卓球部

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2018.09.12

【連載】秋季関東学生リーグ戦直前特集 第3回 硴塚将人×五十嵐史弥

 春季関東学生リーグ戦では3位、全日本大学総合選手権団体の部(インカレ)ではベスト8とここまでは満足のいく結果を得られていない男子部。しかし、このままでは終われない。挽回に燃える男子部から硴塚将人(スポ3=東京・エリートアカデミー/帝京)と五十嵐史弥(スポ1=石川・遊学館)にチームとしての課題や、秋季リーグ戦に向けた意気込みを伺った。

※この取材は8月24日に行われたものです。

「自分の役割は前半で勝ってチームに勢いをつけること」(五十嵐)

ルーキーながらチームの核となっている五十嵐(右)

――ここまでのシーズンの結果はどのように受け止めていますか

硴塚 最低限の結果ではあると思うのですが、目標には届いていないので、もう2歩、3歩ぐらい進まなければいけないなと思います。

五十嵐 自分も同じく最低限の結果だと思っていて決して満足できる結果ではないので、強豪校にもっと食らいついて勝てるように頑張りたいです。

――春季関東学生リーグ戦ではお二人ともシングルスでは5勝を挙げました

硴塚 自分はシングルスが5勝1敗、ダブルスが6勝1敗で最優秀ペア賞も獲れたので良かったのですが、シングルスで負けた1敗が明大戦の大事な試合だったので、そういうチームの勝敗が決まるような重要な試合で勝てるようにならあければいけないと思いました。

五十嵐 個人的な出来としては結構良かったかなと思います。デビュー戦だった筑波大戦で相手のエースに勝つことができたので、そこで勢いに乗れたのかなと思います。

――硴塚選手はリーグ戦ではシングルスの後半での起用が多かったですが

硴塚 先にダブルスがあるということで試合慣れをしてからシングルスに臨める、という点はあると思うのですが、後半に回ってくるということは自分が勝ってチームの勝利を決めなければいけない役割なので、自分の試合がチームに大きく影響を与えるのだなということは感じました。

――プレッシャーはやはり感じますか

硴塚 そうですね。あまり気負わないようにはしているつもりなのですが、明大戦ではどこかでプレッシャーを感じていたと思うので、そういう状況でもうまく試合を運ばなければいけないと思います。

――五十嵐選手は前半起用が多かったと思いますが自分の中ではどのような役割だと解釈していましたか

五十嵐 後半の選手はやはりリードしている状況の方が楽に試合ができると思うので、自分の役割は前半で勝ってチームに勢いをつけることだと解釈して思い切っていきました。

――初めてのリーグ戦でしたが雰囲気はいかがでしたか

五十嵐 高校時代よりもやはり応援がすごいなと思っていて、自分自身は結構緊張していたのですが、チームにも一体感があってチームの応援のおかげで徐々に緊張もほぐれて自分のプレーができるようになっていきました。

――緊張感には慣れましたか

五十嵐 そうですね。でも秋はまたリセットされると思うのでまだどうなるか分からないですね。

――先輩の硴塚選手から見て秋季リーグ戦は春季リーグ戦とは違う緊張感があると思いますか

硴塚 各大学の4年生にとっては最後のリーグ戦になるので、その部分での強い思いをみんなぶつけてくるので春とはまた違った雰囲気があると思います。

――春季リーグ戦で印象に残っている試合はありますか

硴塚 負けた試合は悔しかったのでもちろん印象に残っていますが、専大、明大戦のダブルスで勝てたことはかなり自信になりましたね。

五十嵐 明大戦の1番手で出て負けてしまった試合ですかね。明大、専大といった上位校は上の3、4人がとても強いので、そのうちどれか1つでも取ることができればチャンスがあるということは(チームで)話していたので、自分がフルセットまでいったのに最後緊張してしまって負けたことは申し訳なく思っていて、秋リーグではリベンジしたいと思います。

――続いて全日本大学総合選手権団体の部(インカレ)を振り返っていただきますが、準々決勝の専大戦はいかがでしたか

硴塚 完敗でした(笑)。

――春季リーグ戦で敗れた時よりも実力差を感じましたか

硴塚 リーグ戦とは団体戦の形式も違って、インカレではどの試合も強い選手が出てくるので、なかなか自分の形にすることができなかったです。

――五十嵐選手にとっては初めてのインカレでしたが

五十嵐 最初はすごく緊張して格下の相手にフルセットに持ち込まれてしまって苦しかったですね。先ほど言っていたようにインカレではリーグ戦と違って各チームの実力のある4人がそのまま出てくるので、独特な緊張感があって難しさを感じました。

――インカレ後のチームの雰囲気はいかがでしたか

硴塚 負けた時は落ち込んで暗かったですが、チームの最終目標は秋リーグでの優勝なので、インカレで負けた経験も次に生かせるという面で前向きな雰囲気なのではないかなと思います。

五十嵐 インカレの最終日は女子部の応援をしながら男子のベスト4のチームの試合を見ていましたが、そこですごく刺激を受けて、自分もあの舞台で試合ができるようになりたいという思いを持って次の日から練習することができたので、チームの雰囲気も悪くはなかったと思います。

――女子部の活躍はどのように見ていますか

硴塚 正直に羨ましいです(笑)。

五十嵐 女子は前半の選手が敗れても後半で勝ち切ってチーム全員で勝っている印象なので、男子もチーム力で勝てるように頑張りたいです。

基礎技術のレベルアップ

秋季リーグ戦でも単複で活躍が期待される硴塚(左)

