野球部

2018.06.01

【連載】春季早慶戦直前特集『覇者の矜持』 第8回 小島和哉主将 

 東京六大学春季リーグ戦(春季リーグ戦)で3勝を挙げているエース小島和哉主将(スポ4=埼玉・浦和学院)。直近の法大戦では1、3回戦で完投勝利を飾り、調子は上向きだ。その要因には冬からのトレーニングと、リーグ戦を戦う中でつかんだ投球イメージがある。ここまでの振り返りと、決戦への意気込みを伺った。

※この取材は5月24日に行われたものです。

「自分の中でも何かつかめたような感じがした」

冬場の鍛錬が実を結んだようだ

――今季の投球を全体としてどう捉えていますか

 個人的な結果だけを見たら、明大の3戦目以外はこの冬自分の中で目標を立てた、試合をつくるという意味では、全部8回、9回まで抑えることができ、なおかつ2点以内でどの試合も試合をつくれてはいるので、自分の中では冬にやってきたことが結果として出ているんじゃないかなとは思います。

――まずは直近の法大戦から振り返っていただきたいと思います。1、3回戦共に9回1失点と好投でした

 優勝が無くなって気分的にちょっと楽になったか分からないですけど、監督(髙橋広監督、昭52教卒=愛媛・西条)からはずっと「1、3戦目に勝てる投手になれ」と言われていたので、それを4年のこのキャプテンになって春のシーズンでできたのは、今後にとってもすごいいいものになるんじゃないかなとは思います。

――同一カードで2回勝てたというのは率直にうれしかったですか

 そうですね。勝てたことは一番うれしかったです。

――2日間とも直球がさえていましたよね

 自分の中でも結構何かつかめたような感じがした、感覚的にもそういうのがあったので、それが勝ちの方向に向かったのはよかったのかなと思います。

――1回戦の試合後に球速に関してはたまたまだとおっしゃっていましたが

 土曜日の試合の時に、ブルペンで投げていてちょっとしっくりくるフォームというか修正をしたんですけど、そしたらうまくはまるところがあって、「よし、これでいってみよう」となって。

――どのあたりを修正したのですか

 右側のグローブの使い方というか、壁をちゃんと作って左腕と入れ替わるというか。当たり前なんですけど、できるだけ右側でちゃんと壁を作って入れ替わることだけを意識して投げたら力感が減りました。

――それまでは入れ替えのタイミングがずれていたのですか

 どっちかというと自分はリーグ戦に入った最初とかはやっぱり自分が抑えなきゃっていうので力感があって。その力感もちょっと強すぎるというか、あんまり腕がしなっていない感じのフォームだったなっていうのは、反省としてもちょっと自分の中でありました。

――3回戦は外に逃げる変化球での空振りを取る場面も多くありました。今、球種としては何を投げていますか

 真っすぐ、カーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップですね。

――開幕前に言っていたカーブ以外も変化球はうまく使えている状況ですか

 そうですね。自分の中でも岸本(朋也副主将、スポ4=大阪・関大北陽)と試合前にいつも二人で話をして、そのプラン通りに試合もちゃんと進められているので、それはいいことかなと思います。

――明大戦でも1、3回戦に投げました。3回戦では打ち込まれてしまいましたが、あの時の反省を法大戦に生かせた点はありますか

 それはかなりありますね。自分が1回戦目を抑えたんですけど、2戦目で(チームとして)結構点を取られてしまって、それでバッターの調子がいいなっていうふうに自分の中でちょっと思ってしまって。それで3回戦で「変化球で最初逃げようかな」っていうのがちょっと頭にあったので、そこをもう少しシンプルに考えられればよかったんですけど。なので法大戦は自分が1戦目に投げた試合のイメージをすごい大事にして、その時と一緒で真っすぐでどんどん押していこうと考えていました。

――前半は調子が悪い試合が続いていましたが、それはやはり力みというのが一番大きな原因でしたか

 慎重に入りすぎずに大胆にいければいいんですけど、試合になってマウンドに上がった時はいろいろ雑念もあるのでそこは難しいと思うんですけど。まあでもそこは自分がまだ未熟なところだったなっていうふうには思います。

