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2018.08.11

【連載】2018年度インカレ直前特集『別格』最終回 高橋一矢主将×山田元大

 対談最終回は高橋一矢主将(スポ4=岐阜・中京)×山田元大(スポ2=千葉・市船橋)のコンビです!山田選手たっての希望でこの組み合わせが実現しました!

※この取材は7月30日に行われたものです。

「いつも通りやりたい」(原田)

初の団体戦に挑む原田(写真左)

――高橋さんは昨日まで日本代表合宿に行かれていたとのことですが、雰囲気はいかがでしたか

高橋 あそこには日本トップ10しかいないので、練習の仕方とかも1個1個が勉強になるし、いい機会なので、できるだけいいものを吸収できればなって思って。いい経験になってます。

――合宿での収穫はありましたか

高橋 個人個人で淡々と練習するっていう感じで、お互いに言い合うわけでもないんですけど、この場にいられるっていうのが貴重な体験だし、日本で15人しかいられない場に自分がいるっていうことだけでも自分の自信になりました。後は、トップは練習の仕方がうまくて、強弱のつけ方とかスイッチの入れ方とかが違うので、その辺の自分に足りないところを勉強して、これからの練習につなげられればいいかなという感じです。

――合宿に参加していた選手たちとは仲良くなりましたか

高橋 同期が僕含めて6人いるので、話しやすかったんですけど、僕以外の5人は去年とかから(日本代表に)入ってるし合宿も一緒にやってきたメンバーだから、そこに僕が新しく入ったって感じなので、これからかなっていう(笑)。ちょこちょこ話しながら仲を深められればなと思います。

――今季ここまでを振り返っていかがですか

高橋 個人としては全日本個人(全日本個人選手権)でNHK杯に残ってない時点でもうマイナスにしかならないとは思うんですけど、それにプラスして種目別(全日本種目別選手権)優勝っていうのが乗っかってきたので、駄目ながらにしても、まあまあ頑張ってるんじゃないかって思います。最低ラインというか、まあ種目別優勝は1つ自信になりましたね。

山田 よろしくはないですね(笑)。東(東日本学生選手権)前のチェックも結構いろいろやって、メンバー外れたりして。1年2年とこれといった成績を残せてないので、もうちょっと頑張らなきゃなとずっと思ってます。

――インカレまであと2週間ほどですが、主将としてどのようにチームをまとめていきたいですか

高橋 もうここまで来たら正直技をどうこうっていう話ではないので、気持ちの面と、1個1個丁寧にどれだけ0.1を拾えるか、Eスコア(出来栄え点)を拾えるかってことに対して、個人個人が妥協しないっていう面を大事にしたいなって思います。これぐらいでいいやとか、これなら試合できるだろとか、そんな甘い考えじゃなくてこだわりを持って本気で臨んでいけるように、精神的な面でチームをつくっていきたいなと思います。

――高橋選手は最後のインカレとなりますが、心境はいかがですか

高橋 早いなっていうのが一番かな。4年間すごい早かったなっていう。

山田 4年間チームですよね。

高橋 4年間チーム。でも心境としてはそんなに…。当然チームのキャプテンだし最後は責任取らなきゃいけない人間だし、自分の演技が他の子に影響するっていうのは自覚してるんですけど、言っても僕2年からチームで一番点数取れる人だって言われてきて、エースだエースだって言われてやってきてるので、その部分、体操の演技に関してはそんなに自分のやることは変わってないのかなと思います。だからそこに対して不安とかはないです。後はまとめるのは今年が初めてなので、その部分はあと2週間くらいでしっかりまとめて、インカレに向かいたいなと思います。

