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バスケットボール部

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2019.12.07

【連載】インカレ直前特集 中田珠未×中村美羽×大原咲織

 全日本大学選手権(インカレ)直前特集の初回に登場したのは、チームのゴール下を支える大黒柱の3人だ。日本代表としてアジアカップ優勝に貢献するなど、早大の外でも活躍するC中田珠未(スポ4=東京・明星学園)、長いけがから復帰し関東大学女子リーグ戦(リーグ戦)では安定したシュートで得点を重ねたC中村美羽(社4=千葉・昭和学院)、リーグ戦では途中でけがをしてしまったが、春の関東大学女子選手権(トーナメント)ではリバウンド王に輝いたC大原咲織(スポ2=東京成徳大)。実力派ぞろいの早大センター陣だ。しかし、中田の代表選出による不在や中村、大原のけがにより今年はセンター3人がそろって戦う機会がほとんどなかった。3人がそろってゴール下を守り抜く最初で最後のインカレに向けての思いを伺った。

※この取材は12月2日に行われたものです。

明るい雰囲気で話す3人

『話し合ってみんなの気持ちがわかった』(中田)

――リーグ戦を振り返っていかがですか

中田 最後の6試合くらいしか出場できていないのですが、チームが始まったときに目標をインカレ優勝と設定していたので、リーグ自体で順位の目標は立てていませんでした。でも大会をやるからには優勝を目指してやっていて、去年もリーグ優勝をしてるので、前年よりも結果を出せなかったというのは良くなかったです。自分たちの力がまだ足りていないことが改めてわかった大会でした。でも最後の2試合は、ワセダらしい展開に持ち込めました。リーグが終わった後にコミュニケーションを取り合ったときに、自分だけではなく他にもそう感じている選手が多かったので、インカレ優勝を目標にしている自分たちからしたらすごくいい終わり方ができたのではないかなと思います。

――最後の2試合はチームとしていいプレーが増えた印象だったのですが、その要因は何でしたか

中田 4年生で最後2試合を前にミーティングルームで、みんなそれぞれ思っていることを腹を割って話し合いました。チームインの時は月に1回同期会を開いてコミュニケーションを取るようにしていたのですが、私が代表で抜けたりとか、各自就活とかでバスケ以外にも忙しいことがあって、必然的に無くなってしまっていました。コミュニケーションがないからこそ、それぞれが思っていることを共有していなくて、それを各自が違った形で還元しようとしすぎてバラバラになってしまったかなと思っていました。話し合ったときにみんなの気持ちもわかったし、逆にスタッフからは自分たちがプレーできない分、試合に絡んでいない気持ちを聞きました。自分としてはもっとスタートの時点でしっかりしないといけないと思いましたね。自分自身としては代表でいなくて少しやりにくい部分があったのですが、周りもフォローをしてくれるから、もっと楽にやろうと思えました。それがプレーにいい影響を与えたのかなと思います。

中村 最初はたま(=中田)がいなくて、珠が帰ってきたら咲織(=大原)がけがをしてしまってとなったときに、個人的にはセンターが少し寂しくなってしまいました。春の時は自分がけがをして迷惑をかけてしまっていたのですが、秋もどっちかがいなかったので、自分がなんとかしないといけないと思っていました。でも上位のチームと対戦したときに、プレーが通用する場面としない場面がはっきりとしていて、自分でもはがゆさを抱えながらプレーしていました。これをインカレにつなげようと思います。結果としては、珠が言っていたように最後の2試合はいい終わり方ができました。でも上位に勝てなかったというのは事実だし、7勝7敗で終わったというのも事実なので、それは受け止めなければいけないなと思いました。

