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2019.04.17

【連載】春季リーグ戦開幕前特集『square ONE』 第9回 檜村篤史副将

 早大不動の遊撃手としてクリーンアップの一角を担う檜村篤史(スポ4=千葉・木更津総合)。レギュラー3年目を副将として迎え、どのような心境で最後の東京六大学春季リーグ戦(春季リーグ戦)を迎えるのか。現在の意気込みを伺った。

 ※この取材は3月30日に行われたものです。

目指すはベストナイン

取材に応じる檜村

――ラストイヤー開幕直前ですが、今の率直なお気持ちは

 4年目ということで、1年生の時は上級生になるまで長いなという感じでしたが、今振り返ってみるとあっという間だったなと思います。

――昨年を振り返って良かった点と悪かった点をそれぞれ教えてください

 秋はすごくバッティングが良くなりました。打率を見ても今まで2割5分とかだったのですが、3割超えるようになって、そういう意味で良かったと思います。悪かった点は走塁ですね。2アウトランナー二塁で、自分がその二塁ランナーという状況で本塁に生還できなかった時や、一塁ランナーの時に長打でも戻ってこられなかった時もあり、走塁の面は悪かったかなと思います。

――今シーズンのチームとしての目標、また個人としての目標を教えてください

 チームの目標としては優勝です。自分たちの代は一度も経験していないので優勝への思いが強いです。 個人としてはベストナインと、打率3割以上、クリーンアップを打たせてもらっているので10打点以上を打っていきたいです。

――レギュラーに安定されてから今年で3年目ですが、開幕前の過ごし方や意識に変化はありますか

 前までは上に先輩方がいたので付いていく感じがあったのですが、今年は自分たちが最上級生なのでしっかり引っ張っていかないといけないなという気持ちがあります。

――沖縄キャンプ全体を振り返っていかがでしたか

 チームとしてのバッティングを見て、あまり得点できていなかった試合が多かったかなと思います。ヒットは出ても得点につながらなかったり最後の一本が出なかったりというシーンが多かったです。ピッチャーがすごく抑えてくれていましたね。

――個人として収穫があったことを教えていただきたいです

 東海大戦で対戦した原田投手(泰成、4年)は中学時代から知っていて、球も150キロ出るということで、そういうピッチャーからヒットを打てたことは、クリーンアップという中で相手のバッテリーからも警戒されていたことも含めて収穫かなと思います。

――キャンプ中のコーチの方からのアドバイスで、何か変化はありましたか

 バッティングはよく徳武定祐コーチ(昭36商卒=東京・早実)に言われるのですが、「(打撃フォームが)連戦の中で段々と崩れてしまっていて、その都度ヘッドが下がってしまっている」と指摘してもらって、徐々に自分で修正できるようになってきたかなと思います。

――現在の打撃の調子はいかがですか

 きょう(△1-1Honda)の変化(球)が多いピッチャーにもうまく対応できていて、良い方だと思います。

――課題点はありますか

 先ほども言った走塁で、きょうもランナー一塁から中川(卓也、スポ1=大阪桐蔭)の長打でかえってこられなかったので。ベースランニングと言われている中でかえってこられなかったのはまだまだ意識が足りないと思います。

――守備面の調子はいかがですか

 捕球した球はしっかり送球してアウトを取れているので、そういった面ではしっかり調整できていると思います。

――失策が減ってきていますが、守備面で何か工夫はされていますか

 バウンドが合わないと難しい部分があるのでバウンドを合わせるということ、もし合わなかった場合も上体が上がってしまうとトンネルしてしまうので最悪でも前に落としてすぐ拾って投げるということを意識してやっています。自分の心に落ち着きが出てきたからかなと思います。

――福岡高輝選手(スポ4=埼玉・川越東)が三塁に定着されていますが、三遊間の連携はいかがですか

 やはり長打警戒の場面でも福岡は冷静でいるので、それ(長打警戒)を自分にもしっかり伝えてくるので連携はきちんととれていると思います。

――今の守備面での課題はありますか

 セカンド(アンツーカー付近)通過の球際が少し難しくて、そこらへんはバウンドが変わるので課題かなと思います。

「福岡、加藤(雅樹主将、社4=東京・早実)が打っていると、自分も打たないと」

今季もポイントゲッターの役割を担う檜村

――春季オープン戦を振り返っていかがですか

 去年とか自分はオープン戦あまり打てていなかったのですが、今年は試合の中で1本は打てていることが多くて。ノーヒットの日もありますが、感じとしては悪くなかったので、良かったと思います。