――雑念とつながるかもしれないのですが、シーズン序盤は「神経質になってしまっている」とよくおっしゃっていました。それはどういったことだったのでしょうか

 うーん、なんか1から10まで自分がやらなきゃいけないって思ってしまうところがあって。それがキャプテンをやっているからなのかは分からないですけど。でも今とかはヒット1本打たれても長打だけ打たれなければいいと思って、常に一人のバッターを抑えることだけを意識しているので、別にヒットの本数も自分の中でですけど、例えば10本打たれても失点が1、2だったら自分的にはオッケーだと思っています。

――力みを無くす、力を入れないで投げられるようにするために体の使い方で意識していることはありますか

 さっきも言ったとおり、右で壁を作ってボクシングのジャブじゃないですけど、(ボクシングの動作をしながら)ボーン!って左を出すっていうイメージですね。腕の入れ替わりというか、0から100というか、リリースの離すところに100%を伝えられるように投げることはキャッチボールからいつも意識しています。

――右手の引きを意識して左手を出すと

 今まで右手の引っ張ってくるのと左手の出すのが同時っぽいイメージがあったんですけど、それが自分の中ではいい意味で崩れて、こっち(右)で壁を作ってもまだ(左)腕が上がってこないというか、横を向いた状態で投げられているようなイメージです。それがタイミングをうまく外せたりとかそういうのにもつながっているんじゃないかなと。

成長を続けるエース

――昨年からの変化でいうと、スタミナ面ではシーズンを通して終盤で粘れているのが大きいと思うのですが

 新チームになってから自分の中で目標をちゃんと作ろうと思って、その一つに柳さん(柳裕也投手、中日ドラゴンズ)が4年の春にリーグ戦で72回(正確には72回1/3)投げていて、それを自分の一つの基準にしています。日曜がもし全部負けてしまうと仮定して、そしたら土、月が5カードで合わせて10試合。その10試合で72回を投げるとなるとやっぱり8、9回はしっかりキープして投げられなくちゃいけないっていうのは自分の中でありました。3年の時の自分だったら3戦目は5、6回とかそれくらいまで試合をつくれたらいいとは思っていたんですけど、4年になって自分が一番やらなくちゃいけないという気持ちになった時に、簡単に分かりやすい数字で柳さんの72っていうのが頭の中にあったので、それくらいイニングを投げられるように走り込みもしなくちゃいけないなっていうのは常に思って練習をしていました。

――その点ではここまで完投が3つ。そこは冬場からのトレーニングが生きている部分はありますか

 そうですね。そういう結果を出すために練習をやってきたのでそうだと思います。

――法大3回戦では1回戦での完投から中1日で投げて、再び完投しました。スタミナが残っていたというのも取り組みの成果ですか

 それプラスやっぱり土曜日が終わってからトレーナーとかにも治療していただいて、自分じゃできないところをちゃんと周りの人がサポートしてくれたりとか、そういうのが一番にあってのものだと思うので、それは周りの人には本当に感謝したいと思います。

――法大1回戦でターニングポイントにあげていた7回は、1死から二者連続で三振に取りました。開幕前に「狙いにいったところで三振を取れるように」とおっしゃっていましたが、あそこはそういった場面でしたか

 得点圏にいったときにもう一段階ギアを上げられるようにというか。得点圏で三振か内野フライだったらランナーが進まないじゃないですか。なので基本的に頭の中に三振か内野フライ、あとはボテボテの内野ゴロで打ち取ろうというのはあるので、それが一番いいかたちで結果に出たのでよかったです。

――今季はこの場面ではこう打ち取りたいというイメージと結果は結びついていますか

 そうですね、はい。

――それから投球回に対しての与四球数がこれまでのシーズンと比べて低くなっています

 法大戦の時とかも投げていて制御が利かずにフォアボールっていうのではなくて、自分と岸本の中でもアイコンタクトじゃないですけど、一塁が空いているから歩かせてもここはいい場面っていうところがあって。(3回戦は)4つフォアボールを出した中でそういうのが2つくらい自分の中ではあったので、その面に関しても自分と岸本でちゃんと試合を冷静に見れている、勝負できているのかなというふうに思います。

