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2020.10.17

【連載】シーズン『超越』完結記念/インカレ事後特集第7回 大谷隆二マネジャー

 3年半、チームをマネジャーの立場から支え続けた大谷隆二マネジャー(スポ4=広島・呉港)。今年の日本学生選手権(インカレ)では、新型コロナの影響で会場内への立ち入り制限などが設定され、マネジャーやサポートも難しい状況に立たされました。チームを本当によく見ていると評される大谷さんに、今大会を振り返っていただきました。

※この取材は10月11日に行われたものです。

「結構いけるなとは思っていました」

――今年のインカレを振り返ってみてどんな大会になったと思いますか

 チームとしてのインカレは、1番最初に立てていた目標は一応男女ともに達成できて、それは良かったと思います。でもインカレ前に男子は特に、もしかしたら総合優勝狙えるんじゃないかというような雰囲気もあったので、目標達成はできたんですけど、ちょっと心残りがあるかなという感じでした。

――大谷さんは早慶対抗大会(早慶戦)での解説などから、チームを非常によく見ているという印象がありますが、信じたり目指すのとは別にチームを現実的に見たときに優勝できると思っていましたか

 早慶戦が終わった後、結構良し悪しもあったんですけど、意外とタイム出ているなっていうのが、コロナで練習できない期間もあったので正直難しいところもあったんですけど、その中でもタイムをしっかり出してきている人もいましたし、短い距離になればなるほどそういう人が多かったので、そういうのも結構周りへ良い影響があるんじゃないかなと思っていて。早慶戦のままのタイムを本番で皆しっかり出せて、それにプラスアルファでタイムを上げられる人が上げられればという。日大が下がるのはなんとなく予想はできていたので、明大が今回は上手くいっちゃって総合優勝しちゃったんですけど…結構いけるなとは思っていました。

部旗には『最高のサポートで日本一へ』という決意を書いた

――コロナで練習できなかった期間はありましたが、他の大学や他の部活、競走なんかも結構タイムが伸びてきているのかなという感じがあります。そうやって選手が良いパフォーマンスを、制約が多い中でできているのはどうしてだと思いますか

 上から見ていて思うのは、適度なレストが合っている人はそれでしっかり結果が出ていますし、やっぱり泳がないとダメだなという人もいますし。それが合っている人は今回結構結果を出せたんじゃないかなと思いますね。特に今回ベストを出した200以下の選手が多いかなと。

――期待以上に結果を出してくれたなという選手をあえてあげるならどなたですか

 田中大寛(スポ1=大分・別府翔青)ですかね。最後期待以上に良いタイムで泳いでくれたので、最終日特に1フリ(100メートル自由形)と8継(800メートルフリーリレー)もあって厳しかったと思うんですけど、1年生ながら最後までしっかり仕事をしてくれていたので。

――メドレーリレーも優勝しましたがどのように受け止めていますか

 メリレもいけると思っていたので、でも結構混戦状態で、他大が思っていたよりもタイムをあげてきたので結構混戦にはなったんですけど、とるべくしてとれたという感じがあります。

「もうちょっと自分にできることがあったのではないかなと」

例年ならばマネジャー全員で会場で働く(写真は東京六大学冬季対抗戦で記録をとるマネジャーたち)

――大会の形式など例年と異なるところがたくさんあったかと思いますが、具体的にどういう制約があって大変でしたか

 僕たちは人数制限が1番大きいですね。いつもはインカレに出場できない選手も一緒に会場に行って、サポートとして頑張って働いて、チームを裏からサポートするという役割があるんですけど、そのインカレに出場しないメンバーが来られないという状態で。マネジャーですら全日参加できる学生はいないという状況で、その状況下で裏をまわしていくのは結構大変でしたね。1人がやる仕事量は倍増したりしていたので、そこがもう本当に例年とは違うところでしたね。

――そういう制約があったり、今までの経験があるからこそ気をつけていたことや心がけていたことはありますか

 4年目のインカレで、他の学年と比べると経験値的には今まで積み上げてきたものは大きかったと思うので、いつもやっていることなんですけど、インカレが始まる前から事前準備を色々しておいて、前の日までに次の日のスケジュールをあらかじめ自分で組んでおいて、こういうことをやっていくみたいな。例年と違うので全てがシナリオ通りにはいかないんですけど、あらかじめこちらとしても考えておいて、その通りに動いていけば良いかなというのはある程度想定していけたので、なんとかうまくまわしていけたのかなとは思います。

