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ラクロス部

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2020.11.18

【連載】関東ファイナル4直前特集『堅忍不抜』 第1回 MF宮脇昇汰×MF高田凜太郎×MF森久優太×MF平野義大

 特集のスタートを切るのは、3年生MF(ミディ)4人。MF宮脇昇汰(商3=東京・早大学院)、MF高田凜太郎(スポ3=広島大福山)、MF森久優太(商3=埼玉・早大本庄)、MF平野義大(社3=東京・早大学院)だ。ディフェンスとオフェンスのつなぎ役であるMFの中でも4人はオフェンスを専門とする。3年である彼らから見た2試合の振り返りやFINAL4への意気込み、そして最高学年となる来年の展望を伺った。

※この取材は11月13日に行われたものです。

意見を出し合う4人。学年の仲の良さが伝わってきました!

「試合になると思うようにできなかった」(森久)

――今季の振り返りをしていただきます。イレギュラーなシーズンとなってしまったことで、苦労した点はありますか

森久 モチベーションじゃない?早慶戦なくなったし。

高田 確かに。早慶戦なくなったのは大きい。あとは関東だけの大会になってしまったんですけど、観客がいないのも大きいです。

宮脇 確かに。応援がないんだもんな。

――自粛期間はどのように過ごされていましたか

森久 ずっと家にいました。

高田 僕は実家が広島なんですけど、2ヶ月くらい帰っていましたね。

平野 Aチームのミーティングと、学年ミーティングもしたし。

宮脇 学年ミーティング1番キツかったな(笑)。

平野 僕らの代はいろいろと議題が多くて。

――それはどなたが呼びかけるのですか

高田 いい機会だし、自然とみんなでやろうとなりました。

宮脇 来年のこともありますし。

――特別大会が決まった時の心境を教えてください。

宮脇 とりあえず開催されてよかったですね。それは安心しています。

平野 もしかしたら(大会が)ないみたいな話もしていたので。

高田 とりあえず決まってよかったです。

――ここまでのチームの状態を100点満点で表すと何点ですか

一同 3、40点…。

――マイナスされた部分はどういう点でですか

宮脇・平野 完成度?

高田 そこの何が足りないかって話しているんじゃん(笑)。

平野 自分たちはオフェンスのMFなんですけど、DFがボール落として拾って自分たちに回してくれていたのに、それをゴールに結びつけられていなかったのと、自分たちがボールダウンしちゃっているので、そこが6、70点のマイナスですね。

宮脇 どちらも大差で勝ち切らなくてはならない試合だったかなって思うので。

森久 試合になると自分たちが求めているやりたいオフェンスができないんですよ。

宮脇 練習は上手くいくんですよね。経験不足かな。

平野 小林大祐さん(AT、社4=東京・早稲田)を除くオフェンス陣は去年までBチームだったので、リーグ戦の経験がないのが原因の一つかなと思います。

宮脇 練習試合もそんなにやってないしな。

高田 うん、場数だよね。

――大会独特の緊張感がありましたか

宮脇 開幕戦は緊張していました。特に森久が。そこから伝染していって。

平野 森久は半べそかいていました(笑)。みんなのパスの投げ方から(緊張が)伝わってきました。最初、ビビっていて。

高田 逆にミスを恐れ過ぎて上手くいかなかったというか。みんな無難なオフェンスになっちゃって、リズムも悪くなるみたいな展開が多かった気がします。

宮脇 いらないミスが多かったですね。


日体大戦、得点後の平野

「得点力を求められている」(平野)

――それぞれ2試合の個人的な振り返りをお願いします

宮脇  自分的には全然ダメですね。点取れていないので。OMFは点を取ってなんぼだと思うので、安定的なプレーだけではなくて、自分でもっとガツガツいかないといけないと思っています。FINAL4頑張ります。

森久 自分は一応どっちの試合でも得点しているので、自分のいい形で点取れたのは良かったんですけど、ボールダウンという最重要課題が自分の中にあります。FINAL4で最初ボール持ったらボール落とさないようにします。

平野 自分に求められているのは得点力だと思っています。1試合目は2得点できたので良かったんですけど、2試合目では点に絡むことすらできなかったので、そこは良くなかったかなと思います。

高田 宮脇と被るんですけど、自分も点を取れていないんですよね。今までCチームにいたので、大舞台の経験がないのもあって、試合になると無難なプレーをとりがちなので、そこは振り返ると駄目だったなと思います。もっとチャレンジしていかないといけないなと思います。

――3年生であるみなさんから見て、今年のチームの雰囲気はいかがですか

宮脇 伸び伸びやらせてもらっている感はある。

森久  去年から同じBチームでやっていた先輩が多いので、そんなに怖いなとかはないです。

――ポジションの雰囲気はいかがですか

宮脇  3年が少し多いこともあって、ここでも伸び伸びやらせてもらっています。

――みなさんOMFということですが、それぞれ特徴はありますか

宮脇 俺はシア取りとファーストパスなどにこだわっています。逆に言うとシュートにいけていないことが欠点ですね。

森久  俺はカットインですね。本能の赴くままに。自分にみんなが合わせてくれている感じです。あんまり考えてなくて…それがダメなところなんですけど、みんなが合わせてフィードを出してくれたり、パスを出してくれたりして合わせてもらっています。