大原 前半はスタートとして出してもらって、リーグ戦は去年は出ていなかったので初めての経験で、とにかく2年生らしく思いっきりやろうという気持ちでやっていました。でもアコさん(=中田)が(代表からチームに)戻ってきた時にけがしてしまい、リーグ出れないかもしれないと思うと、すごく悔しかったです。インカレに出て、思いっきりやってやろうと思いながら、リーグの時はベンチの裏で試合を観ていました。チームではリバウンドが課題に上がったのですが、リバウンドに関しては自分の仕事でもあるので、課題がなくなるくらい貢献してやろうと思っています。状態が万全ではないかもしれないのですが、できることはやろうと思いました。

――個人として振り返っていただきます。中田さんは代表からチームに戻ってきて強豪校との厳しい試合が続きました。その時はどのような心境でしたか

中田 リーグだけではなく、トーナメントの時も2日前までいなくて、1回か2回だけの練習でトーナメント5連戦をしました。正直、自分のイメージとしては集団スポーツはみんなで辛い練習、トレーニングや筋トレとかを乗り越えて、同じ目標に向かっているからこそチームが出来上がると思っています。去年もそのような感じだったのですが、今年は最終学年なのにそれができなくて、やはりどこかでみんなと気持ちの大きさが違っているかもという感覚がありました。もちろん勝つためにやっているし、みんなと笑って終わりたいと思っています。でもずっと(チームに)いた時と比べたら、気持ちの大きさが違うんじゃないかなと引っかかっていました。プレースタイルも代表で求められるものと早稲田で求められるものは違うのでどう表現していいかもわからなかったし、早稲田には毎日しっかりと練習を見てくれる監督はいなくて選手主体だからこそ、誰の指示に従ってやっていいのかもよくわからなかったです。インカレに状態を合わせていたので、リーグ戦はステップでしかないと思ってきたので、結果というよりは内容を重視していました。勝てなかったからどうこうというよりは、これじゃあ負けるよなというような感覚でした。

――代表に選出されて良かったところはありますか

中田 プロのレベルの高い中で学生として練習できることは、環境としてすごくありがたいことでした。練習量は大学とは本当に違ってバスケを中心とした生活がずっと続いたので、卒業した後もバスケを続けるので早めに経験できたことは自分にとってプラスになったなと思います。早稲田は2年生以降はしっかりとしたヘッドコーチが不在だったので、ヘッドコーチが毎日いて、アシスタントコーチも2人いて、スタッフも毎日いて、終わった後にケアしてくれるスタッフさんもいて、という環境は、本当に充実していました。それは自分が成長できる時間になったかなと思います。

――中村さんは、けがから復帰してどんな気持ちでラストシーズンに臨みましたか

中村 けがをしたのがちょうど春先で、そこまで大きなけがではなかったのですが、時期が悪くてトーナメントに出れませんでした。ラストシーズンなのに一つの大会を棒に振るということはすごく悔しくかったです。インカレ優勝を目指しているのですが、自分の中では全部の大会に出れるものだと思っていました。なのに骨がポキッと折れて、「ああなんで今なんだ」と思いました。でも、大事なのは秋と冬の大会なので、今自分がチームにできることは何なのかを冷静に考えて取り組むことができました。4年生として自分がどのように貢献していくかということをすごく考える時間にできたので、けがをする度に毎回思うのですが、このけがはマイナスではなかったかなと思いますし、得るものも多かったです。それをリーグでも、多くの試合に出してもらった中でしっかりと表現することができたことは自分的には良かったなと思っていて、インカレでもいろんな方にお世話になった分しっかりと表現したいなと思います。

――大原さんは、リーグ戦の最中にけがをしてしまいましたが、どのような心境でしたか

大原 けがをした時はリーグの最中でしたし、「何でいま!」とけがした瞬間に発しました。

中村 叫んでたよね。最悪って言ってた。

――いつけがしたのですか

中田 筑波戦の1戦目です。ゴール下でリバウンドを取ったときに。

大原 叫んだのですが、その後は前十字(靭帯断裂)だったら手術しなくてはならないので今シーズンもう出れないかもしれないと思って、申し訳ないなと思いました。でも結果として完全には切れていなくて 、できることになったので、リーグは出れないけどインカレに向けて精一杯のことを全てやると決めました。リーグは観る立場になってしまったのですが、観て学べることは多くあると思うので、そこをインカレに生かしていこうと思いました。

