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2020.10.16

【連載】シーズン『超越』完結記念/インカレ事後特集第5回 佐々木杏奈

 今年の日本学生選手権(インカレ)では昨年に引き続きリレー3種目を含む5種目に出場した佐々木杏奈(スポ2=神奈川・日大藤沢)。個人では自身初の決勝にも進んだ佐々木にインカレを振り返っていただきました。

※この取材は10月8日にリモートで行われたものです。

           

「自分のレースができるように」

個人では個人メドレー2種目に出場した佐々木(写真は早慶対抗大会)

――今年のインカレを振り返ってどのような大会になったと思いますか

 個人としては200メートル(個人メドレー)と400メートル(個人メドレー)に出場し、400に関しては本当に久しぶりのレースということで不安が大きかったですが、全中やインターハイが中止になった中でインカレを開催できたということに嬉しい、ありがたいという感謝の気持ちがありました。その中で自分の大きい不安もありましたが、それを上手に楽しむ形に変えられた試合になったかなと思います。

――最終日開始時には早稲田の女子は8位にいて、佐々木さんが最初に4個メを泳ぎ5位に入り、チームに良い勢いを与えたかと思います。大会前のランキングでは決勝ラインの7、8、9位が佐々木さんも含めて同じくらいのタイムで詰まっていました。佐々木さん自身としてはもともと4個メはどのような目標で臨んでいましたか

 自己ベストから考えるとやはり決勝には絶対に残らないといけないなと思っていました。最近の調子を踏まえた上で、スタッフたちからも私個人の得点がシードに入るか入らないかに大事になってくると話を前々からずっとされていたので、最低限必ず決勝には残らないといけないなと思っていました。

――緊張やプレッシャーを感じていましたか

 200(メートル個人メドレー)のときにもすごく緊張していましたが、緊張していると自分のレースができないと感じていたのでなるべく400(メートル個人メドレー)では自分のレースができるように落ち着いていこうということを意識していました。

――予選の最初のバタフライで他の選手と比べても誰よりも速いタイムで泳いでいましたが、それはもともとそのようなプランだったのでしょうか

 4種目の中でバタフライは得意な方なので自分のレースプランとしては背泳ぎが苦手な分そこで差をつけておくということで、バタフライからいくということを大事にしています。

――では予定通りいけたという感じですね。決勝に進出してランキングより上の5位に入りましたがご自身としては順位に関してはどのように思っていますか

 大学に入ってからはあまり思うようなタイムが出ず、周りに勝つ自信もなくなっていましたが、インカレに向けて調子も上がってきている中で、自分が高校の時に出した記録を頭の中に入れて、そのタイムを意識して練習すれば周りの人ともまずは競えるようになるかなと意識はしていました。今400メートル個人メドレーは全体として見たときに穴場だったりするのですが、人がいない中で勝たなければいけないという意識もあったので、過去の結果と比べてしまうと素直に5位というのを喜べるわけではないです。しかし自分が点数を1点でも多く取らなければいけない状況の中で、しっかり決勝に残って順位を上げられたことは自分の自信にも繋がりました。

――予選300メートルまでは予選よりも遅いタイムで泳いでいました。最後追い上げる状況でしたが予選と比較して決勝はどのように泳いでいましたか

 決勝の時に予選よりきついなと早い段階で思っていましたが、きついのは当たり前だから頑張らないといけないと思っていました。私は端のコースで、真ん中で泳ぐような人たちには意識もされないような所で、誰かと競うよりは自分のレースをするということができる環境でした。最後、端のコースから見える選手には絶対に競って勝ちたいと思っていたので、きつかったですが相手が見えていたので頑張って泳ぎました。

――満足のいくタイムが出て良い気持ちで終われましたか

 満足してはいけない結果でもありますが、私が試合に出た3日間の最終日のレースですごい身体もきつい中で2本目である決勝でタイムを上げられたという点に関しては満足できることかなと思います。

「6位だったのは素直にすごいなと」

早慶戦と同じメンバーでメドレーリレーに臨んだ(写真は早慶対抗大会)

――最終日の4×200メートルフリーリレーは順位としては7位でした。決勝に残れましたが振り返っていかがでしたか

 結構きつかったですが、これが終われば今シーズン一区切りというのと、リレーの前にシードはもう大丈夫だとわかっていたので、気負うこともなく皆で楽しんでレースをしようという雰囲気でした。疲れていたというよりは楽しんで泳げたと思います。

