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2019.09.01

【連載】インカレ直前特集『打破』第8回 丹野太郎主将×川上卓也副将×金子太副将

 男子部の選手対談最終回を飾るのは、主将・副将としても好調なチームを支えてきた4年生の三人。チームは東京都大学連盟秋季リーグ戦(秋季リーグ戦)こそ4位に終わったが、関東大学選手権(関カレ)では準優勝。そして迎えた今季は、公式戦で14勝2敗と圧巻の成績を残した。全日本大学選手権(インカレ)という集大成の舞台を前に、丹野太郎主将(スポ4=兵庫・滝川)、川上卓也副将(スポ4=岡山・新見)、金子太副将(教4=埼玉・川越)の三人に、思いを語っていただいた。

※この取材は8月16日に行われたものです。

自分で考えてやって欲しい(丹野)

三選手とも、一つ一つの質問に丁寧に答えていただいた

――昨年秋新チームに移行してから、ここまでのチームを振り返っていかがですか

丹野 いろいろとあったなあという感じです。楽しかったことはあまりないですが、良かったことも悪かったこともあった感じです。

――秋のリーグ戦は4位に終わりましたが、どのようなかたちで秋のリーグ戦に臨みましたか

丹野 秋のリーグ戦は、去年のインカレで準優勝してから秋リーグに向かっていくなかで、一回チームを全部潰すというか、秋の内に各々がどんな選手になりたいのか、次のインカレの時にどんな選手になっていたいのか、その為に各々で好きにやらせていました。自分が一番活躍できるスタイルで、自分で考えてやって欲しいというのが秋のシーズンでした。

――一冬を越えた春のリーグ戦は、2位となりましたが

丹野 春リーグに関しては日体に一回勝てた。1対0ではあったのですが勝てたというのが、チームとしては良かったのかな。春リーグだと全勝してページに行けたというのが、今までも中々なかったことなので、自分たちにとって大きな自信になった、冬を越えてやってきた一つの戦略というのが間違った方向性ではなかったのを感じられる春リーグでした。

――春のリーグ戦、個々の調子と成績について

金子 3月から練習試合が始まった時は調子が良くて出塁もできていたのですが、それがリーグが始まった辺りから調子が落ち始めた中での大会で、思うような結果も残せないなかでのリーグでした。その中でこれまでの早稲田だと負けていって、自分も調子を落として、どうやったらいいんだろうという中だったのですが、皆のおかげで予選では全勝することもできていい刺激ももらえたので、そこまで自分の中でも調子を落とさずに、どうやればいいのかをはっきりと見えたと思います。

川上 春リーグの出来でいうと50点くらいです。自分の中で目指した打率のような数値的な部分では全然及ばなかったですし、最後の一年だからいい結果や数値を残したい中で全然振るわなかったので、すごく自分としては結果が出なかったなと。その後の全日本総合予選やインカレまでに調子を上げていかないなという危機感を、少し覚えるくらいの出来でした。

――目指してた数字というのは

川上 分かりやすいところでいうと2年秋に首位打者を取った時の打率が.714あったのですが、通して7割というのは厳しいと思ったのですが、6割くらいは欲しいなというところはあったので、そこに全然及ばなかった感じです。

丹野 自分は春リーグは全然駄目でした。率的には悪くなかったのですが、打ったとしてもそれが勝ちにつながっていなかったりと、勝ちに結びつく打席ではなかったです。逆にチャンスで打てず、三振をしたりというのが春リーグだったので、自分自身としては春リーグはいいような成績が残せなかったです。率としては残っているので目立ってはいないのですが、個人的には全然出来は良くなかったと感じています。

――今年は全総の関東予選もあり例年とは違うスケジュールでしたが、それぞれ調整で難しさを感じた部分は

丹野 むしろ関東総合に行けたことでチームづくりがしやすかった面が大きくて。今までだと5月に東京予選があり、その次が東日本ということで5月から8月までの3カ月間が丸々空いてしまうということで、僕としては作りづらいと思っていたので、そういう意味を含めて東京予選を何とか突破して、6月に公式戦をもう一つ持ってこれればチームとして作りやすい。目指す上で短期的な目標を何個か設定できるので、例年とは違うかたちとはなったのですが、僕的にはチームづくりのしやすい関東予選だったかなと感じています。