――リーグの中で印象に残っている場面はありますか

中村 いろいろ出てくる。

中田 出てこない(笑)。

一同 (笑)。

中田 このプレーとかではないですけど、最後の2試合は本当にみんなの思っていることを聞けたから、コミュニケーションがすごく取りやすかったです。改めて言葉にして、しっかりと目を見て話すことで、出れない人の思いも背負っているんだということを、改めて思い直せました。なので前までの試合よりかは気持ちを込めてプレーできたし、チーム自体もつながりを感じることのできる試合だったので、最後の2試合は負けてはしまいましたが、目には見えないけど得られたものは多い試合だったと思います。

中村 筑波の2試合目ですね。筑波とやる時はいつも特別な気持ちになります。1戦目で負けていましたし、咲織が(1戦目で)けがしてしまった分、絶対に勝たなくてはいけないと4年生でも話していました。その中で最後勝ち切れたのはうれしかったです。咲織はいなかったけど、しっかりチームとして筑波に勝つことができてうれしかったです。

大原 (リーグ戦の)最後の2戦に関しては、ベンチの雰囲気も良かったし、先ほど(中田が)言っていたように勝てはしなかったけどチームとして戦えて良かったなと思います。筑波の2戦目は病院に行って会場にも行けていなかったのですが、けがした日にいろんな人から連絡をもらいました。「絶対勝ってくるから」と言ってくれて、その中で勝てたことは良かったなと思いました。

――リーグ戦で出た課題はありますか

中田 チームの課題としてはやはりリバウンドが一番です。去年の自分たちのスタッツとかと比較して去年は平均して(1試合)50本以上取れていたのですが、今年のチームは驚くほど下がってしまって、言えないくらいです。本当に半端なく下がってしまいました。去年はリバウンドを取れることが強みでもあったのですが、それが1年替わっただけで、自分たちの弱みにまでなってしまっていましたね。リバウンドは結構気持ちで取れるものだとも思っているのですが、「リバウンド取れていないよね」という言葉は毎回出るものの改善されていなくて、毎回同じ反省が出るということが続いていました。このリーグが明けてからは、本当にリバウンドのメニューをたくさん取り入れています。インカレまでにそこをどうにかできれば、リバウンドが1個変わるだけで流れもすごく良くなると思うので、(リバウンドは)改善点だと思います。

中村 同じです。留学生がいるからというのもあるのですが、相手にすごく多くのリバウンドを取られていました。そこで自分は今季出ていた時に留学生に付くときに自分がとるのではなく相手のセンターに取らせないことを第一に考えてやらなければいけないと思いました。リーグ戦が終わってから反省したので、たまが言っていたように練習では代表がやっている練習を今取り入れています。留学生を想定して相手にボールを取らせないことを意識していますね。

――相手が留学生だとかなり違いますか

中田 でかい(笑)。

中村 違いますよ。でかいし、取れないし、指も長いし、全然届かないです(笑)。この2人は届くのですが、私は2人に比べて小さくて届かないので、取らせないように体張るしかないです。

大原 リバウンドですね(笑)。

中村 言い訳ではないのですが、全員そろって練習できていませんでした。たまもずっといなかったし、代表ずっとやっていたからコンディションもあまりいい状態ではなかったし…。それに比べて今は全員で練習できていると思います(笑)。

――逆にリーグ戦で得た収穫はありますか

大原 前半では自分のほうが相手よりも大きい状況で一対一を止めることができたり、リバウンドも結構とれていたりしたので、そこは自信にもつながったかなと思います。後半は出ない身として試合を観ていたのですが、自分のイメージできて良かったです。

中村 自分としてはリーグを通して比較的ミドルシュートは通用すると思いました。たまには足が速い人しか付けないからその分私に少し遅い人がマッチアップしてくれるので、ボールをもらった時に間合いがあってシュートが打ちやすかったです。

