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応援部

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2020.10.10

稲穂祭・早慶戦直前特集『奮い起て』【第一回】蘆野茉柚副将兼チアリーダーズ責任者×井上優菜チアリーダーズ主務×山口まゆ新人監督×中川萌々広報責任者兼ステージ広報責任者

 華やかな衣装とパワフルな踊りで応援を盛り上げるチアリーダーズ。ことしはコロナウイルスの影響で、声出しやスタンツができなくなってしまった。しかし「今できること」を問い続け、新しい応援の形を模索してきた。蘆野茉柚チアリーダーズ責任者、井上優菜チアリーダーズ主務、山口まゆ新人監督、中川萌々広報責任者兼ステージ広報責任者にことしの活動について、そして応援部、チアリーダーズとしての4年間について伺った。

※この取材は9月13日に行われたものです。

下級生のためにも、ベアーズ魂を

マスクを着用して応援する蘆野(写真提供:応援部)

――お互いの印象を教えてください

山口蘆野茉柚はお母さんポジションですね。 

一同(笑)。

山口いて安心するというか、仕事が立て込むときも、「茉柚がいるし大丈夫かな。」と感じる時があるのと、盛り上げ役の一人だけど、しっかりストッパーもできるというのは、かなり必要な存在だと思います。 井上は3年生の時に仕事がよく被ったのですが、期日を絶対守るし、細かい仕事を嫌がらずにできるのですごく頼りにしています。しっかり仕事をするので、私にはできないなってずっと思っていました。そういう意味では違うタイプだなと思うのですが、事務面の仕事だけではなくて、下級生の教育とかにも興味・関心を持っていて、自分の得意分野以外に対してもしっかり広く見ることができていると思っています。中川萌々は、プライベートでよく遊ぶのですが、オン・オフの切り替えがちゃんとできていて、遊ぶところは遊ぶし、しっかりやるところはやるという感じで。先ほど優菜も仕事ができると言ったのですが、萌々も期日とかを守りますし、自分のことだけではなくて、同期のできていないところや甘いところをしっかり視野を広く持って皆を鼓舞できるので、一緒に仕事するときのグループに1人は欲しいなという感じです。

中川山口から言うと、それこそ本当にプライベートでも仲が良くて、今、新人監督という役職について、下級生のこともすごく思っていてとことん率先して動ける子だな、と。新人に関しても、応援部の活動全般に対しても厚いハートを持って動ける子だなと思っています。蘆野茉柚は、さっき山口が言っていたように、お母さん的ポジションです。今チアリーダーズ責任者という役職についているのですが、チアリーダーズ責任者は、「これを絶対にしなきゃいけない」という仕事も、もちろんありますが、それ以上にみんなをしっかり見て、同期のことも下級生もしっかりわが妹のように包み込んであげられるような人がなるべきポジションです。蘆野茉柚は実際にそれを体現していると思います。人の上に立っても威張ったりせずにしっかり皆をまとめてくれる誇れるチアリーダーズ責任者だと思います。優菜は、山口が言っていたように、しっかりしていて、仕事もテキパキこなすし、本当に、言うことがないというか、何でも完璧にこなすという感じです。でもかわいいところもあって、プライベートでは結構甘えてきたりとか(笑)。そういうギャップもあるような子です。

井上萌々は、山口が言っていたように、いろいろな人を支えられる存在で、誰かが困っているときに、ふざけて、「萌々かわいい」って言うと仕事やってくれたり(笑)。でもいつも冗談っぽく言っていますが、そういうところはありがたい存在だなって思っています。山口まゆは、3年生の時に一緒に色んなことをやる機会が多かったのですが、まゆは(自分のことを、)仕事ができる、と褒めてくれました。まゆはそれ以上に、モチベを私の分まで保ってくれているというか。まゆがいたから頑張れたところがすごくあります。3年生時代は一番大変だったのですが、それこそまゆがいてくれてよかったと思っていました。蘆野茉柚は、2人も言っていたみたいに、チアリーダーズ責任者という仕事に就いていて、みんなのことを見てくれていますが、チアリーダーズ責任者についていない時期から同期や下級生のことをすごく支えてくれている存在ですし、視野が広く、大きな心を持っているので、茉柚がチアリーダーズ責任者でよかったと思っています。

