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競走部

2020.10.31

【特集】全日本大学駅伝直前ルーキーインタビュー 北村光×菖蒲敦司×辻文哉×諸冨湧

 10月初旬、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった出雲全日本大学選抜駅伝(出雲)の代替大会として、トラックゲームズ in TOKOROZAWA(トラックゲームズ)が開催された。対校5000メートルの早大代表選手は、1年生が独占。それもそのはず、彼らは日本学生対校選手権(全カレ)入賞など、ここまで着実に結果を残してきたからだ。この対談では、北村光(スポ1=群馬・樹徳)、菖蒲敦司(スポ1=山口・西京)、辻文哉(政経1=東京・早実)、諸冨湧(文1=京都・洛南)の4選手に、今季の活躍について振り返ってもらいながら、『各大会総合3位以内』を目標に挑む駅伝シーズンに向け、意気込みを話していただいた。さらに、期待のルーキーたちがどんな4年間を思い描いているのか、そのビジョンについても伺った。なお、10月31日現在、全日本大学駅伝対校選手権(全日本)の1区に辻、5区に菖蒲、6区に諸冨が投入されており、北村は補欠に控えている。

※この取材は10月27日に行われたものです。

これまでの競技人生とこれからのビジョン

全カレ3000メートル障害の表彰式で銀メダルを手に笑顔を見せる北村(左)。右は3位の諸冨

――陸上競技を始めたきっかけは

北村 二つ上の兄が陸上競技をやっていたので、中学1年生から始めてみようということで長距離を始めました。

 小学校で毎年冬に校内のマラソン大会があって、そこでずば抜けた成績ではなかったのですが順位が良くて楽しく感じて、小学校5年生の時に校内の陸上部に入ったところから始めました。

菖蒲 僕は小学2年の時からずっと野球をしていたのですが、高校に上がるタイミングで中学校の陸上部顧問の先生から陸上を薦められて高校では陸上に切り替えました。

諸冨 僕は小学校までサッカーをしていたのですが、中学校の恩師から無理やりというか(笑)、勧誘を受けて始めました。

――早大に入学を決めた経緯を教えてください

北村 二つ上にかなり強い先輩がいたので、その環境でやりたいなと思って、高校3年の4月頃決めました。

 僕は早実の出身なので高校に入る段階で大学もほぼ決まっていたのですが、勉学面でもトップレベルで、駅伝でも強い早大に中学の時から憧れを抱いていました。早実も強くて自主性を重んじている学校だったので、そこに入りたいと思って決めました。

菖蒲 僕は陸上で決めたというよりは七つ上の兄が早大にいたので、その関係で志しました。加えて、高校で陸上を始めることになった時に、ある程度レベルの高い目標を決めようと思って、早大に行くという目標を立てました。

諸冨 勉強と競技の両立を考えた時に、早大は勉強でもトップレベルで、箱根(東京箱根間往復大学駅伝)でも結果を残していたので、高校選びの時から早大を意識して選んでいました。

――早大での4年間の目標を入学時に立てていれば教えてください

北村 トラックでは日本選手権でメダルを取りたいというのと、駅伝では箱根で総合優勝をしたいというのが4年間の目標です。

 僕は個人として明確な4年間の目標というのは立てていないのですが、早大は勝たなくてはいけないチームだと思っているので、チームとしては学生駅伝三冠を目指して、その早大のエースになりたいということは考えています。そのように相楽さん(豊駅伝監督・平15人卒=福島・安積)にも伝えていて、「早大のエースは日本のエースだ」というように話していただいているので、そういう日本を代表するような選手に4年間でなっていけたらなと思っています。

菖蒲 僕はトラックで戦っていきたいという思いがあるので、個人としては日本選手権で5000メートルや1万メートルのメダル争いをできるレベルまで、4年間で持っていきたいと思っています。チームとしては皆が言っているように、箱根駅伝、三大駅伝で優勝を獲りたいと思っています。

諸冨 僕の個人の目標は3000メートル障害で8分30秒を切って日本選手権で3位以内に入ることです。あとは皆が言った通り、箱根で総合優勝を獲ることが目標です。

――3000メートル障害を主戦場にしている方が多いですが、取り組み始めたきっかけは

諸冨 辻は?(笑)