中田 私が1番得意なものはドライブで、今まではシュートを打ちたくなくてドライブばかりやっていました。でも割り切って打とうと思って打つのを増やしたら、意外に(シュートが)入るんだという感覚がありましたね。そのおかげでよりドライブが生きてきたかなと感じています。すごく大きなことが得られたというよりかは自分の気持ちが変わったことで、プレーの幅が広がった感じです。

――他大でこの人すごいと思う選手はいましたか

中田 自分は正直いないです。それぞれの良さがあるから上のチームで試合に出ているわけで、みんなすごいところがあるだろうとは思っています。でも(リーグの)最後の6試合はほとんど留学生としかマッチアップしていないので、「それだけ大きかったらそんなプレーできるわ」と思っていましたね。これなのにこれがすごいみたいにはならなかったです。私は(笑)。

中村 留学生はもちろんすごいなと思ったのですが、拓大の小笠原さん(美奈、4年)がすごいと思っています。たまの高校の同期なんですけど。

中田 はい。同期です(笑)。

中村 マッチアップしていて、ドライブ切るしスリーポイントも入るしジャンプシュートも入るし、こういう人がプロに行くんだろうなと感じていました。

大原 私は東京医療保険大の藤本さん(愛妃、4年)です。ジャンプシュート全て入ってすごいなと試合を見ていて思いました。安定していてすごいと思いました。

――ではリーグ戦はインカレ優勝への通過点ということだったのですね

中田・中村・大原 そうです。

高校時代から交友があった二人

『大学生活は充実していた』(中村)

――ここからガラッと質問が変わります。お互いの他己紹介をしてください。

中田 (中村は)高校の時からずっとトップレベルでやってきて、アンダーでお互い代表に入ったりしてずっと一緒だったんですよ。あと同期の澁谷(咲月、スポ4=大阪薫英女学院)と3人で同じ部屋だったりして、高校の時から結構行動を共にしてました(笑)。あと、澁谷は私と中村と同じ部屋に入って、「2人が早稲田に入るから自分も早稲田に入ることに決めた」という隠れたエピソードがあります(笑)。美羽ちゃんは本当にまじめな子で、自主練も欠かさないし、逆に追い込みすぎちゃってオーバーワークみたいになっちゃうこともあるんですけど、そこが美羽ちゃんの良さだと私は思います。あとはお母さんも本当にきれいです。昭和学院高時代にインハイ前にやるインハイカットっていうのがあって、生え際から5センチくらいまで髪を切らないといけないのですが、大学に入って髪の毛が伸びてますますきれいになってきていて、本当にうれしく思います(笑)。バスケのプレーに関しては本当に私にないものをたくさん持っています。私自身はアグレッシブに「わー」って感じのプレーヤーなんですけど、美羽ちゃんはアウトサイドシュートがとても得意で、東京医療保健大戦ではバスカンも決めちゃって(笑)。もう最近はセンターの枠を飛び越えてきて、世界に羽ばたいちゃうんじゃないかと思うくらいくらい飛躍してる感じです。アウトサイドシュートを決めてくれるおかげで、あまり中に切り込めなくてもわざと相手をよらせるためにドライブして美羽ちゃんにパスして決めてもらうというのをインカレでも炸裂させたいです(笑)。

中村 (大原は)1年生のころはすごいシャイな子で、全然お話ししなかったんですけど、この1年ですごいチームにもなじんでとってもお話しするようになりましたね。ちょっと時間かかったよね(笑)。すごい天真爛漫で明るくてよくしゃべる子で、ドラマとか芸能界にめっちゃ詳しいです。コードブルー何回見たんだっけ(笑)。

