卓球部

« 特集に戻る

2018.05.11

【連載】春季関東学生リーグ戦直前特集 最終回 平野晃生×徳永美子

 春季関東学生リーグ戦直前特集、最終回に登場するのは平野晃生主将(スポ4=山口・野田学園)と徳永美子女子主将(スポ4=福岡・希望が丘)。1年時からチームの中心選手として活躍してきた2人も気付けば4年生となり、コート内外でチームを先導する立場となった。個性豊かな早大卓球部をまとめる主将ペアにチーム状況やリーグ戦への意気込みを伺った。

※この取材は4月20日に行われたものです。

「上を目指していけるチームになっていけたら」(徳永)

チームを優勝に導く勝利が期待される徳永

――春休みはチームとしてどのように過ごしましたか

平野 合宿で男子はトレーニング合宿というものを行ったのですが、そこで体力面だったり、筋力面だったりしたところに強化をつとめました。また合宿やその他の1日練習でも練習量を増やし、技術力の向上を目指しました

――練習量を増やしたのはチームの判断ですか

平野 チームのみんなでミーティングを行った時に、さらに増やした方が良いという意見もあったので増やしました

――女子部の方はいかがですか

徳永 春休みは練習場が1カ月使えませんでした。合宿に行ったり、実業団に行ったり使えないことはマイナスでしたが、そこで試合を多く取り入れる機会が多くてそこはプラスに使えていけたと思います。合宿などでミーティングをして気持ちの面で疑問に思っている選手も多かったので、そこをみんなで話し合ったり、コーチの方々のアドバイスを聞いたりして、精神面の強化もできたのではないかと思います。

――男女共にミーティングは増えていますか

平野 そうですね。部員の中で話し合う機会を持とうということで増えています。

徳永 同い年が3人で少ないので、私たちの意見だけではわからない部分もあります。全員で話してこうした方がいいんじゃないかという意見もあり、全員が納得する形で取り組むようにしています

――春休みで具体的に強化してきた面はありますか

平野 さっき徳永も言いましたが、練習場を1カ月使えないという状況だったのでやはり外に出る機会が多かったです。多く試合をしたという点では試合の感覚というのがある程度ついて、そこから課題も見つかるので、そこの強化につとめられた逆に良い1カ月であったと思います。

徳永 試合になるとレシーブの反省がいつも多くて、このサーブが取れなかった、レシーブから崩れたなどの展開が多いので、ラリーに持ち込む前にレシーブから攻めれるように合宿などでもレシーブからのパターン作りを多く取り組むようにしました。

――主将になってから難しさなどはありましたか

平野 昨年が上村主将ということですエースとしてチームを引っ張って来たので、自分は正直エースと言える立場ではないかもしれないのですが、上の4年生がしっかりする事で下の学年も安心してできるのではないかと思うので、勝ちにこだわってやっていきたいと思います

徳永 上の主将のことをずっと見てきたのでその中でそのままやっていったら良いなと思うことと、自分であればこうしたいというのを足しながらやっています。チームをまとめられているかと言われれば分かりませんが、今までの主将は春リーグで主将としての立場と自分のプレーがごっちゃになってうまくいかなかったというのをみているので、毎年がそうではないですが、自分のプレーとチームをみることは切り離して考えています。

――主将としてことしはどんなチームを作っていきたいと考えていますか

平野 1人1人がチーム一丸と言いますか、チームで勝とうという意識を持って団体戦、リーグ戦に臨めたら良いと思います。最終的に負けたとしても次に繋がる負けたとしても、最終的に勝ちに繋がるそういうチームを作っていければ良いと思います。

徳永 早稲田は前からそうですが、レベルの差など関係なく全員で取り組むというのが、良い点だと思います。ほかの大学を見ているとレベルの差があってそれによって1人1人のやる気が違ったりという点もあるのですが、全員が高い意識を持って目標は違っても、上を目指していけるチームになっていけたら良いです。また1年を通して全員が自分より卓球部としての役目をこういう風に役に立てたなと、思えるようなチームにしていきたいです。

――お互いの主将ぶりをみていかがですか

平野 やはり、主将について話し合う機会も何回かあったのですが、考えてる部分が似てることもあって主将としてのタイプは似ていると思うので2人とも自分の考えなのですがガツガツ引っ張っていくタイプではないと思っているので、できればコミュニケーションを取りながらうまく回していきたいです。主将に向いてるかと言われればわからないのですが、色んな考えを持ってやっていきたいです。