 僕は高跳びであの(障害の)高さを越えるのが限界です(笑)。今後やることはおそらくないと思います。

北村 高校2年の4月に一度顧問に勧められて出たら良い記録が出て、そこから専門的に取り組むようになりました。

菖蒲 僕は顧問の先生が3000メートル障害をやっていたこともあってやらせたかったのか、高校1年の体育の授業でハードルを跳んでいた際にその場で「3000メートル障害をやってみないか」と声を掛けられました。それで高校1年の秋に出てみたらまあまあ良かったので、次の年からやるようになりました。

諸冨 高校3年の春に興味本位で大会に出たら意外と走れそうだとなって、総体路線も3000メートル障害で出て、意外と走れて今もやっているという感じです。

トラックシーズンを振り返ると?

トラックゲームズ in TOKOROZAWAの1万メートルで、自己ベストをマークした辻

――4年間のビジョンを踏まえて今季の目標は

北村 春は自宅での練習が中心で目標を見失う部分があったのですが、9月に全カレがあったので、そこで表彰台に登ることを目標にして達成することができました。7月には5000メートルで目標にしていた13分台を出すことができたので、あとは駅伝で活躍したいというのが今年の目標です。

 今年の今後の目標としては、駅伝で区間3位以内というのを目標にしています。ただ区間順位以上に内容が大事になってくると思うので、チームに流れを作る走りをしたいと思っています。あとは、今後の状況次第で開催されるようであれば、学生ハーフ(日本学生ハーフマラソン選手権)で3位以内に入ってユニバーシアード代表に入ることを一つの目標にしています。トラックシーズンは状況が状況だったので、目標を決めて逆算して取り組むというよりは自分の力を積み重ねていく期間として位置付けていました。7月の記録会(7月4日開催の第2回早大競技会)で3000メートルが思った以上に走れて、次の5000メートル(7月26日開催の第3回早大競技会)も14分05秒という目標を立ててその通りに走れたので、今季は目標に対して結果をきちんと合わせられるようになってきたのかなと思っています。

菖蒲 トラックシーズンは約3か月間自宅での練習になってしまって、なかなか5000メートルや1万メートルに向けた練習を積むことができませんでした。今年は1500メートルでスピードを磨きたいという思いもあったので、それを中心に取り組んできて、ベストを更新できましたし、全カレでも入賞できたので、トラックシーズンは一旦目標の変更があったのですがしっかり結果を出すことができたなと思っています。今後の目標としては、来週には全日本ですしその2か月後には箱根があるので、1年生がかなり注目されている年だと思うので、他大と競り合えるように頑張りたいと思っています。

諸冨 トラックシーズンは全カレで3位以内というのを目標にしていて、実際にそれを達成できたので良かったのですが、秋以降に向けての走り込みが少し欠けていたので、9月10月は走り込みに当てました。全日本、箱根はチームとして総合3位以内を目標に掲げているので、しっかり区間上位で走ることを目標にやっていこうと思っています。

――自粛期間中はどのようなトレーニングをしていましたか

北村 家の周りや河川敷で走っていました。スピード練習も距離を踏む練習もバランスよくやっていました。

 僕は近くの競技場が閉鎖されていたので家の周りや河川敷で練習していました。やはりスピードを上げての練習を一人で行うのは難しかったので、ジョグなど基礎的な練習を中心になんとか継続して積んでいったという感じです。

菖蒲 僕も練習場所が限られていたので、家の周りをジョグしたり、スピードを出したい時は近くにある一周600メートルくらいの広場で練習したりしていました。

諸冨 僕は高校で練習させてもらっていたので、高校時代と同じような内容でトレーニングしていました。

――難しい状況でも、トラックシーズンの目標を達成できた要因は

北村 試合が少ない分、1回1回の試合に集中できたというか、練習の期間が結構長かったのでその分いい結果が出たのではないかなと思います。

 高校時代は細かい怪我が多かったのですが、大学に入ってかなり少なくなって、継続して練習を積めるようになりました。また、種目にかかわらず非常に高いレベルの選手が集まっているので、競技に関する視野が広がったり視座が上がったりしました。そういった要因で、頭で考えていることに心と身体が追い付いたことが結果に繋がっているのかなと思います。

