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2021.04.04

【連載】春季リーグ戦開幕前特集『anew』 第2回 熊田任洋

 第2回の今回登場するのは、昨年から不動の遊撃手としてそのポジションを確立している熊田任洋(スポ2=愛知・東邦)。昨年の東京六大学リーグ戦(リーグ戦)では1年生ながらすべての試合でフル出場を果たし、秋の早慶2回戦では1点ビハインドの9回二死から逆転弾を呼ぶ安打を放った。そんな大型ルーキーも春を迎え学年が上がる。リーグ戦の開幕も間近に控える中、現在の状態、意気込みを伺った。

※この取材は3月27日に行われたものです。

「責任を感じるようになった」

オンライン取材に答える熊田

――この冬の練習はどのようなことを意識して取り組んでいましたか

 これといったものはないのですが、すべてにおいてパワーアップすることが一番の目標でした。

――打撃に関して、パワー不足というのを昨年末に課題として挙げていましたが、そこに関してはいかがですか

 昨年よりも打っていてボールに力が伝わっている感覚もだいぶありますし、スイングスピードも含めて去年よりもレベルアップしているかなと思います。

――効果的だったと思う練習は

 自分は普段使うバットよりも長いバットを使っていました。普通のバットよりも振りづらいのですが、振りにくい分体の軸をしっかり使う意識ができるので効果的だったと思います。

――大学入学からもうすぐで1年が経過します。昨年と違っていると感じる部分はありますか

 去年は1年だったのでフレッシュな気持ち、新鮮な気持ちで野球をしていましたが、今はチームの中心という立場になったので、責任というのは感じるようになりました。

――そこから具体的な行動として変化があった部分は

 練習中でも一つひとつのプレーに対して意見を言う機会は増えたかなと思います。

――多くの選手が「ワンプレーにこだわる」ということをおっしゃっていますが、具体的に練習中はどのようにしているのですか

  実戦を想定したケースノックなどでうまくいかなかったプレーがあったりしたときに、「こうするべきだった」「どうしたらよかったのか」というのをプレーをしっかり止めて話し合うという感じです。

――二遊間のパートナーが丸山選手(壮史主将、スポ4=広島・広陵)に変わりましたが、変化などはありますか

 去年まで組んでいた金子さん(銀佑、令3教卒=現明治安田生命)にはただただ支えてもらっていたという関係性でした。丸山さんに変わってからは、支えてもらっているというよりもお互いに言い合う、会話を大事にしています。

――今春、高校の後輩である吉納選手(翼、スポ1=愛知・東邦)が入部したと思いますが、どのようなお話をされていますか

 組織としてのルールだったり、大学野球で木製バットに変わってまた投手のレベルも全く変わってそこに対してどう適応していくのかという話はしたりしています。

――熊田選手から見て吉納選手はどのような選手ですか

 力強くて打球をよく飛ばすので、そこは本当にうらやましいと思います。

――ここからは今春のオープン戦のお話に移りたいと思います。まず打撃に関して、コンディションはいかがですか

 悪くはないのですが、微調整が必要かなと感じています。

――安打は出ていると思いますが、どのような部分に調整が必要だと感じていますか

 自分の中でタイミングがあっていてもファウルになってしまうことが多いので、その辺りだと思います。

――前日行なわれた三菱重工Eastとのオープン戦では失策が2つあったと思います。守備に関して、不安な点はありますか

 この冬守備も力をつけるというふうにやってきたのですが、現状だと少し修正が必要かなと思います。自分で「処理した」と思ってもはじいてしまったりというのがあるので、リーグ戦まで時間はないですが、修正したいです。ただ逆に、今(ミスを)やっておいてよかったなとも思います。いろいろ学べたかなと思っています。

――その修正が必要な部分はどのあたりですか

 右足で間をつくるということをやってみているのですが、それで一歩目が遅れていたりバウンドのタイミングが合わなかったりすることがあるので、いい塩梅を見つけられるように数を受けてやっていくしかないと思います。

――同じ内野の一塁には同期の生沼選手(弥真人、教2=東京・早実)が入ることが多いと思います。熊田選手から見て生沼選手はどのような選手ですか

 一番の持ち味は打撃だと思います。力強いスイングで遠くに飛ばすというのが自分の中でイメージが強いです。

――その同期というところですと加藤投手(孝太郎、人2=茨城・下妻一)や清水投手(大成、スポ2=大阪・履正社)、飯塚投手(脩人、スポ2=千葉・習志野)も登板機会を増やしています。同期の投手陣はどう見えていますか

 加藤はリーグ戦で投げることが多くなると思いますが、その3人が今後軸になってくるかなというふうに思うので、3人にはもっと頑張ってもらいたいなと思います。

「打率3割、ベストナイン」

昨秋の早慶2回戦、9回二死から左前打を放つ熊田

――リーグ戦に向けて、残り2週間となりました。開幕が近づく中で感じていることはありますか

 個人的なことでは、オープン戦の結果を見た時にこのままじゃリーグ戦で戦えないというのが本音で、打撃でも守備でもこのままではチームに貢献できないかなと思うので、頑張っていきたいなと思います。

――開幕までに解消したい不安な点はどのような部分ですか

 全部不安です(笑)。

――逆に「ここは自信がある」という部分は

 チームとしても個人としてもなかなかいい結果が出ていないので、不安しかないです(笑)。ただそこで暗くなっても仕方ないので、ポジティブに、「ここまで落ちたら上げるだけだ」と信じてやっています。

――数字としての目標はありますか

 打率は3割以上、そしてベストナインを獲りたいなというふうにずっとやってきたので、今シーズンこそ獲りたいなと思います。

――打率に関してはずっと続けて言っていることだと思います。そこに対して自信は

 自分が今あるズレを直していけば3割打てるという自信はあるので、守備も去年の秋と同じように準備をしっかりとして挑めばベストナインも獲れると思っています。本当に他のチーム関係なく、自分次第かなと思います。持っている力を出し切れば達成できる目標だと思うので、そこは達成したいです。

――流れに乗るためにも最初の東大戦はかなり大事になってくると思います

 昨日負けて(三菱重工East戦、●1-11)、まずチームの雰囲気を変えないといけないとミーティングで出て、今日の練習を行って、そこは変わりつつあると感じました。

――雰囲気はどのように変わりましたか

 アップから全員が練習に入り込むという姿勢が今まで以上に強く感じられたと思います。この2週間でチーム全体が変わろうと全員が思っていると思うので、いい状態で開幕を迎えられるかなと思います。

――最後に、改めてになりますがリーグ戦への意気込みをお願いします

 チームとしては連覇を目標に、必ず優勝できるようにやっていきたいと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 山崎航平)

◆熊田任洋(くまだ・とうよう)

2001(平13)年4月15日生まれ。174センチ。76キロ。愛知・東邦高出身。スポーツ科学部2年。内野手。右投左打。昨年のリーグ戦ではルーキーながらショートでフルイニング出場を果たしました。学年も上がり主力としての責任感も芽生えているという熊田選手。「全部不安」と語っていた熊田選手ですが、その強心臓でリーグ戦では結果を残してくれるでしょう!

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