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漕艇部

2021.04.13

【合同企画】早慶レガッタ直前特集『早慶レガッタを0から創る(後編)』

 3大早慶戦の一つに数えられる早慶レガッタは、両校のスタッフ陣が0から創り上げている。そんな早慶レガッタの舞台裏を、早スポと慶スポ合同で取材する。インタビューに答えてくださるのは、慶大からは萩原秀賢(商4=神奈川・慶応義塾)と弘田千乃(理工4=東京・豊島岡女子学園)。早大からは神山幸成(先理4=東京・早大学院)と國府田美幸(スポ4=東京・小松川)の4人。こちらの前編は慶スポに掲載させていただいております!

 

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※この取材は3月25日にオンラインで行われたものです。

大学の垣根を超えた連携

左から神山、國府田、弘田、萩原

――ここからは早慶レガッタに向けての準備について伺っていこうと思います。みなさんそれぞれはどんな任務をされていますか

萩原 自分は総務という仕事をやっています。具体的には、公共の河川でレースをするために区役所の方に事前に申請等を行っています。また、毎年使用させていただいている地元の会議室の予約などのレガッタに関わる全体的な業務をマネジメントしています。今年は慶応がレガッタの幹事校です。その中で私は幹事校の総務つまり学生の中の責任者という立場になるので、全体を幅広く見ることができるように頑張っています。

國府田 私は施設という係を担当しています。施設は総務と似ています。公共河川を大会で使えるようにするために総務と連携を取りつつ様々な申請を行い、また船の輸送や設備の整備などを行っています。余裕があれば幹事校の総務をフォローしています。

神山 私は早慶レガッタのパンフレットに掲載される広告を取りまとめる仕事をしています。また私の一つ下の代、新3年生のマネージャーへの引き継ぎに加えて、アドバイスを行っています。早慶レガッタでは入場料を取らないため、色々な企業様から広告の掲載料を大会の運営資金に充てています。継続して広告を出してくださる企業様もあれば、今年は出せないという企業様もいます。広告を掲載していただけない企業様が出た場合、新しく協力していただける企業様を探さなければいけません。その様な場面おいて、どのように対応していくのかを私や一つ下の後輩、主務さんと協議して、戦略を立てています。

弘田 私は主に大会プログラムの作成を担当しています。現在は1つ下の学年の子たちがメインでやってくれているので、私は引き継ぎや補佐という形で関わっています。企業の方からいただいた広告の掲載や出場選手一覧とその挨拶文などを印刷会社の方と連携しながら大会プログラムを作成しています。

――早慶レガッタの準備はいつ頃から始められるのですか

萩原 大体10月の中旬から11月の上旬にかけて、ちょうど大会の半年前くらいからマネージャーは準備を始めています。

――ここまでの準備で特に大変だったことはどのようなことでしょうか

神山 広告集めの際に、断られてしまった時のメンタルが辛かってですね。後はどの位お金を集められたかを例年と比較してみた時に「今年は少ないな」、「去年より集めなきゃいけない」ということに縛られてしまうことが広告担当としてはキツいと思うことがありました。

國府田 お金の管理や河川および施設の使用申請をする総務部と施設部は一番ミスをしてはいけません。この二つの部署は大会の運営にあたってキーポジションとなるので、責任が重くなるところが大変ですね。

萩原 総務としては一つ一つの仕事に精度が求められることが大変なところだと思います。また、早慶戦全体としては各所でそれぞれが仕事を進めてくれています。その中で進捗を確認するのが非常に大変です。任せるところは任せて、自分でやれるところはやるという区別をつけるところが難しいですね。

弘田 プログラムには企業様が関わり、大きなお金が動いているのでミスが許されません。学生として信頼を保つために気を付けてチェックすることが大変なことだと思います。

國府田 色々な担当を各マネージャーが持っています。連携していかないとミスが起こってしまうので、業務連携が大切だなと思いながら活動しています。

――連携を行う中で、早慶両校でどのくらい打ち合わせされているのですか

萩原 幹事校が毎年入れ替わるため、引継ぎを相手校の後輩にしなければいけません。慶応の先輩は早稲田の後輩に、早稲田の先輩は慶応の後輩に引き継ぐという形を取りながら業務を進めています。ですので、お互いのマネージャー部屋を行き来しながら、仕事の引継ぎや他の業務で連携しています。

小型ボートの操縦をする神山マネ

クラウドファンディングを行っています!

――早慶レガッタ開催にあたり様々な企画を行っていると伺いました。その企画について紹介していただけますか

弘田 初めて取り組むことの1つとして、クラウドファンディングがあります。運営資金を賄うために50万円という目標を掲げたところ、11日間で達成することができました。クラウドファンディングの広報として、様々なSNSを使い早慶のコラボしたインスタグラムなどで、いろいろなコンテンツを配信しています。

――そのクラウドファンディングの返礼品の1部に、私たち早スポと慶スポが作成する、レガッタ号も入れていただいております!その他にも返礼品をご用意されていますが、紹介していただけますか

萩原 現在クラウドファンディングで一番ご支援をいただいているのは、早慶コラボカレーセットです。慶応の山食カレーと早稲田の生協で販売している早稲米を共にリターン品としてご協力いただいております。
慶大と早大それぞれにアミノバイタルを差し入れしようという形で、クラウドファンディング上でも早慶戦を実施しております。現在は慶大の方が勝っているのですが、こちらも引き続きご支援いただきたいと思っております。

神山クラウドファンディングの早慶戦ということで、今のままでは悔しいので、ここから巻き返して、圧倒的差をつけようとしております!