――去年に引き続き第1先発を務めていますが、去年の経験を生かせている部分はありますか

 相手より先に先制点を取られないようにすることっていうのは自分の中でも掲げています。なおかつそれが最少失点にまとめられたらなおいいと思っていて、それは本当に今のところは最少失点に抑えられているので、最後まで気を抜かないでいきたいなとは思っています。

――第1先発としてのプレッシャーは感じていますか

 もう今は特にないですね。

――相手も好投手が投げてくる中で僅差の試合が予想されますが、どういうふうに気持ちをつくっていますか

 今はワセダ自体はもう優勝がないので、胸を借りるつもりじゃないですけど、しっかりと自分の実力を出せるようにというところです。早慶戦も必ず秋につながるような試合にしたいと思います。

――今年も去年と同じように援護が少ない中での投球です。去年は「点を取られてはいけないと考えすぎて自分の首を絞めてしまった」とおっしゃっていましたが、今年はその面での考え方はどうですか

 常に点を取られちゃいけないとは思っていますけど・・・。うーん、難しいなあ。どう思っているんだろう(笑)。でも完封負けが春のオープン戦を含めても3回くらいだったので、自分の中では割り切って、9回あったらさすがに1点、2点は取るだろうっていう(笑)。開き直りですね。でもそこはもう練習とかを見る中で野手を信じて自分は投げるだけだと思っているので。それで自分が粘れればやっぱりチームが勝つ確率はかなり上がると思うので、自分は自分の仕事を。こっちが1点取った、2点取った、逆に取れなかったとかそういうのは考えないで、自分は9回を抑えるっていうのだけを意識してやっていますね、今は。

――とにかく自分の仕事に徹すると

 そうですね。自分が自分の仕事に徹しなかったらみんなにも示しがつかないので。

――明大戦からは岸本選手とバッテリーを組んでいます。そこのコミュニケーションの部分は試合以外も含めていかがですか

 なんかキャプテンと副主将になったからかも分からないですけど、チームのささいなことでも、すぐ思ったことをいろいろと言い合うような状態に今なれていて。この間もネットとかで見たんですけど、『第六感』というか、試合の時の勘というか、雰囲気とか、そういうので二人して感じることが一致しているというか。そういうところはなんかよく分からないですけど感じるので、結構いい感じじゃないかなと思います。

――副将という意味でもすごく大きな存在ですか

 そうですね。自分が主将になった時も副主将は野手になってもらって、岸本と黒岩駿(副将、スポ4=長野日大)に野手の方は100%全部任せているわけじゃないですけど、二人が中心になってやってほしいっていう話はいつもしていて。3人がキャプテンっていう気持ちでやっているので、そこはもう本当に二人は信頼していますし、特に岸本に関しては自分が投げている球を捕ってくれているので、バッテリーということに関しても尊敬、信頼していますね。

――普段の練習のことについてですが、試合間の平日はどんな調整をしていますか

 ランニングの量とかは落とさないで、去年よりも1・5倍くらいとかは試合の週でも走っています。

――リーグ戦の期間中はどのようにリフレッシュや切り替えをしていますか

 そうですね、リフレッシュ・・・。

――試合や練習以外の時も野球のことを考えてしまうタイプですか

 月曜日がオフで、火、水、木とかはみっちり練習して、金曜日はとりだめていたビデオを見るくらいですかね(笑)。あと前日はめちゃめちゃ昼寝します。

――法大戦の前にグローブを変えましたが、何か意図はありますか

 いや、気分転換(笑)。でも法大戦で勝ったので早慶戦でも使います。

精神面を支える基本的な『型』

自分を知り、相手を知る。事前の研究が好調の一因だ

――ここからは主将としての面やチームのことを伺いたいと思います。まずはチーム全体を振り返ってどのように見ていますか

 やっぱり70年ぶりの最下位、去年の秋のシーズンはすごく悔しい思いをしたので、それを晴らすにはやっぱり優勝しかなかったんですけど、出だし(の立大戦)で2敗してしまって、そこが今の状況になってしまった原因かなと思っていて。その試合(1回戦)で自分が2点取られてしまったので、そこが1点でも食い止められていればどうなっていたか分からないんですけど、今のところは悔しいですかね、チームとしては。