平野  自分はATからMFになった選手なので、基本的に求められているのは点を取ることだと思っています。なので、得点力ですかね。特に左のショットが持ち味です。

高田  僕は右のショットです。

――2試合それぞれの課題はありますか

高田  日体戦は決め切りですかね。シュートにはいくんですけど、それが最後Gセーブとか、枠外とかが多くて。そこの決め切りの部分にはこだわっていかないと、FINAL4は、一つそういうのを外してしまうと負けてしまう世界なので、そこは課題かなと思います。

宮脇  学習戦は対応できなかったな。独特の守り方をしていて。動画を見て対策はしていたんですけど、実際見るのでは違って、上手くいかなかったです。

高田  合わせすぎた。

平野  ディフェンスに集中しすぎて、自分たちから仕掛けていくことができなかったかなと思います。

――全体ミーティングなどで出た課題はありますか

平野  全体のことでいうと、アップの入り方やダウンなどプレー面以外のところで抜けていて試合の入りが悪いということは言われていました。練習前でもそういうのが多くて、そこを直していかないと勝てないとずっと言われていました。

宮脇  あとはパスやキャッチ精度ですかね。

平野  オフェンスとしては、ボールを持っていない人の動きが止まっているから、そこの動きを活発にやろうというのは毎回課題として出ています。

――3年生の学年の雰囲気はいかがですか

宮脇  仲良いですよ。

高田  内に明るい(笑)。

――来年最高学年になった時、どのような雰囲気に想像できますか

高田  仲が良すぎて、お互いに厳しく言えないというのが課題だと1年生の時から学生コーチなどにも言われています。そこは私生活とラクロスを分けてやっていかないと締まったチームにはならないのかなと思います。

宮脇  厳しく言える人がいないもんね。

森久  笑っちゃう(笑)。

宮脇  誰かが怒っていても見て笑っちゃうもんな。あいつ怒ってるよみたいな。

――その中でも厳しくいう人はいますか

一同 (平野を指す)

平野 自分も言う方かもしれないですけど全然ですよ。

高田  来年は平野が言います(笑)。

宮脇  こうやって他人任せなのが良くないな。

――それぞれのうらやましいところを教えてください

高田 宮脇は2年生のときからずっとAチームにいるので、日本一を経験しているのはうらやましいです。

森久 うちの代では宮脇だけなので。本当にすごいです。

平野 森久のうらやましいところは行動力です。

森久 平野はふくらはぎが太いところですかね(笑)。

平野 高田は一般受験で早稲田にきたので、頭が良いキャラなのがうらやましいです。

高田 実際、頭良いんですけどね。

一同 (笑)。

森久・宮脇 高田はラクロス部の中で一番面白いです。

――では直してほしいところを教えてください

森久 宮脇の直してほしいところは考えてそうな顔をして実は何も考えていないところです。

宮脇・平野・高田 森久は(直してほしいところが)たくさん出るな(笑)。

宮脇 もっと考えて行動してほしいですね。

高田 平野は財布や着替えを持ってこないところです。

平野 高田は自分を面白いと思っているところですかね。

高田 実際、面白いんですけどね。

一同 (笑)。

ボールを運ぶ高田

――休みの日はいつも何をして過ごしていますか

森久 (コロナ禍の前は)オフの前日に遊ぶことが多かったので、オフの日は逆に何もしないことが多いですね。

宮脇 森久と高田はよくボーリングしてたよね。

森久・高田 ボーリングは好きで他の部員たちとよくやっていました。

宮脇・森久・高田 平野は私生活が謎なんですよね。

平野 ずっと家にいます。ポケモンのゲームをしたりしています。

森久 コロナの前はドライブによく行っていました。

――ラクロスを始めたきっかけは何ですか

宮脇 高校まではサッカーをしていて、自分の代が例年より強かったのもあって燃え尽きてしまって。続けても今後本気でやれないなと思い、大学4年間本気でやれるものを探して、初心者でもできて日本代表にも近づきやすいラクロスを選びました。

森久 体育会系を探していたときに、姉が当時千葉大学でラクロスをしていたのでラクロスを知っていて、体験してみたら自分に合っているなと思ったのでラクロス部に入りました。

平野 自分は高校のときにラグビーをやっていたんですけど、ラグビーを続けるか先輩がいるラクロスを始めるかで迷って、自分の強みを生かせるのはラクロスだなと思い、始めました。

高田 直感です。熱くなれて新しいことをやりたいと思って、先輩に相談したり体験会などに参加したりして入部を決めました。

得点した森久と抱き合って喜ぶ宮脇

「丸田組がいい形で終われたら」(宮脇)

