バレーボール部
2021.04.02
【特集】新体制対談
新体制での活動が始まった。今年度は吉田悠眞(スポ4=京都・洛南)が主将を、上條レイモンド(スポ4=千葉・習志野)が副将を務める。そこでお二人に今後の大会やチームの目標等、ざっくばらんにお話を伺った。
※この取材は3月14日に行われたものです。
お互いのこと
――お互いの紹介をお願いします
吉田 副将の上條レイモンド君です。レイモンドはとてもゲームが好きで、あとはアニメもよく見ています。最近は2年の秋間(直人、スポ3=愛知・桜台)と、その二人でゲームしたり、アニメをずっと語りあっているというのが最近の印象で強いです。あとは、去年からレギュラーで出ているので、すごく僕の同期の中でも頼りになる存在です。
上條 悠眞は、まずからバレーからいくのですが、すごく小さいころから経験豊富でいろんなこと知っていて、オールラウンダーで活躍する選手だなというふうに思っていて、今年、自分らが4年生の代になって、一緒になって、いろいろ後輩の面倒とかも一番に見てくれて、チームも円滑に回そうとすごい努力をしてくれて、とても助かっている状況です。最近はずっと麻雀やっているイメージが強いです。いろんな後輩たちを引き連れて麻雀やっているというイメージです。自分らの同期は悠眞以外誰もやっていないのですが。あとは、悠眞もいろいろゲームとかアニメとかも結構見ていて、そういうところで話は合ったりします。
――ちなみにどんなアニメやゲームをしているのですか
上條 まあざっくり言うと、ラブコメですね。大体一つ限定すると『Re:ゼロから始める異世界生活』っていうアニメがバレー部の一部でブームになっていて、それとか話したりしています。
――『ハイキュー!!』とかはみないのですか
上條 『ハイキュー!!』みている?
吉田 見てない(笑)。
上條 見てないですね。
――お互いの印象的なエピソードはありますか
上條 これはバレーとは関係ないのですが、スマブラというゲームがあって。自分が最初に持っていて、それでよく悠眞とか他の同期と、結構前なのですが、やっていました。後から悠眞がスマブラをまた買って遊んでいたらしくて。久しぶりに悠眞とスマブラしたらボコされたっていう、あっという間に抜かされたというエピソードありますね。
吉田 コロナの時期に活動自粛になってしまって、みんな寮にこもっているという感じだったんですけど。その中で基本的にみんな寮のご飯を食堂で食べるので、他では会うことがありませんでした。食堂でみんな顔を合わせるみたいな状況だったんですけど、レイモンドだけは一生会わなくて、誰に聞いてもどの時間にもいないっていう。レイモンド生きていんのかみたいな感じで(笑)。まあ活動自粛が明けて聞いたらずっとデリバリーでご飯食べていたから食堂に行ってないって。食堂のご飯があんまり好きじゃないみたいなので、デリバリーしていたみたいでそれで自粛中はレイモンド見かけたら激レアみたいな。その日は運が良いみたいになっていましたね。同じ寮に住んでいるのに、なかなか見かけなかったったというエピソードがありますね。
――オフの日はどのようなことをして過ごしているのですか
吉田 僕の場合は就活しているので、だいたい就活のことをやったりしています。今はそのオフの時間もエントリーシートとか面接の練習とかで追われているっていう感じなのですが、就活が終わったら、本当にゲームに没頭したいなと思っています。
上條 1、2年生のときとか去年もそうなんですけど、休日といえば自分は本当に一日中ゲームをしていました。だけど4年生になってからいろいろ気にすることが出てきて、本当に休日も疲れていて。一日特に何もできずに終わっていたっていう休日が多いです。こういう時期で外にもなかなか出られないので、いいかなという感じで過ごしています。
――昨年度の公式戦が終わって以降の冬の期間にはまったものやことってありましたか
吉田 もともと麻雀もとても好きだったのですが、それのプロリーグみたいなのがあって、Abemaで配信されているMリーグっていう。それをずっと見ていました。うまい選手のプレーを見るのが好きで、ゲームでも何でも。なのでプロの選手たちがやっていて、自分だったらこうしているなと比較しながら見ているのが楽しくて、ずっとMリーグ見ています。
上條 はまったことは、本当に特になくて。さっきも言った通り新チーム始まって4年生になっていろいろ疲れることが多いので。逆に何かはまれるものがほしいですね。