大原 5回くらい見ました(笑)。めっちゃ大好きです。待ち受けも新木優子にしてます(笑)。

中村 バスケのプレーに関しては、THE・5番って感じの選手で、中での一対一も凄く上手だし、手足も長いからリバウンドもひょいって取れるし、プレーも一つ一つ無駄がなくて正確で、すごい上手だなと高校の時からずっと見ていました。まさか同じチームでできるとは思ってもおらず、うれしい限りです(笑)。

中田 私も付け足します!(笑)。なんか私最近すごい咲織ちゃんに似てるって言われるんです。咲織ちゃんはただ普通におっとりしてて優しそうみたいなイメージがあると思うんですけど、意外にも私みたいに人にべたべたする要素があるらしくて…(笑)。私ビッグベイビーって昔呼ばれていたのですが、そのキャラを咲織ちゃんに受け継がせようと意気込んでいます(笑)。

大原 頑張ります!(笑)。(中田は)高校の時から知っていて、すごいなとずっと思ってたんですけど、1回試合でついたことがあって、1年生と3年生だったので、何も抑えられなかったっていうイメージが強いです。早稲田に入ってリハビリの時に、結構お話ししてくれますね。バスケの中ではチームのことを考えてるなというのが伝わってくることが多くて、プレーでもみんなを引っ張ってくれています。代表とかに選ばれて大変だと思うんですけど、チームに帰ってきたら代表での練習メニューとかを持ち帰ってきてくれたりして、貢献してくれてるなという印象が強いですね。

中村 私も付け足します(笑)。たまは結構ファンが多いんですよねー。本当に天真爛漫でかわいくてきゃぴきゃぴしてるからファンも多いし、ビッグベイビーって自分でも言ってましたけど、本当に明るくて元気な子です。だけど、根はすごいまじめでしっかりしてて、バスケに対してものすごい情熱を持っているなって思います。あと意外と卒論も一番早く終わらせてるんですよ彼女(笑)。

中田  私自身ちゃらんぽらんっていうイメージがあると思われがちだからこそ、ちょっとしっかりしてるところを見せると、他の人と比べたら普通だと思うんですけど、しっかりしてんじゃん!って思ってもらえているんだと思います(笑)。意外と高校の時キャプテンとかもやって、しっかりしてるんですよ私(笑)。

――4年生のお二人はもうすぐ卒業が控えていると思いますが、早大での学業の方は振り返ってみていかがでしたか

中村 社会科学部なんですけど、教職も中高社会科を全部取って、結構詰め込んで3年の春くらいに全部取り終わりました。一般入試の人たちとする勉強はすごく楽しかったですね。自分は本当に中学まで勉強一筋で、バスケを少しという感じでやっていたんですけど、高校からはバスケに乗り換えてしまったから、そこに罪悪感というか、勉強ができない悲しさを抱えていました。だから大学生活はすごく充実してました。

中田 私は真逆で卒業出来ればいいっていう精神だったんですけど、良いのか悪いのか4年生の時点でたくさん単位が残ってしまいましたね(笑)。出席点で単位が取れる授業が多くて、そういう授業をたくさん取っていたんですけど、代表とかに選ばれて授業になかなか出れないことが多くて、2年生の頃はかなり単位とおさらばしちゃいました。3年生になってからもB代表に選ばれて試合とテスト期間が被ってしまったので、試合に出場してみんなが寝静まった後に2時とか3時まで起きて勉強して、翌朝もみんなと同じ時間に起きるという生活をした時期もありました。そのときは本当につらくて、大学行かないで高卒でプロ行けば良かったかなと考えちゃいました。でも今はなんだかんだ大学が楽しくて、大学があることによって生活リズムが崩れなくていいなと思っています。何もなかったら絶対昼過ぎまで寝ちゃうので、そういう意味では単位も残しておいて良かったのかなって思います(笑)。