徳永 新体制になって男子の練習を見てて、今までと違って、勝ちにこだわっているなというのが見ていて分かります。これまで関わって来て、そんなにガツガツいうタイプではなかったのですが、すごい自覚を持って頑張っているなというのが伝わってきます。練習なども女子の練習に男子が入ってくれたりして、女子からすれば、すごい練習になるので、お互いにプラスになるようにやっていただいているので、良い関係だと思います。

――前の主将から良いと思って受け継いでいることはありますか

平野 上村主将が受け継いでいると感じるのは練習に対する姿勢だったり、取り組む姿勢です。言葉にしなくても伝わるものといいますか、そうした雰囲気や準備などはすごくされていたので、そういった面は自分は見習っています。

徳永 田中さんはチーム全員で自己分析のような紙を作って自分の分析を始めて、全員が全員試合後に自分の反省をするかといえばそうではないので、チームとして取り組めばやらない子もやらざるをえないし、反対もあったのですがそこは私が良いと思ったので続けています。

――同期がお二人共少ないと思うのですが、それぞれ役割分担などはありますか

平野 男子は4人なのですが、やはり4人だとかなり集まりやすくて、チームでの話し合いが増えて、自覚も話すことによって芽生えてきます。これやって、あれやってというのを分けることができて、上の考えがブレないということで、下もついていきやすくなるのかなと思います。上だけで話すことも多くて、またことしは副主将として硴塚(将人、スポ3=東京・エリートアカデミー/帝京)も入っていて、そうした一個下の学年も入れることでチームとしてのバランスも取れてきていると思います。

徳永 1人は就活でなかなか、練習に毎日これてはいないのですが、基本3人で話し合います。卓球でどうこうは阿部(愛莉、スポ4=大阪・四天王寺)と話し合って、それを小笠原(芽衣、文構4=東京・早実)に話して納得してもらう形でやっていて、私達よりも小笠原の方が頭が良いので、チームの仕事のことや私達が気づかない面もフォローしてくれているので、そういった役割分担で3人でやっているかなと思います。

――下級生とのコミュニケーションはどうですか

徳永 私は自分が後輩の時にケガだっだり、負けたりしていた時に先輩から声をかけていただいたりしたので、毎日みんなの顔色を見ながら、何があったら声をかけたり、喋ったりしています。

仲間

リーグ戦ではチーム一体となった応援にも注目

――同期の素顔を教えてください

平野 男子の4年生は明るいというか、すごく思ってることを出すタイプなので、分かりやすくチームを盛り上げるタイプなのでそういう面では非常に助かっている部分はあります。4人ともお酒が好きでそういうお酒の場で話すこともあるのですがそういった時に意見もバンバン出るので非常にまとまりやすいですし良い意見が出るので、新しいことにも取り組んでいけるので良い同期を持ったなと思います。

徳永 阿部は人見知りがあるのですが、打ち解けると元気いいし、騒いだりとかするので、3人で喋って仲良くやっています。小笠原はどちらかというとしっかりしていて、私達が分からないところを指摘してくれたり、普段は明るいですしメリハリがしっかりしていると思います。

――4年生は男女間の交流はありますか

平野 なかなか集まる機会はありませんが、卓球部としての話す機会があって早稲田大学卓球部としてどう成長していこうと話す機会はあります。

――新入生の印象はいかがですか

平野 新入生は4月から入ってきて練習場の雰囲気などは良くなってきて、高校から上がったばかりなのですが元気で自然とまとまったり練習しようという雰囲気になるので、すごく助かっている部分は多いですね。ことし入ってきた新入生とはコミュニケーションをとるようにしてもう馴染んでいますが、大学という環境の中で強くなって成長していって欲しいと思います。

徳永2人とも、高校でやっていて全員ではないのですがある程度の子は喋ったことがある子なので、笹尾(明日香、社1=神奈川・横浜隼人)は最近一緒にやり始めたばかりですが優しいし良い子なので、楽しくやっています。岩越(帆香、スポ1=福岡・希望が丘)も私は後輩ですし、意外とストレートに思ったことをいう子なので、一個上の先輩と喋ったりして馴染んでいると思います。

「意地を見せて後輩につなげたい」(平野)

チームを引っ張る覚悟が見えた平野

――リーグ戦直前となりましたがチームの雰囲気はいかがですか

平野 やはり直前になってきてみんな気を引き締めて各自自覚を持って取り組めていると思います。チームの雰囲気はすごい良いと感じているのでこの調子を維持しつつさらに上を優勝を目指してやっていきたいと思います。

徳永 これまで個人戦が続きましたがみんな成績も残していて、レギュラーメンバーも調子よくきていますし、ダブルスなどもあるので、後1カ月を切っているのですがチームとして勢いに乗ってそこに向けてしっかり準備していけたらと思います。