國府田 この早慶戦に負けた側は、勝者の応援歌を全力歌うことになっているので、ここから全力で追い上げていきます。

神山 慶応に紺碧の空を歌わせますからね!

萩原 いやいや、若き血の方がいいよ(笑)慶応の方によろしくお願いします!

――その他にPRしたい取り組みはありますか

國府田 今年はオンライン上で観戦してくださいと告知しておりますが、LIVE配信を強化するために、レースのすべてをドローンで撮影することを試みています。ドローンから迫力ある映像をお届けできると思いますので、ぜひオンラインでご覧ください!

普段の練習から撮影は行っています!(國府田)

――新歓という観点からは、早慶レガッタに向けて取り組まれていることはありますか

萩原 まだ実現できるかは定かではないのですが、慶応では日吉の並木道に、早慶レガッタの旗と横断幕を掲げたいと考えております。また早慶レガッタの広報を、今年は本当に力を入れていて1日1投稿以上はしています。ぜひ早慶レガッタをオンラインで見ていただいて、新入生の皆さんにも興味を持ってくださればと思います。

神山 早大では全学メールの方で、早慶レガッタについて流していただけることになりました。こちらでメール登録を済ませたばかりの新入生にもPRして、LIVE配信を見ていただけたらと思ってます。

1年半の歳月をかけて創りあげてきた

――早慶レガッタ開催にあたり、早慶両校が一丸となって様々な壁を乗り越えていることが、今回の対談を通じて伝わってきました!とは言っても、お互いに勝利は譲れないと思います。最後に早慶レガッタに向けて意気込みを熱くお願いします

神山 自分や國府田にとってもそして慶大4年生のマネージャーにとっても、泣いても笑ってもこれが最後の早慶戦となります。悔いを残さないように今できることを毎日積み重ねていけば、最高の早慶戦が創れると信じていますので、日々頑張っていきたいと思います。

國府田 1年半かけて準備してきた早慶レガッタだと思っております。自分自身の想いだけでなく、昨年引退された先輩方や開催にあたりご尽力いただいているすべての方々の想いを受けて、全力で戦える舞台を創り、そして選手と共に戦い、最高の1日を過ごしたいと思います。絶対に勝ちます!

弘田 昨年開催できなかった悔しさを胸に、開催できるように4月18日まで気を抜かず頑張っていきます。今年は絶対に慶大が勝って、2年分の勝利を掴みたいと思います!

萩原 コロナの影響で開催できるかわからない状況から始まりました。両校のマネージャーだけでなく、OB、OGの方々、地元の方々や区役所の方々の支えがあって、大会が開催できるということを実感しております。早慶レガッタを通じて感謝の想いを伝えたいです。そして社会にすこしでも勇気を与えられるレースができたらと思います。選手のみんなには、僕らがいい舞台を創りますので、早稲田に勝って最高の1日にしてくれたらと思います!

――みなさん、ありがとうございました!早慶レガッタの日を心待ちにしております!

(取材・編集 樋本岳 湯口賢人 船田萌恵 宮崎柚子 写真 早大漕艇部・慶大端艇部提供)

慶大

早大

◆萩原秀賢(はぎわら・ひでたか)(慶大、写真右)

1999(平11)年7月17日生まれ。神奈川県・慶應義塾高出身。商学部4年。幹事校の総務として責任も背負う萩原マネ。お忙しい中、外出先からインタビューを受けてくださいました! 例年通りにはできないからこそ、新たに取り組まれている挑戦心、見習います!

◆弘田千乃(ひろた・ちの)(慶大)

1999(平11)年5月20日生まれ。東京都・豊島岡女子学園高出身。理工学部4年。弘田マネが主に作成で関わられているプログラムですが、なんと約150ページで構成されています。相当な時間と真心をこめて作成されたそうです!

◆國府田美幸(こうだ・みゆき)(早大、写真右)

1999(平11)年4月10日生まれ。東京都・小松川高出身。スポーツ科学部4年。「1年半かけて準備してきた」と、今大会に並々ならぬ想いがある國府田マネ。先輩と共に積み重ねてきた昨年の努力が、1年越しとはなりますが、満開の花を咲かせてくれることでしょう!

◆神山幸成(かみやま・ゆきなり)(早大)

2000(平12)年1月3日生まれ。東京都・早大学院高出身。先進理工学部4年。クラウドファンディングのお話の際、画面越しに早慶カレーセットを披露してくださった神山マネ。クラウドファンディング上での早慶戦の行方にも、注目です! どちらが相手の応援歌を全力で歌唱するのでしょうか!