川上 例年に比べて、いい意味でイレギュラーだったかな。大会に多く出られたというのは、チームとしてもプラスになったかなと感じます。

丹野 最初から出る月でチームを作っていたので、関東総合も出るところまで行ければチームは強くなると想定して、そこに向かっていけました。

金子 チームとしては、これ以上言うことはないですけど、例年と違うところで言うと関東総合行けたところもそうですし、そこで勝てたというのができすぎ、結果としては良すぎたので、そこがどうチームに転ぶか分かんないところが不安ではありました。

――秋の関カレの決勝で負けが続いている部分をどう捉えていますか

川上 もう何をやっても勝つしかないのかなと。決勝までいって負けて優勝を逃すのは悔しいのですが、ここまできたら悔しいというよりも倒すしかないなと。勝てるイメージもチームの中でできている部分はあるので、あとは日体の小山玲央を打ち崩して勝つしかないかなと思います。

金子 関カレの時はどうやったら勝てるのかなというのがあって、そこから時間を経たこの前の東日本では逆にインカレで勝てるのではないかなという自信につながったので、これまで決勝で何度かやってきて自分たちの力がちゃんと付いてきているんだなというのを実感できたので、それは良かったところかなと感じています。

丹野 二人と一緒で、秋の関カレ決勝で対戦した時は、新チームに移行してから2カ月くらいだったのですが、次のインカレで対戦する時に勝つビジョンが全く見えなかったというか、どうしたらこの投手に勝てるのかというのが正直なところでした。この前の東日本で対戦した時は0対7、昨年の関カレでは0対8とスコア的にはどちらもコールドで負けているのですが、内容自体は全然違っていて。逆に守備面で言えば日体の打者をどうしたら抑えられるのか見えた試合でしたし、攻撃面でも意外と崩せるところが多いのかなと。こうすれば崩せるというのがある程度見つかった大会だったので、次のインカレでは高杉さんも先日仰っていたのですが、優勝して終われるのではないかと自信にはなった大会でした。

――日体大以外には秋の関カレ以降負けてない部分については

丹野 公式戦はこの前の東日本で、春リーグから東日本までで14勝2敗。2敗が日体。春明けだと公式戦では日体大以外に負けていないところで、あとはインカレで日体大を倒すだけなのですが、周りの大学からの評価も例年とは違うのかなというところがあって、初戦の神戸学院大戦から当たっていくのですが、恐らく他の大学も結構打倒早稲田で来るのかなと。自分が対外チームにいたら、今年の早稲田は警戒しておきたいなと思われるくらいの存在だと思うので、春リーグで日体大を1対0で破るのを含めて。インカレの決勝で日体を倒す、そして優勝するのが最終目標なのですが、その途中の道半ばで転ばないようにするのが一つ思っているところです。

――丹野さんと川上さんは二遊間を守られていますが、二遊間などで守備の際の連携面で意識していることはありますか

丹野 二遊間としてですか。二遊間としてと、他のポジションとです。二遊間はないな。

川上 意識的に何かというのはあまりないな。

丹野 そこでコミュニケーション取って、意識的にすることはないです。お互い横をちらちらと見て、こういう狙いでここ守っているなと感覚的に把握をできるので、あまり気にしてないです。基本的には投げたらいるので、二遊間としては何不自由なくやれています。あとは卓也、喋ってくれ(笑)。

川上 え、俺(笑)。僕も意識していることは特になくて。三遊間を二遊間頼むわと言われたり、逆に自分が一二塁間を締めるから、二遊間頼むわみたいなことを声掛けするくらいで、あとは長年組ましてもらっているので感覚的にやっています。

