庭球部

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2018.03.08

【特集】『早稲田フューチャーズって、なに?』第1回 トーナメントディレクター/石井弥起ヘッドコーチ

 記念すべき第1回に迎えるのは、今年度より新たにトーナメントディレクターに就任した石井弥起ヘッドコーチ。選手時代に早稲田フューチャーズに出場した経験もある石井ヘッドコーチに、三菱電機・早稲田大学フューチャーズ国際トーナメント(早稲田フューチャーズ)の見どころ、はたまた学生の世界への挑戦に対する思いまで、存分に語っていただいた。

※この取材は2月25日に行われたものです。

「学生の頑張りが見られる大会」

フューチャーズの魅力を語る石井ヘッドコーチ

――大学テニスはどのような位置にあるとお考えですか

 それぞれ各個人によって変わってくるとは思うんですが、早稲田に入ってくる選手はいい選手が多いので、テニスを一生懸命やるという位置づけの人が多いと思います。ただ全員がプロを目指す選手ではないですし、そこが大学テニスの特徴だとも思います。

――近年はフューチャーズなど国際大会に挑戦する学生も増えてきましたが、それに関してはどういった印象をお持ちですか

 全員がプロを目指している選手ではないとは言いましたが、学生のレベルだったり意識だったりは高くなっているというのは間違いないですし、テニスの質自体も上がっています。そういう意味でも最近ではナショナルチームからも注目され始めている位置には来ているので、それはフューチャーズを始めてから確実にレベルは上がってきてるな、と感じますね。僕も選手の時に第2回(2008年)くらいから何大会か出場しているのですが、そのころから比べても層は確実に厚くなっているし、学生にレベルは確実に上がっているので、やはりこういう大会の価値はあるんだなというのは感じています。

――フューチャーズとはどのような大会なのか、改めて分かりやすく説明していただけますか

 来年から仕組みが変わってしまうのですが、現在はフューチャーズがプロ世界での世界ランキングを決めるATPポイントを取る上での登竜門という位置付けですね。四大大会をピラミッドの頂点として、その次にマスターズ1000、ATP500、250と続いて、次にATPチャレンジャーがあって、その下にフューチャーズがある、フューチャーズはピラミッドの底辺という感じです。ここからみんなグランドスラムを目指しましょうという大会ですね。

――大学サーキットとして他大でもフューチャーズを開催していますが、早大ならではのアピールポイントはありますか

 どの大学の大会もそうですけど、学生がメインになって大会をつくって運営するというところじゃないですかね。学生の頑張りが見られる大会ですよね。手作り感もあるし、そこが魅力じゃないですか。

――早稲田フューチャーズは下級生がメインとなって運営に当たっていますが、そのことが庭球部にどんなメリットを与えるのでしょうか

 下級生というか部員全員が協力し合って一つの大会をつくるということで、部としてもまとまるだろうし、仕事の中身も勉強になるだろうし、社会人になってからも役に立つことが出てくるだろうし、そういった意味では非常にいい試みだと思います。僕もディレクターではありますが、ほとんど学生に任せてしまっているので、よくやってくれてるなと思います

――トーナメントディレクターの仕事はどのようなものなのですか

 まだあまり仕事らしい仕事はしてないんですけど、選手の要望を受け付けると言いますか、リクエストを受ける立場です。例えば、海外の選手からビザの手配はどうすればいいかというメールがきたりだとか、ワイルドカードを誰にするか選んだりだとかですね。あとは試合で問題があったときの最終判断も自分がします。

――トーナメントディレクターから見て、今大会の見どころは

 まだ海外の選手も含め誰が出るかは未定な部分が多いのですが、一つにはやはり学生がどこまで頑張れるかというところが見どころだと思いますし、今大会で言ったら中川直樹選手(IMG Tokyo、ATP世界ランキング(2018年3月5日付)シングルス590位)といった注目の若手が出てくるので、そこも注目ですね。その中で誰が抜けた結果を出せるか、海外勢に立ち向かえるか、上位のランキングの選手と戦っていけるかが見どころですね。

――早大から出場する選手で注目選手を挙げるなら誰になりますか

 やっぱりインカレ(全日本学生選手権)で優勝した島袋(将、スポ2=三重・四日市工)ですかね。どこまでいけるか楽しみです。

――最後に、この記事を読んでいる方々へメッセージをお願いします

 観客席とコートの距離も近いので、実際に会場に来ていただければスピード感もありますし、フューチャーズとはいえレベルの高い試合の臨場感を味わっていただけると思うので、ぜひ会場に来て、生のテニスを近くで見てほしいなと思います。ぜひ会場に足を運んでください!

――ありがとうございました!

(取材・編集 松澤勇人、吉田優)

◆石井弥起(いしい・やおき)

1977(昭52)年4月29日生まれ。これまでの主な戦績は、全日本選手権シングルス優勝(1998年)、ダブルス優勝(2001年、2006年)。デビスカップ出場(2000年、2001年)、シングルス3勝2敗。今年度より早大庭球部のヘッドコーチに就任。

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