――では部活動に関する質問に戻ります。ご自身が目標とする選手や理想像があれば教えてください

宮脇 去年からプレーを見てきたというのもあって、2個上の青木さん(AT青木俊汰、令1法卒)さんが憧れです。そうなれるかはわからないですけど、自分の中で目指しているプレーヤー像としては、オールラウンダーで全てのことを高水準でプレーできるような選手になりたいと思っています。

森久 僕は高校のときの部活から丸田さん(MF丸田敦司、商4=埼玉・早大本庄)さんにお世話になっていて、ずっと見てきた人なので、一緒にプレーできるのがうれしいです。プレースタイルは似ていませんが、プレー以外の面も含めてああいうかっこいい人になりたいなと思っています。目指すプレーは僕も全てのプレーが完璧にできて、観客を魅せられるようなプレーをしたいなと思っています。

平野 自分が1年生だったときの4年生のオフェンス陣がすごく強くて、そこにたどり着きたいなと思ったのが最初だったので、自分たちが1年生のときの最上級生が基準になっているのかなと思います。自分は点を取ることに特化していると思うので、俺がいれば大丈夫と思ってもらえるような得点力のある選手になりたいです。

高田 自分も究極のところはみんなができなくても一人で崩して点を取れる選手がかっこいいなと思っているので、あいつには注意しないとなと思われるような選手になれるように、そこは努力でなんとかできることだと思うので個の力では負けないように頑張りたいなと思います。

――FINAL4、FINALでは自分のどこに注目してほしいですか

宮脇 今年に入ってから結構シュート練習をするようになって、自分の中でショット力も上がってきたと思っているので、FINAL4とFINALでは絶対点を取りたいと思っています。

森久 カットインとアンクルブレイクです。

平野 他の人にはない速さと精度を持った左のショットをたくさん打っていくので、そこに注目してほしいと思います。

高田 右のショットと、ゴールパフォーマンスに注目してください。

一同 そこだね。FINAL4ではかっこいいゴールパフォーマンスします。

――次戦対戦する、中大の印象はいかがですか

森久 どの代も良い試合をしている印象です。

高田 点の取り合いになりがちなので、点を取らないと勝てないと思います。なので(オフェンスである)僕たちにかかっているかなと。

――キーマンを挙げるとしたら

宮脇 森久です。

森久 宮脇です。練習では結構点を取っていて、上からのショットも打ったりしているので、中大戦では点を決めてくれると思います。

高田 平野は貴重な左のシューターなので、左の起点と決めきるポジションというところから、平野が決めてくれないときつい試合になると思うのでキーマンに挙げました。

平野 自分は高田なんですけど、勢いをつけていかないと押されてしまうと思うので、臆せず向かっていければ絶対点取れると思うので、迷わずゴールに突っ込んでいってほしいなと思います。

――最後に意気込みをお願いします

宮脇 僕らがこんなに(試合に)出れているのも4年生がのびのびやらせてくれて成長できる環境にいるからだと思うので、あと引退まで2試合なので、しっかり自分らの点で勝って引退を少しでも伸ばしてFINAL獲って、まだ無冠の丸田組が最後いいかたちで終われたらいいなと思います。

森久 あと2試合しかないので、最後楽しみながら全力でぶつけて終わりたいなと思います。

平野 先輩たちがいくらでもミスをカバーしてくれると思うので、自分たちはうまくやろうとしなくてもやりたいことをやれば良い結果がついてくると思うので、泥くさく自分たちができることだけをやっていけばいいかなと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 後藤泉稀、塩塚梨子)

『鬼滅の刃』から引用した4文字。ここでも連携プレーを見せてくれました!

◆宮脇昇汰(みやわき・しょうた)(※写真右)

1999(平11)年6月3日生まれ。175センチ。東京・早大学院高出身。商学部3年。現3年では唯一昨年からAチームに入り、歴史的な勝利の場面を近くで見てきた宮脇選手。次戦こそ得点を決めて、先輩たちとFINALに進みます。

◆高田凜太郎(たかた・りんたろう)(※写真中央右)

1999(平11)年10月20日生まれ。169センチ。広島大福山高出身。スポーツ科学部3年。チーム内で1番面白いと言われていた高田選手。この対談も要所要所で盛り上げてくれました。今度は自慢の右からのショットで会場全体を沸かせてくれるでしょう。

◆森久優太(もりひさ・ゆうた)(※写真中央左)

1999(平11)年11月27日生まれ。169センチ。埼玉・早大本庄高出身。商学部3年。初戦は緊張でがちがちだったと言われてしまっていた森久選手。2試合を経験した今、本能に任せたショットで試合の流れをつくります!

◆平野義大(ひらの・よしひろ)

1999(平11)年9月6日生まれ。172センチ。東京・早大学院高出身。社会科学部3年。日体大戦のゴール後は素直に喜びすぎてかっこいいゴールパフォーマンスができなかったと反省していた平野選手。プレーだけでなく、とっておきのパフォーマンスにも注目です。

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