――麻雀はやらないのですか
上條 麻雀に手を出したらたぶんもう選手生命が終わりだと思います(笑)。ギリギリのところで止めています(笑)。興味はあるのですが。
「全員にチャンスがあるように」(吉田)
全日本インカレで途中出場した吉田(右)
――新チームが始動してからのチームの雰囲気はいかがですか
吉田 僕たちが1年生のときは入ったときからレギュラーが固まっていました。決まっていたから他の選手たちがレギュラーに入ろうという雰囲気はなくはないですが、僕たちの代ではフラットにメンバーを入れていることによって、チャンスがあるということから、全員のモチベーションは高いのかなと思います。その中でも新3年生は上級生になるので、後輩への指導を目に見えてするようになっているので、チームとしても一つ学年が上がるという自覚が芽生えていて良い状況だと思います。
――全員にチャンスがあるようにしているのはお二人の方針なのですか
吉田 昨年からそういう感じでした。練習から平等に出していて。新体制が始まるときに同期で話し合って、フラットにした方がいいのではないかということでまとまりました。今実力も拮抗していて、レギュラーをどうしようかと悩んでいる感じなので。
――冬の期間はどんな練習をされていましたか
吉田 ずっと基礎をしていました。試合中ですと週2回トレーニングがあるのですが、それが3回に増えて。ボールの練習よりもトレーニングがメインになって、基礎練習と体づくりをメインに冬は取り組んできました。次の春のリーグでは一人一人が技術や体を成長させて臨むという感じですね。
上條 1年間の計画がバレー部にあって、特に冬の時期は基礎を一番集中して練習できる時間で、みんなしっかり理解して練習に取り組んでいました。先ほど言った体づくりもそうですし、土台を作るという面ですごく今頑張っています。
――基礎練習や体づくりをするうえでお二人が力を入れていたことは何ですか
吉田 自分はトレーニングが好きなので楽しんでやっていましたが、基礎練習は淡々とやっていて面白くない練習で。だけどそれを主将としてさぼるわけにはいかないので、むしろ気が緩んできた部員たちを注意してあげるのが僕の役目だなと。誰よりも気を抜かずにちゃんと徹底するのは意識していました。
――トレーニングや基礎練習を頑張ってきたことで、前よりもできるようになったプレーなどはありますか
吉田 レシーブが一番変わったかなと思います。大学に入る前までは結構膝をついたりしたことが多かったですが、今はちゃんと構えて体でぶつかるレシーブになっていて、本当に別物になった感じになりました。
上條 チームのトレーニングを作ってくれる人がバレーボールの動きを強化するトレーニングを作ってくれていて。先ほど吉田からレシーブがうまくなったという話がありましたが、自分も自分と同じポジションのミドルブロッカーの選手たちもブロックの切り返しやジャンプからの素早い動きはこの時期により強化できたので、そのトレーニングをしっかりやってきたことで、これからの試合でより効果を実感できるのかなと思います。
「昨年よりも周りに気を遣うように」(上條)
クイックを打つ上條
――主将と副将はどうやって決めましたか
吉田 同期で話し合って決めました。
――どうして吉田選手が主将で上條選手が副将かというのは他の人から聞きましたか
吉田 1年生の頃から話し合いをする中で、僕がキャプテンなんだろうなという雰囲気が出ていました。レイモンドの副将に関しては、僕は昨年レギュラーとして出ていませんでしたが、僕たちの代で唯一試合に出ていたのがレイモンドだったので、プレー面で引っ張ってくれる存在になってくれると思って、レイモンドが副将になりました。仲濱(陽介、スポ4=愛知・星城)の副将も考えていましたが、彼は今年から正セッターなので、副将というポジションを与えて負担をかけるよりかは、役職を与えてのびのびとやってほしいという思いから、僕が主将でレイモンドが副将になりました。
――役職が決まって吉田選手は主将をある程度想定されていましたが、上條選手はどう思いましたか
上條 全日本インカレが終わった後同期と話し合って副将はプレーだけじゃなくて全体を見てチームを引っ張っていく存在で。悠眞はオールラウンダーな選手ですし、全てのプレーに対して指導ができるのですごいなと思います。自分の副将に関しても去年からスタメンになっていろんなことを経験させてもらったので、先頭に立ってプレーしてチームに還元するのが役割だなと。