――大原さんはまだ2年生だと思いますが、今のところ学業は順調ですか

大原 順調です(笑)。自分も卒業出来ればいい精神なので、できるだけ楽なのを取って頑張ってます。

――みなさんのストレス発散法は何かありますか

中田 基本食べることですけど、今年は買い物ですかね。私お金の使い方がすごいんですよ(笑)。ちょうどいろいろな大会や代表合宿が落ち着いたのが今年の秋くらいだったので、季節的にちょうど秋冬の服が出始める時期なんですよ。その時期の服ってオフシーズンでも着れるじゃないですか。バイトはしてなくてお小遣い制なんですけど、代表とかで忙しい時期はあんまりお金を使わないんのでかなり貯まっていて、それで結構ZARAで美羽とかと一緒に服買ったりしてます。

大原 私もZARAで買ってます(笑)。

中田 ユニクロとかGUは流行に乗ったものとかがあるんですけど、大きいサイズのものは基本的にウエストが大きくなる一方で、腕の長さとか足の長さとかがあんまり変わらなくて足りないんですよ。ただぶかぶかになっちゃうって感じなんですけど、ZARAは海外のブランドなので、自分たちのサイズに合うものが売っているし、そんな高くないんですよ。私たちのお財布でも結構いいものが買えて、長さもあるしってことでめっちゃ重宝してます。この前は美羽と二人でジャージでZARAに行きました(笑)。

中村 そもそも私ストレスがあんまりたまらなくて、たまったとしても自分で消化して次の日を迎えるという性格なんです。でも私結構家が海沿いにあるので、結構自転車で海沿いにたそがれに行くんですよ(笑)。それだけで私は爽快な気分になれるので、安い女です(笑)。

大原 ストレスはあるかもしれないんですけど、私もそんなに感じないタイプなので、ちょっと食べて寝るくらいですかね(笑)。

――みなさんとても身長が高いですが、食べるものとかにも何か背を伸ばす秘訣があったりするのでしょうか

中村 遺伝だと思います(笑)。みんな両親比較的背が高いしね。

――みなさんご両親は何かスポーツとかはされていたんですか

中田 私の両親は早稲田でバスケとバレーをやってました。

中村 私は勉強一家です(笑)。父も母もバスケはやっていたんですけど、そんなにガチなレベルではなかったです。

大原 私は父親がバスケをやっていたというくらいです。父は190センチくらいあります。なので、完全なる遺伝だと思います(笑)。

――今年とても盛り上がったイベントとして、ラグビーW杯がありましたが、見られましたか

一同 めっちゃ好きでした(笑)。

中田 美羽ちゃんのお家は家族みんな仲良くて、リビングから廊下出てトイレに行くまでの道のりをお兄ちゃんと一緒にスクラム組みながらトイレに行かせないみたいな遊びをしていました。本当に美羽はラグビーが好きなんだと思います(笑)。

中村 ラグビー好きなのもあるんですけど、兄に「お前はフィジカルが足りない」って言われてスクラム組まされて、それを押せるまでトイレに行けないっていうのをよくしてます(笑)。完全ににわかですけどハマっちゃいました(笑)。

――今年は消費税が上がった年でもありますが、増税される前日に何か買いだめはされましたか

大原 私はコンビニに買い物に行きました。寮暮らしなので行って、シャンプーなどの生活用品を買いだめしました。夜10時くらいにぎりぎり行っていっぱい買いました(笑)。

中村 私はテーピングをネットで買いました。

中田 私はもともと買い物を結構しちゃってたからあんまり「これが買いたい!」みたいなものはなくて、増税関係なく普通に買っちゃってます(笑)。でも最近は卒業旅行のために貯金するようにしています。卒業旅行はセブ島に行くんですけど、私が幹事なんです(笑)。

――ところで、12月といえばクリスマスだと思いますが、みなさんの理想のクリスマスプランをお聞かせください

中田 私結構今年は理想に近いかもしれないです(笑)。誕生日が12月21日なんですけど、20日の夜に家族でハワイに行って、25日に帰国するので、誕生日も時差の関係で2回味わえるし、クリスマスイブもハワイで過ごせるので本当に理想に近いです。

中村 私東京タワーが大好きで、東京タワーは登るものではなくて、見るものだと思うんですよ。なので、スカイツリーに上って東京タワーを見下ろしたいです(笑)。それが理想です。

大原 私は友達と遠出したいですかね。まだ友達と旅行したことないので、してみたいです。実際、今年は退寮して実家に帰るという予定があるので、ちょっと寂しいクリスマスですかね(笑)。

――みなさん試合中、あるいは前後で何かルーティーンのようなものがあれば教えてください

大原 グラタン食べるとかですかね。

中村 私も食べる!