菖蒲 辻が言ったようにレベルの高い選手が集まっている集団なので、自粛期間も自分なりに頑張っていたのですが、集合してから練習の質がだいぶ上がっていて、それがそのまま結果に繋がったと思っています。

諸冨 自粛期間から大学での練習に移行して、かなり練習の質も上がりましたし、力のある先輩と走ってもまれて力が付いたのかなと思います。

――辻選手は、怪我を減らすために意識的に取り組んだことはありますか

 トレーナーの方に紹介していただいて靴のインソールを作っていただいたことで、アキレス腱の負担がかなり軽減されて、怪我が多い箇所だったのですが大学に入ってからは一度も痛めることなく練習できています。

――大学のレベルの高さを要因に挙げる方が多いですが、高校から大学で大きく変化した点はありますか

北村 一回一回の練習の質が上がったと感じています。

 高校時代は自分一人で走らなくてはいけなかったり、ペースを作らなくてはいけなかったりということが多かったのですが、引っ張ってもらえることが多くなったので、練習の質向上に繋がっているのかなと思います。あとは、全カレの4×100メートルリレーで短距離の先輩が優勝したりとか、身近にいる人たちが実際に日本一を取っていることで刺激を受けられるというのは大きいのかなと思います。

菖蒲 高校は練習メニューがかなり細かく指示されていたのですが、大学は自由度が高いというように感じています。強度の高い練習をするときは集団でやるのですが、自主性に任された練習が多いので、そこで変化を付けて練習できるのが大きく変わったところで、僕にとっては良かったと思います。

諸冨 高校時代は自宅から通っていたので、寮生活は大学で初めてでした。親元から離れて最初は色々慣れないこともあったのですが、人間的に自立して成長することが、まわりまわって競技にも生きてきているのかなと思います。

互いの印象は?

トラックゲームズで対校5000メートルに出走した菖蒲(右)

――競技面で、ご自身の強みと課題をどのように把握しているか教えてください

北村 自分の強みはラストスパートですかね。弱みはダメなときはダメなところですかね。

 強みは北村と逆で、安定して自分の力を出し切れるところかなと思います。弱みは、力を出し切れはするのですが大学レベルで通用する武器をまだ持っていないところかなと思います。

菖蒲 スピードを武器にしたいという思いで今シーズン1500メートルに特化してきたので、そこが強みかなと思います。でもスピードを発揮するまでに耐える力がまだないのかなと思うので、中間疾走が僕の課題です。1500メートルは結果も付いてきているのですが、5000メートルになってくると3000メートル過ぎからの失速が目立っているのでそこが課題です。

諸冨 長所は辻と重なるのですが、安定感と、駅伝などで多い単独走の場面でも一定のペースで押していけるところかなと思います。短所は長所の裏返しなのですが、飛び抜けた力がまだなくて中途半端なのかなと思うので、もっと力を付けて突き抜けていきたいです。

――力のある同期4人がそろっているので、お互いの競技面での印象を教えてください。競技以外でも特に印象的な点があれば教えてください

北村 辻は人一倍まじめですね。「そこまでやるの?」と思うようなストイックさを持っていると思います。

 菖蒲は自分でもスピードが武器と言っているように、スピード系の練習だと一緒にやったら敵わないなというふうに思います。人間的な面で見たら優しいなというふうによく思っていて、それを生かしていい人間関係を築いていると思います。

菖蒲 諸冨さんは、陸上だけではなく物事に対しての集中力がものすごくて、一個のことに集中したら何も入ってこないくらいの集中力を持っているので、これも陸上に繋がっているのかなと思いますね。最近のレースを見てもベストを更新し続けているので、そこが秘訣かなと僕は思っています。

諸冨 光(北村)は練習からすごく強いです。レースは練習ありきなので、練習から力をしっかり出せることはリスペクトしているところですね。

――ここまで和気あいあいとお話してくださっていますが、1年生はどういった雰囲気の学年ですか

諸冨 仲良しです。

菖蒲 リーダー的存在がいたり、ちょっとふざけるというか場を盛り上げる存在がいたり、まじめにやる人がいたり、それぞれの役割がしっかりいる学年ですかね。

――力のある選手がそろっている中で、練習や試合で特に意識している選手がいれば教えてください

北村 特にこの選手というのはいないのですが、皆で練習することが多いので、前に選手がいたら負けたくないと思います。

 僕も全員に負けたくないです。ただそこにこだわりすぎて一つ一つの練習の目的を見失わないように、トータルの練習としての効果で負けないようにして、強い先輩たちにも着実に追いついていきたいなと思います。