蘆野 中川萌々は、広報責任者として、ツイッターとかインスタグラムとかを動かすのを中心にやってくれていますが、そういった企画の発想が、他の部員は思いつかないようなことを提案してきてくれますし、同期の中でも発言力のある人だなとは思っていて、「萌々はこんなことも考えてるんだ。」という風に、刺激を与えてくれる存在です。しかも、広報は、周りの、応援部以外の人たちに1番身近に感じられる存在として触れる部分だと思うのですが、そういった面で、いろいろな楽しい企画を考えてくれているのは、本当に応援部のためになっているなと感じています。山口まゆは、今は、新人監督で、3年生のときから新人に対する思いが強く、優菜も言っていましたが、結構情熱的な部分が強く、応援部の大変さに惑わされずに、しっかりと自分の軸を持って新人に接しようとしている姿は本当に私たちも見習うべき部分だと思いますし、新人から見ても、すごく尊敬できる新人監督なんじゃないかなと思います。優菜はチアリーダーズ主務として色んな練習や応援の裏方での仕事をとりまとめてくれています。私が、何でも気持ちでやってしまうタイプの人間なのですが、そのときに優菜が、「でも、これはこうだよ。」とか、ルールに基づいたことを言ってくれたりとか。あと今はコロナウイルスの影響でオンライン練習が多かったのですが、それをオフライン練習に切り替える時も協力してくれました。私たちが活動しやすい環境を作ってくれている存在なので、助かっています。私にはない部分も補ってくれているので、とても尊敬しています。

――この1年間を振り返ってどうですか

山口 私は気持ちで行動しちゃうタイプだったのでそれこそ新人監督という仕事に対しても気持ちがこもっていて、私の1年間の集大成としてこの部活に恩返しできるとしたら何ができるかって考えて新歓期に臨もうとしていました。だからコロナウイルスのことなんか考えずに例年通りの新歓ができるとして何ができるかを考えていたのでいきなり新歓が中止になった時には相当絶望しましたし、演技とかも考えていたので、それができないな、とか、かなり病んだ時期もありました。でも、同時に3年生も悲しんでいたので、「私だけではないな。」と思いました。新歓期が無くなったり、他の応援ができなくなったりすることで悲しんでいるのは私だけではないな、と思いましたし、他の体育会系の方も早慶戦が潰れて4年間の集大成の場が無くなって、悲しんでいる方もたくさんいらっしゃると思いますので、私だけではないなっていうのを再認識する場が何回もありました。5月の半ばくらいから、それまではかなりモチベーションも下がっていたのですが、このコロナの状況がいつまで続くかはわかりませんし、コロナウイルスと共存していく中で、どのように新歓をやっていくかという点に重点を置いて私たちは活動していくべきだということを3年生の補佐と一緒に考えて、来年以降のガイドラインとなるような新歓期を作っていきました。すごく有意義な活動ができたかというと、そうではないと思いますし、正直、入部者数も例年に比べて完全に減ってしまっていますが、それでも応援部に強い憧れを持って入ってきてくれた新人もいます。授業がないのに地方からわざわざ練習のために東京に来てがむしゃらに頑張ってくれている姿を見て、部活を運営する側である私たちが苦しんでいる場合ではないな、前向きにやっていくしかないな、と痛感しています。

中川 そうですね。やはり活動の場が全然無くなってしまって、何をモチベーションにしているのだろうって考えた時に、同期や上級生を見て、ああいう風になりたい、成長するために今何しよう、と考えることがモチベーションになっていたと気づきました。だからこそ、例えば1年生の時に見た野球応援で、野球部とお揃いで4年生しか着られない、『ユニフォームセット』を着た先輩を見て、あれを着て同期と一緒に舞台で踊るのをずっと楽しみにしていました。それが無くなってしまったのは本当に悔しいし、出来たらよかったのにと思うことも本当にたくさんありますが、それで4年生が悲しんでいるようでは下級生に示しがつかないので、「じゃあいま私たちにできることって何だろう。」と考えました。例えば私の仕事である広報においては、対面ではないからこそ、SNSでできることとして、秋季リーグ戦に向けて、『紺碧の空』の動画を撮ることで、実際に得点が入った時に、お客さんの前で踊ることはできないけれど、ツイッターやインスタグラムとかに載せて、感動や喜びを分かち合えればいいなと思って動画を作っています。あと、ステージ部門の役職も兼任しており、そちらも今、開催に向けて頑張っているところで、例年やっているスタンツは、今回は密になってしまうということでできないのですが、その中でいかにチアリーダーズらしく笑顔でお客さんにパワーを与えられるかというところで試行錯誤をしています。すごく考えさせられましたし、自分たちの意義とかどうするべきかを改めて問うことができて、悔しい部分はあるけど、みんなそれぞれ頑張るところを見出して、ベアーズ魂を下級生に継承していけるような代になれればいいなと思っています。