――メドレーリレーでは決勝落ちしてしまいましたが皆でどのように話しましたか

 メドレーリレーに関しては完全に私のラップタイムが遅かったので本当に申し訳ない気持ちが大きかったです。決勝に残れませんでしたが、9位は決勝に残れなかったチームの中では1番ではあるし、また明日もあるから個人も頑張ろうとチームとしては素早く切り替えられたと思います。

――4×100メートルフリーリレーは5位という結果で、展開としては早稲田も最後までずっと2位争いをしていましたが、このレースについてはどう考えていますか

 私としては他の大学のメンバーを見たときに、2位争いに加わるとも思っていませんでしたし、神奈川大に勝ったのを見て驚きました。皆でメダルを目指していたというわけでもなく、一つでも上の順位をということで泳いでいたので、私は結構良かったのではないかと思います。自分自身のラップタイムとしては速く泳げる気がしていたので、そこであまり思うように泳げなかった分、ここで自分がこのくらいで泳ぎたいというところに届くくらいのタイムで泳げていたら、メダル圏内にも入れていたのかなと思うと悔しい気持ちはあります。ただ最終的に5位になったというのは上出来だったのではないかなと思っています。

――全体的に良かったということが多かったのかなと思いますが、今大会で見つけた課題はありますか

 私は最初にも話したようにレースに対しての不安が大きく、なかなか自信を持ってレースに臨むということができなかったです。由香梨さん(小峯主将、スポ4=埼玉・早大本庄)が「あれだけやってきたのだから自信もっていってらっしゃい」と言ってくれてレースに向かうことができていたので、そういうことを言われる前に、自分から試合だから自信を無くすと言わずに、試合だからやると割り切ってレースに向かうことができたら、もうちょっと良い結果を残せたのかなと思います。

――早稲田の女子が総合6位に入るというのは2012年以来だと思うのですがその総合結果に関してはどう思われますか

 シードに入れるように、と言っている中で6位だったのは素直にすごいなと感じています。出場した女子メンバーのほとんど全員が点数を取ってチームに貢献したというのは素晴らしいことだなと改めて思いました。

――来年は全員が残るということで、更に上を目指すことになると思いますが、来年に関してはどう思いますか

 私もまた1年自分のレベルをしっかりもう一段階上げて、個人での得点を増やすのはもちろんですが、リレーに出場させていただくことになると思うのでもっと貢献できるように、チームとしての得点をもっといっぱい取れるようにして今年以上の順位を目指していけたらいいなと思っています。

「日本選手権でタイムを出せるように 」

――今年のオフはもうとりましたか

 終わってから3日オフをとって今日の午後から練習再開になります。

――今はどのような体制、頻度で練習していますか

 10月は月曜日が2回、他は1回、あと水曜と土曜に陸上のトレーニングがあります。

――女子部の中ではミーティングを重ねていますか

 インカレ前の自粛期間中から大体1週間に1回は女子ミーティングを開いていて、そこでコミュニケーションはとれていました。週に1回かはわかりませんが今週にも女子でミーティングを開く話をしています。

――次はどの大会をターゲットとして練習しますか

 大きなターゲットとしては4月の日本選手権になると思いますが、冬場の日本選手権であったり2月のジャパンオープンだったりもすごく大事な試合になってくると思うので。最終的には4月の日本選手権でタイムを出せるようにしていきたいと考えています。

――来週の短水路も200メートル個人メドレー、400メートル個人メドレー(17分40秒)に出場しますがその大会はどのくらいのタイムを出したいですか

 具体的な目標は特に立てていないですが、今シーズンはレース数がすごく少ないのでレースの感覚を取り戻すことを大事にしていきたいなと考えています。

――ありがとうございました!

(取材・編集 青柳香穂、宮崎円花)

◆佐々木杏奈(ささき・あんな)

神奈川・日大藤沢高出身。スポーツ科学部2年。2020年日本学生選手権では200メートル個人メドレーは2分17秒55で10位、400メートル個人メドレーは4分50秒96で自身初の決勝に進み、5位。リレーの3種目全てにも出場しました。

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