――早慶戦の時はケガをされていたと 伺ったのですが

山田 そうですね、ヒザを痛めちゃって、2、3日前に交代してもらったんです。

高橋 僕も本当はつり輪だけの予定だったんですけど、こいつが出ないっていうから(笑)。

山田 すいませんってみんなに言って(笑)。だからケガもあったんで、あんまり良くはなかったですね。

――今はもうケガの方は大丈夫ですか

山田 もうヒザは治ったんで、ここからインカレに向けて調子は上げていってる感じです。

――インカレの目標は3位だそうですが、そこへの意気込みをお願いします

山田 結構大きく出た感じはするんですけど、そこは決まってることなので、みんなちゃんとやればいけるって思って練習頑張ってるところです。

――チームの目標を3位にしようと最初に言ったのはどなたなのでしょうか

山田 一矢さんですよね。

高橋 最初は僕ですね。

山田 僕は心の中で思ってましたけど、まだ言えない感じだったんですよ。そこを一矢さんがみんなを集めて。

高橋 ずっと7位、7位で来ていて。去年の目標が6位だったんですよ。で、めっちゃ守って、守って守って、あげく失敗して7位だったんです。そんなことしてたらいつまでたっても上に行けないじゃないかと思って。6位って普通にちゃんとやればなれるんですよ、絶対。そんなところを目指していたらしょうもないなって思って。でもじゃあ4位とか5位にしようっていうのも微妙じゃないですか(笑)。やっぱりずっと昔から3位って言ってきて、僕が1年の時は本気で3位狙ってたんですよ、例年4位とか5位とかだったから。だからもう1回そこを目指したいっていうのがあって、だからみんなにも確認しました。みんなが嫌だって言ったら僕は別に6位でもいいやって思ったんですけど、おのおのが目標を達成すれば3位になれるって分かってたので、じゃあ3位でやりましょう、って決まったという感じです。

高橋 かなり難しい戦いになるとは思うんですけど、だからといって目標変えましょうっていうのは良くないし、そんなことをしても何の意味もないので、団体3位っていうのを必死に取りに行く、ただそれだけのことですね。

――山田選手にとって高橋選手はどんな主将ですか

山田 ビシッてなるときはビシッてなるんですよ。後、(種目別で)優勝してナショナル入って、合宿とか行って、チーム練の時は帰ってきてくれて。客観的に見て一矢さん変わったなって思うんですよね(笑)。スイッチのオンオフじゃないですけど、やるときはちゃんとやってくれるというか。絶対チームに本当に必要な存在だなってめっちゃ思うんですよいつも。かっこいいです(笑)。そうなりたいって思います本当に。僕だったら東とか(団体メンバーから)外れるんですけど、一矢さん外そうって絶対ならないです。

高橋 キャプテンとしてはそれはすごく嫌な部分なんですよ。「一矢さんは絶対入るからしょうがない」っていうメンバー選考であってほしくなかったんです、ずっと。「一矢さんなんて追い抜いて、あいつ別にケガしてるなら出なくていいよ」って言ってくれるようなチームメートであってほしかった。

山田 じゃあ一矢さんいるから、じゃなくて追い抜かすぐらいで。

高橋 「もうあいついらねえよ」ぐらいの気持ちで(笑)。変に俺に甘えてほしくないと思う。

山田 負けじと頑張ります。

高橋 大したことないから。本当に。

山田 いやいや。練習の仕方がうまいなと思います。ポイントポイントを押さえて練習している感じが。僕なんかはいい時はいいですけど悪い時は悪い、みたいな感じになっちゃうんですけど、一矢さんは1回ミスが出たとしてもちゃんと切り替えられるというか、そういうのすごいなって思います。

――高橋選手のこと慕ってらっしゃるんですね

山田 言わないですけどね(笑)。

高橋 初めて言われた(笑)。こんな言われたことないです。

山田 恥ずかしくなってきた(笑)。ナショナル選手が2人いるじゃないですか、頑張らなきゃなって思います。

いざ勝負のインカレへ

――今年一番『アツい』選手はどなたですか

高橋 山田元大。

山田 僕ですか(笑)。

高橋 いろいろやってくれてるので。

山田 確かに迷惑はかけてますね(笑)。

高橋 悪いことはしてないですけど(笑)。大事なチェックでぼろったり、かと思うと急に80点くらい取ったり。

山田 たまにポンと出てボンと落ちるっていう感じで。

高橋 だからインカレはポンと出る方を期待したいですね(笑)。

山田 僕は…齋藤(司、スポ1=愛知・名城大付)とか最近めっちゃ頑張ってます。足やってるんで…。

高橋 4月にアキレス腱切っちゃって、ゆかとかできてないんですけど、トレーニングでつり輪強くなって、鉄棒とかできる種目でどんどん強くなってっていう意味では…。

山田 アツいですね(笑)。

高橋 今後に期待がかなりできるんじゃないかなと思います。

――今年の部内での推しメンを教えてください

高橋 出たこの質問(笑)。原田脩(スポ2=東京・帝京)ですかね。誰が見てもきれいな体操、かっこいい体操で、憧れるんですよね、自分には絶対ないものだから。そこが推せる。

山田 あれはやばいです。かっこいいです、体操が。

――どのあたりがきれいなポイントなのでしょうか

高橋 倒立が…。

山田 そうですね、脩は倒立ですね。

高橋 ど真っすぐ(笑)。

山田 でこぼこしてないんですよね。

高橋 結構腰が曲がったりとかするんですけど、脩の場合はもう真っすぐ、棒、って感じで、相当きれいです。ただ倒立するならできる選手多いんですけど、技をして倒立で止まるときの姿勢が真っすぐ。真っすぐで始まって真っすぐで終わる。超かっこいいんですよこれが。