応援活動の意義を問い直した

4年生のみが着用できる『ユニフォームセット』

――稲穂祭ではスタンツはありますか

中川 いいえ、ダンスのみです。 

井上 私は応援部にとっての自分の存在意義や他の方にとっての応援部の存在意義を考えることが多かった1年でした。今はプロスポーツでも無観客や、観客を入れても応援無しであることが多いと思うのですが、そうなったときに、私たちが今までやってきた応援って、他の人からすればいらない存在だったのかもしれないと思ったり、自己満足だったのかなと思ったりもしました。しかし今、主務として外部の方と接する機会が多く、こういった状況でも、「応援部に来てほしい。」と言ってくれる人がいたり、体育会系の友達が、「応援に来てほしかった。」って言ってくれたりして、そういった人たちが1人でもいたら私たちは頑張る必要があるし、そういった人を1人でも増やすことが私たちの存在意義なのだと考えることができるようになりました。私たち4年生は活動の時間も少ないので、行動に移す機会は減ってきますが、下級生に思っていることや、4年間で感じたことを残りの期間でなるべく多く伝えて、今後の応援部がそういったことを考えていけるようにしていきたいと思っています。主務として、環境づくりに取り組んでいるのですが、そのように、考える場を増やしたり、早稲田大学の中に応援部がある意味を周りの人にもっと知ってもらえたりするように、対外的な要素にも取り組んでいきたいです。

蘆野3人も言っていたように、家にいる時間が長い分、応援部の存在意義や今までの応援はどんな意味があったのかということを考えるようになりました。私たちは最終学年でこんな状況になってしまったので、どの学年よりも悔しい思いをしていると思います。中川萌々も言っていたように、応援部は他の部活よりも4年生への憧れは強いと思うので、最後の学年でなぜこんなことになったのだろう、という思いはありました。でも、応援部生活を振り返ってみると、どの学年の時も充実して楽しかったですし、応援部の良さとかにも気づくことができました。また、チアリーダーズ責任者として活動する中で、やはり自分がネガティブな発言をしてしまうと、周りもそうなってしまうと思っていたので、そのような発言は避けました。コーチからも話があったのですがこの状況でできることを考えて活動していくことが必要だと思いました。 下級生には同じ思いをしてほしくないので、この経験を生かして応援の方法を変えたり、その準備期間にしたりなど、次を見据えて今吸収できることを吸収してほしいと思います。

――エールの反響はいかがでしたか

蘆野山口まゆ見てないでしょ(笑)。

山口寮なので見ていないのですが反響はありました(笑)。関西出身で、周りに早稲田にいく人が少ないのですが、インスタグラムとかで『紺碧の空』のシーンを流してくれたりする友達はいました。早稲田の応援部にイメージを持っている人は都内の人が多いと思うのですが、関西の人はあまり知らないので、慶応と比較した時に早稲田にはこんな泥臭さがあるというのを彼らは知ったのではないでしょうか。応援団と言っても色んな方法があると思うのですが、エールだとリーダーにフォーカスが当たっていて、「これをやっているの?」と思われがちなのですが、同じ団体でもチアがあるので、チアにも触れて貰えると嬉しかったかな、と思います。見てませんけど(笑)。

中川 応援部のホームページがサーバーダウンしました。見ている人が興味関心をもってアクセスしてくださったことはすごく嬉しかったです。広報部門としてもそれに乗っかろうといろいろやっていました。親戚からも連絡が来たのは嬉しかったです。

