ア式蹴球部

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2017.12.26

【連載】インカレ直前特集『三連覇』最終回 展望

 全日本大学女子選手権。この大会のタイトルは大学サッカーをしている全ての人にとって特別なものだ。この大会を昨年、一昨年と制しているのがア式蹴球部女子(ア女)。しかし優勝への道のりは平坦なものではなかった。そしてことしは創部史上初の『3連覇』がかかっている。果たして快挙を達成し、現体制の有終の美を飾ることができるか。

 今シーズンのア女の強みは「攻撃力」。DF奥川千沙副将(スポ4=静岡・藤枝順心)とDF三浦紗津紀(スポ3=浦和レッズレディースユース)やMF松原有沙主将(スポ4=大阪・大商学園)の正確なロングフィード、さまざまなタイプの違う選手がそろっていることで生まれるバリエーション豊富なサイド攻撃。そしてなによりもチームの攻撃の中核を担うFW河野朱里(スポ3=静岡・藤枝順心)とMF中村みづき副将(スポ4=浦和レッズレディース)のコンビネーション。「以心伝心レベル」とチームメイトたちも絶賛する2人のプレーはまさに圧巻だ。「苦しい時でも絶対に点を取ってくれると信じている」(三浦)。守備陣からも信頼を寄せられている攻撃陣がどこまで実力を遺憾なく発揮することができるか。引いて守りを固める相手に対してどう崩し、いかに早い時間帯に先制点を上げることができるか。ア女の命運は攻撃陣のここぞという時の勝負強さにかかっているといってよいだろう。

昨年度の決勝、劇的な決勝点を決めた中村

 一方の守備陣はGK木付優衣(スポ3=ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)を中心に体を張ってゴールを守り切る。「最後のところで後ろの自分たちが絶対に抑える」(木付)。最終ラインの4選手は1対1に強い選手ばかり。安定感のあるディフェンスに期待だ。それに加え皇后杯などでの経験をへて、今季は前線の選手も守備の意識が高まったとのこと。積極的にプレスをかけ、前からボールを奪いにいくという姿勢は相手にやりにくさを感じさせるに違いない。しかし、流れからの失点はほとんどしていないものの、カウンターやセットプレーからの失点が多いというのが今シーズンのア女の傾向。これにはインカレでも十分注意したいところだ。

 初戦の相手は札幌大。現チームの選手は一度も対戦したことがないどころか、きのうのインカレ初戦の動画で初めてプレーをみるという。このように今年の組み合わせは対戦したことのないチームと当たることが多い。「知らないからこそかなりこわい」(中村)。選手たちは危機感をあらわにしているが、この緊張感がプラスに働くと信じるしかない。そして「自分たちの納得できるプレーがしたい」(DF渡部那月、社3=日ノ本学園)。未知の相手にも臨機応変に対応し、ア女らしいサッカーを展開することこそが勝利へのカギになるだろう。

3連覇達成を目指すア女の戦いが始まる

 このチームで試合ができるのは最高でもたったの4回。選手たちはさまざまな思いを胸に1試合1試合必死に戦う。最後にして最高の舞台で輝くエンジイレブンの姿を目に焼き付けよう。

(記事 篠原希沙、写真 守屋郁宏・栗村智弘)

早大の対戦日程は以下の通り。


全日本大学女子選手権 日程

2回戦 対戦相手:札幌大

12月27日(水) 13:40 K.O.

@兵庫・三木総合防災公園みきぼうパークひょうご第2球技場


準々決勝 対戦相手:未定

12月28日(木) 13:40 K.O.

@兵庫・三木総合防災公園みきぼうパークひょうご第2球技場


準決勝 対戦相手:未定

2018年1月12日(金) 14:00 K.O.

@東京・味の素フィールド西が丘


決勝 対戦相手:未定

2018年1月14日(日) 13:00 K.O.

@東京・味の素フィールド西が丘

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