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ホッケー部

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2020.11.21

【連載】早慶戦直前対談『捲土重来』 【第2回】FW清水拓登主将×DF山下翼副将×FW一色岳登×DF依田星也

 早慶定期戦(早慶戦)を控える男子ホッケー部。今回は、最上級生としてチームをまとめるFW清水拓登主将(スポ4=滋賀・伊吹)、DF山下翼副将(スポ4=滋賀・伊吹)、FW一色岳登(国教4=東京・早大学院)、そしてDF依田星也(商4=東京・早大学院)の4人にお話をうかがった。今季、慶応との戦績は1―1。決着がかかった運命の一戦を前に、4年生は何を語るのか。

※この取材は11月18日に行われたものです。

ホッケー部での4年間を振り返って

4年間を回顧する清水主将(右)と山下副将(左)

――まず、お互いの他己紹介をお願いします

山下 一色は、最初入ったときに……何て言ったらいいのかな。第一印象は……何か……。

清水 何も出てこないじゃん(笑)

依田 あんまり仲良くないから?

山下 そういうことじゃねえよ(笑)最初はめっちゃ大人しいのかな、と思っていて。だけど入ってきたらめっちゃ喋るし、英語ペラペラやし、全然違うな、みたいな印象で。サッカーがめっちゃ好きって、なんか意外だなって。最初はおとなしめのインドアで全然アクティブじゃないっていうイメージだったのが、入ってきたらアクティブだし、みたいな。

一色 第一印象ね。

山下 第一印象はそんな感じで。あとは、先輩とかと喋っていてもめっちゃ喋るし、ギャグとかめっちゃ言うし。そんな感じですかね。

一色 依田の印象は……早大学院(学院)から三年間ずっとクラスが一緒だったので、7年目くらいの付き合いですが、真面目でありつつふざけてる感じのような。練習とかテスト対策とかは真面目にやるし、だけど、キャラが濃いというか。そういう面があるのかな、という風に思います。

――キャラが濃い、とは

一色 そうですね、まず見た目……色々な要素があるじゃないですか。天パだったり。あと部活中も、練習は真面目にやっているのですが、合間合間でふざけたりみたいな、そういうところがあります。

依田 清水拓登の印象、というか他己紹介は……。入部当初はゴリゴリのキン肉マンみたいなやつがいるなと思って、話しかけづらかったのですが、いざ喋ってみるとただの優しいお兄さんでした。

――優しいお兄さんですか 

依田 基本的に僕らの中心で、1年生の頃から「主将やりたい」と言っていたので、もう、根っからの主将キャラでここまできています。

清水 (山下は)小学校からずっと一緒なんですよ、ホッケーのチームが。だから、13年ずっと一緒にホッケーをやっていて。小さいときはめっちゃ太ってたんですよ。小デブみたいな感じで、ぽちゃぽちゃしていたのですが、高校らへんでめっちゃ痩せて、今みたいな感じになって。翼(山下)も依田みたいな感じで、真面目です。依田はふざけるのですが、翼はあまりふざけないです。

依田 ただの真面目野郎じゃん。

山下 ええやん別に(笑)

――早稲田には当初から一緒に入学するつもりだったのですか

清水 いや、そうじゃないよな。翼が最初にずっと元から行きたいって言っていて。先輩が早稲田に入っていたのもあって行きたいと言っていたのですが、俺はギリギリまで悩んで早稲田行こうって決めた感じですね。

――お三方から見て、清水主将はどんな主将ですか

山下 みんなを結構大事にしてくれているっていうのがあって。去年よりもミーティングをする機会が増えたり、今年から目標シートみたいなものを書いて共有して、チームの意思統一を拓登(清水)が図ってくれていて、そういう部分はすごく去年よりもよくなったかなと思うし、そういう意味でみんなにちゃんと向き合っている、そんな感じですかね。

――同じく、山下副将はどんな副将ですか

依田 山下副将は……。

山下 何もしてないからな、俺……。

依田 真面目でいい副将です。

清水 薄っ(笑)

一色 そうですね、やっぱり真面目が来ますね。で、後輩に色々なスキルを教えたりしていて、すごいなと思います。

――金子みなみトレーナー(スポ4=群馬・前橋女子)を含め、今の4年生5人はどんな雰囲気ですか

依田 一番仲の良い代だと思います。

清水 結構遊んだりするんですよ。一色はちょっと遊んでないけど……(笑)

一色 留学でいなかったからね?

――1年生同士ではディズニーランドに行ったりしているそうですが、4年生にもそういった交流はありますか

依田 今度、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行きます。

清水 5人で遊んだことある?

一色 2年前にユニバ行って、それくらいかな?

