど、マネージャーの仕事はめっちゃ頑張ってくれています。

神山 うちの江村(優有、スポ1=桜花学園)は試合とかで相手に挑発というか、おらおらって感じの挑戦的な態度をとります。たまにこっちがヒヤヒヤするくらいです。親心で「エム落ち着いて」って感じになります。それが最高です。

三浦 璃梨(江頭璃梨、スポ1=宮崎・小林)はめっちゃ可愛いです。顔がタイプです。

栗田 うちら1年生大好きじゃん(笑)。

今井 中野雛菜(スポ1=神奈川・東海大相模)は最後の声出しを嫌がるんですよ。だからこっちもあえて指したくなるし、ワンツーのこえが震えていてゆるいと言うかしまらない感じで、それがまた味になっています。

――2年生はどうですか

三浦 2年生は癖が強くてはっきりしています。

栗田 中山桂(スポ2=愛知・桜花学園)は、全身から感情が出てしまうんですよ。疲れているときに疲れるメニューが出ると、はぁーという感じの「まじでやんのか」という顔をして、楽しいときにはルンルンが出ちゃっているんです。ほんとに正直者です。可愛いです。今日の練習でもうまく行かないときに不満そうな顔していました。

神山 ヤヤ(フェスターガードヤヤ、スポ2=宮崎・小林)は本当に人の話を聞かない。

大原 全部適当なんですよ。なにか説明しても「わかった。え、なんですか?」と言って本当に人の話を聞いていないです。

神山 プレーになるとまじで頼りになります。

三浦 ほんとにかっこいい。ギャップがいいよね。

栗田 ヤヤは早スポの対談でも私がパワハラしているみたいなうそを言ってきました。

一同 それは事実でしょ(笑)

栗田 違うよ!

黒井 富美(淺沼富美トレーナー、スポ2=東京・普連土学園)はかわいいです。私と身長差がいい感じでハグしやすいから、疲れたら癒しをもらいにむにぃーっていきますね。

一同 ふたりともかわいいな。

――3年生はいかがですか

一同 みんないい子です。

大原 境美潮(スポ3=神奈川・座間)に私達みんななめられています。ノリで何でも言ってきます。

今井 いい意味で後輩っぽくなくて気を使わなくていいです。

栗田 桂蘭(スポ3=愛知・桜花学園)は適当です。でも結局可愛いに落ち着きます。今井は後輩とか苦手なタイプだったんですけど3年生が距離を詰めてくれたおかげで心をひらいてきました。

今井 後輩嫌いとかじゃないんですよ。接し方がわからないと言うか。3年生は自分から絡みに来てくれるので話しやすいです。

――自分たちの学年のイメージは

三浦 ほんとに仲いいねって言われます。

今井 帰りはみんなで帰ることが多いです。

――今年の意気込みを教えてください

黒井 意気込みと言うか、今年はもう一度(4年生)5人で試合に出てほしいなと思っています。(大原)咲織さんがもう少しで戻れると思うのでもうひと踏ん張りして復帰に持っていくというところが私の意気込みです。

神山 今年のチームのビジョンとして「日本一のつながりと勝ちへのこだわりで関わる全ての人たちが楽しめるチーム」というものを掲げたのでこれからやる試合で体現できるようにしていきます。

今井 スローガンとして「強い早稲田」というのを掲げていて、近年試合で勝ちきれなかったりとか、日本一って掲げていてもその目標を達成することができていなくて。だからこそ今年は、リーグなどを通して出た課題とかをその都度修正して解決していき、チームでもっとレベルアップして、最後のインカレで、関わる人を楽しませるという自分たちのこだわりをしっかり表現し、日本一という目標を達成して全員で笑顔で終われたらいいなと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 冷水睦実)

オンライン取材に協力していただきました

◆神山夢来(こうやま・むく)

1999(平11)年11月6日生まれ。166センチ。埼玉栄高出身。スポーツ科学部4年。コートネームはメル。力強いドライブで果敢に切り込んで得点を量産し、流れを作り出します。

◆今井美沙樹(いまい・みさき)

1999(平11)年6月9日生まれ。173センチ。山梨・富士学苑高出身。商学部4年。コートネームはレン。クイックリリースのスリーポイントやそれを囮にしたドライブインで相手を苦しめます。

◆大原咲織(おおはら・さおり)

2000(平12)年2月5日生まれ。183センチ。東京成徳高出身。スポーツ科学部4年。コートネームはユウ。けがをして試合に出られない間もベンチから仲間を鼓舞し、チームに貢献し続けました。

◆河村くるみ(かわむら・くるみ)

1999(平11)年11月3日生まれ。165センチ。神奈川・座間高校出身。教育学部4年。コートネームはルイ。勢いのあるドライブとルーズボールに対する粘り強さで見せ場を作ります。

◆栗田有子(くりた・ゆうこ)

1999(平11)年5月19日生まれ。170センチ。東京・明星学園高出身。スポーツ科学部4年。コートネームはシン。ルーズボールやオフェンスリバウンドなど、体を張った泥臭いプレーが持ち味です。

◆三浦咲樹(みうら・さき)

2000(平12)年3月4日生まれ。東京・江戸川高校出身。人間科学部4年。コートネームはユキ。マネージャー。主務としての仕事もこなしながら、選手を全力でサポートします。

◆黒井優衣(くろい・ゆい)

1999(平11)年11月16日生まれ。新潟明訓高校出身。スポーツ科学部4年。コートネームはエミ。トレーナー。ほんわかとした雰囲気で選手の心身のケアをします。