丹野 他のポジションの方が意識的に声掛けをする方が多いです。

川上 そうだな。

――どこのポジションへの声掛けが多いですか

丹野 投手は特に多いですね。駆けよって声を掛けることが多いですが、僕だったらサードやレフト、センターも意識的にだと声を掛けることが多いです。

――金子さんが守備面で意識することは

丹野、川上 フライを捕って(笑)

金子 最近は頑張ってフライを捕ろうかなというところがあって。全総の東京都予選辺りから徐々に。公式戦では東京都予選でギリギリのフライを獲れなかったので、練習試合で何度か酷いプレーをしたので、できることはしっかりやろうと意識はしています。あとは、外野の意思を丹野に伝えることは相変わらずやっていて、チームでズレがないようにはしています。

いつも通りにやれば負ける気はしない

丹野自身、チームへの手応えを感じていた

――続いて東日本に関する質問に移ります。東日本はどのような目標を掲げて臨みましたか、個人としてそれぞれ。丹野さんは主将としてもお願い致します

丹野 東日本は優勝してタイトルを取りにいく。今まで春からやってきたこともかたちになっているので、決勝で日体と当たることを分かっていたので、決勝の日体を相手にどれほど自分たちのやってきたことが通用するのかというのを考えながらタイトルと取りにいきたいなと考えていました。その途中の過程で、初戦と二回戦が国際武道、国士舘と強い大学が相手で、本当はダブルヘッダーの予定で初日に二試合連続で当たる予定だったので、そこの二つを相手にいつもから言っているダブルダブルヘッダーの1試合目の勝ち方を気にしながら2試合目に入ろうとしたら、あの雨で。1、2、2試合になったので、逆にインカレの日程も同様なので、それはそれでいい練習になるなと思ったので、初戦と次の国士舘戦を挑むようにしました。個人としては、勝ちに繋がる一打、打席では勝ちにつながる打席をつくりたいと思っていました。基本的には出塁率というものにこだわって、結果的には東日本ではうまくいかなかったですが、アウトにならないように。出塁率にこだわって、ここ一番で打てるようにというところは特に意識してやっていました。あとは守備で他の人だとアウトにできない、エラーするような打球を取って、しっかりとアウトにすることを心掛けていました。

金子 個人の目標は数値としては特に考えていなかったですが、今までの大会で結果が中々出ていなかったので、爆発的な結果というよりは試合に出て役割を達成することを一番に考えていて、次の打者につなぐことであったりを意識してプレーしました。率的には東日本で結果が出た訳ではないので、まだ詰めていかないといけない部分は多いと思うので、それを最後のインカレで結果出せるように頑張っていきたいと思います。

川上 当然チームとしては優勝を目指した中で大会に臨んだのですが、個人的な目標だと金子同様に具体的な数値を設定した訳ではなくて、攻撃でも守備でもチームが勝てるように、その為に自分が躍動できるようにプレーしたのですが、気持ちばかりが空回りして全然東日本で結果が出なくて。二日目が終わった辺りで、明日自分がスタメンでなくてもいいんじゃないと思うくらい結果が出なくて、バッテイングが悪い分守備で頑張ろうと思ってやっていたのですが、インカレの為に貯めていると考え、今回打てなかった分をインカレで打てればなと思います。

――東日本は他のチームに比べて対戦が厳しい中で決勝まで上がれた部分について、どう捉えていますか

丹野 東日本の中で一番厳しい山だとは思うのですが、勝ち上がれる自信があったといえば勝ち上がれる自信があった。決勝まで負ける気はしなかったので、どの大学とやってもいつも通りにやれば負ける気はしなかったので、上がることに関してはちゃんと上がってくれたな。ちゃんとやることをやって上がれたなというのが第一で、その中でただただ上がるというよりは勝ち方にこだわって。課題は出たのですか、いいかたちでいい勝ち上がり方をして上がっていけたというのが良かったところかなと思っています。山はきつかったけど、上がれる自信はあったので、ちゃんと皆で上がっていったという感じでした。