――立大戦はやはり悔いの残る試合でしたか

 そうですね。今シーズンでは一番悔いが残っていますね。

――守備面でのミスなど試合内容としてもよくない試合が続いていました。そのような中でどのように声を掛けていましたか

 練習では常に本番の試合でミスが出ないようにっていう声掛けとかはしているんですけど、リーグ戦の神宮球場でやってミスが出てしまったっていうことは、それだけ一人一人の自覚も甘いと思います。またそれを見逃しちゃっている、神宮でやるかもしれないと思っているのに注意できていない周りの選手のせいでもあるので、そこは夏のオープン戦の期間は徹底的にやりたい、やっていこうっていう話も岸本ともしています。でも個人的には本番でミスが出ても、下級生が多いので「すぐ切り替えろよ」って言って、自分の中でもただ自分がヒットを打たれただけと思えばいいやと思っているので、そこの開き直り、切り替えは今のところちゃんとできていると思います。

――「自分がヒットを打たれたと思って」というのは以前の試合後にもおっしゃっていて印象的でした

 もう起きてしまったことは仕方ないので、誰かがミスしても誰かがサポートできればプラスマイナスゼロにはなると思うので、常にそれは考えています。

――丸山壮史選手(スポ1=広島・広陵)や徳山壮磨投手(スポ1=大阪桐蔭)など1年生が多い中で、ご自身も1年生の時から試合に出ていましたがどんな言葉を掛けていますか

 丸山とかは結構タフだなと思っていて。1年の最初からこれだけシーズンずっと出ているのでそれはほんとすごいことだなと。でもその分絶対気疲れというか緊張しているところもあると思うので、そこはできるだけ自分から声を掛けてご飯に誘ったりとかしていますね。徳山に関しても、自分が投げる試合はいつも2番手の準備をブルペンでしていて、球数も結構投げていると思います。1年生に頼ってはいけないですけど、今後ワセダの主力に絶対になる選手だと思うので、頑張ってほしいです。

――開幕前には「主将といえども主になりすぎないように」とおっしゃっていましたが、リーグ戦が始まってみてそこはいかがですか

 試合が始まったらもう本当に自分が9回を抑えることだけ考えて、岸本と黒岩駿と、4年の西岡(寿祥、教4=東京・早実)とか小太刀(緒飛、スポ4=新潟・日本文理)に野手の方とかは任せるようにして、何か思った時だけ言うようにはしています。それがいいのか悪いのかは分からないですけど、自分の中でのめりはりというか気持ちの切り替えはできていると思います。

――チーム状況からすると、どの試合も絶対に負けられない試合での登板だと思います。その中でどういうふうに準備して臨んでいますか

 もともと緊張するタイプではあるので、試合が始まるまでは。マウンドに立ったらあまりしないんですけど。なのでマウンドに立つまでは常に最悪の状況だけ考えています。「真っすぐがいかなかったらどういうふうに組み立てよう」とか、「この変化球が入らなかったときはこういうふうに組み立てよう」とか。一個一個、基本的な『型』じゃないですけど、右バッターのこういうバッターにはこういう攻め方っていうのを紙に書いて全部出したんですよね、言葉にして書いて。なのでそれに沿って今は投げているだけっていうか。逆にそれができているので、もし悪くてもすぐ次の引き出し、その次の引き出しを出してっていうのができていると思っているので、それが今、試合を崩さないでつなげている要因かなと思います。

――紙に書いたのは開幕前ですか

 そうですね。冬の時期に一回。道方コーチ(康友投手コーチ、昭53教卒=大阪・箕面自由学園)とかにも一番最初に「自分を知りなさい」と言われたので。そのためには、じゃあ自分のカウントを取る球は何なのか、自分が決め球にする球は何なのかとか、自分を知るっていうことはこういうことなのかなと思って、自分の解釈でやりました。

