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2019.04.16

【連載】春季リーグ戦開幕前特集『square ONE』 第7回 山田淳平

 昨年首脳陣から高い期待を寄せられたものの、わずかな出場数に終わった⼭⽥淳平(教3=東京・早実)。悔しさをバネにこの冬はどのようなトレーニングを積んできたのだろうか。最後の東京六大学春季リーグ戦(春季リーグ戦)開幕を⽬前に控えた今、その意気込みを語ってくれた。

※この取材は3月29日に行われたものです。

準備着々と

取材に応じる山田

――ここまでの春季オープン戦の自身のプレーを振り返っていかがですか

 最初から個人的な感覚は良かったのですが、今年は冬にあまり外でバッティングをしていなかったので感覚のずれがありました。沖縄などではそれを埋める作業に手間取ったのですが、今は徐々に慣れてきて自分のかたちで振ることができているので、尻上がりに良くなってきていると思います。

――外での練習が少ないというのは、意識的にそうしていたのですか

 いや、東京だと外が寒く、手が痛くて小さいスイングになってしまうので、みんなずっと中でしっかり振っていました。

――この冬の練習で今までと変えたことはありますか

 去年は少し長打を求めて自分のキャラに合わないことをしてしまったので、原点に戻って自分の良さが生きるようなところを磨くようにしていました。

――現在の自身の調子はいかがですか

 調子はいいと自分では思っています。

――沖縄キャンプの取材時には、「ピークを早く持っていき過ぎないようにしたい」と話されていました。ピークの調整はどのようにしていますか

 難しいですけど、自主練習で(バットを)振り過ぎないようにはしました。振り過ぎて体が先に出来上がってしまうのが去年までだったのですが、それが良くなかったので振る量を抑えてかたちをしっかりつくりました。これからまた数を増やして振れる体にしていこうという感じです。

――自主練習では素振りなどが主でしょうか

 ティーバッティングなどです。あとはアームマシンを使うと速い球を打てるので、今はそちらをメインでやっています。

――沖縄キャンプは全体を通していかがでしたか

 多分例年に比べて雨が少なかったです。外でもよく練習できたので、チームとしても自分としても良かったかなと思っています。

――山田選手自身が監督から個人的に言われていることはありますか

 特にないですね。やりたいようにやらせてもらっている感じです。

――どの選手に対してもそうなのでしょうか

 そうですね。自分の特徴が生きるように監督はやってくださっていると思います。

――最上級生になられましたが、意識の面で変化はありましたか

 意識の変化というよりは、今まで優勝していない点です。さっきもコーチ陣からお話しがありました。自分たちも優勝して卒業したいですし、下級生にも優勝を経験してもらいたいというのはあります。

――外野手リーダーになられましたが、私生活で心掛けていることはありますか

 何だろう。特にやっていない気もするけどな(笑)。去年までは不満を漏らすこともあったのですが、やはりそういう姿はチームにとってマイナスなので絶対ないようにしています。

――ポジションごとのリーダーで集まって話すことはありますか

 ありますね。でもそんなに大した話はしていないです(笑)。どんな練習をしようかなとか、その程度です。

――練習内容は自分たちで決める部分もありますか

 学生コーチが中心になって決めていますね。去年まで試合前はバッティングだけをやっていたのですが、今は走塁練習をしたり連係プレーを確認したり、そういったところも密にやってこぼれがないようにしています。

「優勝するためのワンピースになりたい」

外野手リーダーに就任した山田。精神的な強さも求めた

――昨年のご自身を振り返っていかがですか

 春は本当に自信を持ってシーズンに臨んだのですが、結果が振るわなくて去年は一番悔しい思いをしました。同じ思いはしたくないので何としてでも雪辱を果たしたいですね。

――昨年結果が振るわなかった要因は何でしょうか

 精神的な部分が大きいと思っています。さっきも言ったように不満が漏れるなど弱い部分が前面に出て、弱気な部分からバッティングなどいろいろと崩れてしまいました。そういうところが良くなかったのは自分で分かっているので、メンタル面はある意味成長できていると思います。同じことがないようにという感じです。

――その中でご自身のチームでの役割や強みは何でしょうか

 自分の言動や行動が、同期にしてもコーチにしても結構影響を及ぼすというか、見てくれていて。手を抜くなど悪いことはできない立場であると自覚しています。精神的にと言ったら大げさですけど、そういう面でチームを引っ張ることができればと思っています。

――チーム内にライバルや意識する選手はいますか

 自分は特にいないです。それよりかは精神的な部分が大きいので、自分自身との戦いというか。「きょうはいいか」と思って自分に負けそうになるときがあるので、「去年はそれで駄目だったから今年はそういうことがないようにすると決めたよな」と自分に言いながらやっています。