――東日本は例年よりも遅い時期での開催となりましたが、インカレまでの間にどこの部分を重点的に練習していきますか

丹野 今のチームに足りていないところは危機感や緊張感とか。練習の時からどれだけ試合の雰囲気で、去年のインカレの決勝でも負けて、関カレの決勝でも負けて、今回の東日本の決勝で日体を相手に負けた悔しさを、どれだけ緊張感を忘れずに日々の練習に落とし込んでいけるかというところを重点的にやっていこうと思っています。皆の中でいつも通りプレイできたかというとそうでない部分はあった思うので、それでは絶対駄目で。いつも通りのプレイ、今まで自分たちが培ってきたソフトボールをやって、自分たちが満足できる状態までやりきったと思って負けるのと、今までやってきたことをできずに負けるのでは意味合いが全然違って。自分は、今までやってきたソフトボールを限界までやって、満足できるまでやって負けるのであればいいのですが、そこにいかずして負けているというのが今の現状だと思うので、それは試合に近い感覚で練習に打ち込めてないというのが自分と監督の考えなので、練習の時から悔しさやインカレの決勝で日体を倒すのかというのを、常にイメージして調整して打ち込んでいけることをテーマにして取り組んでいます。

川上 さっきも言ったのですが、東日本は全然結果が出なかったので、あとは打撃練習を沢山して、打てるように調整をしていこうかなと。自分ができることはそれくらいじゃないですかね。監督の高杉さんからも、インカレでは頼むよという声掛けをされているので、そこでしっかりと自分の役目を果たせるように打つ練習をしたいです。

金子 やれることをしっかり、精度を高めることが大事かな。守備であったり、小技などの打撃であったり、今まで練習してきたことを一つ一つ、丹野が先程言ったように、自分が満足のいく練習をして大会に臨めれば思っています。

――主将と副将はどのように決まったのですか

丹野 例年通りです。副将が毎年一人なのですが、今年は本キャンにも部員が多いということで、本キャンにも副将を就けとこうとなったのかな。

川上 4年生が6人で、例年だと幹部が5人なので先生の配慮か、幹部を増やそうということなのか、真意は分からないですが。この3人が主将・副将に決まりました。

――主将経験が初めてと以前お聞きしましたが、主将を務めるのかなと意識し始めたのはいつ頃ですか

丹野 選ばれてからですかね(笑)。それまでは、こんな奴がなったら駄目だなと思っていたので変わらず。いざ決まった時ですね。

――主将に就任する上で、目指す主将像はありましたか

丹野 僕は歴代の主将の方々と違って、背中で引っ張れるほどうまくない。自分がミスすることも全然あるので、ミスしても周りに厳しく言えるほど強くないなと思ったので、周りがプレーしやすい環境を作る、下級生も同期も一番プレーをしやすい環境を作るにはどうしたらいいのか、主将として最初に考えました。

――ここまでの主将としての出来は

丹野 主将らしいことをしている感じがあまりないんですよね(笑)。辛いことの方が多かったので、頑張ったんじゃないですかね(笑)。

――副将の二人は主将をどのように支えましたか

金子 新チーム始まる前までは副将としても頑張っていかないといけないと思っていたのですが、いざ始まると丹野が一人で一生懸命頑張ってくれていて、それが間違った方向には進んでなかったので、自分たちがやらないといけないことは特になかったのかなと。一緒に試合のオーダーを決めるくらいで、あまりやっていないです。ちゃんと主将してくれているから、自分たちがいるんじゃないかと思ってます(笑)。

『THE STYLE』

丹野選手と川上選手の間には抜群の信頼関係があった

――丹野さんがスポブルで特集を組まれていましたが、ご自身で見て出来はどうでしたか

丹野 それについてですか。スポブルの企画があった時も、男子ソフトボールにスポットを当ててもらうことがあまりなくて、動画やコンテンツ的に。自分が高校からソフトボールをやっているので、もう少し男子ソフトボールを周りに広まったスポーツにしたい。皆に認知されたいというのがあって、競技者として自分にできることがそんなになかったので、あのような企画を通じて大学スポーツの男子ソフトボールを色んな人に知ってもらいたいので、受けた感じです(笑)。受けたいとかいう訳ではないです(笑)。