山田 ああいうのやりたいなって思う体操です。日本で一番きれいだなって自分は思います。

――山田選手の推しメンはどなたでしょうか

山田 僕も原田さんです(笑)。脩は同期なんですけど、ここ1年で一緒に戦いたいなというか、チームにいて安心するんですよ。自分もそういう体操したいなって思います。

――今気温的にも暑いですが、暑さを乗り切るための対処法はありますか

高橋 脱ぐ(笑)。

山田 脱ぐのが一番ですけどね(笑)。後はちゃんとご飯は食べるようにしてます。食べたくなくなりますけど、ちゃんとバランス考えて食べてます。

高橋 水飲んで、飯食って、良く寝る。

山田 それに越したことはないですね(笑)。

――今はまっている食べ物はありますか

山田 俺は一番はアイスです。一矢さんはボディメンテです。

高橋 俺ボディメンテ。ナショナル入って、モニターで、飲んで後でアンケート下さいみたいな感じの。それを30個もらって、毎日飲まなきゃいけないんですよ。アミノ酸と乳酸菌とプロテインが一緒に入ったウィダーみたいな。

山田 結構いい味するんですよ(笑)。

高橋 ヨーグルト味でおいしいんだよ(笑)。

山田 一口もらったんですけどあれは…おいしかったです(笑)。

高橋 でもおいしくないっていうけど、毎日飲んでると意外とおいしく感じるんだよ(笑)。

――夏にしたいことはありますか

高橋 海行きたい。

山田 海行きたいですね。海とかプールとか。でも焼けるの嫌なんですよね。

高橋 焼きたい。色白マッチョ気持ち悪いじゃん(笑)。

山田 いやでもユニホーム着たとき黒いの嫌じゃないですか?だから焼くのは嫌なんですよね。

――体操以外のスポーツは得意ですか

高橋 僕は球技できないです。

山田 僕もできないです、みんなできないです(笑)。でも小4までサッカーやってたんでちょっとはできるかなと(笑)。

高橋 バスケの授業で、最後にレイアップを1本入れなきゃいけないっていう試験があって。大体みんな1回か2回で成功するんですよ。でも僕は10回くらいできなくて(笑)。で、あげく後ろが詰まってるから女の子とかに「頑張れー」って応援されるんですよ(笑)。

山田 それめっちゃ恥ずかしい(笑)。

高橋 めっちゃ恥ずかしい(笑)。先生も「じゃあ1回ここで止まれ」ってゴール下で止まって、1、2、3ってやってやっとゴールっていう(笑)。それぐらいできないです。

山田 本当球技できない。

高橋 だってあいつ勝手に動くもん、ボール。

一同 (笑)。

――お2人とも教職を取っていらっしゃるとの事ですが

山田 期末試験はまあまあできたかなと思います。道徳教育学で指導案を書いて、模擬授業をやったんですけど、ジャン負けで20分間先生の役になっちゃって、すごく緊張しました。その時先生向いてないなあって思いました(笑)この授業切りたいくらいです。2年生だと役田(スポ2=埼玉・本庄)も取ってますね。体操部は教職取ってる部員が多くて、体操部の1年生は全員取ってますよ。

高橋 コーチング実習という授業が、体育教師の教職免許のために必要で、陸上の模擬授業を試験でやったんですよ。体操の模擬授業もあるんですけど、通年で木曜日に所沢にいかなきゃならなくて、陸上は月曜の3、4限なので、行けるし半期なので陸上にしました。

いざ勝負のインカレへ

――ありがとうございました!

(取材・編集 脇田真悠子)

◆高橋一矢(たかはし・かずや)(※写真左)

1996年(平8)10月9日生まれ。身長158センチ、体重53キロ。岐阜・中京高出身。スポーツ科学部4年。つり輪「日本一」から約1か月がたった今、大学生活最後の大勝負が始まろうとしています。多くは語らず背中で語るスタイルでみんなから頼られ、憧れられている高橋選手。主将として、チームのエースとして、チーム目標、団体3位をかなえられるか・・・「覚悟」は十分!最後の夏も熱く戦い抜きます。

◆山田元大(やまだ・もとひろ)(※写真右)

1998年(平10)12月16日生まれ。身長164センチ、体重57キロ。千葉・市船橋高出身。スポーツ科学部2年。今回「どうしても対談を一矢さんとやりたい!」と山田選手から希望をいただくほど、隠れた高橋主将を慕う山田選手。「もっち」の愛称でみんなから慕われる山田選手は最近「半分、青い」というドラマにはまっているそうです!2年目のインカレも「緊張を楽しんで」勝負にでます。

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