――チームの雰囲気はいかがですか

 最初に点を取られていたとしても後から追い付けるという雰囲気が、去年やおととしよりはあると感じていて、実際にそのような展開の試合もあるので、良い雰囲気だと思います。今は負けていても、いけそうだなと思わせるチーム力があるのかなと感じています。

――投手陣も好調を維持していると思いますが、守備からのいい流れもありますか

 投手の失点が少ないので、守備からのいい流れをつくってというのはあると思います。

――春季オープン戦で監督やコーチの方から個人として言われていることはありますか

 監督にはノーアウト一塁でランナー出ても、「打たせるからバントはさせない」と言われているので、そこは信頼を感じてうれしいです。「最低でも進塁打を打て」と言われます。

――田中浩康コーチ(平17社卒=香川・尽誠学園)から守備面で言われていることはありますか

 沖縄キャンプでもゲッツーのことを言われていて、三遊間へのゴロの処理の仕方とステップの仕方は教えられています。

――春季オープン戦で生かせていますか

 細かいステップが大事というのは、機会は少ないですが少しずつできていると感じます。

――チームの中でどのような役割を果たしていきたいですか

 自分は経験もあって副将を任されているので、そういったところでは声掛けをしっかりしたりプレーで引っ張っていったりしたいです。

――周りからの頼られている実感はありますか。

 5番も打っているので、「頼むよ」といったことは言われます。

――最上級生になってから変わったことはありますか

 見られているという感じがあって、グラウンドでの行動だったり練習のキャッチボールを早く出て準備したり、練習終わりのミーティングでできるだけ発言したりしています。

――バスターをよく仕掛けているイメージがありますが、クリーンアップの三人は自由に打たせてもらっているのでしょうか

 そうですね、昔から変えずにやっています。ポイントを引きつけて打つというのもこれから上を目指す上でも必要となってくると思うのでやっています。

――毎試合心掛けていることはありますか

 試合の入りが大事だと思うので、試合のアップから集中力を切らさないようにしています。

――早大の選手でライバル意識のある選手はいますか

 福岡、加藤が打っていると、自分も打たないといけないなと感じます。

劣勢でも粘る姿勢

――理想としているチーム像はありますか

 どのような状況でも、劣勢な場面でも声を出して何とかするというチームは良いチームだと思います。昨年、おととしは負けていると沈んでしまうことも多かったので、そういうところで粘れるチームをつくっていきたいです。

――他校で対戦が楽しみな選手はいますか

 立教の田中誠也投手(4年)には抑えられているイメージがすごくあるので、一番意識しています。

――春季リーグ戦の初戦は東大戦ですが、カードの順番はいかがですか

 リーグ戦最初は緊張すると思うので、そういった意味ではいい順番なのかなと思います。

――警戒しているチームや選手はいますか

 やはり慶応が早稲田に負けられないというのは感じます。小宮山監督(悟、平2教卒=千葉・芝浦工大柏)がグラウンドに行った時も得点板に昨秋(慶大が早大に)負けた時のスコアを書いていたり早慶戦で勝つと紙に書いていたりしているのを聞いて、それには負けられないなと思います。

――チーム内でも打倒・慶大という意識は高まっているのでしょうか

 そうですね。

――春季リーグ戦に向けて詰めていきたいところはありますか

 バッティングはスイングをもっと早く仕上げていかないといけないということがあり、走塁面も課題なので、リーグ戦に間に合わせられるようにしたいです。

――春季リーグ戦への意気込みをお願いします

 初戦の東大戦でしっかり勝ち点を取って、流れに乗って優勝できるように頑張りたいと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 村上萌々子)

ラストイヤーで初のベストナイン獲得を目指します!

◆檜村篤史(ひむら・あつし)
1997(平9)年11月6日生まれ。181センチ、78キロ。千葉・木更津総合高
出身。スポーツ科学部4年。内野手。右投右打。沖縄キャンプでは、加藤主将に内野ノックのアドバイスをしたり、下の学年の走塁練習に混ざったりと積極的にコミュニケーションをとる姿が印象的だった檜村選手。チームメートから寄せられる絶大な信頼を感じます。

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