――上條選手は今まで幹部に就いたことはありますか
上條 高校のときにゲームキャプテンをしていました。部長とかではありませんでしたが、試合中にコートで指示を出していました。ゲームキャプテンと言っても、あまり周りのことを気にすることもなく気楽にやっていました。今年から副将という立場になって初めてチームを引っ張ることになりました。
――初めてチームを引っ張ってみていかがですか
上條 難しいですが、高校のときと違って高いレベルでプレーしてきた選手たちが多いので一から教えないといけないことはないですね。ある程度分かっている段階でまだできていないプレーや足りないプレーを指導したり、チーム全体を見て特に試合中とかに自分が指示をしっかり出さないといけないなと思っています。
――吉田選手は高校のときも主将をしていましたが、高校と大学では違いますか
吉田 違いますね。高校のときはどちらかと言うと、試合に出られない3年生は腐ってしまったりしてけっこう意識がバラバラなチームだったので、みんなに高いモチベーションを持ってもらうために頑張るという感じでした。対して大学では全員が日本一になるという高い意識を持って練習に取り組んでいます。そこに対するアプローチの仕方と言いますか、全員が高いレベルでプレーしてきた分、個性が強くて。多様な考えがある中で、うまく考えながらより良い形を作っていくことが今の早稲田に求められています。高校時代は引っ張っていくみたいな感じでしたが、大学では後押しして支える意識でやっていますね。
――みんなの考えをまとめるのは難しそうです
吉田 そうですね。僕と山田(大貴、スポ2=静岡・清水桜が丘)だと高さやプレースタイルが全然違うんですよ。そういう意味で僕と山田に同じプレーをさせるのは無理なので、それぞれの長所をちゃんと見てあげるのが大事だと思っています。あと基本考えは否定しないのですが、こうした方がいいよというアドバイスはしていって、それで一回やってみて違えば捨てればいいし。それがハマれば取り入れるという、あくまで提案という感じでまとめています。
――それぞれ役職に就いてからご自身の中で変わったことはありますか
上條 3年生のときは初めてスタートから試合に出るとなって。上級生なのですが、4年生から気楽にプレーしていればいいよと言われていたので、のびのびできました。でも4年生で副将になってそうはいかなくなって。チーム全体を見るというのもそうですし、他の選手に足りないところを指摘してあげるということで。そこは自分にまだまだ足りていないところだと思います。前までとは1日の集中の度合いが違います。
――先ほど4年生になってからオフの日は疲れすぎて何もできなくなったというのは、全体を見ることに集中するようになったからなのですか
上條 そうですね。3年生の頃よりも倍気を遣いますし。自分のプレーだけに集中すればいいというわけではなくて、他の選手を気にかけないといけないので、今はまだ疲れてしまうのだと思います。
――吉田さんはいかがですか
吉田 レイモンドと一緒で練習の集中度が全然違います。3年生のときは自分のプレーに集中しながらも目についたら少しアドバイスをするという感じでしたが、4年生になって主将として目につかせようとしないといけないと言いますか。練習中の態度が違って自分のプレーはどうでもいいから周りを見るみたいになっていて。今悩んでいるのですが、全然自分のプレーができなくなっていて。そういう面では今までの4年生すごいなと思っています。宮浦さん(健人、令3スポ卒=現ジェイテクトSTINGS)も村山さん(豪、令3スポ卒=現ジェイテクトSTINGS)も周りを見ながらも、あれだけのパフォーマンスをしていたので、自分のキャパをもっと広げないといけないと思っています。
――今は周りを見ながら自分のプレーに集中する余裕がないという感じなのですか
吉田 周りを見ながら自分のプレーにも集中するのがベストだと思いますけど。まずは周りを見る癖をつけないといけないので、今はそこに重点を置かないといけないなと思います。
――高校のときも主将をされていて周りを見ないといけないという状況は一緒だと思いますが、大学ではさらに周りをみることが増えたのですか