――書き起こしてみたらどうかという直接的なアドバイスではなくて、自分で考えた結果そこにたどり着いたと

 そうですね、はい。

――いわゆる巧打者といわれる打者が各大学にいると思いますが、特定の打者に対しての攻め方も決めていますか

 自分の中でいくつかタイプが分かれると思っていて。まあここでは言わないですけど(笑)。そのタイプに相手の打者を当てはめて考えているっていうか。右の長打があるバッターにはこういう攻め方とか、そういう根本的なのが自分の中ではあって、それに相手の選手を紙に書いて当てはめています。それからこの選手はちょっと応用でこの球も使えるとか、この球は危ないとかっていうのを、前日や試合が始まる前には頭の中で整理がつく状態にはしています。紙に書いてやっているので、それを岸本も一緒にその場で見て考えてくれていますね。

――1回戦での結果を受けて3回戦に生かしたりもしていますか

 ありますね。1戦目の1回から9回までを全部見て、それを(岸本と)一緒に見ながら「ここはこうだったよね。じゃあ今度は同じミスをしないようにしようか」とかそういう感じで。

――今季に限らず試合前に綿密に考えていくタイプでしたか

 そこまでは考えていなかったですね、実際は。

――ではそれを始めて結果が出ているというのはかなり大きな収穫になりますか

 自分の中で別に今年に限ってがちがちに考えているっていう、そういうのじゃないというか・・・。ちゃんとそういう『型』が決まっているから緊張しないというか、そっちの方がでかいですかね。焦ってその場で「やばい、この球入らなくなっちゃった、どうしよう」って考えるんじゃなくて、もともと「こうなったらこうしよう」っていうプランを考えているので。だからマウンドでも頭の中だけは冷静にできているんじゃないかなとは思います。勉強はあんまり得意じゃないですけど(笑)、ちゃんと予習はできている状態で試合には臨もうと。その試合の中の雰囲気で配球を選んだりしていた部分があったので。実際今でも基本の型はありつつ、「この球は今じゃない」っていうのもあるので、そこは岸本にも言うようにはしていますね。

――そこはさっき出た『第六感』という部分にもなるのですか

 いや、そこは分かんないです(笑)。そんな格好つけて言う感じでもないですね。

――では早慶戦のことについて伺います。今季は開幕前から常に早慶戦での勝利を目標に挙げていましたが、いよいよ目の前にしていかがですか

 ここまでのリーグ戦もいいピッチャーがたくさんいて、打線もちゃんと線になってつながって見えるので、それを抑えるのは結構難しいと思います。でもそこもしっかり分析して、自分の結果としてリーグ戦をいい締め方ができるように、なおかつ勝ちを付けられるようにしたいと思います。

――特に注意したい選手はどなたですか

 いやもうそれは間違いなく郡司くん(裕也、慶大3年)ですね。当たっているので。その前にランナーをためないようにして、できるだけ最少失点に抑えようと思っています。ケイオーは本当にピッチャーがいいので。

――ご自身としても2年の春以来、勝利から遠ざかっていますがそこは意識もしますか

 やっぱり早慶戦だけは特別だと思っているので、本当に勝ちが欲しいですね。

――昨秋は初回の2失点のみでの敗戦となりました

 自分の課題はやっぱり立ち上がりだと思います。立ち上がりをしっかり抑えられれば自分的にもいい流れで乗れると思うので、初回、立ち上がりに注意したいと思います。

――これまではシーズン最多が3勝でした。4勝目が懸かっているという面ではいかがですか

 やっぱり1年の時が一番勝ち星が多かったりしていて、自分の中でもずっと成績が下がっているような状態だったので、それが4年になって調子も上がってきたので、しっかりと勝って、勝ち星を増やしたいと思います。

――それでは最後に早慶戦への意気込みをお願いします

 新チームになって大学で日本一になることと早慶戦で勝つことはずっと目標にしていました。この春は日本一になることはできなかったですけれど、早慶戦で勝つ目標はみんな持っているので、そこは達成できるように、まずは1戦目で自分がしっかり勝ちに導けるように頑張りたいと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 吉田優)

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◆小島和哉(おじま・かずや)

1996(平8)年7月7日生まれ。171センチ、81キロ。埼玉・浦和学院高出身。スポーツ科学部4年。投手。左投左打。開幕前の対談と同じく、色紙にしたためてくださった言葉は『氣持ち』。「グローブの中も『氣持ち』って刺しゅうを入れているんです。最後はやっぱり『氣持ち』かなと思って」。チームの勝利のため、強い『氣持ち』でマウンドに上がります。