中田 私は試合前になるんですけど、コンタクトは絶対右から入れるって決めてます。バッシュ―は前は右から履いていたんですけど、テーピングの事情でスタッフさんにそれを右足はずっとまいてもらってて、その間に待ってられなくて左足から履き始めてしまってそのルーティーンは崩れました(笑)。

中村 私は靴を右から履きます。

大原 えー。私は左からです(笑)。高校の時からずっと左から履いてて、それで右から脱ぐっていう感じです。

中田 みんな行って戻る式が多くない?4年生の中でコンタクトをどっちからつけるかという話になったんですけど、私は右からつけて右から取るんですけど、他のみんなは右左の順に入れるけど、とるのは左右の順が多かったです。なんでなんですかね。不思議です。

リバウンドで貢献したいという大原

『4年生と少しでも長くプレーしたい』(大原)

――ここからはインカレの質問に移りますが、インカレが迫ってきている中で、みなさんはどのような練習をされていますか

大原 個人的にはできるだけ、チームに早く合流できるようにトレーニングしています。最近は結構回復してきていて、徐々に練習にも復帰できてきてるんですけど、制御するべきところは制御して、無理をしすぎずやっていきたいです。

中村 チームとしては先ほど課題だと言ったリバウンドに関してはずっとやっています。やっぱりリバウンドを一本で取らないと早稲田の武器である速攻が出ないので、そこはすごく重点的にやっていますね。個人的には自主練を結構やっていて、シュート確率のところで、チーム全体で波がある分自分がより安定させたいという思いがすごくあります。今年から3Pも打ち始めたんですけど、それもなるべく打った本数は確実に決めたいので、シュートの練習は動きながら取り組んでいます。

中田 チームとしては先ほど言われた通りで、個人的には終わりの方に出ていた時から足首の状態があまり良くないんです。リーグ明けも2週間くらい休んでいて、今は週末の練習試合に合わせて練習に入っていくことを繰り返しています。もともと自主練とかを積極的にするタイプではないんですけど、足の事情もあり、練習も制限されるし、対人メニューにもなかなか入れなかったりして、自主練とかも終わったらすぐアイシングしている感じです。自主練にこだわらなくても、自分のワンプレーワンプレーをしっかりと意識して、限られた時間しか動くことができないからこそ、一つ一つの自分の動きをしっかりと意識してやっていこうと思っています。

――インカレでのみなさんのそれぞれの役割をお聞かせください

中村 咲織のコンディションなどわからないところはあるんですけど、その中でもこのポジションだからこそ、オフェンスの時もディフェンスの時もリバウンドに絶対に絡むことと、自分が留学生についたときは絶対に取らせないことを意識したいです。オフェンスはシュートは頑張ってドライブして相手を引き付けてくれた人たちの思いも背負って打つものだから、しっかりそこは決めきっていくのと、精度の高いプレーをしていくことが自分の役割かなと思っています。

大原 コンディションも完璧ではないので、最低限のこととしてリバウンドを徹底的に取りきろうということは考えていて、プレー面に関しては2か月間空いてしまったということもあって、オフェンスの面ではうまくいかないことも多いと思うんですけど、ディフェンスに関しては留学生につくこともあると思うので、ディフェンスとリバウンドの2つに関しては、波がないようにしっかりとやっていきたいなと思っています。