吉田 そうですね。日本一を目指すうえでの意識は高いですが、その中でも本人が気づいていないことを指摘しないといけないので。そういうのって明らかに目に見えるものではないんですよ。高校のときは明らかにさぼっている人に指摘するだけだったのですが。本人は頑張っているけど頑張り方が違うということを教えてあげないといけないので。そういう面では細かく見ていかないといけないのが、高校と大学では全然違いますね。
日本一を目指す過程で組織力を向上
――リーグ戦が近づいていますが、今はどのような練習をしていますか
吉田 今は基礎練習よりはゲーム練習をしています。コロナ禍ということもあってあまり練習試合ができないので、チーム内でゲームをすることで全体的にレベルを上げていけたらなと思います。
――ゲーム練習はAB戦ですか
吉田 AB戦もしますし、ごちゃ混ぜにして紅白戦や軟打形式のずっとラリーを途切れさせないような練習をすることもあります。
――昨年ですとAB戦をしたらAチームが圧勝していたそうですが、今年はいかがですか
吉田 今日もAB戦をやったのですが、25-21とかで。レベルが拮抗していて難しいんですけど、レギュラーを考えるのは楽しいなとは思います。
――メンバーをたくさん入れ替えてゲームをしてパワーバランスを同じくらいにすることで、誰が出ても強いチームにしたいという狙いがあるのですか
吉田 基本的にはパワーバランスは一緒にしていますけど、一人一人の関係性を深めたいと思っているので。なるべく満遍なく組めるようにして。そのときに片方に4年生が固まらないようにしてメンバーを考えています。
――自分たちの代になってチーム作りをするうえで大切にしていることや、スローガンなどはありますか
吉田 組織力の向上というのを掲げていて、組織力を高めるために3つの目標を作りました。人間力の向上と結束力の向上と挑戦を大事にするという目標です。新体制が始まってこの3つを題材にしてマンダラチャートを個人で書いてもらいました。最終的に集めて被っていたものってチームにとって必要なものだなと思うんです。そしてチームとしてのマンダラチャートも作りました。人間力の向上、結束力の向上、挑戦の3つの目標のために何をしたらいいかという意識づけをするように取り組んでいます。
――マンダラチャートを作るようになったのは今年からですか
吉田 昨年はブレインストーミングみたいな感じで、とりあえずチームのことを書いていました。一人一人課題は違うので、個人のものもあったらいいとなって。マンダラチャートを作るようになりました。
――昨年の4年生はプレーで引っ張って、堀江選手(友裕、令2スポ卒=堺ブレイザーズ)の代だったら言葉でみんなを鼓舞するというように、それぞれの代で4年生の役割って違ってくると思いますが、チーム全体で見たときに今年の4年生はどのような役割なのですか
上條 今年の4年生はプレーで引っ張るというよりかは堀江さんたちの代のような言葉で引っ張るチームにしたいと思っています。今年の4年生にはどのポジションにも4年生が一番上にいますし、自分がコートに入っているときはしっかりプレーで引っ張って、後輩にのびのびやらせたいと思っています。
吉田 堀江さんたちの代の引っ張り方をしていきたいなと思いますが、その中でもレイモンドは特にレギュラーの中でも高さがあるのでプレーで引っ張ってもらって。僕みたいにたくさん点を決める選手ではなかったら周りを見て支えるみたいな。ガツガツ引っ張るというよりかは、後輩がやりやすい環境を作るために不安を取り除いてあげるように意識して取り組んでいます。
――上條選手は去年村山選手がされていたような、ブロックの指示や戦術の共有をしているのですか
上條 今頑張っています。4年生ですしミドルブロッカーなので、ブロックの指示や提案をしていて。でもそこはまだ自分に足りないなと思っています。村山豪さんがやっていた感じで自分はすごくプレーしやすかったので、豪さんのやり方をベースにしてブロックの指示をしっかりしていきたいなと思います。
――ブロックの指示や戦術の共有は松井監督(泰二、平3人卒=千葉・八千代)が考えているというよりは、選手で考えているのですか
吉田 監督も考えて僕たちも考えてそれを共有して決めています。
上條 全体ミーティングがあるときに全体に共有するのですが、相手のスパイカに対して一人一人ブロックの付き方を確認しています。試合で当然想定通りいかないことはあるので、それに対して自分が臨機応変に対応して指示を出してという感じですね。