――動画を自分で見た印象は

丹野 まだ恥ずかしくて見てないのですよ。気持ち悪くて、音声なしで見るんですよ。自分の声って聞きたくなくて、音声なしで飛ばし飛ばしで見ています。下に、字幕が付いてるので(笑)。あともう一つ密着も出るので、恥ずかしくて見られないかもしれないです(笑)。

――お二人は丹野さんの動画を見て、どう思いましたか

川上 えー、良かったんじゃないですか。最後の「THE STYLE」というのは部内で結構いじられています。

丹野 テイク5で5回取り直したんですよ。

川上 動画自体は格好良かったです。

――自分自身は出てみたいですか

川上 それはいいです(笑)。自分はいいです。

金子 色々と話を聞いている中で、いざ自分がやってみると恥ずかしいなと。

一同 (笑)。

金子 こんなことやってるんだと。自分も見るのが恥ずかしかったので、あまり全部は見てないです(笑)。

――自分ではなくても恥ずかしかったですか

金子 いやあ、よくやったなと(笑)。

――オフの時はどのように過ごしていますか

丹野 夏休みは動画撮ってもらいましたね。オフの時にしか撮影ができないので、撮影しにいきました。

川上 オフか。何もやってねーな。家にいます。結構前からオフと決まってはいないので、予定が入れづらくて、オフが急遽入ってもやることがなくて。最近全然疲労が抜けないというか、この歳になると。この二人よりは、まだ僕は若いんですけど。全然疲労が抜けないので、とりあえず体力回復に専念しています。

金子 前までは1日寝ていたのですが、最近寝すぎても疲れるなと分かったので、この前のオフは意識的に出掛けて、映画見に行っただけなのですけど。映画見て、YouTube見て、ゲームして、寝る。それくらいですね。

――4年生の学年として遊ぶことはありますか

川上 まずないな。

丹野 遊んでないですね、オフは疲労抜くためなので。風呂入りにいきます、僕は。疲労抜けるように、水風呂とサウナをひたすら。

――水風呂とサウナのどちらが好きですか

丹野どっちも好きですね。どっちかだけだと死んじゃうので(笑)、どっちも好きですね。

――丹野さんと川上さんは高校の頃からの知り合いと以前お聞きしましたが、お互いの印象は

川上 この質問、スポブルとかでも何回か聞かれましたーー。入った直後はあの滝川高校の先輩の丹野さんだという感じですね、特にそれだけでした。

丹野 僕も高校から知っていたので、自分は1年勉強をして入ったので気を使われるのかなと思っていました。自分も周りに知っている人がいなかったので、友達を1人でも確保したいな、印象良くいきたいなということで、タメ語でいいよと。最初はツイッターのDMから始まったのですけど、タメ語でいいよと言ったら、普通の人は言いんですかと返ってくると思うのですが、OKと返ってきて、そういう感じの子なんだなというのが最初の印象ですかね。

――丹野さんと金子さんは浪人を経験していますが、ブランクがあったことでの難しさはありましたか

金子 1年生の時は試合に出る気はなかったので、半年かけて体を元に戻せばいいかなと思って。あの時はアップが一番キツイ記憶があった気がします。

丹野 キツイよね。

金子 浪人のせいなのか、アップが本当にキツイのか分からないですが、アップが終われば練習は終わった感じで。浪人は今が一番きてるかな、年を感じるようになったと思います。

丹野 浪人期に自分は痩せたので、入学時に54キロしか体重がなくて。打球が飛ばなくなったな、バット振れてないなというのが印象です。守備は得意だったので、入った時からそこそこには動けていた感じです。バッテイング悪いなと思いながら、プレーをしていました。

――浪人期で辛かった時期はありますか

金子 夏期講習が終わった辺り、8月の最後がキツかったです。お盆とかで1日14時間くらい集中してしまって、そのツケがきて。その後の模試で結果が良かったので、モチベーションは保つことができたのですが。8月のそこの辺りがキツかったです。