依田 一色は翼とよく遊んでます。2人で新宿のLUSHに行ってて、仲良いなって印象があります。

山下 それ、1年の最初だけや。行ってたな、そういえば。

――今年の1年生の印象はいかがですか

清水 レベルはやっぱり高いです。スポ推が一人で、それ以外は全員学院生か初心者から始めたやつなのですが、全体的にみんな上手くて、もう試合に出ているやつも何人もいるので、今の1年生が4年生になるのが楽しみです。

――他の大学にはない、早稲田ホッケー部の魅力はどんなところですか

依田 上下関係が薄い。

清水 いい意味で。結構仲良いっていうか。

依田 結構珍しいと思うのですが、1年生と個人的に遊びに行ったりとか。僕は1年生と釣りに行ってきたのですが、それくらい仲が良いのが特徴だと思います。

――1年生との対談では、慶応のホッケーは統率がとれた「軍隊ホッケー」だと言われていましたが、これぞ早稲田という戦い方はありますか

山下 慶応はそれこそ内部の人がそのまま、高校のやつがそのまま大学に行って、七年間ほとんど変わらないメンツでやっていますが、早稲田は、今年は特例として、例年だと外部から入ってきてそこに学院生が(加わるというのが)あるので、本当に色々な経歴のやつがいます。ホッケーをめちゃめちゃやっているやつもいれば学院生とかもいて、本当に色んなやつが合わさってそれぞれのいいところをポジションとかスキルとかに当てはめて戦術を組んでいるので、そこは慶応とは違うというか。個々がみんなあっていいかなと。

清水 適材適所。

――最上級生になっての心境の変化はありましたか

一色 いや、あんまりないというか……逆にむしろ焦りが減るというのはありましたね。今まで試合に出て結果残さないと、みたいな心境があったのですが、逆にそれがなくなって、むしろチームを支えるためにいつも通りのプレーをしようということが増えました。

依田 まあ、最上級生になって、ご飯に連れていってもらえなくなって、常におごらなきゃいけないので、心境というより経済的負担が増えましたね。

清水 3年生までは先輩もいて、自分で好き勝手にプレーさせてもらっているみたいなところはあったのですが、4年生になって、しかもキャプテンなので、チームをまとめるとなると、あんまり自分のやりたいことだけという風にはいかずに、チームのバランスを見てプレーをしないといけないなというのは思います。

山下 4年生になって思ったのは、意外と下の代の子らってすごく上の代の人らを見てるなって。まあ当然っちゃ当然だと思うのですが。僕は毎回アップのときに一番後ろでランニングしているのですが、そのとき1年生とかの話を聞いていても、意外と先輩のこと見てたりするな、と思っていて。見ているのだったら、1年生とか後輩たちにちゃんと示しがつくように行動したり、というのは結構意識するようになったかなと思います。

――前期は新型コロナウイルスの影響で満足に活動ができなかったと思いますが、ホッケー部としての活動を振り返っていかがでしたか

清水 前期は本当に試合ができなくて。試合はほとんどなくて、練習も半分くらいしかできていなかったのですが、ミーティングとかを中心にホッケーのことを考えるのはずっとやっていました。今年から一平さん(藤本一平コーチ、平23スポ卒)が入ってくださったのですが、コーチが色々ミーティングの内容を考えたりしてくれたおかげで、一年間で一番ホッケー部のLINEにホッケーのことがいっぱい書いてあって。そういう面に関しては、ホッケーのことをずっと考えていて、みんなもそこら辺の知識とかが広がったかなと思っています。

――今季の関東学生秋季リーグ(秋リーグ)や全日本学生選手権(インカレ)で印象に残っている試合はありますか

依田 駿台(駿河台大学)戦?(秋リーグの)初戦だから。

清水 確かに。

依田 初戦で、勝ったらインカレに行けて、負けたらインカレ行けないという。(今年度)初の公式戦が一番大事という、僕はそこが印象に残りましたね。

――そういう意味では、慶応との試合よりもプレッシャーがあったのではないですか

依田 プレッシャー自体は一番あったかなと思っています。負けたらインカレに出られないことは確定してしまっているので。一番僕は気合いを入れて入っていました。

清水 俺はインカレの最初の慶応戦。インカレ一回戦ではあったのですが、関東の代表同士の試合で、それに勝ってこそのインカレ、みたいに思っていたので。そこに勝てたのは大きかったですし、それまでに結構準備していて、チームが良くなった印象があったので、印象に残っています。

山下 俺はこの間の秋リーグの慶応戦かな。インカレ一回戦のときの慶応には勝てて、2回目の秋リーグで慶応に負けたとき、早慶の因縁といいますか、どうしてもやっぱり慶応には勝ちたいなと思っていて。プライドというか、慶応に負けたとき、どうしてもやっぱり勝ち切りたかったな、という気持ちが強くて、本当にそれが悔しかったなと思います。