――作戦と違ったときに対応の仕方を考えるのは選手なのですか
上條 相手が事前にミーティングしたときと違ったタイプだったときは選手もそうですし、上でアナリストも見ていて逐一データが来るので、それで相手のコースをもう一度確認して臨むという感じです。
――昨年試合に出ていた4年生はプレー的にも精神的にも大きな柱だったと思いますが抜けたことによって大変さを感じたことはありましたか
吉田 村山さんは3年生ときは全然しゃべらなかったのですが、4年生になって考えを出してくれるようになって、人一倍バレーを知っているなというのが分かりました。そういう意味ではバレーの知識とか相手の情報をすぐに捉えるというのが僕たちの代ではまだまだ足りないなと思っています。村山さんの指示はありがたかったですし、僕たちが引っ張らないと後輩も大変になるなと。知識をつけるのは簡単じゃないので、これから練習試合があるときはそういうことを意識したいなと思います。
――逆に気づきを与えてくれたことはありましたか
上條 自分が3年生でスタメンに入ったときは、自分のプレーを全力でやっていました。4年生になってからは試合がなくて支えられていないのですが、チーム全体を見てブロックの付き方や攻め時とかをしっかり声を出して、チーム全体で意識を共有させてやるというのを実践しているところです。
吉田 去年は宮浦さんという圧倒的なオポジットがいましたが、今年はそういう選手がいなくて。今年からは新たな取り組みとしてアウトサイド三人型というのをやっていて。宮浦さんのポジションでもサーブレシーブに参加して、守備を強化して攻撃をしやすくするようにしています。
――圧倒的な存在だった宮浦選手が抜けた後は誰が入るのだろうと思っていました
吉田 それは僕たちもすごく悩んでいました。紅白戦をする中でいろいろ回して最適な形を探しています。
――春季リーグ戦(春季関東大学リーグ戦)ありますが、個人の目標はありますか
上條 個人賞は意識していませんが、春リーグは新チームになって初めての公式戦ということで。自分よりも周りを見るいい機会にもなりますし、自分が当然日引っ張りつつチームを鼓舞するようなプレーをしていきたいと思います。
吉田 昨年レギュラーとして出ていなかったので今年はレギュラーとして出たいという気持ちはありますが、やっぱりチームの勝利が一番なので。もしレギュラーでなくても主将としてできることをやっていきたいと思います。チームががらっと変わって今年勝てるのかなと不安に思っている後輩もいると思うので、そういう後輩たちを支えられるように精神的に支えられるような選手になりたいなと思います。
――チームの春季リーグ戦の目標は優勝ですか
吉田 そうですね。やるからには優勝を目指しますが、それよりも全日本インカレに向けて課題をつぶしながらやるべきことを明確にして戦えたらなと思います。
――今年1年でのチームの目標は何ですか
吉田 日本一を目指すのは大前提ですが、その目指す過程で組織力の向上を掲げています。ただ日本一を目指すのではなくて、一人一人が組織の一員として人として成長できるような1年にしていきたいです。
――最後に今年の抱負を教えてください
吉田 僕はがっつりバレーボールをするのは大学で終わりなので、勝っても負けても悔いの残らないように全て出しきりたいなと思っています。
上條 自分もやりきるというのを目標にしたいと思っていて。大学バレーの集大成ということで、全日本インカレで優勝というのはもちろんですが、チームを引っ張りつつ自分の出せる最大限のパフォーマンスを出せるように頑張ります。
――ありがとうございました!
(取材・編集 西山綾乃、浅野圭音)
◆吉田悠眞(よしだ・ゆうま)(※写真右)
1999(平11)年5月23日生まれ。176センチ。京都・洛南出身。スポーツ科学部4年。後輩への気遣いを欠かさないという吉田選手。とても強いキャプテンシーを感じました!これからどのようにチームを引っ張ってくれるのか楽しみです!
◆上條レイモンド(かみじょう・れいもんど)(※写真左)
1999(平11)年9月16日生まれ。195センチ。千葉・習志野出身。スポーツ科学部4年。昨年からミドルブロッカーとしてスタメンで出場している上條選手。195センチの長身を生かしたブロックやスパイクでチームの勝利に貢献しました!今年はブロックの要となります!