中田 リバウンドや留学生につくということももちろんあると思うんですけど、ここ1,2年でチーム内でコミュニケーションをとったりするときに、すごく影響力のある選手だということをチームメイトから言われることが多いんです。良いときも悪いときも自分が筆頭でだめかもしれないと折れてしまったらチーム全体もそういう雰囲気になってしまうと思うし、そんな中でも自分が声を出して、プラスな声かけとかができればみんなも乗っかってきてくれるんじゃないかというのをチームメイトから話を聞いて感じました。自分だからこそみんなから信頼や期待されている部分があると思うので、それに応えられるような選手でいたいし、最後なのであの4年生すごかったなと後輩たちにも思ってもらえるように自分の力と周りの力を借りて、今自分が持っている以上の力を出して戦いたいと思っています。

――最後に4年生の皆さんから大原さんをはじめとする下級生になにか伝えたいことがあればお聞かせください

中田 自分たちが下級生のころのヘッドコーチの方に「代が替わったらまた別のチームになってしまうから今のチームというのは今年だけしかない」と言われていました。なので、下級生のみんなは「また来年があるからいいや」となるんじゃなくて、4年生と同じくらい強い思いをもってプレーしてほしいです。やっぱり試合に出れない人もたくさんいて、スタッフとして関わってくれてる人もいるんですけど、そういう人たちにも感謝の気持ちをもって一緒に戦ってほしいなと思います。

中村 私も同感です。リーグ戦でこんなに負けてしまったのはうちらの代が自分の4年間の中でも初めてなんですけど、そのあとのミーティングで「4年生たちと一日でも長くバスケをしたいです」と言ってくれる後輩がすごく多くて、それにすごく心を打たれて、本当に泣きそうになっちゃいました(笑)。そういう風な思いを持ってくれてるみんなと私たちも長くバスケをしたいし、笑って終わりたいから、みんなで頑張ろうね。

――逆に大原さんから4年生に伝えたいことがあればお聞かせください

大原 私は最初けが人から入って、リハビリしてた期間とプレーした期間がちょうど半々だったんですよ。これまで2年間一緒にやってきて本当に迷惑ばかりかけてしまっていました。今回怪我した時にすぐに手術するという選択肢もあったんですけど、やっぱりそこで終わりたくなかったというのと、今年のインカレは絶対このチームで優勝したいと思っていたので、手術よりもこのチームでプレーすることを選びました。だから思いっきりプレーしたいです。また4年生には結構よくしてもらったので、2年間一緒にやってきて少しでも長くバスケがしたいというのと、このチームで結果を出したいという思いもあるので、とにかく頑張りたいです!

――ありがとうございました!

(取材・編集 永田悠人、篠田雄大)

180センチトリオに注目です!

◆中田珠未(なかだ・たまみ)(※写真右)

1997(平9)年12月21日生まれ。183センチ。東京・明星学園高出身。スポーツ科学部4年。コートネームはアコ。苦しい時こそ点を取ってくれる早稲田のエース。得意のドライブに加え、ミドルシュートの確率も良くなり攻撃の幅が広がりました。もう誰も中田選手を止めることはできません!持ち前の明るさで声でもプレーでもチームを勝利に導きます。

◆中村美羽(なかむら・みう)(※写真中央)

1997(平9)年7月13日生まれ。180センチ。千葉・昭和学院高出身。社会科学部4年。コートネームはハク。けがから復帰し、リーグ戦では何度も早稲田を救ってきた。繊細なシュートタッチで、インサイドでもアウトサイドでも自由に得点を決める中村選手。多彩なプレーで相手を翻弄します。

◆大原咲織(おおはら・さおり)(※写真左)

2000(平12)年2月5日生まれ。183センチ。東京成徳大高出身。スポーツ科学部2年。コートネームはユウ。リーグ中にけがをしてしまったものの、インカレのために必死にリハビリをしてきた大原選手。驚異的な手足の長さでゴール下を支配し、早大の課題であったリバウンドは強みに変わることまちがいなし!4年生との最後の試合を、全力で楽しみます。

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