――インカレの期間中で1番印象に残っているのはなんですか

 最後の8継ですかね。

――8継は結構色んな捉え方があるのかなと思いますが

 そうですね、自分が中に入れていなくて、最終日というのもあったので。僕は中に入れていて時間があるときは、選手に声かけたりというのを毎試合続けてやっていたので、その個々の選手に対してどういう声かけをしたら良いかというのを色々考えていて。それが最終日は中に入れなくてできなくて自分の中でももどかしい気持ちというのがありますし、結果も惜しくも4位だったというのは、もうちょっと自分にできることがあったんじゃないかなという気持ちでいっぱいでした。

――そういう悔しいこともたくさんあったと思いますが、最終的には男女ともに目標は達成という結果になりました。どう受け止めていますか

 本当にホッとしたというか、良かったかなと思っています。男子も女子もまず目標を達成できるのが大前提なので、そこをクリアしたのは良かったかなという風に思います。

「プラスアルファで」

――4年間水泳部として活動して、1番成長したと思うところはなんですか

 難しいですね…いや難しいな、なんだろう。僕の中での入部当初のマネジャー像っていうのは、すごく機械的にやっているんじゃないかという印象があって、タイムとってデータ残したりとか、そういう作業を淡々とこなしていくという感じかと思っていたんです。でもそこから4年間やってきて、マネジャーも人間なので、もっとできることはあるんじゃないかと、選手のために他人のために動けるということも4年間やってきて学びましたし。そこから本当にプラスアルファで色々やってきましたし、自分のやってきたことをマネジャー業として捉えられるのか微妙なんですけど、プラスアルファで動けたんじゃないかというのは自分の中であって、声かけもそうですし、最低限自分の仕事ができた上で声かけ、送り出しをしてあげた方が選手の支えになるんじゃないかと思いましたし、自分が毎日練習を見てきたからこそ僕も自信を持って言葉をかけられますし、言葉に説得力を持って言えるので、そうですね、なんですかね、結論は(笑)。マネジャー業っていう幅を広げるために、色んなことに挑戦してきた4年間だったかなと思います。

――活動は大変なこともたくさんあったと思いますが、原動力になっていることや出来事はありますか

 やっぱりインカレとかもそうですし、選手が結果を残してくれての僕たちですし、選手が結果を残してくれると僕たちも喜べますし、選手からもありがとうございますとか言ってもらえるので、悔しいときはこないだのインカレのときもそうだったんですけど、謝ってくる後輩たちもいて、全然謝ることじゃないんですけど、頑張っているのを見るだけで、一生懸命さっていうのは伝わりますし、そこがやっぱり1番大きいですかね。感謝されるのもそうですしそういう部分が1番大きいかなと。

――6時半に練習が始まるということで想像を絶する大変さなのかなと思います

 今はコロナでちょっと違うんですけど、僕が入ったときは6時10分に行っていて。入ったときはめっちゃきついって思いましたね、最初は。そこまできついと思って入ってなかったので。結構入ってきつくて、朝も早いですし、僕が入ったときは午後練も17時とか17時半スタートとかあったので、結構大変で。慣れてしまえば本当に、全然もう大丈夫になったんですけど、慣れるまでの期間は結構きつかったですね。

――今季大変なこともたくさんあったと思いますが、振り返ってみてどういうシーズンになったなと思いますか

 僕自身1年間最後までやり切って突っ走ろうと思っていたので、自分の中での目標は達成できたので、インカレ終わったときは達成感も感じられましたし、それと同時に悔しさも感じていて。両方を味わって終わったからこそ、良い大学生活、水泳部の生活ができたんじゃないかなと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 青柳香穂)

◆大谷 隆二(おおたに・りゅうじ)

広島・呉港高出身。スポーツ科学部4年。水泳部競泳部門のマネジャーとしてチームを支え、3年半の活動を駆け抜けました。チームのマネジャー陣の中でも随一の観察眼を持ち、今年度の早慶戦では解説も務めました。

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