――今の4年生はどういったチームカラーでしょうか

 本当に個性が強い人が多いです。でもその分まとまると見たこともないような力を発揮しますね。学年全員で食事に行くこともあるくらい仲が良いので、本当にまとまりはあると思います。

――練習でも意見を言い合うことはありますか

 ありますね。結構言うと思います。練習中も練習が終わった後のミーティングも、言いたいことは言いますね。でもそういうことは言わないとやはり強くならないですし不満を持ったままやるのは良くないと思うので、自分は全然悪くないと思っています。

――特に仲の良い4年生はいらっしゃいますか

 寮に入っているので、寮だったら福岡(高輝、スポ4=埼玉・川越東)と檜村(篤史副将、スポ4=千葉・木更津総合)とゲームとかをしています。それ以外だと米田(圭佑、人4=愛媛・松山東)ですかね。自分は結構関西系のノリが合うので、米田などは仲が良いと思います。

――オフに遊びに行くこともありますか

 ないなー俺は。オフの前の日はご飯を食べに行ったりします。けどオフ当日は遊ばないですね。多分みんなもそうです(笑)。

――昨季はオレンジのバットが印象的でしたが、現在はシンプルな白色を使われていると思います。何か意図はあるのでしょうか

 シンプルにしたいというのは確かにありました。元々今のようなシンプルな色のバットだったのですが、オレンジが似合うと言われてオレンジにしていました(笑)。けどオレンジだとバットの軌道の振る部分がちょうど見えにくくて。去年それが気になったので今年は白に戻しました。

――ちょうど1年前の取材時、一番という打順へのこだわりを話していただきました。現在もそのこだわりはあるでしょうか

 こだわりというよりか、一番を打ちたいなという気持ちはあります。けどそれはやはり監督が決めることなので今は何番でも良いです。優勝するためのワンピースになりたいと本当に強く思うので、打順どうこう関係なく自分のできることをやろうと思っています。

――それ以外にこだわっている部分はありますか

 私生活のこだわりが結構すごくて。野球ではあまりこだわらないですね。

――では私生活で何かありますか

 いやもうこだわりが強すぎて(笑)。

――ルーティンのようなものでしょうか

 ルーティンでもないな…。前に「ルーティンつくっておきます」みたいに言った気がしますけどないですね(笑)。なんだろうな。例えば沖縄キャンプは合宿所みたいな場所で行ったのですが、ベッドが硬くて体が持たないので、寮の部屋で使っているマットレスと高校から使っているブランケットがないと嫌だ、みたいな(笑)。なので郵送して送りました。そういうことですかね、あとは食べ物です。

――食べ物は栄養面でしょうか

 いや、好き嫌いです(笑)。温かい卵焼きは好きだけど、冷たい卵焼きは無理とか。マジで面倒だと思います(笑)。

最後の春季リーグ戦へ向けて

――最後に春季リーグ戦についてです。ずばりチームの目標を教えてください

 本当にもう優勝しか目指していないです。

――カギとなる対戦カードはありますか

 やはり明大だと思います。明大のエースである森下選手(暢仁主将、4年)をチームとしてどう打ち崩すか、攻略するかというのがカギになると思います。そこを勝ち切れたら乗っていけると思っています。

――早慶戦へ何か意識はありますか

 早慶戦はリーグ戦だけど別格な戦いというか。そこを最初に見るのではなくて、四つのカードを戦い終えてから新たな気持ちで早慶戦を迎えたいなと思います。

――明大の森下選手以外で警戒したり意識したりする選手はいますか

 本当にどのチーム良いピッチャーばかりでこれからいろいろと研究してどう打ち崩していくかを考える段階なので、特に意識するというのはないですね。

――春季リーグ戦での個人の目標やビジョンを教えてください

 常々言っていますが首位打者を獲りたいことと、あとベストナインは獲って卒業したいですね。あと2シーズンしかないので頑張ります。

――最後に春季リーグ戦へ向け意気込みをお願いします

 タイトルを取りたいということも言いましたが、数字というよりもどれだけチームに貢献できるかに限るので、貢献できたなと思える中で優勝を迎えたいと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 小松純也)

春季リーグ戦、目指すは10連勝です!

◆山田淳平(やまだ・じゅんぺい)
1997(平9)年9月7日生まれ。170センチ、68キロ。東京・早実高出身。教育学部4年。外野手。右投左打。チームへの貢献を強く意識する山田選手。今年は最上級生、そして外野手リーダーとして精神的にも支柱となります。渇望するリーグ優勝へ是が非でも結果を示します!

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