井上山口も言っていたのですが、今までは、応援部と言ってもあまり伝わらなかったのですが、それが通じるようになったのは嬉しかったです。あとは、取材依頼もいただけたり、活動来て欲しいと言ってくださったりと、早稲田に関係ない方も、エールをきっかけに早稲田に興味を持って貰えて嬉しかったです。この流れに乗ってもっと多くの人に知っていただけたらと思います。

蘆野朝ドラの中で、「わからん。応援って、わしらの自己満足やなかろうか。応援って勝敗に関係あるとやか。」という団長の言葉が響きました。少し弱音っぽく聞こえるセリフだったのですが、私も3年生の時に応援の企画を考える立場にあったのですが、全く同じことを考えていて、今も昔も思うことは同じなのだな、と思いました。あとは、就職活動で面接官の方に「エール見ていたよ。」と言われて嬉しかったです。また、NHKのアナウンサーで応援部のチアリーダーズ経験者の方がいたことでも盛り上がっていました。

――硬式野球部の東京六大学リーグ戦での外野席からの応援が可能になりましたが、いかがですか

山口 声出しなども禁止されている分、他の六大学の応援団のチアと比べて私たちはスタンツに重きを置く、スタンツが得意というイメージを持たれることもあるのですが、視覚的に応援に加わる、ダンスで見せるという部分が例年よりも大切になってくるなと思います。私もダンス苦手なのですが、BIG BEARS全体として、ダンスにもっと力を入れていかなくてはいけない時代になってきたなというところが一つ。新人の面に関しては、例年春から新人は野球(応援)に参加して、観戦ツアーとかもあって、野球応援とは何かをイメージする機会があるのですが、今年は(秋季リーグ戦一回戦)最初の明治戦が最初の野球応援を見る機会となってしまうので、最初は外野席の応援団とは一緒にせずに内野席で普通の観客と一緒に野球を観戦してもらうという形で参加してもらおうかなと今は思っている段階です。

――新人の練習内容は

山口 込み入った話になるのですが、二年生が主に新人指導を担う立場なので当初は応援曲の振りをzoomでつないで指導してもらっていたのですが、やはり家庭環境によって全身を映せる子や手を広げたら手先が見えなくなってしまう子、くるぶし以下が机に置いている環境のため見えない子などがいて、ダンスとなると細かい部分まで揃えないと意味がない、ばらつきが出てしまうので、そこまで細部まで指導できないのが歯痒いと言われていました。しかし、やはり7、8月になるまでは対面に踏み切ろうと言える雰囲気では絶対になかったので、歯痒いながらもzoomであったり、2、3年生と協力して、一つの応援曲を完璧に踊っている動画をそれぞれ撮影して新人に送って、同じような形で、なるべく頭から足の先まで映るように撮影して投稿してねという動画の送り合いという形で指導したりしていました。現在は対面での練習が始まったので、なるべく対面で指導できる環境を作ろうと思っていて、例年とは違う指導方針ですが、そういったWEB上での指導となると、zoomであれば、リアルタイムなので時間の拘束では(対面と)一緒ですが、動画の送り合いとなると新人が何回も撮り直しをすることになってしまって、結果的に1本1分の動画に対して1時間くらい時間をかけて撮ってくれる子もいるようで、かなり精神的に負担も課してしまうことにもなりますし、人それぞれ、家の中で撮影することに抵抗を覚えている子もいます。そのような面に関してはやりづらいと感じることは多々ありましたし、今こうやって対面練習に踏み切ることができて、新人としての負担も消えているのではないかと思います。

――上級生は

蘆野 オンラインの時は主にzoomで全体での練習をしていたのですが、やっぱりずっと自宅にいて、踊りのリズム感覚であったりトレーニングが衰えてきてしまっている部分があったので、主に自宅でできるトレーニングを中心に踊ったり、野球応援に合わせた実践方式の応援曲メドレーに合わせた練習などをしていました。実際オンラインなので自宅の環境によってできる人できない人はいて、さらにタイムラグもあってもどかしい思いもありました。そのときはチアステのスタンツができるか曖昧だったので、チアステは平場の部分の練習を詰めることによってオフライン練習になったときに他の練習ができるように対策をとっていました。オフラインになってからは部員全体での練習はできていなくて、人数が多いので練習場に入る人数がだいたい30名弱くらいと毎回しているので、部員と新人混ざった3グループに分かれて練習をしていて、今は主に野球応援に向けた練習とチアステがすべて平場になってしまったので、チアステに向けた練習をしています。