――一勝一敗ということで、次の早慶戦にはいつも以上に気合が入っていますか

山下 そうですね。みんなも結構この間の負けを気にしているのではないかなと思っています。

――一色選手はいかがですか

一色 そうですね。やっぱり(インカレ二回戦の)福井工大戦ですね。自分が点を決めたので。

清水 公式戦初得点だったんですよ。

一色 そうなんですよ。四年間(得点が)なく終わるところだったので、ギリギリセーフでよかったです。

――最近、オフの日は何をして過ごしていますか。皆さんで遊んだりはしていますか

清水 最近、一色はいなかったけど、何かやったよな。

山下 タコスパーティー。

清水 タコスを作って食べましたね。みなみ(金子トレーナー)の家で。一色はいなかったです。

一色 そもそも聞いていない、その会があったなんて(笑)

――大学生活で思い出深かったことは何ですか

依田 二人(清水、山下)の地元が滋賀なんですけど、滋賀に旅行に行ったことです。

――三人と行かれたのですか

依田 いや、一色以外で。

一同 (笑)

清水 なんで?

一色 留学行ってた。

依田 二人の生まれ育った土地を車で旅行して、楽しかったです。

――他の方々は思い出深かったことはありますか

一色 この三人を呼ばないで留学に行ったことですね。

一同 (笑)

一色 呼んでくれないので、俺も言わないで留学に行って、1年間ロンドンにいてすごく楽しかったです。

――それで英語がペラペラになったのですか

一色 いや、もともとペラペラでしたね(笑)もともと喋れたので、旅行みたいな感じで楽しかったです。

清水 今年、部活ができなかったのは結構印象に残っています。大学にはホッケーしにきたみたいなところがあったのですが、それが何もできないときは、一日中寮にいた、みたいなことが、楽しいとかではないのですが、印象に残ってます。

――試合が再開して、久しぶりにホッケーをしたときは楽しめましたか

清水 楽しかったです。

山下 僕は、ピンポイントな出来事ではないのですが、大学生になって思ったのはやっぱり色んな人と関わりを持てたことかなと思っています。高校までだと横の繋がりがいっぱいあって、縦の繋がりといっても2年、3年くらいの違いで。大学に入ったら1から4(年生)もいれば、それ以上のOBさん、OGさんにも会うことができましたし。僕は学連をやっていたのですが、学連で他大の選手と友達になれたりとか、人脈が広がって、自分の糧といいますか、経験が積めたというのは大学の中では一番いい思い出だと思います。

――4年間で印象に残っている試合はありますか

山下 僕は、個人的には1年生のときの早慶戦が一番思い出に残っているというか、高校までは全然、早慶戦という存在すら知らなかったので。初めて出て、すごく観客がいて、お祭りみたいな感じで。それで勝って、紺碧の空をみんなで歌って、4年生を胴上げしたときが、すごく達成感というか、高校までとのホッケーとはまた違うなと思ったというのはありますね。

一色 自分はやっぱり(公式戦初得点を決めた)福井工大戦ですかね。

一同 (笑)

清水 俺も1年生のときの早慶戦かな。あんなに盛り上がった試合は今までに経験したことがなかったので、印象に残っています。

依田 僕は基本的に毎試合全部印象に残っていて、優劣はないのですが、強いて言うなら去年の早慶戦は……。早慶戦って、点数決めたときとかゴールパフォーマンスを考えていくのですが、先制点2点を食らってしまって。その後の巻き返しで2―2で終わったのですが、全然そういうの(ゴールパフォーマンス)をやる余裕がなくて、今年はそれも踏まえて、先制点とってゴールパフォーマンスしたいなというのはありますね。

――今、早慶戦に向けたパフォーマンスを考えているのですか

依田 そうですね、ここあと3日くらいで考えます(笑)

最後の早慶戦と将来に向けて

今年で7年目の付き合いとなる一色(左)と依田(右)

――皆さんは卒業後にホッケーを続けるご予定はありますか

山下 続けます。社会人で、東京ガスにホッケーチームがあるのですが、そこに入って続けようかなと思っています。

清水 僕はわからないというか、会社の配属次第というのはあるのですが、東伏見のOBのチームに呼ばれているので入ろうかなと思っています。

一色 自分は未定ですね。終わってみないとわからないというところがありますね。

依田 僕は会社で続けようかなと思っています。そこ(社会人ホッケー)で頑張っていこうと思います。

――ご自身にとってホッケーとはどんな存在ですか 

清水 僕は十四年、小学校4年生からずっとやっていて、5月で進路も全部決めたので。人生の中心、それが今までホッケーだったので、大学卒業してそれがなくなるというのはちょっと寂しいところがあります。