丹野 僕はずっと辛かったのですが、ご飯が全然食べられなくなったので、1日おにぎりを1個とかでストレスを感じていました。今考えてみると、机の前に座って勉強するだけだったので今の方がしんどいなと思います。受験の時は辛かったのですが、誰とも関わらないで、ただ問題を解くだけでいいと考えると、そっちの方が楽なんじゃないかと感じます。

――浪人期を通して体力落ちたとかは感じましたか

丹野 ソフトボールは体力を使わないので(笑)、体力的にしんどいというよりアップがしんどかったです。

川上 俺でもしんどかったし、浪人生はしんどいよ。

丹野 いかにうまく、やってる感じを出すのか必死に毎日していました。

インカレは勝つのが難しい

今年こそは結果を残したいと語った金子

――インカレにはどのような思い入れがありますか

川上 最初の鹿児島インカレは自分は出場させて頂いて、あの時は結果というより、何故あの岡山大学に負けたのかな。あの出来事が教訓となって、格下のチームに気を抜いたらダメ、足をすくわれることがあるなというのを意識した試合なので、すごく印象に残っています。あとは新見インカレは地元開催だったのですが、国士舘大に圧倒されてしまい、特に見せ場もなく。地元だったので、もう少し勝ち上がっていいプレーをしたかったです。そして去年は準優勝をできて、来年に向かって優勝というところにもう少しで手が届くビジョンが見れたので、そういった意味では去年は大きかったです。

丹野 自分も1年の時から振り返っていくと、同じになるのですが岡山大学に負けたこと。早稲田に入ろうと思ったのはインカレ3連覇。自分が現役で入れば4連覇目の1年生として入学するはずだったので、インカレ優勝することが早稲田の中では当たり前だと思って入ってきたので、岡山大学に負け、自分は出てないのですが、意外とあっさり負けるんだと思いました。どの代も優勝を目標にやってきているのですが、2年目は出場したのですが普通に負けて、インカレで勝つの難しいんだなと、2年生ながらにどうしたら優勝できるんだろうと思いました。3年目は準優勝まで連れていって頂いて、あと1歩で優勝なんだなと知れた大会でした。どの代も色んなことを学べたので印象的なのですが、インカレは勝つのが難しいことを学べたのが印象です。

金子 自分は二人と違ってそこまで試合に出てきた訳ではないので、これまでのインカレはどちらかというとベンチで応援をしていた方なので、年々紺碧隊も色んな応援や踊りが増えて良くなってきています。試合では、去年の3回戦の神戸学院大戦で代打で出させて頂いて、何もできず三振に終わり、その時に試合に出ている人との差を感じました。その時の三振は悔しい思いがあるので、今年こそはこれまでやってきたことを結果として出せればいいと思います。

――インカレのトーナメント序盤では西日本の大学の対戦が控えていますが、そのことはどのように捉えていますか

丹野 まずインカレという場を見据えても、途中で転ばないことが一番。相手がどことかではなく、自分たちのソフトボールをすれば、恐らく上がれるのではないかな。それだけのことをやってきたので、西日本とかは関係なく。ただノリがいいので気をつけることはあるのですが、それはおいといて、とにかく自分たちがやってきたことをやれればと思っています。初戦の神戸学院大に関しては自分が兵庫出身で、国体の神戸選抜の監督なので良く知っているというか、神戸学院の選手が皆友達という感じで迎えるので、開会式は仲良くしといて、試合になったらばちばちやりたいなと話をしています。

――金子選手は全総に以前出られないと話していましたが、インカレが現役最後の舞台になるかもしれないですが

金子 全総は初戦が立命館大ということで丹野君が勝ってくれるというので、日曜は試合に出るかはともかく参加をすることができるようになったので、勝ってくれれば全総が最後の大会になるかと思います。まあ、しっかりと試合に出場するとなるとインカレが最後の舞台になると思うので、悔いが残らないように、ここからの何週間、練習をやっていければ結果は勝手に付いてくるのかなと思います。