大変なこと9割、楽しいことは1割

箱根駅伝応援でのスタンツ

――4年間を振り返っていかがですか

蘆野 新人から、4年近くやってきてすごく辛いことはいろいろあったのですが、その都度行われる大きな応援で、全員で応援することの楽しさや選手から感謝されること、ステージでも見にきてくださった方々の喜んでくれている顔とかを見ると、辛かったことも全部報われた気がしていて、それは4年間を通して毎回感じることです。どの学年においても準備段階というのはすごく辛いことがあったのですが、その分の見返りというか、結果がすごく分かる部活だなというのを感じていたので、やりがいがあったなと思います。あとは4年生になって活動が減って考える時間が多くなったことで、応援部は応援部だけでは成り立たないなというのをすごく感じました。応援においても私たちが声を出して選手に届けるだけではなくて、私たちの応援の方針は、私たちの声では足りないからその分お客さんと一緒に盛り上がって倍になった声援を選手に届けようという応援方法の下、やっているので、そういう部分でお客さんが近くにいないと早稲田大学応援部の良さというのは発揮されないなというのはすごく感じました。もちろん選手がいないと、試合が開催されないとできない部分、あとはステージの依頼がこないとできない部分というのがすごく多い部活だったので私たちだけではなくて、周りの存在のありがたみというのを最後の1年は気付くことができたと思います。集大成としてこれからどれくらいの活動ができるかは分からないのですが、ネガティブにならずにモチベーションを下げない、マイナス発言をしないで全体を引っ張っていければいいなとおもっていた部分は3月くらいからあったので、私自身できているか分からないですが常に前を向いてポジティブに進んでいけたらいいなと思っています。

井上 振り返ってみるともちろん大変だったり、何やっているのだろうと思う時もあったのですが、応援部に入ると決めて正解だったなという瞬間が多かったなと思っています。大きい活動、早慶戦やチアステとかだけじゃなくて、私同期大好きなので、部室とか倉庫とかで本当にどうでもいい話しているときとかLINEとかでしょうもない話とかしているときが楽しいなと思うことが多くて、4年間家族よりも比にならないくらいすごくずっと一緒の時間を過ごしてきたし、自分が思っていることとかちゃんと伝えてきたり、私以上に分かってくれてだめなところとか怒ってくれる同期と会えたことが一番応援部入ってよかったなと思うような要素だなと思っています。集大成としては、4年生としてできることは私たちには限られてきてしまうところがあるのかなと思うので、少しでも多くのことを今いる下級生に伝えてあげて、応援部がこれからもっともっといろいろな活動を通して発展していけるように4年生として助けてあげたいなと思っています。

中川 応援部の活動って9割は大変なことや辛いことで、1割しか楽しいことがないとよく言われて、実際振り返ってみてもそうだったなと思います。でも、その大変なことや辛いこともがんばったからこそ見える1割の景色ってすごく格別なもので、例えば早慶戦は1、2年生ってすごく準備が大変なのですが、それを経て勝利した早慶戦の応援席から見た景色とか忘れられないですし、どんな状況下でも同期とかとぶつかり合ったり、自分を追い込んだりしてもがんばった経験というのは今後の人生に絶対生きるなと思います。ここまで精神的にも肉体的にも極限状態になってまで何かに取り組むってあまりしたことなかったですし、貴重な経験で鍛えられましたし、それを一緒にやってきた同期は悪いところも理解した上で、お互い支え合える存在なので、そういう人たちと頑張ってきた4年間というのは貴重な期間だったなと思っているので、みんなには感謝の気持ちでいっぱいです。