菖蒲 高校時代はずっと北村光をライバルに挙げていました。今は同じチームになって、光だけでなく1年生全員強いので勝手に意識してしまいますね。

諸冨 選考の練習とか競る場面では周りを意識するのですが、普段の練習は自分が今やらなくてはいけないことに集中するために、あまり周りを意識しないようにしています。

総合3位以内に向けて

トラックゲームズの対校5000メートルで自己記録を更新した諸冨

――駅伝シーズンの開幕戦のような位置づけで、トラックゲームズin TOKOROZAWA(トラックゲームズ)が開催されましたが、そこでの走りを改めて振り返っていかがですか

北村 5000メートルで他大学の選手とどれだけ戦えるかというところで、もう一度13分台で走って上位でゴールすることが目標だったのですが、結構序盤からきつい展開になってしまって自己ベストからも大きく遅れてしまいました。全日本までにどこまで上げていけるかというところですが、かなり状態も上がってきているので、全日本は起用されたらしっかり走りたいです。

――トラックゲームズ以降修正した点や意識的に取り組んできたことはありますか

北村 前は各自のジョグで周りに合わせていたのですが、最近は自分の体調と相談して一人で走る機会を増やしています。補強も取り入れたりして、少しずつ変わってきているのかなと思います。

 対校戦の選手ではなかったのですがトラックゲームズの組に入れていただいたので、1万メートルで他大学の選手や先輩方とどこまで戦えるかというところを考えていました。目標タイムとしては28分45秒を挙げていました。実際には、4000メートル過ぎから苦しくなってしまって、そこまで近くにいた選手とゴールでは30秒以上差がついてしまったりしたので、非常に力の差を感じました。それ以降食事や補強など細かいところを見直して着実に強化できているのかなと思っています。

菖蒲 北村と同じようにトラックゲームズの5000メートルに出場させていただいて、合宿もうまくできて調子良く来ていたのですが、なかなか調整がうまくいかずにレースに臨んでしまい、結果的に攻めた走りができなかったというのがトラックゲームズの反省です。練習で自信をつけないとレースで走れないということを改めて実感したので、今は自信が持てる達成度の高い練習を求めて、特にポイント練習などはやるようにしています。

諸冨 トラックゲームズでは5000メートルに出場しました。自己ベストを出したいという思いと、対校戦なので他大学を意識して勝つレースをしたいという思いがあったのですが、自己ベストを更新できたものの順位は良くなかったですし、同じ1年生も自分の上に3人いて、まだまだ力がないなと痛感する大会になったと思います。でも取り組みとしては間違ったことをやってきてはいないと思っているので、大きく変えた点はないです。

――菖蒲選手、諸冨選手は、今の調子はいかがですか

菖蒲 本当に達成度の高い練習をできているので、全日本も出走すればいい走りができるのではないかなと思っています。

諸冨 夏前くらいから調子が落ちているという感覚はなくて、変わらずいい状態をキープできているかなと思います。

――トラックで活躍を見せてきましたが、駅伝に向けて長い距離についてはどのように感じていますか

北村 全日本は10~12キロメートルくらいなのであまり長いという印象はないです。箱根は20キロ超えなので練習していくうちに慣れていければなと思っていますが、普段走っている距離くらいなのであまり長いという意識はないです。

 僕はどちらかといえば短い距離よりも10キロとかの方が得意な意識が強いので、もともと10キロ20キロに抵抗はないです。トラックゲームズの1万メートルはあまり思うようには走れなかったのですが、そのイメージは練習の中で払しょくできているかなと思うので、不安なく臨めると思います。

菖蒲 僕は夏までスピードメインでやってきたので、トラックシーズンが終わってから駅伝に向けて作ってきました。もともと自信があったというわけではないのですが、夏の練習、合宿と一通り終わって結構距離に対しても自信はついてきましたし、練習はできていると思うので、それを信じて走るだけかなと思います。