依田 僕もホッケーは人生の中心です。わりと、七年間しかやっていないのですが。その七年より前のことをほとんど覚えていないくらい、ホッケーのことしか頭になくてですね。大学、高校、ほとんどホッケーずっとしてたので。まあ人生の中心と言っても過言ではないと思います。

一色 難しいですね……。人生の中心とまではいかなくとも、重要な一部ではあるかなと思います。やっぱり高校、大学と七年間やっていて、大学生活の大きな時間の割合を割いてるかなと思うので。

山下 俺は二人とほぼ被って、中心といえば中心なのですが。僕も拓登と一緒で小、中、高、大全部被ってて思ったのはやっぱり、ホッケーをやってたからここにも来れたし、色んな人にも出会えたし、本当に人生を変えるとまでは言わないですけど、それくらい大きなきっかけを与えてくれたものかなと思いますね。ホッケーを始める前も水泳であったり体操であったり色んなことをしていたのですが、なかなか長く続かなくて。で、ホッケーを始めてみたら、気が付いたら十三年、十四年間くらいどっぷりハマってしまって。その中でも色んな人に出会って、色んなことを教えてもらったし、色んな経験、日本の各地に遠征とかで行かせてもらったので、そういう意味では自分の人生を大きく変えるきっかけになったかなと思います。

――最後に、早慶戦に向けての意気込みをお願いします

一色 前回(秋リーグ)三位決定戦で負けて、かなり悔しいというか、ショックだった部分が多かったので、絶対何としても勝ちたいなと思っています。

依田 僕はもう、早稲田という組織に入ってかれこれ中学生から十年くらい経つのですが、人生の半分を早稲田に捧げているので、慶応という相手には並々ならぬ思いがあります。早慶戦というイベントに対してこの中で一番強い思いがあるので、絶対に勝ちたいと思います。

山下 1年生のときに勝って、2、3(年)と引き分けで。やっぱり自分らの代になったときに引き分けや負けになるのは悔しいので、やっぱり勝ちたいし、勝って監督とコーチと主将を胴上げしたいなと。

依田今年はコロナだから(胴上げは)無理でしょ。

山下 まあ胴上げできるかわからないですが……。胴上げして、みんなで紺碧の空を歌って、一生の後悔にならないようにやりたいなと思っています。

清水 後輩たちはまだ一回も早慶戦で勝ったことがなくて、僕が2、3年の頃に引き分けだったので、まだ一回も優勝していません。あの優勝した後の感じは、一年間それを楽しみにできるところもあるし、モチベーションにもなると思います。そういうところをしっかり味わってもらいたいので、自分の代でしっかり結果を残して後の後輩に繋げてもらいたいなという思いはあります。この前の試合(秋リーグ三位決定戦)負けてしまったのもあって絶対に負けられないなと思っているので、全力で頑張りたいと思います。

――ありがとうございました

(取材・編集 七澤拓未、小出萌々香)

早稲田らしいホッケーで、いざ最終決戦!

◆清水拓登(しみず・ひろと)(※写真中央右)

1998(平10)年8月17日生まれ。177センチ、70キロ。滋賀・伊吹高校出身。スポーツ科学部4年。ポジションはFW。背番号は3。フィールドで見せる真剣な表情とは一転、柔和な雰囲気漂う清水主将。休日は卒論の執筆に明け暮れているそうです。早慶戦ではエースとして名実ともにチームを引っ張り、早稲田を3年ぶりの優勝へ導きます!

◆山下翼(やました・つばさ)(※写真中央左)

1998(平10)年9月21日生まれ。165センチ、56キロ。滋賀・伊吹高校出身。スポーツ科学部4年。ポジションはDF。背番号は7。最近の趣味はラーメンの食べ歩き。メンバーが口をそろえて「真面目」と評する山下副将。その話しぶりからも真面目で誠実な人柄がうかがえました。早慶戦では早稲田髄一の確かな技術力でチームを支えていきます

◆一色岳登(いっしき・がくと)(※写真左)

1998(平10)年4月23日生まれ。164センチ、53キロ。東京・早大学院高出身。国際教養学部4年。ポジションはFW。背番号は20。趣味はゲームと料理とサイクリング。得意料理は「焼きそば」と答え、メンバーからツッコまれていました。多才な一面を見せてくれた一色選手、早慶戦では公式戦2度目の得点に期待がかかります!

◆依田星也(よだ・せいや)(※写真右)

1998(平10)年11月18日生まれ。163センチ、65キロ。東京・早大学院高出身。商学部4年。ポジションはDF。背番号は14。記者からの質問に率先して回答してくださった依田選手。休日には後輩と一緒にゴルフに行くなど、メンバーとの仲の良さが伝わってきました。早稲田ならではのチームワークを武器に、一致団結して早慶戦に臨みます

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