山口 前の3人が組織全体に対する姿勢を行っていたので、私は自分の話をしてしまうのですが(笑)私1回、3、4年生で新人教育について考えるときに、応援部に入って得られる能力ってなんだろうと考えて、自分の得られたものってなんだろうから遡ったときに、なりふり構わず没頭する経験と辛いことや極限状態に耐え抜いた自信の2つが大きいなと思っています。没頭に関してはさっき萌々(中川)が言っていた早慶戦やチアステなど期間が限られていてその日数からは考えられないくらい長い時間や労力を費やして一つのステージ・活動に向けてみんなで頑張るっていうなりふり構わず努力して没頭するのは、他のサークルに入ったことがないので分からないですが、この団体はかなり早稲田のサークルや部活の中でも上位に入るくらいに何かに没頭している部活なのかなと思います。自信という面では主観的な話になるのですが、自分自身大学までは厳しい部活に入ったことがなくて、結構ゆるふわでスポーツして楽しんで先輩に怒られることもあまりないところで育ってきて、大学の新歓期のステージ見てかっこいい、未経験者も結構いるらしいと思ってぱっと入っちゃって、なんだこれはって感じだったんですが(笑)。自分が経験したことのないようなことがすごくたくさん経験できる部活で、実際高校の時厳しい部活に入っていた子もたくさんいるし、今日の他3人もダンスもともとやっていたりとか、厳しい部活に所属していたりとか、規則の中で生活してきた子もつらいと言って泣いちゃうようなこともありました。私自信ど素人というところから入ったのですが、ど素人でもキツイけど、ある程度ポテンシャルがあって修羅場経験を持っている子からしてもきついのだなというのは1年生の時から思っていました。結構現代的な発想でいうと、そういう厳しいところに身を置くことで成長するって日本的な考え方で今の時代あまり評価されないで、(現代は)やりたいことをやるんだというのがあるあるな風潮だと思うのですが、確かにそれもいいと思うんですけど、私はこういう部活に入って、自分のやりたくないことや苦手なことに真剣に向き合ったり、自分ができていないことを同期に見つけられて厳しく指摘されるとかそういうことに対して、確かに私が悪かったと受け入れて、まっすぐ向き合っていく、これは頑張るというようにプラスに持っていくような姿勢をこの4年間に作れたと思います。同期見ていても下級生見ていても、どんどんそういう風に成長していっているのだなと思っているので、人間的に成長できたのではないかという自信は結構得られる部活だと思います。

――中高の部活の話が上がりましたが、どのような部活に入られていましたか

蘆野 中学はバスケ部に入っていました。高校は応援部に入っていて、早稲田実業出身なのでそういった部分で、早稲田大学応援部についても知っていたのでちょっと似たような部則であったり応援歌も同じだったので、先ほどまゆ(山口)がいっていたような経験値は少し有利だったのかなと思います。

――実際大学の応援部に入られてみて違いはいかがですか

蘆野 高校のときも部則が厳しくて、慣れているから大丈夫かなと思っていた部分はあったのですが、厳しさが違っていて高校の時も挨拶はしっかりしていてそこは(大学と)変わらないのですが、大学の応援部はそれに加えて拘束時間が長いなと感じたのでそこがきつかったです。

――他のお三方の部活は何でしたか

中川 中学高校ラクロスをやっていて、中学時代から習い事でダンスやっていました。中学と高校の途中まで海外に住んでいたので、帰ってきてからは高校でダンス部やっていました。チアリーディングやチアダンスとかは全然やったことなくて、どちらかというとジャズダンス、ヒップホップをやっていてチアの動きが初めてでしたし、応援歌や応援曲も1から覚えるので、大学の校歌も全部覚えさせられて訳分からないままやっていました(笑)。海外だったのと、帰ってきた学校も帰国子女しか入れないところで、上下関係を全然経験してこなかったので新しいことだらけでした。

山口 中学途中で転校してしまうので部活変わっちゃうのですが、他の部員も知らないと思いますが中1のときは音楽部に入っていて、中2からはバレーボールをやっていました。

一同 なんでそんなに音痴なの?(笑)。

山口 音痴ではないよ私(笑)。音痴じゃないですけど(笑)。高校からはバスケ部だったのですが、どれも上下関係が厳しくなくて、バレーとバスケに関してはサークル状態、普通の青春みたいなのとは違って、「バスケやるぞー」みたいな感じでしかなかったし、筋トレとかもほとんど一切したことないですし、頑張ったことといえば、体育館の拭き掃除くらいかな(笑)。どちらかというと運動に全振りしたことも一度もなくて、人生楽しもうという遊びと勉強の人生だったので、もちろん入部当初は足が90度も上がらなかったですし、ダンス経験も小学校のときにやったよさこいくらいしかなかったですし(笑)。それでも周囲の男子に笑われるくらいだったので(笑)0からのスタートでした。