諸冨 僕の強みである一人で押していく力はトラックよりロードの長い距離でもっと生きてくると思いますし、全日本は10キロ弱ということで今の自分の力を出し切れば走れる距離だと思います。ただ、箱根を意識した時に20キロという距離は相当きついだろうなと思いますし、8月9月うまく距離を踏むことができなかったので、全日本後にもう少し意識して距離を踏まないとダメかなと思います。

――全日本が間近に迫っている今の心境は

北村 走る準備はしていて、何区か何区というふうに言われてもいるのですが、実際に走るかどうかが決まっていないので、まだイメージがつかみにくいというか、あまり実感がないという感じです。

 中学時代からテレビで見ていた舞台なので高揚感もありますし、チームの結果に対して自分の走りが大きくかかわってくると思うので緊張もあるのですが、気負いすぎず自分の力を出すことに集中して楽しみたいなと思います。

菖蒲 高校と違って大学駅伝は注目される舞台だと思うので、僕は緊張よりは楽しみな気持ちが強いです。

諸冨 高校まではテレビでずっと見ていた憧れの舞台を経験できるということで、初の大学駅伝を楽しむしかないかなと思っています。走る走らないにかかわらず、その雰囲気をしっかり感じて楽しめたらと思っています。

――総合3位以内というチームの目標に向けて、1年生から見て今のチームの戦力状況はいかがですか

 十分に力を出し切れば達成できる目標だと思う一方で、戦国駅伝と言われる今、どこかの区間で力を出し切れないことがあれば3位以内は厳しくなると思うので、勝負の厳しさを感じています。

――全日本、駅伝シーズンへの意気込みを改めてお願いします

北村 チームの目標は総合3位以内なので、走るからには少しでも貢献できるように、区間上位で走りたいと思います。

 全日本も箱根も一区間の走りで流れが大きく変わると思っています。1年目だからといってハンデをもらえるわけではないので、しっかり自分の力を出し切ってチームの目標達成に向けて流れを作れるようにしていきます。

菖蒲 ある程度緊張するとは思うのですが、注目されることはありがたいことだと思うので、楽しんで走れたらいいなと思います。チームの目標である3位以内を視野に入れて走って、大舞台でもびびらずに積極的な走りができたら良いなと思います。

諸冨 どの区間を走るとしても、与えられた区間で自分の力を発揮して勝つことが大事になると思っています。レースばかりに目が行ってしまって足もとをしっかり見られなくなってしまうと、力を出せなくなってしまうので、大舞台だからこそ浮つかずに普段通りということを心掛けて、結果が伴ってくればいいなと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 町田華子、写真 Ekiden News提供、大島悠希)

◆北村光(きたむら・ひかる)

2002(平14)年01月18日生まれ。168センチ。群馬・樹徳高出身。スポーツ科学部1年。5000メートル13分58秒64。1万メートル29分28秒73。3000メートル障害8分54秒50。全カレの3000メートル障害では自己記録を更新し、銀メダルを獲得した。菖蒲からは「高校時代ずっとライバルに挙げていた」、諸冨からは「練習からすごく強い」と評され、仲間内からも評価の高い選手。

◆菖蒲敦司(しょうぶ・あつし)

2001(平13)年12月16日生まれ。168センチ。山口・西京高出身。スポーツ科学部1年。5000メートル14分03秒15。1万メートル28分58秒10。1500メートル3分46秒01。スピードを磨くことを重視したという今季は、全カレの1500メートルで6位入賞。高校時代には3000メートル障害で総体入賞を果たしながら、1万メートルでも28分台を記録しているマルチランナー。

◆辻文哉(つじ・ふみや)

2002(平14)年01月04日生まれ。167センチ。東京・早実高出身。政治経済学部1年。5000メートル13分49秒31。1万メートル29分08秒11。高校時代は全国レベルの大会での実績はなかったが、大学入学後頭角を現し、5000メートルで現在部内3番手のタイムを持っている。

◆諸冨湧(もろとみ・わく)

2001(平13)年10月12日生まれ。167センチ。京都・洛南高出身。文学部1年。5000メートル14分07秒20。3000メートル障害8分53秒89。全カレ3000メートル障害で自己記録を更新して銅メダルを獲得すると、トラックゲームズでも5000メートルで自己記録を更新して学内トップに。同期内では自他共に認めるムードメーカー的存在。