――ここまでのシーズンを戦って見つかった個人的な課題は何ですか

硴塚 僕は主にレシーブだと思います。チキータレシーブは得意なのですが、相手に慣れられてきていたりチキータができないようなサーブを出されたりするので、レシーブ技術の引き出しを増やしていくことが課題です。

五十嵐 自分も台上技術が課題です。相手によって台上でも長短を使い分けなければいけないと思うので、その判断をしっかりできるようにしなければいけないと思います。あとは色々な戦術だったり技術のバリエーションを増やすことで相手を惑わせることが大事かなと考えています。

――夏の間の練習内容について教えてください

硴塚 僕は他県の国体の練習相手などに呼ばれたりすることが多かったので、まだワセダでの練習はそれほどできていないですね。

五十嵐 自分も国体の練習がありましたが、実戦の練習はそこでできていたので、練習場では基礎を固める練習を中心に行いました。

――意識的に取り組んできたことはありますか

硴塚 先ほどの課題であるレシーブ練習は自主的に練習できるものなので、全体の練習ではインカレの時の反省をふまえて基礎技術の底上げに取り組んできました。

――インカレで基礎の大切さを再認識したということですか

硴塚 そうですね。インカレの準決勝、決勝を見ていても凡ミスの少なさであったり、基礎力の差が大きいという意見がみんなで一致していたので基礎技術はとても大切だと改めて思いました。

――基礎練習の成果は出ていますか

五十嵐 だいぶ安定してきたとは思いますが、実際の試合では入れているだけでは勝てないと思うので、さらにボールの質を高めたりコース取りを徹底しなければいけないと思います。

――ここからは秋季リーグ戦に向けてお話を伺いたいと思いますが、現在の調子はいかがですか

硴塚 悪くはないという感じです(笑)。リーグ戦開幕に照準を合わせてしっかりと調整していきたいと思います。

五十嵐 この前試合があったばかりでそれほど調子は良くないのですが、ここから徐々に調子を上げていってリーグ戦を一番いいコンディションで迎えられるようにしたいと思います。

――秋季リーグ戦で優勝するためのポイントは何だと考えていますか

硴塚 自分が出る2点、特にダブルスは絶対に勝たなければいけないと思いますし、後半に出るシングルスでも自分が勝つことによってチームの勝利に近づけるのではないかなと思います。

五十嵐 強いチームには7戦全勝や6勝1敗といった成績を残す選手がいると思うので、今回は自分が全勝してチームに勢いをつけてみんなで勝ちにいきたいと思います。

――警戒する試合はありますか

硴塚 上位校(明大、専大、中大)はもちろんですが、勝たなければいけない相手にポロポロ負けてしまうと流れが悪くなってしまうので、そういう相手に確実に勝って上位校にどれだけ食らいついていけるかが大事になると思います。

――秋季リーグ戦は4年生と戦う最後のリーグ戦になりますが

硴塚 僕は一番長く関わってきている先輩ですし、ここまでなかなか優勝できていないので最後に優勝させてあげたいという気持ちがあります。

五十嵐 平野さん(晃生主将、スポ4=山口・野田学園)とはダブルスを組ませてもらっていますが、勝ちたいという思いがすごく強い方なので、最後に優勝して嬉し涙で終わってもらえるように頑張りたいと思います。

――4年生との思い出などはありますか

硴塚 毎日楽しく過ごしているので、日々の生活が全部思い出です(笑)。

五十嵐 高校生の頃からワセダの練習に来た時にはよく面倒を見ていただいていたのでみなさんとても優しい方だなという印象ですね。

――硴塚選手は来年はチームを引っ張る立場となりますが、次の代のことを意識し始めていますか

硴塚 他の同期とも話し合いながら少しずつ意識していますが、ことし副将として4年生と関わらせてもらったことでだいたいの流れが分かっていることはプラスだと思いますね。このリーグ戦でも最上級生の自覚などを少しでも4年生から吸収していければいいなと思っています。

――リーグ戦で見てもらいたいプレーはありますか

硴塚 緒方(遼太郎、スポ2=東京・エリートアカデミー/帝京)とのダブルスと、得意のバックハンドを中心としたプレーを見てもらいたいです。

五十嵐 自分はガッツポーズなども含めた気迫の部分と、サーブからの3球目攻撃を見てもらいたいです。

――リーグ戦での個人的な目標を教えてください

硴塚 ダブルスでは春と同じように確実に勝てるようにしていきたいと思いますし、シングルスでも個人賞を獲れるような活躍がしたいです。

五十嵐 目標はもちろん全勝ですが、最低でも6勝はできるように頑張ります。

――最後に秋季リーグ戦に向けて意気込みを聞かせてください

硴塚 これまで3年間関わってきた4年生4人のためにも優勝に向かって頑張りたいです!

五十嵐 女子部に負けないように男子も優勝したいと思います!

――ありがとうございました!

(取材・編集 吉田寛人)

秋季リーグ戦の抱負を色紙に書いていただきました!

◆硴塚将人(かきつか・まさと)(※写真右)

1997(平9)年10月6日生まれ。168センチ。AB型。東京・JOCエリートアカデミー出身。スポーツ科学部3年。左シェーク裏・裏。夏休みには海水浴に行きリフレッシュしたという硴塚選手。リーグ戦では得意のバックハンドに注目です!

◆五十嵐史弥(いがらし・ふみや)(※写真左)

1999(平11)年9月9日生まれ。182センチ、72キロ。石川・遊学館高出身。スポーツ科学部1年。右シェーク裏・裏。19歳の誕生日を迎えたばかりの五十嵐選手。リーグ戦ではスケールの大きなプレーで暴れてくれることでしょう!

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