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2020.09.16

【連載】秋季リーグ戦開幕前特集『勝』第1回 熊田任洋×野村健太

 第1回は今秋の飛躍に期待のかかる1年生コンビが登場する。熊田任洋(スポ=愛知・東邦)は東京六大学春季リーグ戦(春季リーグ戦)で9番・遊撃の定位置を獲得し、全試合にフルイニング出場。野村健太(スポ=山梨学院)は夏季オープン戦から出場機会を得ると、持ち前の長打力を発揮して開幕スタメン入りを射程圏内に捉えた。早大の誇るゴールデンルーキーたちは、秋季リーグ戦にどのような思いで臨むのだろうか。

※この取材は9月5日にオンラインで行われたものです。

「(木製バットでも)打球を遠くに飛ばせるようになった」 (野村)

取材に答える熊田(右)と野村

――まずは野村選手にお伺いしていきます。守備、攻撃面において、ご自身の長所と短所を教えてください

野村 打撃面の長所は長打力です。打撃面の短所はミスショットが多いところなので、確実性を上げられるように練習に取り組んでいます。守備面の長所は肩が強いところです。守備面の短所は守備範囲が狭いところなので、守備練習の中で守備範囲を広げていきたいです。

――木製バットには慣れてきましたか

野村 最初の頃に比べたらだいぶ慣れました。

――どのタイミングから慣れてきましたか

野村 自粛期間後の6月、7月くらいに慣れてきて、その時期から打球を遠くに飛ばせるようになった感覚がありました。

――春先には腰を負傷されていたとお聞きしましたが、その期間はどのように過ごされていましたか

野村 リハビリを中心に行って、再発しないような体をつくっていました。

――自粛期間はどのような取り組みを行われていましたか

野村 自粛期間は地元に帰っていたので、大学で野球を続ける仲間と練習をしたり、ランニングをしたり、体が鈍らないように工夫をしていました。

――この夏はどのような点を主に強化されていますか

野村 打撃面でミスショットが多くコーチにもよく指摘を受けるので、バッティングの確率を上げようとしています。

――そのために取り組んでいる練習はありますか

野村 最近やっている練習は、正面から投げてもらうティー投げです。この練習では、ピッチャーが投げる球に近い軌道でティーが打てます。打席でもそのイメージで打てば確率が上がると考えているので、これを継続的にやっていきたいと思います。

――オープン戦の結果をご自身ではどのように捉えられていますか

野村 自分は2試合出させていただき(取材日時点)結果は出ませんでしたが、内容は悪くなかったのでプラスに捉えたいと思います。

――大学の投手と対戦してみて、難しさを感じた点や通用すると感じた点はありますか

野村 大学のピッチャーは高校のピッチャーに比べてストレートにキレがあるので、捉えきれないことがあります。今後は、速球派のピッチャーにもしっかり対応できるようにする練習をしていきたいです。通用すると感じた点は、変化球への対応力です。自分は変化球を打つことが得意で、試合でも変化球に対してはいい打球が打てていたので、その点は通用する部分があるのではないかと思いました。

――次に熊田選手にお伺いします。春季リーグ戦を振り返っていかがですか

熊田 自分にとって自信になることもありましたが、メンタル面が課題であると感じました。

――目標とされていた「レギュラー確保・スタメン出場」は見事達成され、全試合遊撃手としてフル出場されましたが

熊田 春からショートで試合に出るということを入学したときから考えてやってきたので、それが達成できたということは自信になりました。

――打撃について、打率は.278という成績でしたが、その点についてはいかがですか

熊田 自分の目標としても3割打たないといいバッターと認めてもらえないと思うので、今後もそこは変わらず3割以上打つというのを目標にやっていきたいと思います。

――早慶戦では本塁打を放ちましたが、その時の手ごたえや感触は覚えていますか

熊田 感触までは覚えていませんが、打った瞬間に「入るかな」という感覚はありました。

――打撃に関して、通用したと感じた部分はありましたか

熊田 はい。ストレートに対して、思っていたより芯で捉えることができました。まだまだ力不足なところはありますが、そういったところはこれからも継続して鍛えていきたいと思います。

――実際に経験して、六大学の投手についての感想を聞かせてください

熊田 練習試合で対戦するピッチャーもレベルが高いと感じましたが、六大学のピッチャーはそれを上回り、ストレートも速く変化球のキレもあったので、率直にすごいなと思いました。

――具体的に印象に残った投手はいますか

熊田 慶應の木澤選手(尚文)は格が違いました。

――ストレートの格が違いましたか

熊田 もちろんストレートもそうですが、カットボールが見たことのない軌道で落ちたのですごいなと思いました。

――守備については少し苦しんだ印象でしたが、いかがですか

熊田 法政戦では自分がエラーをして同点になってしまいました。それを自分の中では切り替えたつもりでしたが、リーグ戦の独特な雰囲気にのまれて攻める気持ちが少し足りなかったので、秋はメンタル面を課題にしてやっていきたいと思います。