井上 中学校は吹奏楽やっていて、高校で応援部のチア。(びっくりする3人を見て)本当だよ?(笑)。中学校はあまり部活できなかったのですが、(早大)本庄の附属に行っていて(高校のチアで)少しは応援歌をやっていたので、踊るとかそういうことはできるのかなと正直思ってはいました。

――楽団への入部は考えませんでしたか

井上 (中学校の吹奏楽部に)いい思い出がなくて(笑)。先輩や同期がいなくなっちゃうところだったので(笑)。

――早慶戦前には稲穂祭が行われます。チアのプログラムは4年生が組むのでしょうか

一同 はい

――稲穂祭に向けて意気込みをお願いします

山口 やはりリーダーが主軸のステージで(チアは)ゲストとして入るので、稲穂祭の出演って私たちは4年生が初めての経験かつ、初めてのオンライン参加という初めて×初めてで不安に思うこととか、チアとしてどういうようにステージに華を添えられるかなというところはまだまだ考えきれていないなというところがあるのですが、数少ない残された私たちのラストイヤーとしての活動だと思うので、精いっぱい練習を積んで本番に備えていこうと思います。

井上 下級生時代、私稲穂祭を見たことがなくて。本当なんですよ(笑)。去年も同期全員稲穂祭見ていて、私だけ別の活動に行っていて。ほんとに稲穂祭って何という感じなので、分かっていないところも多いのですけど、きっと早慶戦の前夜祭という立ち位置でリーダーが主役とか応援部の良さを伝えるとかいうよりかは早慶戦の前段階として早慶戦ありますよ(と伝える)というステージなのかなと思っているので、人に与える影響とかオンラインでもちゃんと伝えられるように画面越しにはなってしまうのですけど、頑張りたいなって思っています。個人的には稲穂祭の演目を見るのが楽しみです。

中川 リーダーが私には今までの人生であまり関わってこなかったような男の子たちですごく面白くていい子ばかりなのですが、ぶつかることも多くて、いろいろな活動だったり、部門で一緒になるときに本当にたくさん喧嘩してきたし、言い合って泣きながら怒ったこともあるのですが、それくらいぶつかってきたリーダーだからこそ、今はすごく支え合える存在になっているし、そのリーダーが本当にかっこいいステージ、リーダーのかっこよさが本当につまっているステージなので、それに華を添えられるように私たちも集大成を見せていければなと思っています。頑張ります。

蘆野 全部ではないですが、私は毎年結構うまいこと(稲穂祭を)見ていて、最初見た時は衝撃が凄かったのです。やっぱり迫力もすごいし、普段練習を別々にやっている分、普段応援する立場のリーダーがどういったステージをやるのかとても興味があって、見ていてどんどん面白くてはまっていったので、今年はリーダーの同期の6人が引っ張って作っていくステージは楽しみだなと思います。特に稲穂祭を作っている谷下(豪、政経4=東京・早大学院)の発想力とか発言力には普段からすごいなと思う部分があるので、オンラインに変わったとしてもそれなりにおもしろいステージを作ってくれるんだろうなという楽しみはあります。なので、チアはそこに出演させてもらう立場なので、足を引っ張らないというか華やかなものを提供できれば良いなと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 中原彩乃 吉田美結)

早慶戦への意気込みを書いていただきました!

◆蘆野茉柚(あしの・まゆ)

1999(平11)年3月6日生まれ。東京・早実出身。教育学部4年。役職は副将兼チアリーダーズ責任者。マイブームはYouTubeでヘラヘラ三銃士の動画を観ること

◆井上優菜(いのうえ・ゆうな)

1998(平10)年6月10日生まれ。埼玉・早大本庄出身。商学部4年。役職はチアリーダーズ主務。最近は節約と貯金にハマっています!とのこと。

◆山口まゆ(やまぐち・まゆ)

1998(平10)年12月30日生まれ。京都・洛南出身。文化構想学部4年。役職は新人監督。マイブームは半沢直樹とオスマン帝国外伝を観ること。

◆中川萌々(なかがわ・もも)

1998(平10)年12月25日生まれ。愛知・南山国際出身。国際教養学部4年。役職は広報責任者兼ステージ広報責任者。自粛期間に食生活を見直して5キロ痩せました(笑)。

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