――最後に、インカレでの目標とどのようなプレーをしたいかお願いします

川上 目標は、皆が一緒で優勝だけだと思うのですが、その為には優勝に辿り着くまでの過程で足をすくわれないように。しっかりと決勝で日体に勝って、これまでのリベンジを果たして優勝旗を取りたいなというのが、自分が言えるチームの目標です。個人的には最後の大会という意味で、これまで1年からインカレに出させてもらっているのですが、本塁打を放ったことがなくて、柵越えを打ったことがないので普通に打ちたいなと。リーグ戦では普通に打てるのですが、インカレで全然打てないのが自分の中にはあるので、最後の大舞台で打ちたい。それで欲が出てバッテイングが悪くなってもダメなのですが、最低1本はあの舞台で打ちたいです。本塁打だけではなくても、複数安打を放ってチームに貢献できるように、最後に自分の役目を果たしていきたいなと思います。

金子 目標として優勝というのが。今までも惜しかった結果が多かったので、4年間で1度も優勝できないままで終わるのは嫌なので、最後に優勝を目標にやっていきたい。その中で個人としても、先程言った去年の悔しさがあるので、まずは何とか試合に出てヒットを打ちたいというのが目標です。その上で結果が付いてきて。二人ほど大活躍をできる人ではないのですが、自分のできる精一杯をできればいいかなと思います。

丹野 僕としても、チームとしても目標が優勝というのは変わらないですが、インカレ優勝するだけのチーム作りは1年間やってきたつもりですし、今の自分たちのチーム力はそこに到達できるまであるので、最後まで皆のことを信じて、しっかりと優勝できればなと思っています。チームとしてはそのような感じなのですが、個人としては1年間かけてやってきた周りがプレーしやすい環境をインカレの時には皆へ雰囲気作りからやって、一人一人の選手が一番輝けるように、MAXの成果を発揮できるように頑張りたいと思います。あとはトーナメント戦で自分が決めないとヤバイシーン、プレッシャーのかかる場面が何度も回ってきているので、恐らくインカレでも打順からすればそのような場面と無縁な打順に置かれていると思うのですが、恐らくそのような場面で回ってくるのが主将だと思っているので、そこではチームを勝たす1本よりも負けさせない1本を放てればいいかなと思います。できればインカレでアベックホームランをやりたいですね、去年もやりたいと言ってできなかったので。3人でもやりたいな。

金子 僕は謙虚にバントをしておきます。

丹野 3人でバントでも全然いいですね(笑)。勝てればいいですから。

――ありがとうございました!

(取材・編集 大島悠希 写真 篠田雄大)

集大成の舞台での三人の活躍に注目だ!

◆丹野太郎(たんの・たろう)(※写真中央)

1996(平9)年8月12日生まれのA型。174センチ、71キロ。兵庫・滝川学園高出身。スポーツ科学部4年。内野手。右投左打。チームの中心として1年間奮闘してきた丹野選手は、この度SPORTS BULLの「THE STYLE」と「THE STARS」という動画に出演されています。先に公開された「THE STYLE」では、部内で最後のシーンを結構いじられているそうです!

◆川上卓也(かわかみ・たくや)(※写真右)

1997(平9)年6月28日生まれのA型。170センチ、65キロ。岡山・新見高出身。スポーツ科学部4年。内野手。右投左打。これまでインカレを何度も経験している川上選手ですが、実は本塁打を打ったことがないそうです。今回色紙に記されたのは『特大本塁打』、最後のインカレの目標を聞いた際には即答されました。東日本では当たりが完全に止まってしまった借りを返せることができるか。インカレでの大活躍を監督も期待していました!

◆金子太(かねこ・ふとし)(※写真左)

1997(平9)年3月4日生まれのA型。177センチ、75キロ。埼玉・川越高出身。教育学部4年。外野手。右投右打。全日本総合選手権は2日目から合流することになった金子選手。インカレの舞台は他の選手よりも集大成の意味合いが強く、「悔いが残らないように」と懸ける思いは人一倍だ。インカレでは謙虚に自分の役割に徹すると語ってくれた。これまでやってきたことを試合で発揮してくれるはずだ!

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