――リーグ戦優勝のカギはありますか

平野 そうですね。もちろん1人1人の実力を高めることも必要ですが、負け方もすごい大事になってくると思います。負けた時にいかにチームを後ろに向かせず逆に上に向いてもらえるようなことも大事だと思います。

徳永 春リーグは1年生が入ってきて新生活にも慣れずリーグ戦がどういうものか分からずに、チームとしてもバタバタしてしまうことがいつも反省としてあるので、1年生は2人ともことしはレギュラーですし、試合に出てみないと分からない部分はあるのですが、全員で1年生をサポートをしながらこれまでの成績は関係なく、周りからは優勝(候補)といわれることもありますが、準備はしっかりして試合が始まったらみんなで楽しく頑張っていきたいです。

――チームのキーマンはいますか

平野 昨年主将、副将だった上村さん、竹岡さんの2人が抜けて、新しく2人が入ってきたのですが、キーマンとしては五十嵐(史弥、スポ1=石川・遊学館)をあげます。高校時代の成績もあって期待しているのですが、練習などを見ていてもチームを勢いづけてくれる存在なので、勝ってチームを勢いづける起爆剤になってくれると期待してます。

徳永 女子はレギュラー争いも激しくて始まってみないと誰が出るかは分からないのですが、全員どの学年も良い選手が揃っていると思うので全員がポイントで、ダブルスを2点とっていけるかが重要です。特にレギュラーの選手は出たいという気持ちの強い選手が多くて残って練習したり、研究したりとやっている姿がみえるのでチームとしてはすごく良いと思います。

――他大で注目している大学で3つあげるとしたらどこですか

平野 明大、専大、中大。あとは筑波大です。初戦は筑波でそこが男子にとって重要になってくると思います。筑波のダブルスは3月の東京選手権で優勝していますので、いかにそのダブルスを取っていくのかが大事だと思います。どこの大学もダブルスで4年生が抜けているので、ダブルスが大事なポイントになると思います。そこを強化していきたいです。明治、専修に関しては、強い4年生から2点取れるかが大事です。明治、専修のダブルスはどういう風な感じでくるかはある程度分かっています。他の大学も1年生も脅威ですが、自分たちは挑戦者なのでそういった気持ちを忘れずに戦っていきたいと思います。

徳永 中大、専大、日体大です。日体大は秋はケガをしてる選手が多かったのですが、その選手が回復してると聞いてますし、また総力をあげてくると思います。専修は安藤(みなみ、4年)選手の2点というものがすごく強いので、注意したいです。中大はエースが抜けましたが、その分周りの選手が伸びてきていて、しっかり勝ち切っていかないといけないです。中大のダブルス対策もしっかりしていますし、シングルスは(オーダーの)当たりもありますし、ダブルスが取れた方がすごい有利になると思います。

――お二人が個人的に注目してほしいプレーはありますか

平野 四年生として最後の春リーグになるので意地を見せて後輩につなげたいと思います。

徳永 私はフォアハンドを得点源としてやっているので、秋から強化してきた部分もありますし、そこを見せたいと思います。

――最後にリーグ戦の意気込みを教えてください

平野 男子は長いこと優勝から遠ざかっているので、優勝目指してチーム一丸となって目の前の1試合、1試合を大切にして優勝につなげていきます。

徳永 今までもグランドスラム(※)が目標だと言っていましたが、春リーグで負けてきているので、ことしのチームならグランドスラムを叶えられると思っているので必ず3つとるという気持ちを前面に出して、みんながこのチームで良かったと思って戦えるようにみんなで力を合わせて優勝をとりにいきたいです。

――ありがとうございました!

(取材・編集 吉田寛人、喜柳純平)

※春季リーグ、インカレ、秋季リーグの三冠を達成することを『グランドスラム』と呼ぶ。

春季リーグ戦の抱負を色紙に書いていただきました!

◆平野晃生(ひらの・こうせい)(※写真右)

1996年(平8)6月7日生まれ。177センチ。B型。山口・野田学園高出身。スポーツ科学部4年。左シェーク裏・裏。個人の力ではなくチーム力で勝ちにいくということを強調していた平野選手。チームをまとめ上げ、貴重な勝ち星を挙げる姿に期待です。

◆徳永美子(とくなが・みこ)(※写真左)

1996年(平8)12月12日生まれ。158センチ。O型。福岡・希望が丘高出身。スポーツ科学部4年。左シェーク裏・裏。どんなに左右に振られても食らいつく徳永選手の粘り強いラリーに注目。女子部を優勝に導いてくれることでしょう。

« 特集に戻る