――試合中、ベンチでは真中直樹選手(教4=埼玉・早大本庄)と多くコミュニケーションを取っていたように感じましたが、どのようなことを話していましたか

熊田 特に深い話はしていませんが、真中さんは自分がベンチに帰ってくる度に「体は大丈夫か」など心配をして声を掛けてくださったので助かりました。

――春季リーグ戦が終わった後のオープン戦では最初の2試合に出場されましたが、振り返っていかがですか

熊田 まだまだだと感じました。課題としていた守備などをもっと鍛えて秋のリーグ戦でその成果を出していきたいと思います。

お互いの印象は・・・

――プレー面でのお互いの印象を聞かせてください

野村 走攻守揃っていて、見ていて安心する守備をしますし、打撃でも逆らわずにきれいに流し打ちしたりしていて、すごいなと思います。

熊田 打撃練習を見ていて、飛距離が他とは違うので、うらやましいというかそのパワーは欲しいなと思います。

――プライベートでの印象もお願いします

野村 熊田は人付き合いがうまく、誰からも愛されている印象があります。

熊田 (野村は)最初はやんちゃというイメージだったのですが、授業が始まって、「課題やった?」と聞くと大体終わっているので意外と真面目だと思います(笑)。

――入部して約半年がたちましたが、仲良くなった先輩や同期はいますか

野村 1学年上の中川さん(卓也、スポ2=大阪桐蔭)、蛭間さん(拓哉、スポ2=埼玉・浦和学院)です。特に蛭間さんは同じ外野手として気を配ってくれるので助かっています。

熊田  自分も1学年上の中川さんだったり、4年生の真中さん(直樹、教4=埼玉・早大本庄)には「堂々とやれよ」と声をかけていただいたりして、良くしてもらっています。

――同期の選手ではいかがですか

野村 スポーツ推薦の飯塚(脩人、スポ1=千葉・習志野)と清水(大成、スポ1=大阪桐蔭)はいつも4人で一緒にいることが多いですけど、系属組や一般組とも仲良くなりました。

――同期の中で一番面白い選手は誰ですか

野村 小野時央(スポ1=広島・広陵)ですかね。ノリがいいです(笑)。

――趣味や最近のマイブームはありますか

野村 お風呂にバスロマンを入れるのがマイブームです(笑)。

熊田 今だと映画見たりドラマ見たりです。元々の趣味は温泉に行くことで、今は難しいですけど、行けるようになったらオフの日には行きたいなと思っています。

――新型コロナウイルスが収束したらやりたいことはありますか

野村 みんなで遊びに行ったりだとか、楽しい思い出を作りたいです。

熊田 夏だったら川に行ったり、ディズニーやユニバーサルスタジオに行きたいです。

「チームを引っ張らなければいけない」(熊田)

昨季の慶大戦で本塁打を放つ熊田

――再び野球の話題になります。現在の調子はいかがですか

野村 良いか悪いかでいえば良いコンディションなので、これを維持できるように体調管理をしっかりしたいと思います。

熊田 フィジカル的には絶好調だと思います。リーグ戦までまだ期間があるので、調整しながらやっていけたらと思います。

――オープン戦を重ねるチームの雰囲気はいかがですか

熊田 非常に良いと思います。オープン戦も勝つことが増えていて、状況はいいと思います。

――秋季リーグ戦に向けての個人の課題を教えてください

熊田 遊撃手というポジションは、チームを引っ張らなければいけないと思うので、ミスをしても声を出してチームを鼓舞するようにやっていきたいです。

野村 自分はまだリーグ戦での出場はないですが、チャンスをもらえたら1年生らしく元気に活発なプレーをしてチームに貢献したいです。

――チームとしてのリーグ戦に向けた課題はお2人から見てどのようなところだと思いますか

野村 リーグ戦は1点勝負になるので、1点の重み、1球に対する気持ちというのを心がけることかなと思います。

――個人での目標を教えてください

熊田 3割打つということと、ベストナインをとるということです。

野村 まずは試合に出て、安打、そして本塁打を数多く打つことです。

――チームでの目標は

熊田 リーグ優勝です。

――最後に、リーグ戦に向けた意気込みをお願いします

熊田 リーグ優勝するために、一戦一戦全力で戦っていきたいなと思います。

野村 試合に出していただいたら元気を出してチームを引っ張るくらいのプレーをして、最後優勝に導けたらいいなと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 友野開登、山崎航平)

◆熊田任洋(くまだ・とうよう)

2001(平13)年4月15日生まれ。174センチ。76キロ。愛知・東邦高出身。スポーツ科学部1年。内野手。右投左打。春季リーグ戦では全試合に遊撃手としてフル出場。慶大戦では本塁打も放つなど勝負強さも見せました。今季も主力としての活躍に期待がかかります!

◆野村健太(のむら・けんた)

2001(平13)年8月27日生まれ。180センチ。97キロ。山梨学院高出身。スポーツ科学部1年。外野手。右投右打。将来の主砲候補として大きな期待のかかる野村選手。今月13日に行われた社会人対抗戦・日立製作所戦では神宮初本塁打を放ち、さっそくその片りんを見せました。今後の成長に要注目です!

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